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FIVE SERPENT'S TEETH (2011年)
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FIVE SERPENT'S TEETH
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解説 - FIVE SERPENT'S TEETH
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2011-12-16 20:05:35)

ツアー中に急逝したマイク・アレクサンダー(B)の後任に、元RISE TO ADDICTIONのジョエル・グレアムを迎えて'11年に発表された3rdアルバム。
スピードやバカっぽさを抑制し、よりシリアスに、よりへヴィに、より複雑に・・・と楽曲の重厚長大化が押し進められた前作『INFECTED NATIONS』のフラットな作風は多くのスラッシャーの不興を買ったが、今回はのっけから鋭角的に切り込んで来るOPナンバー①に「おっ」と身を乗り出し、居ても立ってもいられない切迫感溢れるGリフ、スリリングでダイナミックな曲展開、そして劇的なツインGが炸裂する名曲②が後に続いた瞬間、「よっしゃ!」と本作の出来栄えに確信が持てる筈。
スラッシュ・メタル然としたアッパーな疾走感の大幅回復のみならず、起伏の激しい曲展開、しっかりと練られたGソロと、2本のGが奏でる印象的なハーモニーが活かされた④⑤⑦といった楽曲を聴けば、前作における試行錯誤が無駄じゃなかったことが分かる上、例えばスピーディな⑨に明らかなように、限られた音域内ではあるものの、硬派なメロディを「歌う」ようになったマット・ドレイクのVoワークも特筆に価する。亡きマイクに捧げられた慟哭のバラード⑧は、そうした彼のシンガーとしての熟達振りが明確に刻まれた、ハンカチ必須の男泣きの名曲ですよ。
それにしても、せっかく過去最高の内容に仕上がっているのに日本盤のリリース予定なしとは納得いかんなぁ。



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