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PRAISE THE APOCALYPSE
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1. Usher-to-the-ETHER (2012-03-07 00:42:57)

2004年発表の1st。

SELBSTMORDのメンバーが関与してる事からも何となく想像は付きますが、プリミティブ・ブラックの中でもかなり過激かつ上級者向けな音。路線こそトレモロ疾走を多用し、所々でオールドスクールさを醸し出すリフも出てくる、いかにもな感じですが…まるで剃刀で出来た洗車機が車を痛めつけるかのような、ジギジギした音質がかなりキツいです(笑)。ULVERの3rdに近い音ですが、あちらほどカリカチュアライズされた音ではなく純粋に耳に痛い。

ノイジーな中に、不気味ながらメロウなトレモロが入ってくるのもこのジャンルでは王道聴かせかたですが…このバンドは、それに加えてクラシック音楽に通じるような大仰さを醸し出そうとしてるように見受けられる気がするメロディが時々出てくるんですよね。あくまで「見受けられる」「気がする」程度ですが。2曲目では、微妙に(ホントに微妙に)ドヴォルザークの新世界思い出しました。音質のせいで分かりづらいですが、ペイガンっぽい世界観を描写しようとしてるのかもしれませんね。

もう聴いた瞬間に、受け入れられるか否かはっきり決まってしまうような音。個人的には、粗いプロダクション自体は嫌いじゃないんですが、こういう耳に痛い系のノイジー音質はいまひとつ好きになれないので星は1つで。ところで、このアルバムを聴いてると時々目覚まし時計のアラーム音みたいな音が聞こえるんですが、これは一体…一瞬部屋の目覚まし鳴ってるのかと思った(笑)。



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