'82に発表されたRECORDSの発展したベスト。 選曲は、主に1st~6thのシングル曲が中心となっており、買って損のない内容。 シングルで選曲もれしたのは、1stのLong,Long Way From Home、4thのNight Life、 Break It Up、6thのHeart Turns To Stone。シングル以外では、Starriderが収録 されている。彼らの歴史をコンパクトに辿るには、格好のアルバムといえよう。
John Wettonの魅力は、ハスキーvo.と楽曲の良さかと、私は思う。 彼がHRに足を踏み入れたのは、'70、'80までであるが、'90以降のハード・ポップに君臨している姿もまたいい魅力を放っている。 誰もが認める彼に求めるステイタスには、'70ではKING CRIMSON、U.K.、'80ではASIA、'90以降はsoloがあげられる。しかしながら、プログレから産業ロックを経て、ハードポップに至る過程には、もっと複雑な経歴を彼はもっている。有名どころでは、URIAH HEEP、WISHBONE ASH、FAMILY、ROXY MUSICなどがあげられる。このような幅広い活動の中で、私が彼のHR的な貢献が高い作品としてお勧めしたいのは、KING CRIMSON、WISHBONE ASH、ASIAである。また,ハードポップという観点では、soloの諸作品、ASIAやU.K.の数曲にその魅力が内包されている。ジャンルに関係なく聴いてほしいひとりと思う。 最後にWetton作の私的代表作。 Starless、Fallen Angel(以上KING CRIMSON)、In The Dead Of The Night、Randevouz 6:02、Nothing To Lose(以上U.K.)、That's That(Wishbone Ash)、Caught In The Crossfire全曲、ASIAほぼ全曲、Suzanne(Wetton/Manzanera)、Battle Lines、Hold Me Now、Space And Time(以上Voice Mail)、The Last Thing On My Mind、Emma、Afterall(以上Arkangel)、Heart Of Darkness、No Ordinary Miracle、Where Do We Go From Me、Second Best、I've Come To Take You Home、Who Will Light A Candle?(以上Rock Of Faith)などなど
先日、発売となったWetton、今世紀初の作品。全11曲に、ボーナス2曲の構成。 作風は、近年のsolo作品に類似している。またバラードの比率が高いのも特徴。 癒し系の曲が散聴されるのも特徴か。11の賛美歌風アカペラは、その代表。 私は、1、2、4、5、7、10、11がいいと思う。HR系はほとんど距離が遠い感じがする。 HRとしての魅力はないがWettonの曲はやはりいいと認識させる作品といえる。 5はKC時代のStarlessの歌部分にやや似、3はMoody BluesのA Night In Satinにかなり似ている気がする。
1stに引き続き、淡い音感が魅力的な良作。私は、本作と4thが好きなので、 本作の思い入れもやや強いです。Stormwind、Screem Of Anger、Open Your Heart、 Aphasia、Wing Of Tomorrow、Dreamerが私は、いいと思う。 1st同様、本作もメロディアスHR系好きな方には、お勧めアルバムです。
DPのネームバリューになると、 先入観をもつな!というのは、大抵の場合、無理でしょうが、 このアルバムは、なかなかの秀作だと思います。 ノリノリな部分が目立ちます。快活な気分にさせてくれるHRですね。 You Keep On Lovingはいいバラードと思います。 Soldier Of Fortuneが気にいった方ならば、この曲も受け入れられるはず。