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SPEAR OF SALVATION
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-06-01 01:41:39)

2010年発表デモのCD化。

本編の5曲目までがトラック1に入っていて、トラック2にCDボーナス曲の「Adorned in Garments of Pestilence」が入っているという謎の仕様。そんな余計な部分にこだわらなくていいです(笑)。

路線としては、ギターリフのザー音が空間を支配する、プリミティブ音質の鬱ブラックで、やはり源流にはBURZUMがありそうな感じ。ただ、こっちはBURZUMがスピリチュアルな感覚や、叙事詩的な雰囲気に向けている労力を全部不吉さだとか陰湿さに向けている感じで、よりカルトな感じはしますが。ほぼノイズと化してる絶叫もBURZUMを思わせますね。

叙情性ではなく、ひたすらに焦燥感だけが加速していくような疾走パートもなかなかですが、個人的にはスローパートが素晴らしいと思います。トレモロリフなのに、「ズルズル」という擬音で表現したくなるような引きずり感があって、聴いてると大量の霊魂が生まれ変わりの光を目指して虫ケラのように這い進んでいるような、陰惨で本能的に忌避したくなるような絵が浮かびます。こういう宗教的なイメージは、途中で挿入されるクワイアのせいもあるかもしれませんね。

曲の終わりなどにアンビエントパートも挿入されますが、これもざらついた洞窟めいた雰囲気のもので、プリブラ曲でのムードをしっかり引き継いだものになっているように思います。ボーナス合わせても26分で、多少物足りなさは残るかもしれませんが、精神にクる鬱系が好きな方なら手を出して損はないかと思います。



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