難解だし、ガチャガチャうるさい。おまけに録音状態もよろしくない。 しかし、名作である。 詠唱Soonで知られるThe Gates Of Delirium、Howeの超絶技巧なギターが目立つSound Chaser、いかにもYESらしいTo Be Over。名曲満載。 CLOSE TO THE EDGEと比較しても、遜色ない作品であると思う。
J.Cainいわく、コンサート会場をあとにするファンへのメッセージ・ソングとのこと。それはともかく、確かにLost in twilights in memory...と始まる歌詞には、訴えるものがありますね。 レクイエムRAISED ON RADIOのラスト・ナンバーにふさわしい佳曲だと思います。感動のフィナーレ。そして、また会う日まで。JOURNEYらしいメッセージ・ソングですね。感動!!
本作の顔は、ジャケットも主張するThe Hellion、Electric Eyesですね。 たった30秒の曲の中で強烈なインパクトを残しているんですから。 この緊張感は、Riding On The Windまで一連の持続性を醸し出していると思います。 これらの曲以外にも、佳曲がありますが、 目立たないのは不運!最初の30秒が全ての鍵です。
FOREIGNER初期3部作の中でも、特に傑作と評される作品。 路線は、前作を継承しています。 本作では、Double Vision、Hot BloodedのようなソリッドHRが双璧をなしますが、 Blue Monring, Blue dayの甘美なメロディアスな曲や、 Troumonteのプログレシッブな曲は、この頃ならではの良さが感じられます。
FOREIGNERのファースト。 シンプルで、耳に残りやすい甘美なメロディ。。。 既にファーストでその魅力が築きあげられていた。 Cold As Iceの哀愁メロディアス路線。 3作目まで継承されたStarrider、I Need Youに聴かれるプログレ感覚。 Long, Long Way From Home、Feel Like The First Timeといった メロディアスHRなどなど。聴き所多きアルバムです。 多くのフォロアーを作ったのも納得。名作ですね。
Queen、Cars、Journeyなどで硬質、かつ重圧な音創りをしてきた Roy Thomas Baykerがプロデユースを担当した3作目。 1曲目のDirty White Boyからして、硬質なHRロックが披露され嬉しい限りです。 プロデューサーの味がもろ出てますねぇ。 Women、Lev On The Red Lineも然り。 Love In The Telephone、Blinded By Scienceなどの 哀愁漂うメロディアス路線も健在。 FOREIGENERの中でも愛聴盤でした。
Tooth And Neilのオープニングは、ヘヴィでカッコイイですね。 Love In Vein、That Was Yesterdayなどのメロディアスな曲もいいけど、 HR路線も充実してます。哀愁漂う曲の中に、Raaction to Action、 She's Toughなんかがあると、聴き手も満足です。 FOREIGNERは、偉大なバンドだった。。。
TOTOの中では、IVと同等に扱われるべき作品かなと思います。 何がどうかと言うと、ごっちゃ混ぜな方向性をもつ音楽についてです。 訂正!!→多彩なロック・アルバムと評すべき作品ですね。 HOME OF THE BRAVEは、TOTOの中でも最も演出された 感動的フィナーレではないでしょうか。 AFRICAっぽいMUSHANGAも、このアルバムならではの味わいだと思います。 とにかく佳曲揃いであることに間違いないですね。
このメンバーでのMagunum Opusを最後まで聴きたい。そんな欲求不満に陥ります。 S.Morseのguiterが、かなり活躍しているだけになおさら、の感がありますね。 それほどまでに2人のSteve在籍時のKANSASが優れたバンドであったことを証明してくれるライヴ・アルバムです。当り前だがKANSASは、ライヴ・バンドなのである。納得! All I Wanted、One Big Sky、House On Fire、The Preacherといった曲がライヴ・ヴァージョンで聴けるのも嬉しい限りです。特に、House On Fireは必聴アイテムです。 駄作と評価されているIN THE SPIRIT OF THINGSで見切りを付けるのがいかにバカらしいかがわかります。実は、あのアルバムも佳曲揃いなのです。 本作は、いろんな意味での再認識をさせてくれるアルバムですね。
哀愁漂う主題のフェイド・イントロから暗いです。何かただことじゃないですね。でもこの曲の奮因気は、凄く好きです。ひどいもので1日20回くらい聴いていたことがあります。 この曲、提示部のWettonの声と曲想があまりにはまり過ぎてます。この4分間だけで、参りました。しかしながら、その後の展開部以降も見逃せません。 展開部は、2つのパートがあり、対位法的なFrippの鬼気迫るguiterのリフ、brufordのpurcussionの部分とMel Collinsのsaxが混じる急速な部分に分けられていますが、怖い位緊張感が漂ってます。そして短くも効果的なコーダとなる再現部では、泣きたくなるくらいにsax、melotronが響き渡ります。空虚な悲鳴ですね。 こんな圧倒的な構成力を誇った曲は、あまり聴いたことがありません。本当にうちのめされました。 個人的には、''暗黒変奏曲(Variation on theme of starless)''と勝ってに呼ばせてもらい重宝させてもらってます。
violineありきKANSAS、S.Walshのvo.、Jef Glixmanのプロデュース、1曲のみだがLivgren作の曲も収録。一目瞭然!役者が揃ったアルバムである。 I Can Fly、Freaks Of Natureは、まさに疾風怒涛。数々の古典をもつKANSASの名曲群に匹敵する内容であると思う。その他の曲にしても、いかにもKANSASらしい緊張と弛緩、激情と叙情いった二元性を同居させており、往年のKANSASの頃をいやが上でもオーバーラップさせてくれる。そして、KANSAS自身その意図をはっきりと主張していると感じさせてくれます。
シンプルだけど、メロディアス、さりげなく流れる感じが好きです。そして何となく優雅な感じもします。 また、violineの間奏は盛り上げてくれます。ツボをおさえてますね。 この頃のKANSASは、この曲の作者であるK.Livgrenに、S.Walshという2人の優れたコンポーザーがいたゆえに成功したのだと思う。 この曲のようにシンプルであろうと、重厚な曲であろうと、耳に残る曲が多いです。I Close My Eyes...つい口ずさんでしまいます。 いまや70年代ロックの古典に挙げてもおかしくないと思います。 名曲です。
Wetton脱退でショックを受けた全世界(特に日本?)のASIAファンが期待と不安で入り交じりながら、聴いた最初で最後のASIAのアルバムである。 私は、しかしこのアルバムが好きである。 WettonのようなハッとさせるようなメロディをもつHRではないが、PayneとDownesの創り出した曲も捨て難い。 メンバーが固定されてなかったせいか、アルバムの内容は散漫勝ちである。それもマイナス評価なのかもしれないが、しょうがないように思える。 ただ、駄曲の入り交じる中で佳曲の存在も否定できないのである。 Who Will Stop The Rain?、Someday、Little Rich Boy、Lay Down Your Arms、A Far Cryなどなど自分なりに優れた曲と感じた曲もあるのだから。 この新生ASIAの良さは、続くARIAで証明されると思う。 それともファンは、ASIAのゴタゴタに愛想つかしたのかもしれないのかな?
84年発表。 DRASTIC MEASURES発表後、自然消滅してしまったKANSAS。 出るべくして出たBEST盤と言える。しかし、選曲には不満が残る。 何しろ、TWO FOR THE SHOW、MONOLITHから1曲も選ばれてないのだから。 発表当時、全10曲だったのが、再発で新たに3曲加えられた時も 上記のアルバムからの選曲は黙殺された。 されども選曲されている曲は、決してKANSASらしからぬ曲群と言うのではなく、 あます所KANSASの魅力を伝える曲が選ばれている。確かにBESTアルバムなのである。 TWO FOR THE SHOWが2枚組であったように、本作も2枚組にすれば良かったと思う。 しかしながら、需要を考えると無理だったのかな。 この当時のKANSASに対する音楽シーンの期待の無さがもろに表われたBEST盤と言える。
76年発表。通算3作目。 本作は、前作のプログレ路線を継承しつつも、 ヘヴィなguitarリフが目立つHR色の強い内容である。 また、曲もAll The World、Pinaclesを除いて、コンパクトにまとめらている。 しかしながら、曲自体はKANSAS特有のトリッキーな展開が満載されている。 例えば、Icarus-Borne On Wings Of Steel、Child Of Inosences、 Mysteries And Mayhemがその代表で、この時期のKANSASの重要なレパートリーである。 本作で打ち出された方向性は、次作LEFTOVERTUREで更にソフィスティケイトされていく。
ASIA全盛期の1st~3rdを中心にしたBEST盤。 何よりもシングルB面曲のDaylight、Ride Easy、Lying To Yourself収録。 しかも音質が非常にイイ!! Sole Survivor、Here Comes The Feelingの短縮ヴァージョンもあり、 優れたベスト盤である。
現時点でのラスト・アルバム(ベスト盤を除く)。当初は、FOUR REALというタイトルを予定していたらしい。前作THIRD STAGEから8年が経過している。。。寡作家だ!! 内容は以前のままで、相変わらずBOSTONらしいHRナンバーが満載している。ただ、マンネリズムを感じるのは、否定できない。しかしながら、優れた音のダイナニズム、曲の構成を持っており、やはり優れたアルバムであることに異論がない。またBrad Delpから新たにヴォーカリストを迎えているが、特に大きな変化は見受けられない。 前作と比較して全体的にバラードが少なくなっている。新境地として組曲風のWalk On Medleyが収録されており、マンネリズムに陥っている部分を補っている。この曲以外に 本作では、A Man I'll Never Beを受け継ぐバラードのLivin' For You、BOSTONらしいダイナミックな音創りになっているI Need Your Love、Surrender To Me、ロッカ・アンセムのWe Can Make Itといった佳曲がハイライト・ナンバーとして挙げられる。
有名なデヴュー・アルバム。邦題は、「幻想飛行」。ナイス・ネーミングである! 1曲目のMore Than A Feelingは、まさに幻想飛行。トリップします(冗談)。 さて、本作はアコギとエレギがうまい具合に混合していることが特徴である。そして、メロディアスなHRアルバムである。Rock And Roll Band、Smokin'といった秀逸なHRナンバー、アコギ、エレギの混合を代表するMore Than A Feeling、Peice Of Minds、Somtheing About Youナンバーと、佳曲揃いなのである。 また、Foreplay/Long Timeでは、プログレの影響も受けていることがうかがえる。 曲構成、音のバランスが優れており、飽きない内容に仕上がっていると思う。
ジャケットが好きです。 ベース・ギター型のBOSTON号がパイプ・オルガン型の宇宙船とランデヴーしているシーン。収録曲のThe Launchをヒントに創ったのかな?アルバムの内容は、ジャケットの奮因気そのままの内容であると思う。 それはさておき、本作には優れたバラードが多い。 前作のA Man I'II Never Beのようなみずみずしいバラード(Amanda、My Destination、To Be A Man、Hollyann)は、本作の要になっている。 これらの曲に挟まれてBOSTON調HRナンバー(We're Ready、Cool The Engines、I Think Like It、Can't Cha Say)が絶妙なバランスで配されている。 過去2作と比較しても遜色ないできに仕上がっている本作は、やはり80年代を代表する作品のひとつであると思う。
音を綴る。In The Wake Of Poseidonまで。されど。。。 3つのピース(Piece)、ねこの餌(Cat Food)、新たな解釈(The Devil's Triangle)がある。音の綴りにあらず。。。 前作との比較はするべきで、するべきでない。 素直に音から聴くとどうであろうか?優れた作品と思えるかな。 ちなみにIn The Wake Of Poseidonは、佳曲である。
88年作。再生KANSASの第2弾。 本作は、ミディアム・テンポ~バラード系の曲を主体とした内容である。 落ち着いて聴かなけばならない。 KANSASらしさ度は、非常に低い!前作Powerとも別物の感がある。 パッと聴き、印象の薄い内容である。しかし時間を費やして何回も聴けば、 ちょっとした良さを感じることができるかもしれない。 本作には、優れたバラードが多く含まれている。 One Man, One Heart、Once In A Lifetime、I Counted Of Love、Rainmakerがそれである。この魅力を感じるのは、案外難しいと思う。 KANSASというバンドのアルバム、HRアルバムと考えることなかれ、 という姿勢で聴く必要がある。
86年再生KANSASの第1弾。全米36位。 84年に自然消滅したKANSASがS.Walsh,P.Ehert,R.WIlliamsを中心に、 Steve Morse,Billy Greerを加えて、新たに始動した復活作. さて、内容だがviolineのないKANSASの第2弾アルバムとなる。。。が!! S.Morseのguitarを全面に出し、エネギッシュに、パワーみなぎるHRをしている。 KANSASというより全くの別物バンドなのである。しかし、それが本作の魅力である。 本作にかつてのKANSASの幻影を見い出すべきではなく、 新たな局面を暖かく迎えて聴くべきである。 そうすることによって、本作が優れたHRアルバムであることが認識できると思う。 Shilletes In Disgises, Power, Misicutto, Three Pretenders, Tomb 19は、 本作の魅力を余すことなく伝えている。まさにパワーなのである!! All I Wantedは、透明感のあるバラードでシングル・ヒットした佳曲。