「ACES HIGH」「BE QUICK OR BE DEAD」「CAGHT SOMEWHERE IN TIME」「THE EVIL THAT MEN DO」のような疾走系と、「AFRAID TO SHOOT STRANGERS」「FEAR OF THE DARK」「HALLOWED BE THY NAME」のドラマチック系、この対極がMAIDENの魅力だ。ジャーマン・メタルやメロスピ系が彼らから多くの影響を受けているが、本家の素晴らしさは群を抜いている。しかし、なぜかDREAM THEATERやJUDAS PRIESTのような強烈な思い入れが持てないのも事実だ。元々このバンドは「捨て曲ゼロ」ではない。(「MAIDENの捨て曲」は他のバンドに持っていけば「超名作」だ)「1作の中に何曲名曲があるか」であるのが一番の弱点なのかもしれない。ファンだから言う。愛しているからこそ言う。もっと唸らせてほしい。面子はメタル界でも最強だし楽曲も最高水準、スティーブ・ハリスの男気に惚れこんでいるからこそ徹底的に私をKOしてほしい。頑張れ、MAIDEN!
HM/HR、プログレの枠を超えた名曲だ。展開を覚えるまでが大変だが、そうでなくとも「すごい曲だな」というのが分かるテクニカルな面はもちろん、メロディ、ドラマチックさなど、無駄がなく4ピースでできるものの限界に挑んでいる。 DTはフルオーケストラを入れた曲がないが。下手に入れても安っぽくなるだけだ。しかし、もし入れたらXの「Art of life」に匹敵する、いや、それ以上の作品になるであろう。