確かにこのアルバムはブリティッシュロック路線に変更したFMの中では名盤でしょうね。俺もかなり好きっス。特にお気に入りは「BREATH FIRE」。あと、美しくも悲しい「HARD DAY IN HELL」あたりもなかなかかっこいい。スティーブ・オーヴァーランドの声質を考えるとこういうブルージーな路線も似合うよね。
記念すべきFMのデビューアルバム。とにかく全編にわたってメロディアスハードロック、またはハードポップが味わえる超名盤だ。ただし、そんじょそこらのハードポップバンドとは明らかにレベルが違うのだ!それは、ボーカルのSTEVE OVERLANDの抜群の歌唱力によるところも大だ。この人マイナーな存在に甘んじているが、それこそブルースロックの巨匠ポール・ロジャースをも彷彿させるソウルフルなシンガーだ。曲としては「LOVE LIES DYING」「OTHER SIDE OF MIDNIGHT」「HOT WIRED」あたりを中心に全てがシングルになりえる曲ばかり。しかし、こんなに素晴らしいアルバムが廃盤だなんて。。。。
一般的にメロディックロック界で名盤とされている1st、2ndに続くFMの3rdアルバム。前の2作はキーボードが大活躍のハードポップだったが、この作品から一挙にブルージーなブリティッシュロックに大変身した、ある意味分岐点的なアルバムだろう。これが、FMのもう一つの傑作4thにつながるんであろう。曲のクオリティーが4thに比べるとイマイチなので地味な印象は否めないが、なかなかの作品だと思う。ただし、黒人ソウルの名曲「I HEARD IT THROUGH THE GRAPEVINE」は別格だ!アレンジといい、バックのホーンを大胆に取り入れた演奏といい、弾きまくりのギターといい、スティーヴ・オーヴァーランドのソウルフルな歌いっぷりといい、聴いててワクワクする。「CRACK ALLEY」なども良い曲だ。俺はけっこう好きだな、このアルバム。
感動的なほどにハイクオリティーだった1stの次に発表された2ndだが、これがさらにその上を行くスーパーハイクオリティーなアルバムだ!まさしく初期のFMの最高傑作だ!!いや、すべてのFM作品の中でも一番だと思う。なんなんですか、この楽曲たちは!!あまりに一つ一つの楽曲が光り輝いてるから逆に聴いてるこっちが疲れるくらいだ(笑)ほんとねぇ、このアルバムに出会えた時、こういうメロディックロックが好きでよかったと感動しましたよ。オープニングのタイトル曲から「BAD LUCK」「SOMEDAY」といった名曲が立て続けに来たかと思いきや、感動の名バラード「EVERYTIME I THINK OF YOU」が来る。さらに後半もメロディーの秀逸な曲がこれでもか!って具合に襲ってくるのである。俺の人生の中でもトップクラスのアルバムだ!このアルバムを聴いて良いと思えない人は自身を持ってデスメタルやスラッシュメタルとかに行って下さい。再発してくれ~
名盤1stと共に去年めでたくリマスター再発された、FMの2ndにしてメロディアスハードロックの超名盤。 あのデズモンド・チャイルドをはじめとした外部のソングライターが参加したハイレベルな楽曲を、エッジを備えたギターとキラキラしたキーボードで味付けしたサウンドで包み込んだメロハー好きにはたまらない音楽。「VITAL SIGNS」の頃のSURVIVORをもう少しハードにした感じとでも言うべきか。 この頃のFMはそのサウンドの方向性から、ぱっと聴いただけだとアメリカのバンドと勘違いしそうだが、根底に流れているのは英国のブルースロック。その役目を担っているのがこのバンドの最大の売りであり、メロディアスハードの世界の至宝、スティーヴ・オーヴァーランドのソウルフルかつブルージーな歌唱だろう。ポール・ロジャースとマイケル・ボルトンを足して2で割ったような歌声と歌唱は絶品で、アメリカナイズされたポップな楽曲をレベルを何段階も上げている。 捨て曲なんて無いし、「BAD LUCK」「SOMEDAY」「EVERYTIME I THINK OF YOU」「THE DREAM THAT DIED」なんかは文句なしの名曲。個人的には墓場まで連れて行きたいアルバムのうちの一つ。 「SOMEDAY」は個人的にはもちろん、このFMバージョンが最高。
もともとルーグラムのボーカルの大ファンであったので、よく聴いてきたバンドだったが、ルーが復帰した時にベスト盤のために作られた3曲のうち、「PRISONER OF LOVE」を聴いた時、あまりの素晴らしさに感動した。全盛期をも凌駕するほどの超名曲だと確信したものだ。 個人的にVAN HALENには「Dreams」があったように、FOREIGNERには「PRISONER OF LOVE」がある!!大好きなバンドだ。
FOREIGNERの中では、最高傑作。何せ、楽曲が良いし、ルーのボーカルが最も渋みを持った時期でもある。確かに、往年の超人的ハイトーンはここにはないが、その分中音域の艶は素晴らしい。「rain」「until the end of time」などは超名曲だし、そのほかの曲もルーのボーカルを堪能できる作りになっている。 シンプルな音作りも個人的には素晴らしいね。 まあ、このアルバムの前にルーが復帰してすぐに作られた、ベスト用の3曲の新曲があまりに素晴らしかったので、あの路線の曲も聴いてみたかったというのはあるけど、これが傑作であるということにはかわりはないっす!!
このベスト盤に限っては、選曲がどうとか関係ない。 当時の新曲3つのうち①「SOUL DOCTOR」は他のベストにも入ってるが、②「PRISONER OF LOVE」③「WITH HEAVEN ON OUT SIDE」の2曲は素晴らしい曲にもかかわらず、このアルバムでしか聴けない。特にハードかつマイナー調のメロディーが炸裂した②は超名曲だ!!