M.フィッシャーが参加したラスト・アルバム。 前2作同様、良作と思いますが、最近はほとんど聴かなくなったなぁ。 シー・シャンティを題材にした作品らしいですが、 それほど泥臭くなく洗練されたポップといった印象。 上の方があげた曲は、いずれも佳曲。他には、 All And This Moreなんかも、個人的にお気に入り。 1曲目は彼らの中でも代表曲のひとつ。 日本のテクノ界で一時活躍したH氏もジャケをパクッてますな。
HI INFINITYと並ぶREOの代表作である。 とかくHI INFINITYがREOの中で強調されるがちだが、80年代のREOはGOOD TROUBLEの時期が最も充実していたと思う。その奮因気が本作には、よく伝わってくる。本作は、以外にもバラード系の曲が少なく、ミディアム・テンポ~アップ・テンポのメロディアス・ロックンロール系の曲が多い。また、Kevin Cronin、Gary Richirth、Bruce Hallの嗜好の違いが明確なコントラストを生みだしており、アルバムのバランスが取れていると思う。旧A、B面の3曲目に収められているBruceの2曲(Girl With The Golden Guns、Be-Bop Hop)は、Back On The Road Againと並ぶ佳曲である。Keep The Fire Burnin'、Sweet Time、The Keyは、いかにもKevinらしいメロディアスな曲に仕上がっている。Garyは、Take On The Runの流れを汲むI'll Follow You、アコギ・ナンバーのBack In The Road Again、ギター・リフの印象的なStainless Nightといった佳曲を収めている。とにかく非常にメロディアスなので、爽やかで清々しくなってくる。名作である。 尚、アルバムは全米7位最高位。シングルは、Keep The Fire Burnin'が7位、Sweet Timeが26位を記録している。
87年作。全米28位最高位。邦題:「人生はロックンロール」。 80年代のREOは、メロディアスなロックンロールを標望して成功を収めたが、本作では若干のサウンド・テイストの変更がみられる。基本路線はメロディアスなロックンロールであるが、ハイテク・サウンド(例えば、In My Dream、Vareity Tonight、Scream and Whisper)、ホーンの大胆な導入(例えば、New Way To Love、Tried of Gettin' Nowhere)が見受けられる。バラード系の音を極力おさえているのも特徴である。そんな意味で本作は問題作であり、80年代の中で異質な作品として捉えられる。皮肉にも、基本路線に忠実に創られているThat Ain't Love、One Too Many Gorlfreinds、数少ないバラードのひとつIn My Dreamsがクラシック・ナンバーとされることが如実にその印象を与える。 と言っても本作は、80年代のREOらしく、楽曲の豊富さがあるので楽しく聴ける。 愛聴盤のひとつである。決してBestと思えないけど、名作である。