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THE CULT OF NEGATION (2010年)
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THE CULT OF NEGATION
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解説 - THE CULT OF NEGATION
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-08-31 22:27:01)

2010年発表の4th。

もう、バンド名やアルバムのタイトルからして鬱ブラックであることが明らかですよね(笑)。ノイジーなささくれだったリフや、アルペジオやトレモロリフの美しいながらも物悲しいメロディで鬱々とした情景を演出する、バンド名や作品名で買った人の期待にしっかり応えてくれる路線。特にノイジーさに圧力を感じるリフと、抜けの良いドラムによる刺々した音質は、単にメロウなだけではない、自傷的なムードを醸し出していると思う。

個人的に特筆すべきは、アルペジオの使い方の上手さですね。私はトレモロリフフェチですけど、この作品はそれ以上にアルペジオを使ったメロウさの演出に引き込まれる。特に3曲目が素晴らしい。また、ロック的なリズムの導入+太めのギターによる鬱メロで聴かせるパートや、一部のトレモロリフと共に精神世界を疾走するようなパートは、アンビエント志向に目覚める前、1st~2ndの頃のBURZUMを連想したり。

この作品、トレモロリフやアルペジオも使いすぎることがなく、要所で用いるスタイルだったり、ヴォーカルもある意味滑稽に聞こえかねない裏返り高音絶叫ではなく、粘着質ながなり声だったり、鬱ブラックの様式に染まり過ぎていない分、マニア以外にも聴きやすいと思う。BURZUMやXASTHURが行けて、次はどのバンドに手を出して良いか分からなくなったら、取り合えずチェックしてみてもいいかも。



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