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INTRE DOUA LUMI
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解説 - INTRE DOUA LUMI
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-08-27 06:18:13)

2011年発表の1st。

私はこれ、買ってきて聴いて、そして驚愕しました。
何にって、音の小ささにです。マスタリングに失敗でもしたんでしょうか…。通常の音量で聴くとまるで蚊の鳴くようなしょぼい音圧で、ほんとイラッと来る…。これ聴いた後に音量調節忘れたまま他のCD聴くと、イヤフォンなら耳が潰れ、スピーカーなら近所から苦情が来るレベル。音上げて聴けばいいって問題じゃないです。

ただ、曲の方はほんとに素晴らしい。
まずシンフォブラックとしてのキーの使い方が良いですよね。クワイア系やオルガン系、ストリングス系でアトモスフェリックな空間を演出しながら、ピアノ等により劇的なメロディを捩じ込んでくる、複数の音色を組み合わせて、重厚なドラマ性を生み出している感じで聴いていて取り込まれそうになる。

ギターワークも、時に刻みリフでキーボードを立たせたり、大仰なメロディの下で邪悪なトレモロを弾いてみせたり、情感溢れるメロディのリードを弾いたりで、キーボードに曲の展開を任せすぎず、シンフォブラックとしてはかなり凝ってるほうだと思う。音量を度外視してもドラムのミックスが小さめですが、その分キーとギターの絡みが強調されているのでマイナスではないですね。

しかし、諸要素も素晴らしいんですが、やはり曲そのものが本当に良いと思う。まず荘厳かつ流麗に、中世的な退廃美を演出するストリングスだったり、時にプログレッシブな不条理性を演出してみせるピアノだったり、勇ましく、クサいと言っても過言ではないメロディを吼え猛るブラスだったり、メロディそのものが濃厚。また、キーとギターが時に補完しあい、時に主導権を争いながら展開するアンサンブルも実にスリリング。作曲に関しては既にベテラン勢を食えるレベルだと思う。

…それだけに音質が本当に惜しい。本来ならこんなしょぼい音量のCDに☆3つ付けたくはないんですが、ここまで曲がいいと付けざるを得ないですもん。音量がまともだったら、少なくとも私の中ではABIGAIL WILLIAMSの1st以上の衝撃作になっただけに、本当に惜しすぎる。ああ、悔しいし腹立たしい…!音量が小さい事に頓着しない、もしくは我慢できるシンフォブラック好きなら絶対買った方が良いです。



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