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SEMPITERNAL CONSECRATION (2004年)
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SEMPITERNAL CONSECRATION
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解説 - SEMPITERNAL CONSECRATION
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2012-03-22 22:48:43)

2004年発表の2nd。

トレモロや刻みを駆使した、メロブラ的なギターワークにシンフォニックなキーボードを絡めつつ、派手に疾走していくメロディック/シンフォニックブラック。コンパクトに纏まりつつもドラマティックな曲展開、メタリックな硬質さを感じさせる、良質な音作りなどからはブラック特有のアングラ感、カルト性は殆ど感じられないものの、聴きやすくてストレートにかっこいいブラックに仕上がってますね。ヴォーカルが凶悪な絶叫ながら、歯切れ良く歌詞を吐き捨てていくタイプなのも、作風とピッタリ合ってる。

シンフォニックなキーボードはあくまで装飾程度で、曲の主導権を握る場面はあまり無いものの、ギターワークはかなりフックに富んだもので、かつブルータルに疾走する場面も多く、キーボード派手目のシンフォニック・ブラックと比べても聴き劣りしない派手さがあるのが良いですね。全編かなりメロディックで、メロデス的な熱いリードフレーズが入る場面もありますが、疾走の苛烈さもあって甘い音にはなっておらず、非常にバランスのいい仕上がり。

正直もう少し「このバンドならでは」という部分が欲しいとも思うんですが、シンフォニック/メロディックブラックの中ではかなり質の高いバンドだと思う。普段ブラックを聴かない人でもすんなり入れそうな音です。もっと聴き手と情景を共有できる描写力を磨いたら大化けしそう。



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