中学生の頃「Slippery When Wet」をリアルタイムで聴いて、「外国にはこんなにすごい音楽があるのか?!」とカルチャーショックをうけたのもつかの間、あっさりとその前作を超えてしまった恐るべきアルバム。Bad Medicineのいきなりのサビ、Born To Be My Babyのイントロ、Blood On Bloodのイントロ、Wild Is The Windのブリッジ、I'll Be There For Youのサビ等々、ほとんどが1度聴いただけで覚えてしまう曲は、今の時代中々見当たらない。そこら辺もメタルが廃れた原因でもあると思う。 これだけ名曲揃いでありながら、それぞれの曲がしっかり自己主張していて、似たような曲が見当たらないのもすごい。お気に入りは⑥以外全部だ! 酷評されてるけどアレック・ジョン・サッチのベースものすごい好きだったんだったんだけどなあ・・・ベースライン誰が考えたのか知らないけど。
これいいですよ!「Livin' In Hysteria」の次に出てたら評価も相当違ったんじゃないかと思います。Hell For Saleのころのアメリカを意識したような、悪く言えばおちゃらけたような感じもないし、かといってただのジャーマンでもない。「In The Mood」でやったことをうまく消化しつつ、まじめに音楽してる。 サウンドもサシャ・ピートがプロデュースだが、「Planet E.」とかAngraの「Holy Land」、Jackalの「A Safe Look In Mirrors」みたいな、やたら軽くて堅い音じゃなくなってて聴きやすかった。 ④⑥⑩が良かった。Teleshootはやっぱりいらない。
「Keeper2」は神盤だ!そしてこの「新章」はかなりきびしい・・・ Keeper1からずっと買い続けてきたが、次作以降、Helloweenのアルバムを買うことはないであろう。 断っておくが、Keeperの名などどうでもいい。曲が良ければタイトルがどうであろうと関係ない。「Keeper」の名に「おっ!!」と思ったのは事実だが、買うつもりはなかった。しかし、ここでの評判がいいので買ってみたら、とどめをさしてしまったようだ・・・とにかく曲がつまらんのです。Occasion Avenueだけは90点台つけるが、その他は70点台が続く。特にOccasion~以降の5曲(最後は除く)は退屈極まりない。 どの時代のHelloweenが好きかと聞かれればカイがいてキスクがいた頃なんだが(実はインゴのドラムが神)、Ride The SkyもFuture WorldもMarch Of Timeもそれほど好きではない。好きな曲はHow Many Tears,Eagle Fly Free,First Time,Secret Alibi,Where The Rain Grows,Powerなど、全部ヴァイキーの曲だった。アンディも、キスクよりはいい曲書いてると思うし。 カイが抜けて、キスクが抜けて落胆もしたが、「Master Of The Rings」は本当に感動したし、「Time Of The Oath」もかなり好きだった。Helloweenは甦った!とはしゃいだものである。しかし、「Better Than Raw」からあんまり聴かなくなり、そしてここで打ち止め。 「このCDを買え!」なのに、こんな批判的ですいませんねえ・・・結局何が言いたいのかというと、俺はこのアルバムは駄作だと思っているが、それは昔と比べてるわけではなく、まして「Keeper」だからでもない。もちろん、カイがいないからではないし、キスクがいないからでもない。Helloweenといえばヴァイキーなんですよ。 ↑の方でそんな議論が多いんで、つい書き込みたくなっちゃいました。
In Flamesではこの曲が1番です。個人的にはEpisode666のグレードアップバージョンだと思ってます。イントロ~Aメロのバックのギターが素晴らしい。Bメロ、サビがちと弱いかなと思うけど、ギターソロで涙が出てきます。このギターソロだけのためにアルバム1枚買っても損はしない!もちろん他にも素晴らしい曲満載だが・・・
まず名曲だらけってのもあるけど、それ以上にアルバムの構成(曲順?)がいいですね。1曲目って大事だなと。1曲目が退屈だとそこで意識が別のところに行ってしまってその後の曲に没頭できない。その点How Much Loveは完璧。すがすがしい朝の目覚めのごとく「今日も1日がんばるぞ!」と。その後山超え谷越えて、9曲目のIn Good Faithで旅の締めくくりのごとく、大いに泣かせてくれる。その次、ラストのCan't Let You Goがまたいいじゃありませんか。「またこれからがんばろう!」って気にさせてくれる。そして再出発だ!ということでHow Much Loveを聴いてしまう・・・。永遠にループしてしまうわけだ。恐れ入った。
確かにこれは「サーペンスアルバス」とセットで2枚組みで出すべきアルバムかも。②③④をサーペンスアルバスのどこかにぶっこんでも、曲調もクオリティも全く違和感なし。ていうかそれってイギリス盤だな。でもStanding In The Shadowsもえらくかっちょよくなってるし、やっぱ両方聴かなきゃだめだ!