現時点でのラスト・アルバム(ベスト盤を除く)。当初は、FOUR REALというタイトルを予定していたらしい。前作THIRD STAGEから8年が経過している。。。寡作家だ!! 内容は以前のままで、相変わらずBOSTONらしいHRナンバーが満載している。ただ、マンネリズムを感じるのは、否定できない。しかしながら、優れた音のダイナニズム、曲の構成を持っており、やはり優れたアルバムであることに異論がない。またBrad Delpから新たにヴォーカリストを迎えているが、特に大きな変化は見受けられない。 前作と比較して全体的にバラードが少なくなっている。新境地として組曲風のWalk On Medleyが収録されており、マンネリズムに陥っている部分を補っている。この曲以外に 本作では、A Man I'll Never Beを受け継ぐバラードのLivin' For You、BOSTONらしいダイナミックな音創りになっているI Need Your Love、Surrender To Me、ロッカ・アンセムのWe Can Make Itといった佳曲がハイライト・ナンバーとして挙げられる。
バンド名の変更を余儀なくされた後に発表された2枚目。 '70年作。オリジナル・タイトルはローマ数字で表記される伝統が このアルバムからスタートする。よって、本作は「CHICAGO ?」となる。 内容は、前作を踏襲した音創りとなっている。 Make Me Smileが9位、25 Or 6 to 4が4位と大ヒットした。 また、本作から組曲形式の曲が登場する。 本作では、Ballet For A Girl In Buchannon、It Better End Sonnの2曲で披露される。 最高位4位。 なお、本作の成功によりデビュー・アルバムの曲もシングル・カットされて大ヒットに至る。
DPのネームバリューになると、 先入観をもつな!というのは、大抵の場合、無理でしょうが、 このアルバムは、なかなかの秀作だと思います。 ノリノリな部分が目立ちます。快活な気分にさせてくれるHRですね。 You Keep On Lovingはいいバラードと思います。 Soldier Of Fortuneが気にいった方ならば、この曲も受け入れられるはず。
Steve Clark没後、初の作品。ギターはツインという噂もあったが、 Phil Collinが全面を請け負った。前作よりインパクトのある曲群が増えたが、 Pyromaniaほどではない。3作目、4作目の折衷作のような感じが本作の個人的な位置付け。 やはり練りに練って構築されたサウンドは素晴らしい。本作もまたしても秀作である。 私はLet's Get Rock、Heaven Is、Tonight、White Lightning、Stand Upが特に好きです。
本作、最初はピンとこなかった所が逆にモンスター・アルバムの名にふさわしい気がする。 まさに噛めば噛むほど味のあるアルバムで、本作から一体何曲がシングルカット されたか憶えていないほど佳曲揃いの超名盤。 私はWomen、Rocket、Animal、God Of War、Hysteria、 Love and Affectionが特に好きです。 インパクトさでは前作に劣るが、懐の深さでは本作の方が深いと思います。
あのM.ジャクソンの「スリラー」のためビルボードチャート2位に甘んじた HR/HM史上不運のアルバムの1枚(もう1枚はJOURNEYのFrontiers)。 Phil Collin加入後、初のアルバム。プロデューサーは、前作に続き"Mutt" Range。 役者が揃って黄金時代に突入するのにふさわしい傑作!! 収録曲はどれも親しみやすく、佳曲揃いのアルバム。 3つのシングル曲もさることながら、Rock! Rock!、Stageflight、Too Late For Love、 Die Hard The Hunterは、Leppsの'80年代の遺産と言える名曲。 上記の曲やBilly's Got A Gunといったアルバム全体を見渡した時の配列の妙さも 名盤にふさわしい内容であったと思う。