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解説 - SRONTGORRTH
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-05-14 07:40:18)

1999年発表の2nd。
5曲70分という大作主義のアルバム。

よく「NAGLFARと間違えてマイナーなバンド買ってしまった…」と、笑い話としてネタにされる事の多いバンドですが…もし間違えて買っても全然損はありませんよ。NAGLFARがメロディック・ブラックの代表格足りえるのと同じくらい、「アトモスフェリック・ブラックとして」完成度の高い一枚。ただ、NAGLFARと異なり、正統派メタルの価値観には根ざしてない音作りのため、多少敷居は高いかもしれません。

少々強めなギターノイズ、時にメロウに曲を彩るベースライン、うっすら被さるようなキーボードが一体となり、靄のようにバンドサウンドを包み込み、その中から聳え立つ古城を思わせるような、気高いメロディが漏れ聞こえてくるような、アトモスフェリック・ブラックの中でも情景描写に富んだ音だと思う。この作風だと、長尺な曲でもうっとりと聞き入ってしまいますね。

ただ、途中でインダストリアル要素を挟んでくるのが結構気になりますね…4曲目なんか全編インダストリアルだし。そういったパートにおいても、メロディを前面に押し出してくれるため、聴きやすいといえば聴きやすいですが…風景画のような情景の中に、こういうパートが挿入されると良くも悪くも驚きます。

NAGLFARが正統派メタル的に直接アピール出来る音楽だとすると、こっちはサウンドトラック的に聴き手の想像力を刺激するバンドだと思う。非ブラッカーのメタラーには多少敷居が高いのかもしれませんが、プログレやノイズみたいな聴き手のイマジネーションに依存するタイプの音楽も愛好する方には、むしろNAGLFARより入りやすいのかもしれません。



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