LINKIN PARKのヴォーカリスト、チェスター・ベニントンのソロプロジェクト、デビューアルバム。プロジェクト自体は以前から存在していて、事あるたびに話題になっていたが、今年やっとリリースされる運びとなった。 彼の声はとても独創的で、どうしてもその声を聞くとLINKIN PARKを思い出してしまうが、曲のタイプや方向性が全く違うので、一つのロックアルバムとして通して聞けました。曲によってはパンク、曲によってはインダストリアル風味など、幅広いタイプの曲が聴けます。 でもやっぱ彼の声というのはどんなタイプの曲であっても聞き手のハートにまっすぐ届きますね。ますますこの声が好きになっちゃいました。 LINKIN PARKファンでも、そうでなくても、オススメです!
私は今作でこのバンドを知ったのですが(なにせメタル歴が浅いもので・・・)、このバンドはもはやメタルコアではないと思います。 一曲目の"Stop! Before It's Too Late And We've Destroyed It All"以外はスクリームも曲の味付け程度にとどまっているし(まったく入っていない曲もあるほど)、コーラスも強力です。 特筆すべきは本編ラストを飾る感動なバラード"Wait For You"でしょう。この曲ではこのバンドのメロディセンスのよさが顕著に現れています。曲のレビューにも書きましたが、一聴の価値ありです。 メタルコアだからといって敬遠している人も、これは買いです。
3rd「SLIPPERY WHEN WET」の大ヒット後のプレッシャーのようなものを跳ね返すような出来ですね。やはり全米1位を2枚も続けて出すとはすごいことです。 前作に比べてタイトルからもわかるとおり、非常に土着的な側面もありつつも、洗練されたサウンドも相まって非常に聞きやすいアルバムになっています。 でも、個人的には「SLIPPERY WHEN WET」のほうが好きです。
メタルとハードコア、似ているようで全く異なるこの2つのジャンル。この二つを交配したのがこのメタルコアだが、この二つをここまでうまく高次元にミックスしているバンドを私は知りません。 思いっきりハードコアな"War"や"A Public Execution"から美麗メロディが光る"The Taste Of Fear"や"Picture Perfect"まで、勿論両者をミックスした"Still I Rise"のような曲も、とにかく一曲一曲のふり幅が大きく、それでいて散漫なつくりにもならず、かといって中途半端なわけでもない、なんともいえない世界観を作り出している。 日本版ボーナストラック ・OZZY OSBOURNEのカバー"Bark At The Moon" ・CRO-MAGSのカバー"The Aquarrel" ・NUCLEAR ASSAULTのカバー"Critical Mass" もなかなかいい。