僕は、NHK衛星で放送されたライヴ番組のヴィデオがあります。"HELTER SKELTER"のバックでイギリスの街並み?から、デモ風景が入ってきて、記者のインタビューや、イアン・テイラーのインタビューがあって、ライヴに入るやつです。最初のドキュメンタリータッチのところは余分かとも思いますが…。動いてる(!)し、ニールもいる時期なので、たまに見ては悦に入ってます。ここで聴ける"SHOCK WAVES"の完成度たるや、鳥肌だけでは収まりません。バンド一丸となって、渾身の力で曲を奏であげる、そんな感じです。無理に一体化していないのですよ!うーん、なんつうか、これがケミストリーなんだろうな。 しかし、NHK!!曲の途中で勝手に編集して、エンディングにしてやがる(怒)音楽を知る人間のする事とは思えない。 当時、衛星放送がなかった僕は、友達に頼み込んで撮ってもらったのでしたが、これは今となってはかなりレアな映像なのでは?ライヴは1989.3.15のASTORIAです。LIVE IN THE UKと同じでしょうかね?
しばらく追っていたVOW WOWでしたが、この作品は解散後はじめて聴いた。それゆえなのか、散りゆくイメージが強く、なぜかまとまらない印象を受ける。アメリカのマーケットを意識しようとした作風が、実はそうなりきれずに、ブリティッシュな湿り気(ここが彼らのよさ)を多分に残した作風となったのが、その要因のように思われる。だから、各曲間にギャップがあり、中途半端に感じてしまうのだろう。僕なんかは逆にアメリカになりきれなかった彼らを評価したいが…。 CMソングで、シングルカットされた"Tell Me"もC/Wの"I'm Gonna Sing The Blues"も収録だが、流れに乗っていない(かなり豪華な)ボーナストラック的印象。"Black Out""Speed"をはじめ、名曲ばかりなのに、アルバムを通すと寂しく、バラバラに感じてしまう。The Beatlesの"Let It Be"のような。 誤解のないように、Ⅲ、Ⅴのような凄まじい緊張感・一体感が感じられないだけで、しかし、各曲ごとのクオリティーは比類なきまでに見事です。
選曲に関しては、千人千様の要求があるでしょうが、恭司さんが選んだだけあって、僕的には文句なしです。ライブヴァージョンはあるものの、Ⅲの全曲収録はやはり評価できます。特に"Pains Of Love"や"Too Late To Turn Back"のようなライヴ映えする曲がライヴでしっかり収録されているのはエライ。全曲全てのフレーズを覚えるまで聴きこんでるのですが、やはり、また聴き入ってしました。明らかに"LEGACY"よりも満足度が高いベスト盤であるでしょう。 恭司さんのライナー読んでも感じますが、まさに奇跡のバンドとは彼らのことでしょう。 しかし、恭司さんのライナーの最後のフレーズはまさかの再結成を匂わしてませんか?
サーペンスから入ったファンは多い。そりゃ、このアルバムから入った人が、このサイトにいたら逆にびっくりだ。サーペンスからのファンが、ここまでたどり着くことに意義がある(笑) ここに展開される音像は全くメタル臭のない、正統派ブリティッシュハードロックであり、70年代の最後に産み出された、バンド史上1,2を争うほどの大傑作である。若き日のカヴァデイルはセクシー&ソウルフル。僕を含めたサーペンスからのファンはまず"SLIDE IT IN"を聴き、それからこれを聴くと意外にすんなり入れるでしょう。
プログレファンには評判悪いけど、80年代洋楽テイストを好み、プログレべったりでない僕のような人には、予想外にスッキリ、且つ、ばしっ!と響いてくる作品。Owner of a lonely heartは聴き飽きた感がしてたけど、ここで聴くと、アルバムと見事に溶け合って、また違った魅力が出てくる。90125YES侮ってましたね、すんません。
発売当時よく聴きましたが、今、久しぶりに聞いてみて一言。「ヴォーカルよわっ!」 当時はそんなに感じなかったけどなぁ~。1曲目のように逆にIMPELLITERIの"STAND IN LINE"(どっちがオリジナルやねんって気もするが…)を彷彿とさせる曲では、グラハムがちらつくからかも。皆さんのおっしゃる通り北欧テイスト強く、大変お気に入りですが、曲に若干むらがあり、おしい点もあるな、と。昔聴き過ぎたので、今でもやっぱり客観的な評価は出来ないわけですが、FACING THE ANIMAL(名作!)以降の最近の作品とは比較できない素晴らしいものだと言いきっておこう。
絶対に主導権は譲りませんが(笑)、ヴォーカルナンバーがメインになったセカンド。 しかし、彼のインストは曲もよく、いい配置で、ヴォーカルナンバーも"I'LL SEE THE LIGHT, TONIGHT""I AM A VIKING"をはじめとしてクオリティーが高い。 惜しむらくは……皆さんが書いてるので書きませんが、楽曲に週中すればなんとか なる…いや、余計気になるかも。初期3作の中では1番地味だが、やることはやってます。