Xの"ART OF LIFE"でも思うのだが、1曲をこれぐらいの長さにすること自体、作り手の覚悟は大きいはず。そして、時間を感じさせない展開こそが、必要なわけで、どんなにかっこいいパートがあっても、一部のつまらないパートがあれば、評価は半減以下になるだろう。 この曲は、全編を通して、凄まじい緊張を保っていて、DTなら当然のパーフェクトな出来ばえだ。たまに中古屋で見かけるが、何故売る人がいるのか理解に苦しむ。
僕は発売当時から、このアルバムを聴きまくり、あくびが出るほど聴いていた。 だから、もはや、なんの違和感もない。 しかし、I&Wから入った人には、確かに聴きにくいだろう。 でもね、よく聴くと"Caught in A Web" "Innocence Faded" "Lifting Shadows off A Dream"を始め、さほど重く暗い曲が支配しているアルバムではない。中盤の組曲が聴きどころだろうが、随所に入る明るいフレーズから"重い"印象はない。個人的には"Space-dye Vest"が好きなんだが、これは確かに暗い(笑) 上でJamさんがおっしゃるように、 『「I&W」、アレってさ、結局は彼等にとっての突然変異的なもんであってさ、DTの代表作であるかのように考える事には無理があるよね、、、と今は素直にいえるのだが、当時は恐くていえなかった(爆)。』 というのは正解だと思う。 まぁ、とにかくI&WがDTの全てだ!という人の意見を聞きながら聴くと損をすると言うことで、何回も聴いてみてください。
"ALL RIGHT NOW"しか知らなかったので、"ALL RIGHT NOW"を基本に予想してたら、いい意味で?痛い目にあった名盤。この間は天才的だ。こんなにも英国的な渋いロックアルバムにはそうそう出会えるものではない。スカスカ?いい意味で(そればっかかよ!)確かにスカスカですな。この間<ま>というか、空間・空白がすごく良いんですけど。
ピーター・ゲイブリエルが脱退するまでのGENESISの作品としては比較的聴きやすい6枚目。それゆえか、ゲイブリエルはこのアルバムを気に入っていない反面、フィル・コリンズは、自らのヴォーカルナンバー(M-4)も採用され(?)ゴキゲンなのか、好んでいるらしい。全英で3位になるヒット作であり、その後の2人のソロを見てもわかるように、やはり2人の意見は食い違うわけだ。 僕なんかはタイトルにENGLANDが付き、ジャケットにイングリッシュガーデンとロウンモウアーが描かれているだけで、既に買いの対象であり、その上内容も素晴らしかったので得した気分だ。 中でも、M-1"Dancing With The Moonlit Knight"、M-2"Firth Of Fifth"、M-5"The Battle Of Epping Forest"は僕好みのプログレ進行の佳曲。特に"Firth Of Fifth"はイントロも良いし、中間の泣きのギターパートも素晴らしい超名曲。それから、インストのM-6"After The Ordeal"も秀逸。また、ゆったりほのぼのした(途中で転調するけど)M-7"The Cinema Show"や、結構ポップなM-2"I Know What I Like (In Your Wardrobe)"もジェネシスっぽさを保っているのは流石だし、彼らのうまさだなぁ…と。そして、プログレではよくある手法、M-1のリプライズ、M-8で幕を閉じる。こりゃ名作だ!!
Welcome To The Jungle からRocket Queenまで、気づいたら間の意識がなかった。 聴く度にこの2曲の凄さを実感する次第。いやはや、その他の曲も平均水準は軽く超えたモンスターアルバムだよ。この作品を超えられない事がわかっているAXL ROSEの気持ちがわかるな。 そりゃ、次作も出来ないわさ、こんなの作っちゃって、売れちゃったんだから。
このCDも100円(税込み)で売られていたのですが、きっとなにかの間違いだったのでしょう。 おつりの間違いはいいますが、これはさすがに訴えても、若い店員なんか??ってとこでしょうから、なにも言わずにほくそえみました。 こんな間違いならバンバンしてほしいところです。 さて、内容ですが…僕が語る必要もないですか。皆様のおっしゃる通り。 エロチックな「ALL I WANNA DO IS MAKE LOVE TO YOU」聴きたさに買ったのですが、 他曲も素晴らしく、本当に得した1日でした。