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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-11-16 23:01:51)

2003年発表のコンピレーション盤。
97年のデモ「When the Wind Blew for the First Time」と99年のフル「Towards the Frozen Shadows」、01年EP「Woodland Passage」の3つの音源を収録した、約78分の長大なボリュームの音源集。ちなみに音源集のタイトルは書かれていないんですが、調べたら「History」というタイトルだそうです。

路線は神秘的なキーボードがRAWなバンドサウンドを包み込む、VINTERRIKETやLUSTREなどのアトモスフェリックなシンフォニック・ブラックを先取りしてやっている感じで、VINTERRIKETのような寒々しい世界観よりも、むしろ精神世界的な神秘性を感じる音。基本キーがメイン楽器的な音像ですが、どの音源においてもバンドサウンドに打ち込みを用いていないので、特にドラムの音が立体的に聴こえるのが良い感じです。

また、時系列順に曲が並んでいるため、バンドの音楽性の変遷を辿れるのも面白いですよね。ほとんどギターが奥でノイズが鳴ってるだけに聞こえる「When~」と比べると、ある程度音に厚みが出て女性ヴォーカルやペイガン的なメロディを導入し、更に神秘性を増した「Towards~」はかなり成長してる印象。「Woodland Passage」では、同路線を引き継ぎつつより展開や音にメリハリが付き、メタルとしての魅力が上がったと同時に、ミステリアスな部分は僅かに減退してる感じですね。

個人的には「Towards~」がバランスが良く、この手に特有の、ある程度メタリックさを犠牲にしてこそ得られる神秘性みたいなものが最もよく表われていると思うのでお勧め。昔のバンドですが、VINTERRIKETが好きで、COLDWORLDやAURVANDIL、LUSTREなどの類似した音楽性のバンドの音源を買い漁ってる方には大推薦です。



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