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SYMPHONIA DE INFERNALI (1997年)
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SYMPHONIA DE INFERNALI
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解説 - SYMPHONIA DE INFERNALI
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-09-02 00:37:40)

97年発表の1st。

私は2010年に再発されるまで、このプロジェクトの存在を知らなかったので、聴いたときは結構衝撃がありましたね。北欧のブラックメタルに関与するミュージシャンは、ダークアンビエントに傾倒する人が多いですが、Jon Nodtveidtもこういうプロジェクトを持っていたとは知りませんでした。

路線は、BURZUMの獄中作やSATYRICONのSatyrのWONGRAVENなどに近い、メロディアスなシンセ・アンビエントと、4つ打ちのリズムにサウンドトラック的な分かりやすいメロディを乗せた、インダストリアル曲の2つが中心。ラストの曲だけはノイズ系のカオスな音ですが、全体的に割と聴きやすい感じ。ヴォーカルも入っており、特に「Sign of the Dark」では、マイルドに、威厳を持って歌い上げる、Jonのクリーンヴォーカルというレアなものまで聴けてしまいます。

しかし、やはりメロディック・ブラックの1スタイルの雛形を作り上げた、真祖とでもいう人のプロジェクトだけあって、メロディが非常に分かりやすいですよね。シンセアンビエントとしては、持続音や反復に過剰に意味を持たせる(聴き手が意味を積極的に探る/感じとる必要がある)スタイルではなく、あくまでメロディで情景を描いてくれる分、取っ付きやすいのではないかと思う。

正直、リズムの単調さとか音作りのチープさとかで、サイドプロジェクトっぽさ(本業のアンビエント職人っぽくない感じ)はあると思うんですが、個人的には入りやすい作品で好きですね。変にマニアックな方向に行かず、ブラックメタルに通じるダークな世界観を分かりやすく演出してくれる、良い作品だと思います。DISSECTIONのJonの違う一面を見たい方なら買って損はないかと。



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