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1. Usher-to-the-ETHER (2011-05-25 23:21:00)

成田忍氏をプロデューサーに迎え、エイベックスより放つ新作はエクストリーム・ポップな仕上がり…みたいなコメントで、興味を持って買ってみたんですけど…微妙ですね、正直。「Borisはメジャーに魂売ってポップになっちまった!最悪だ!」って言われる方がまだマシなのかもしれませんけど、敢えて「微妙」と言いたいです。

個人的に嫌だったのは、これが「想像を裏切らない音楽」だった事なんですよね。
一番ポップと言われる「フレア」でさえ、一流のポストロックバンドや、実験音楽ユニットがポップ方向に本気出したらこれくらいの曲は作れるだろう…という想像の範疇に収まってしまってる感じ。とてもじゃないけど、「メジャーの圧力でポップにさせられた」という物語を想像できるほどの、ポップ性は感じられないです。

例えば、今回多用されているWataさんの歌にしても、正直言って歌唱力はカラオケを趣味にしてる一般人以下にしか思えないんですけど、これは彼らが「俺達は歌謡曲ユニットでなく、音楽で勝負するバンドだ」っていう壁を作ってるからに思えてならないんですよね…。歌をポップ音楽の文脈で使うなら、そんな壁はぶち壊して、ボイトレでも何でも行って「良い歌」を聴かせて欲しかった。どうもこの辺り、「ポストロック」「実験音楽」というジャンルをエクスキューズにしているように感じられてしまいます。「ポップスの歌じゃないからいい」「これも表現のうち」みたいな。

個人的に名盤だった「Flood」を作り、SUNN O)))を始め様々なバンドとコラボをしてきた、素晴らしいミュージシャン集団であることは間違いのないBorisだからこそ、ヴォーカロイドや同人音楽、V系といったジャーナリズムに黙殺されがちな音楽にも興味を向けられる、音楽的視野の広いBorisだからこそ、彼らが本気でポップスに取り組んだら、織田哲郎やつんくが土下座して逃げ出すほどポップなものを作ってくると思ったんですが。期待し過ぎてたみたいです。

実験性と同居させるなら、これくらいのポップ性が程よいのかもしれませんが、私的には「彼らの才能なら、実験性をキープしたまま、まだまだポップに出来るのでは?」と思ってしまいます。まあ、今作は自称音楽通にありがちな、「ポップ性アレルギー」な人でも聴けるポップアルバムにはなってると思いますが。もし次にポップに真正面から取り組むなら、もうポップすぎて聴いた瞬間大爆笑するようなもの、それでいて「らしさ」があるものを聴きたいですね。

総括:エクスペリメンタルなロックバンドが表現出来得る範囲のポップ性に留まった「エクストリーム・ポップ・アルバム」って感じに聴こえる。ポップ性において、ポピュラー音楽に携わるミュージシャンでさえ踏み入った事のない領域に、彼らの実験性を持って踏み込んで欲しかった。辛口で面倒くさいリスナーですみません。



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