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ORBIS TERTIUS (2011年)
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ORBIS TERTIUS
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解説 - ORBIS TERTIUS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2012-01-25 19:28:52)

2011年発表の1st。

DISK UNIONでトレモロリフ愛好家にお勧めされていたので、ついレジに持っていってしまった1枚。確かにトレモロリフ含有量の非常に多いブラックメタルなんですが、ドゥーム的な引き摺るようなギターリフ、灼けつくような物悲しさを感じさせるギターメロなどもあり、トレモロ一本槍な作風という訳でもないですね。ゾンビの腐肉が剥がれ落ちるかのごとく、ノイジーな音像の中で鳴り響くトレモロリフの使われ方といい、BURZUMのスタイルに近い発狂絶叫ヴォーカルといい、疾走パートは多いものの鬱ブラックに近いムードを持った作品。

トレモロリフは不気味に蠢くような使われ方が多いんですが、所々高音でキリキリした質感を強調させたり、メロディを浮き上がらせたり、聴かせ方のバリエーションもいくつか備えてますね。特にヤバいのはメロディアスさを前面に出すパートで、もう一歩踏み込んだらベタベタになってしまいそうな、非常に明瞭な哀愁を感じさせるメロディがかなりのインパクト。正直最初の音を聴いたときはこんな劇的なメロディを仕込むような感じには聴こえなかったんですが…このメロディはかなりの殺傷力。大作主義で、抽象的なムードも濃い作品ですが、そこだけ聴くとキャッチーとも言えるかも。

トレモロリフ重視の作風ではありますが、ポストブラックっぽさは希薄で、プリミティブ系や鬱系好きな人にお勧めしたい作品。特にメロディアスなものが好きな人向けだと思います。



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