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SLAUGHTER OF THE STARS
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SLAUGHTER OF THE STARS
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解説 - SLAUGHTER OF THE STARS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2012-01-02 22:09:40)

2006年発表の2nd。

この作品、ブラックメタルであることは100%間違いないんですが…どのサブジャンルに入るかが特定しづらいような、拡散した音楽性を持ってますよね。オールドスクールなリフで攻めることもあれば、キーボードを取り入れシンフォな音像を演出してみせたり、アルペジオを上手く使って幻惑的な空間を作ったり、プリブラっぽく疾走してみせたり…2曲目なんかはクリーンヴォーカルを取り入れ、CODEに通じるような妖しい世界観も。

ただ、拡散し過ぎてブラックから離れない、アルバム全編でしっかりブラックとしての筋を通すような作風で、かつ邪悪さや妖しさ、神秘性、ダーティさなど出したい雰囲気に合わせて的確にメロディや音像を提供できるセンスがあるのが素晴らしいですね。ヴォーカルが少し浮いてる感じですが、悪魔の言葉を預かる司祭の声が上から響くようで雰囲気出てると思う。プリブラよりながら低音域をスカスカにしない、ダーティな音質もカルト性を演出。あとはドラムの音、特にバスドラが少し貧相な音なのを改善してくれれば言うこと無しなんですが…。

アイスランドってあまりブラックのイメージがないですが、メンバーが相当このジャンルに入れ込んでるのが伝わってくるような力の入ったアルバムだと思う。個人的にはNACHTMYSTIUMの「Instinct : Decay」アルバムに通じるような、拡散すれども邪悪さをキープできるセンスの高さを感じる作品です。



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