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L'EXTASE DES FOUS (INTROSPECTION LETALE)
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解説 - L'EXTASE DES FOUS (INTROSPECTION LETALE)
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-08-12 19:39:11)

2007年発表の1st。

いわゆるインダストリアルブラックと呼ばれるバンドの中でも、筋金入りの音を出してますね。サンプリングやノイズ要素の導入はもちろん、元々ハーシュな響きの絶叫に更にエフェクトを掛けノイズ化したヴォーカル、メタルのリズムを打ち込み化するだけでなく、EBM的なビートも積極的に導入するリズム、バンドサウンドを介さない、ガチなインダストリアル曲の収録等、THORNSやDHGなどの流れにありながら、よりインダストリアルであることに徹底したような作風。

個人的に凄みを感じたのはリフですね。
ブラック特有のノイジーな平坦リフや、リズムを強調しやすい刻みリフなんかはインダストリアルな音とももともと相性が良いはずですが、このバンドはトレモロリフもメロディに一捻り加え、洗脳的な響きを出す事でインダストリアルな音色に溶け込ませているのが素晴らしい。特にEBM的なビートと合わさる箇所では、人間がベルトコンベアに乗せられて、流れ作業で洗脳されていく工場…みたいな、無情で無機質な絵が浮かびます。

かなり徹底してインダストリアルな世界観を描きながらも、リフはしっかりブラックメタルするという一線を守ってくれている辺りが、個人的にはツボなポイントですね。メロいパートが取り立てて多い訳ではないんですが…インダストリアルな音色に合わせたトレモロリフのメロディ、何気に絶品なのでメロディック派もどうでしょうか。



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