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ODE TO OBSCURANTISM
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解説 - ODE TO OBSCURANTISM
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2010-11-11 21:54:09)

2010年発表の2nd。

前作では、エクストリームメタルとしてしっかりした演奏と、鬱系ブラックにも通じる病的なリフを組み合わせ、独自の世界観を繰り広げていましたが…今作もその路線を踏襲しているようですね。ただし、よりミニマル感・閉塞感が強くなり、更に病巣の奥へ進んだ感じがあります。一応分かりやすいメロのリフもあったりしますが…病気要素が濃くなった結果、分かりやすく聞こえる…みたいな感じだし。

メロの病気っぽさから、フレンチブラックっぽさも感じられますが…フレンチ系のバンドは病気な中に「美学」的なものが感じられるのに対し、このバンドの描く世界観はどこまでいっても薄暗くて病気で…という感じ。血腥いというよりも、酸化してドス黒くなった血の饐えた匂いが充満しているような、薄気味悪いムードが漂ってます。

何気に、そのムードに合ったヴォーカルのパフォーマンスも素晴らしい。「Chimera」期のManiac(元MAYHEM)のダウナーさと、Legion(元MARDUK)のエグさを掛け合わせたような、病気じみたがなり声で、時々喘鳴のような音が声に混じってくるのが凄く怖い。このヴォーカルによって、瘴気の濃さが底上げされているのは確実でしょう。

鬱系が好きで、普通のエクストリームメタルも行ける方なら必聴。特にKATHAARIAなどEnd All Life系列、DSOなどNED系列好きな方にお勧め。



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