「SEARCH IS OVER」「HIGH ON YOU」「I CANT HOLD BACK」など彼らの代表曲が堪能できるメロディックロックの傑作!!キーボード満載で、爽やかな声質のジミ・ジェイミソンの魅力が際立ち、楽曲はどれもフック満載。シングル以外にも、「FIRST NIGHT」「ITS THE SINGER NOT THE SONG」などたまらない曲がいっぱい。それにしても、この作品が28点って・・・レビューした奴はする資格ないね。完璧自分の好みでレビューしたってことだし。
個人的には、充実の名盤「VITAL SIGNS」より好きだ!!彼らの中で最も感動的なポップ曲「IS THIS LOVE」はホント稀代の名曲!!そのほかにも「HOW MUCH LOVE」とか「MAN AGAINST THE WORLD」「REBEL GIRL」「OCEANS」などなど。それにしても「IS THIS LOVE」の素晴らしさって言ったらもう・・・
基本的に70、80年代のバンドが好きな僕だけど、このアルバムからの「WHEREVER YOU WILL GO」をラジオで聴いて衝撃を受けてダッシュで買いに行ったアルバム。確かに哀愁を帯びた典型的なモダンアメリカンロックだ。個人的に大好きなVAN HALEN的なアメリカンとは全然違う。でも純粋にメロディーが魅力的な曲を、とても若い奴とは思えないほどの渋いボーカルで歌ってくれたらそりゃ良いですよ。アレックスというシンガーは声もそうだけどアイドルでも十分やっていけるほどのイケメンでもある。全然ハードロックじゃないけど、長くがんばって欲しい若手バンドだね。 作品全体としては哀愁を帯びた渋いロックだ。でも同じような路線の曲が多いから少しだれるところもある。そこが気にならない人は聴いてみる価値十分あり。
基本的に初期からのファンの多くは、マイケル・マクドナルドの加入によるドゥービーのAOR化は耐えられないものだったかもしれない。トム・ジョンストン中心のロックンロール時代もかっこいい。しかし、どんなに初期のファンに避けられても、このバンドのハイライトは「WHAT A FOOL BELIEVES」でのグラミー制覇だ。確かに、後期は初期とはまったく違うバンドになってしまった。やはり、意見の分かれるところだ。AOR好き、ロマンスグレーおやじマイケル・マクドナルドの虜である私は後期の方が好みだけど。
このバンドの第一印象は最悪でした。やっぱりフィル・ライノットのとてもロッカーとは思えない具志堅ヨーコー並の風貌と、独特の歌いまわしが理解できなかったから。お世辞にも歌が上手いとも思えなかったし。当時はゴージャスなアメリカンバンドしか眼中になかったからな~。でもね、ある程度哀愁を帯びたロックというものの良さが分かってくるようになってくると、実はすごく味のあるバンドなんだって思えた。フィルの歌も大好きになった。きっかけはやっぱり「STILL IN LOVE WITH YOU」での美しい世界観。そして「THE ROCKER」のロッカーとしてのかっこよさ。フィルは僕の中での「歌唱力」という定義を覆してくれた人だ。声量があって音域が広いだけが歌唱力じゃないってことを・・・。 このバンドには色んな個性的なギタリストがいた。スコット・ゴーハム、スノウィ・ホワイトそしてゲイリー・ムーアとジョン・サイクスなど(他にもいるけど)どの時代のLIZZYもかっこいいけど、フィルの独特の世界は統一されていたと思う。 しかも、サイクスやゲイリーみたいなクセが強いキャラの持ち主でさえ未だにフィルへの愛情を持ち続けてることからもその存在の大きさがうかがえる。 とにかく、好き嫌いははっきりするタイプのバンドだけどぜひ聴いて欲しいバンドだ。今ならはっきり言える。このバンドを好きだと。 あと、ジョン・サイクスが先頭に立ってLIZZY続けてるけどこれはやめて欲しい。彼がこのバンドを背負うには荷が重過ぎるしフィルがいてこそのLIZZYだ。あなたには他にやることがあるでしょ??白蛇とか海賊とか!! おっとレスポールっ子さんと同じことを言ってしまった(苦笑)
どのバージョンを聴いても素晴らしいが、やっぱりゲイリームーアがリメイクしたものが一番好き。キーボードが加わり、フィルが新たに歌い、ゲイリーがよりエモーショナルに弾く。音も良くなりさらに感動的に思える。オリジナルのあのレトロで切ない雰囲気も最高だが。ちなみに、このリメイクバージョンはゲイリーのソロ「RUN FOR COVER」の最新リマスター盤にボーナストラックとして収録されている。このアルバム本編は傑作とは言い難いが、この曲のために買いなおしても損はない!!
なんで、このアルバム人気無いのかな~? 俺の中ではTOTOの最高傑作は間違いなく「THE SEVENTH ONE」だ。しかし、このアルバムもそれに匹敵するくらい素晴らしいアルバムだと思う。グラミー制覇の「Ⅳ」もクオリティーは異常に高かった。でも、この2枚はさらに上を行くと思う。 まず、①「TILL THE END」②「WE CAN MAKE IT TONIGHT」の連発で俺はガッツポーズものだな。なんで?この2曲が「セヴンス・ワン」に入ってても間違いなくキラーチューン並の位置付けに俺だったらなるけどね・・・ ③「WITHOUT YOUR LOVE」も好きだし必殺の⑤「Ill BE OVER YOU」も最高。 そしてなんと言っても個人的な最高傑作曲⑦「SOMEWHERE TONIGHT」!!こんなクールな曲なかなかお目にかかれない!!ジョセフの天才的歌唱力にもうメロメロにされちまいそう(笑) 最後の2曲はいわゆる実験的だが、じつに良いと思う。この2曲、特にラストのマイルス・ディヴィスとのジャズをTOTOの曲として理解できるかできないかでこの作品かなり変わってくると思う。でも、TOTOにジャズ・フュージョンの要素はかなりあったでしょ??だから俺は全く違和感なし。 ということでこのアルバムも今でも聴きまくるくらいの名盤です。ジョセフが好きだからこのアルバムと「セヴンス・ワン」がTOTOの傑作なんじゃない。この二つが素晴らしいと思うからジョセフが大好きなんだ!!