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HATE PROCESSION
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-04-26 01:32:14)

2009年発表の2nd。
ENSLAVEDのDirge Rep氏が歌詞でゲスト参加。

路線としては、無機的なマシンビートにブラックの摺り込むようなリフが乗る、インダストリアル要素の強いブラックですが、インダストリアルブラックの王道からは少し外れた感じの音ですね。冷徹なリズムに乗って、ノイジーなリフが垂れ流すように弾かれる様は、どこか黙示録的・終末的で、厳かなムードが漂っていると思います。

また、キーボードやピアノによる、鬱屈したメロディを入れたり、SEを効果的に挿入するなど、シアトリカルな面も持ち合わせていて、それが更に世界観をダークなものに。感性的に鬱ブラックと共通した部分もあり、特に3曲目の後半のアトモスフェリックなメロディは、BURZUMに肉薄する凄みが…というより、「もろBURZUMじゃん!」という感じに聴こえたり。

インダストリアル・ブラックを追っている方だけでなく、鬱ブラック好きにも勧めたい作品。聴いていると、機械的な世界観というよりは、終末的なヴィジョンが見えそうな音なんですよね。



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