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The Full Intrepid Experience of Light

2010年発表の1st。

GLORIOR BELLIのメンバー二人によるプロジェクトと言う事で、作風的にはGxBxが「Meet~」アルバムで行った、「ブラックメタルとサザンメタル・デザートロックの融合」という路線を、更に推し進めた作風ということも出来そうですが…。もう、これ聴いてるとマジで苦悶の声を上げたくなるんですけど(笑)。それくらい、私にとって好きになれるポイントと、嫌いなポイントが乖離してしまってる作品。

まず、オケに関しては個人的に完璧です。ブルージーなロックンロールと毒性を帯びたブラックのトレモロを両立させたアンサンブルは、VED BUENS ENDEやVIRUSを引き合いに出したくなるような奇怪さに満ちていて、本当に素晴らしいと思う。
なのに、なのにヴォーカルが…。こんなグロいオケなのに、普通のロックみたいな声で歌ってやがる…。しかも微妙にヘナいし。リアルに「その歌い方止めてもらっていいですかね?」と詰め寄りたくなる感じ。ガナりを重ねてるパートはまだ良いですけど…。

いくら変な音楽好きとはいっても、大好きなものと大の苦手のものを一緒にぶち込まれると、流石に辛いですよ…。デス声一本に絞ってもらえれば、余裕で名盤なんですが。まあ、私が偏屈なリスナーで、この手のヴォーカルが嫌いだからこういう評価になりますが、普通にロックもブラックも聴ける人ならもっと評価が高くなるかと。

Usher-to-the-ETHER (2011-05-18 17:52:47)