好きですね、このアルバム。確かにスティーヴ・ペリーの声には往年の張りは無いし、衰えているという感じが多々あるが、それはハイトーンシンガーの宿命であり、その宿命を上手く利用できる人がやっぱり一流なんですね。このアルバム、まさにそんなハイトーンが無くなったスティーヴの、今までとは違った魅力を味わえる好盤だと思う。ハスキーな中音域重視で、今まで以上に哀愁を含ませ歌い上げるスティーヴにただただ感動。バラード系が多いのもその影響もあるだろう。 お気に入りは名曲SEPARATE WAYSとは違った雰囲気のハードロック曲「MESSAGE OF LOVE」や「WHEN YOU LOVE A WOMAN」「ITS JUST RAIN」「FOREVER IN BLUE」「STILL SHE CRIES」などなど「味がある」JOURNEYが存分に味わえます。「ARRIVAL」よりこちらの方が好き。
まず歌いだしを聴いて「ああ、やっぱりサイクスにとってフィル・ライノットの存在はめちゃめちゃデカイんだな」と思った。そしてかっこよすぎるサビ、何気にシブ~いギター、ドラマティックな構成といい文句なし。2ndを名盤だと手放しでは言えないけど、この曲と「SAVE MY LOVE」は1stの「OUT OF LOVE」より好きかも知れない・・・