ASIAには、これまでGeffin時代のバンドの編集盤(邦盤) で満足のいくものが存在しなかった。洋盤には、優れたベスト盤 The Very Best of Asiaがあるのだが。。。 と思っていたらとんでもないアルバムが先日、発売された(02' 8/21)。 Geffin時代に発表した曲、全てを網羅したベストである。それが本作である。 本作。ベスト盤というよりは、ひと昔前にはやったBOXセット的な内容である。 しかも格安!!アルバム4枚分を2枚に凝縮し,音質も素晴らしくクリア。 お買得商品とは、本作のようなことを言うのだろう。 凝縮した分、味も素っ気もない気がするが、それを差引しても素晴らしいと思う。 まぁ、このベスト自体は、いまさらながらもようやく登場した準BOXセット という感があるが、今後からASIAを薦める時には全てが詰まっているので 胸を這って本作を薦めることが可能となったのは確かである。 まさにGeffin時代の集大成である。
Wetton脱退でショックを受けた全世界(特に日本?)のASIAファンが期待と不安で入り交じりながら、聴いた最初で最後のASIAのアルバムである。 私は、しかしこのアルバムが好きである。 WettonのようなハッとさせるようなメロディをもつHRではないが、PayneとDownesの創り出した曲も捨て難い。 メンバーが固定されてなかったせいか、アルバムの内容は散漫勝ちである。それもマイナス評価なのかもしれないが、しょうがないように思える。 ただ、駄曲の入り交じる中で佳曲の存在も否定できないのである。 Who Will Stop The Rain?、Someday、Little Rich Boy、Lay Down Your Arms、A Far Cryなどなど自分なりに優れた曲と感じた曲もあるのだから。 この新生ASIAの良さは、続くARIAで証明されると思う。 それともファンは、ASIAのゴタゴタに愛想つかしたのかもしれないのかな?
私がASIAを聴いた中では、最後のアルバム。 1曲目と最後の曲がリンクしているのでAQUAを思い起こさせる。 音的には、さらに洗練されたメロディアス・ロックしている。 ちょっと大人しい感じがするが、さりげないかっこよさがある。 Downes、Payne主体のASIAでは、本作が最も好きである。 私はArena、Two Sides Of The Moon、Falling、U Bring Me Down、 Tell Me Whyが特に好きです。
産業ロック愛好家である私の10傑に入るアルバム!!こんなアルバムは、ASIAしか創れない。これぞ、80年代産業ロック史上、最高のめい名作と思う。1曲目のGoからして、タダごとじゃない。Countdown to Zero、After the Warは、極みだ。とにかくシンプル、カッコイイ、ドラマティック、メロディアスといった装飾語が文句なしに並べられるのだから。この幼稚さ、稚拙さについていける方は、産業ロック愛好家の名に恥じないと思う。
ASIA全盛期の1st~3rdを中心にしたBEST盤。 何よりもシングルB面曲のDaylight、Ride Easy、Lying To Yourself収録。 しかも音質が非常にイイ!! Sole Survivor、Here Comes The Feelingの短縮ヴァージョンもあり、 優れたベスト盤である。
このアルバム、メロディアスHR好きな方は、聴いて損しないアルバムと思います。 バンド名はあまり好きでないが、人脈的にみて内容が既に保証されているように、 ストレートなロック・ナンバー、極上のバラードありと 豊富で、高質な楽曲の揃った名盤ではないでしょうか。 私は、Best of What I Got、Posession、Forget Me Not、When I See You Smile、 Price Of Loveが特にいいと思う。 産業ロック必聴盤。
最初、聴いた時、ピンとこなかったけど、聴けば聴くほど味のあるアルバム。 なんとなく翳りのある感じというのが、このアルバムの第一印象である。 超キャッチーな曲が少ないのも災いして、受けが良くない。私も最初そう思った。 ここで見切りをつけたら、ここまでのアルバムという低い評価を下すだろう。 しかし、聴く度に捨てておけない曲というのは、どの作品にもある。 本作の場合、私はPrice Of Love、Only Lonely、Secret Dreamがそれです。 その他には、このアルバム特有の奮因気を示す曲としてSilent Nightや オープニングにふさわしいIn And Out Of Loveは、いい曲だと思う。 初心者にはお薦めできないが、成功前の彼等を知る上ではお薦めできる作品といえよう。
前作の余韻を覚めやらぬ人気の中にリリースされたBon Joviの改作。 絶頂期だけに曲数も多かったのには、当時驚かされた。たしか2枚組という噂も流れた。 こういう情勢だったからか、湧き溢れるメロディで莫大な曲群が生まれたのだろう。 当然、本作はアルバム収録曲の全般が秀作という結果をもたらした 良質なメロディアス・ハード・アルバムといえる。当時はよく聴き込んだ。 多くの方々が推薦しているように私もBorn To Be My Baby、Blood On Blood、 Wild Is The Windが特に好きです。
Bon Joviを世に知らしめた超名作。 随所に好メロディをもつ佳曲がズラリと並ぶ超良質なアルバムである。 最初聴いた時は、オープニングのPink Flamingosで昇天し、 Let It Rockでロックを堪能するという構成に早々とKOしてしまいました。 You Give Love A Bad Name、Livin' On A Prayer、Wanted Dead Or Alive、 I'd Die For You、Never Say Goodbyeが私は、特に好きです。 特にI'd Die For Youは、もう少し認知して欲しいと切望しています。
有名なデヴュー・アルバム。邦題は、「幻想飛行」。ナイス・ネーミングである! 1曲目のMore Than A Feelingは、まさに幻想飛行。トリップします(冗談)。 さて、本作はアコギとエレギがうまい具合に混合していることが特徴である。そして、メロディアスなHRアルバムである。Rock And Roll Band、Smokin'といった秀逸なHRナンバー、アコギ、エレギの混合を代表するMore Than A Feeling、Peice Of Minds、Somtheing About Youナンバーと、佳曲揃いなのである。 また、Foreplay/Long Timeでは、プログレの影響も受けていることがうかがえる。 曲構成、音のバランスが優れており、飽きない内容に仕上がっていると思う。
ジャケットが好きです。 ベース・ギター型のBOSTON号がパイプ・オルガン型の宇宙船とランデヴーしているシーン。収録曲のThe Launchをヒントに創ったのかな?アルバムの内容は、ジャケットの奮因気そのままの内容であると思う。 それはさておき、本作には優れたバラードが多い。 前作のA Man I'II Never Beのようなみずみずしいバラード(Amanda、My Destination、To Be A Man、Hollyann)は、本作の要になっている。 これらの曲に挟まれてBOSTON調HRナンバー(We're Ready、Cool The Engines、I Think Like It、Can't Cha Say)が絶妙なバランスで配されている。 過去2作と比較しても遜色ないできに仕上がっている本作は、やはり80年代を代表する作品のひとつであると思う。