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ALICE COOPER - Raise Your Fist and Yell ★★★ (2023-10-18 07:54:41)

前作と同じ路線(メンバーほぼ一緒だからね)だが、よりメタル度が増した。ドラムにケン・メリーが参加したことが大きい。

前作はチャート上では、中途半端だったが、ライヴは絶好調。英国レディングフェスティバルではトリを務めている。
その影響なのか、欧州的要素が加わっている。⑩は、ロブ・ハルフォードが歌っても違和感がない
また、前作は『13日の金曜日』だったが、今作は『エルム街の悪夢』。
②でエディー(クルーガーの方ね)との共演を果たしている。(その後映画にも出てるけど)

メンバー:
アリス
ケイン・ロバーツ(G)
キップ・ウインガー(B)
ポール・テイラー(Key)
ケン・メリー(Ds)

個人的には、アルバムが⑨⑩からはじめれば、よりHMなアリスが強調できたのではないかと思うが、
どうしても、A面にはこの曲達を入れる必要があった。

PMRCに対する怒り。
公聴会では、フランク・ザッパとディー・スナイダーが呼ばれた。
アリスにとって師匠と弟子だ。

楽曲の充実度は前作より高い。
メインストリームだった頃のHR/HM。これのアリス版を聴きたいなら、このアルバムがお薦め。


AIR SUPPLY - Lost in Love ★★★ (2023-09-28 23:00:53)

1981年発表
2度目の全米進出作品であり、日本ではデビューアルバムである。、
通算5枚目。後にペパーミントサウンド3部作の第1弾と言われたアルバム。

結成当初からアメリカを目指していた。
第一弾として、1st、2ndの楽曲をアメリカで再録音した3rd「 Love & Other Bruises(1977年)」をコロンビアから発売したものの、見事にコケている。
再挑戦は、クライヴ・デイビスの指揮の元、4th「Life Support』より2曲、"Lost in Love"、"Just Another Woman" を再録。
1回目の挑戦時には、ラッセルコンビのみでバックは、セッションミュージシャンだったが、今作はバンド単位だ。
(国際版のアルバムジャケットは5人の写真だけど、クレジットでは6人。)

オーストラリア人の中にイギリス人が1人・・・。

AC/DCと同じ布陣だ(笑)。

冒頭3連発のメロメロのバラード。1曲ディスコチックな曲を挟んで、またバラードのA面。
申し訳ないが、ディスコチックな曲が合ってない・・・。
B面は、Air Supply風ウエストコーストサウンドが、壮大な⑦を挟んで、続き、冒頭①②③のバラードと趣が違う⑩と。
比較的バラエティーに富んでいる。
まるで(アメリカで)何が受けるのか、手探りのようなアルバムだ。(あのクライヴにも判んなかったみたいだね)。

ちょうどアメリカでは、AORブームが絶頂に向かう中だったこともあり、大成功。
突如現れた“異星人”がチャートを席巻した。

さて、国内AORの2大巨頭(評論家)のこのアルバム評は・・・

金沢寿和氏
「当時のレコード会社のたたき文句は”ペパーミント・サウンド”。ところが実際はポップ色が濃厚な大甘サウンド。
セールス的には成功しても、コアなAORファンは見事に逃げた。
当時のAORに新しいファンを呼び込んだが、同時に安易な作品を乱発させる土壌も築いてしまった。」
『AOR Light Mellow』 エクシード・プレス刊

中田俊樹氏
その年、女子大生やOL達の多くは、ユーミン、サザンと一緒にこのアルバムを愛聴していた。しかしながら、
一般リスナーからの受けが高いがゆえに、マニアからは軽視されてしまったという、なんとも気の毒な人達である。
『AOR』 シンコーミュージック刊

確かにその通りだが、日本におけるAORの裾野を拡げたのは、間違いなく彼らと田中康夫氏(『なんとなく、クリスタル』)の功績。
どちらのガイド本も、ペパーミント3部作中このアルバムしか紹介されてない。これは寂しいゾ。


BLACK SABBATH - Mob Rules ★★★ (2023-09-28 10:57:35)

前作「HEAVEN AND HELL」に比べオジーSABBATH度が増したこのアルバム。
様式美と怖い音が交じり合ったこのアルバムは、賛否両輪だった(否の方が多かったかな)。私もどちらかというと“否”だった。
「ロニーが歌ってるんだから、良いに決まってる」と何度も聴いたが合わなかった。

否→賛に変わったのが、グランジの登場。
これらを聴いた時、「これだったら、もっと良いアルバムあったよな~。」と戻ってきた。
なので、好きになるのに少々時間がかかったアルバムだ。

前作のディオを中心とした様式美SABBATHのサウンドが好評だったので、アイオミとギザーが「SABBATHは俺達のものだ!」
とばかりに、オジーSABBATH路線へ振り戻したサウンド。

・・・と思っていたが、

アイオミの自伝では、このアルバムの方が前作よりロニーの関与が強かったらしい。
これは衝撃だったが、後のDIO、SABBATHが出したアルバムを踏まえれば、なるほどね。とひざを打った(ごめん。実際にひざは打ってない)
その前提で聴いてみると、確かにパーツパーツで、後のDIOに引き継がれる展開がある。

前作が復活作という位置付けに対し、今作は問題作として扱われたので、なにかと前作と比べられた。
その時のアイオミの発言が非常に的を得て面白い。

名付けて:『アイオミ問答』

「君達が以前からやってきたものを継続しているだけだ。」

「そりゃそうだ。同じバンドだからな。」

「そんなのはわかっている。しかし君達の前作の延長戦上にあるようにしか聴こえない。」

「その通り。その次に出たアルバムだもんな。」

別のインタビューでは、

「前作のサウンドとは異なっている。」

「うん。だって別のアルバムだからな。」

今回の主役はギザー。
ギザーが最初から関与すると、このようなアルバムとなり。
ストレンジでアングリーな時のDIOが足りなかったものがギザーではないかと思う。

最後に、ELFファンにとって“Country Girl”って曲あるが、期待したらダメだ(笑)。


ALICE COOPER - Constrictor ★★★ (2023-09-25 07:07:28)

「アリスが来るぞ。チッチッチ」


ひょうすべの初アリスは、このアルバム。
B!誌(もしかしてML誌)のアルバム評を読み、キャッチーなメロディーだと書いてあった。
アリスのインタビューでも「ケインはエディー(ヴァンヘイレン)級だ」と書いてあったので、非常に興味があったものの、
ジャケットが大ヘビを咥えたアリスだったので購入をためらっていた。

たまたまラジオで流れた⑩“He's Back (Man Behind The Mask)”と①"Teenage Frankenstein"の2曲。
2曲とも良い曲だと思ったので、勇気を持って購入した。

なんでもアルコールとクスリが原因で、3年間音楽活動をしなかったアリスの復活作の位置付け。
アリスがいない間にL.A.METALやスプラッター映画が流行り始めた。
どちらもアリスからの影響を公言していた。
ならば、「満を持して “元祖” 登場」というのがこのアルバム。

メンバーは、
アリス(Vo)
ケイン・ロバーツ(G)
キップ・ウィンガー(B)
デヴィッド・ローゼンバーグ(Ds)

ここからがHR/HM時代となり、現在までこの枠からはみでることはない。
安住の地を見つけたってことだね。
楽曲の練り上げ度は、次作の方がキッチリしているが、個人的な思入れで、こちらの方を聴く機会が多い。

また、2作ごとにその作風を変えていく、今のスタイルになったのも、ここから。
(あっ・・・「悪夢へようこそ」&「GO TO HELL」があったか・・・)

ちなみに冒頭の言葉、アリスというと、真っ先にこのフレーズが浮かぶ。
たぶん雑誌広告のキャッチフレーズだったと思う。
チッチッチは、このアルバムに収録されている⑩“He's Back (Man Behind The Mask)”から来ているだろうし、
言葉のリズム感は、彼の師匠のアルバム 「ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパ・パ」(1983) からだと思う。
師匠がザッパだったことは当時知らなかったので、安易に「パクってるじゃん」と思っていたが、
なるほど、ザッパへの、リスペクトあふれる考えられたキャッチコピーだな。と感心。


そもそも 『ザッパの邦題はどうなんだ?』 は置いておく(笑)。


MOLLY HATCHET ★★★ (2023-09-13 07:57:27)

MOLLYといえば、やはりアルバムジャケット。
ヒロイックファンタジーで統一(一部除く)されたジャケットは、それぞれインパクトがあるものの、
私のように一気に揃えようとした場合、「あれ?俺、これ持ってた?」と思ってしまうことがしばしばあった。
なので、勝手にタイトルを付けてみた

1st 「Molly Hatchet」 (1978年) 『黒王号にまたがるラオウ』
2nd 「Flirtin' with Disaster」 (1979年) 『斧をもって向かって来る魔人』
3rd 「Beatin' the Odds」 (1980年) 『敵陣内でロデオをする魔人』
~ここまでがフランク・フラゼッタ(Frank Frazetta)※『北斗の拳』原哲夫先生がリスペクト~


4th 「Take No Prisoners」 (1981年)『魔人と仲間たち』
~ボリス・ヴァレホ(Boris Vallejo)作 ※オジーの「The Ultimate Sin」も彼の作~
SF・ファンタジー界の№1イラストレイターらしい(知らんけど)


5th 「No Guts...No Glory」 (1983年)『カーボーイのGメン'75』
~スタジオオリジナルアルバム唯一のメンバー写真~


6th 「The Deed Is Done」 (1984年) 『火山と黒騎士』
7th 「Lightning Strikes Twice」 (1989年) 『ビームを跳ね返すラオウ(with 黒王号)』
~ここまでがエズラ・タッカー(Ezra Tucker)~
HPを見ると、動物画でかなり有名な方の様だ。もしかしてこの作品は、彼の黒歴史なのかも?(笑)。


8th 「Devil's Canyon」 (1996年) 『渓谷を駆ける魔人』
9th 「Silent Reign of Heroes」 (1998年) 『退路を断った魔人』
10th 「Kingdom of XII」 (2000年) 『秘密を暴いた魔人』
11th 「Warriors of the Rainbow Bridge」 (2005年) 『魔人束の間の休み(with虹)』
12th 「Justice」 (2010年) 『勝利の勝どきをあげる魔人(with 黒王号)』
13th 「Regrinding the Axes」 (2012年) 『鉄馬に乗るエディー(without 斧)』
~最新作までが、ポール・レイモンド・グレゴリー(Paul Raymond Gregory)~
DIO「Angry Machines」、SAXON、BLIND GUARDIAN、FREEDOM CALL関連も手掛けている。
MOLLYの活動が米から欧州へ移った関係なのか?

ここ数年、メタルTシャツがファッションアイテムのひとつになっているが、MOLLYのTシャツを着ている奴は誰もいないぞ!
ファッションもHM/HRも、『人が持っていない(聴いていない)ものを持つ』が、マウントをとれる手っ取り早い方法だ!
その点MOllyは、両方を手に入れられる稀有な存在だ!!


AIR SUPPLY ★★★ (2023-09-12 07:17:02)

ONE & ONLY

さて、この“ペパーミント・サウンド”は日本独自の表現だ。
日本におけるエア・サプライの販促戦略は徹底していた。

“夏” “海” “清涼感”

特にアルバムジャケットは、米盤(海外盤)とは全く異なっている為、購入する方は、注意が必要だ。


国内盤1st(5th): Lost in Love(1980年)
邦題:『ロスト・イン・ラヴ』
ジャケット:
海外盤:ピラミッド風の建物の前に立つメンバー
国内盤:ペパーミントの海でのウインドサーフィン

国内盤2nd(6th):The One That You Love(1981年)
邦題:『シーサイド・ラヴ』
ジャケット:
海外盤:山の上に浮かぶ気球(1基)
国内盤:ペパーミントの海の上に浮かぶ気球(2基)
※海外盤と国内盤はあまり変わらない。ペパーミント・海を打ち出す為の変更か?

国内盤3rd(7th):Now and Forever(1982年)
邦題:『ナウ・アンド・フォーエヴァー』
ジャケット:
海外盤:夕日に向かうパラグライダー
国内盤:青い海とパラグライダー


国内盤4th(8th):Greatest Hits(1983年)
邦題:『渚の誓い エア・サプライグレイテスト・ヒッツ』
ジャケット:
海外盤:ラッセルとグラハムのイラスト
国内盤:海の上を思いっきり帆を張った1隻のヨット(ペパーミント模様)
※現在は、海外盤で統一。収録曲数も増えた。


国内盤5th(9th):Air Supply(1985年)
邦題:『潮風のラブコール』
ジャケット:
海外盤:ラッセルとグラハムの写真(背景なし)
国内盤:海の上を走る黄色いウインドサーフィン(6艇)


国内盤6th(10th):Hearts in Motion(1986年)
邦題:『ロンリー・イズ・ザ・ナイト』
ジャケット:
海外盤:白いソファーに座るラッセルとグラハムの写真
国内盤:青い海と島。そしてハングライダー


国内盤7th(11th):The Christmas Album(1987年)
邦題:『エア・サプライのクリスマス』
ジャケット:
海外盤:雪とラッセルとグラハム(写真)
国内盤:雪とラッセルとグラハム(写真)

※以降は、邦題、ジャケットとも世界基準となる。

興味が湧いた???

初めてエア・サプライに接する人には、
2003年に発売された「Forever Love: 36 Greatest Hits」がお薦めだ。
(邦題:フォーエヴァー・ラヴ~ヒストリー・オブ・エア・サプライ 1980-2001)

HR/HM好きには、BEST盤は邪道かもしれないが、
オリジナルアルバムには収録されていないBEST盤専用曲で、ジム・スタインマン作の“渚の誓い (Making Love Out of Nothing At All)”、
映画『ゴーストバスターズ』収録曲で、デヴィッド・フォスター、ジェイ・クレイドンのAIRPLAYコンビが楽曲に関わった“I can wait forever”
カバー曲だが、後にセリーヌ・ディオンがヒットさせた“The Power of Love (You Are My Lady)”、
同じくマライヤ・キャリーがヒットさせた“Without You”(オリジナルはバッド・フィンガー)。

ここまで収録されているのは、これだけだ。
しかも、全曲メロメロで36曲の2枚組。


君は食べきれることができるか?(笑)


オリジナルであれば、国内盤1st~3rd(海外盤5th~7th)のいわゆる『ペパーミント三部作』。
それぞれを簡単に説明すれば

アコギの1st。
キーボード(エレピ)の2nd。
ストリングスの3rd。

と、メロメロサウンドの中でもそれぞれ特徴がある。
売れたことでレコーディング予算が増えていった感じだ(笑)。


EAGLES - Hotel California ★★★ (2023-07-27 10:30:54)

ロックに興味を持ったら、感想はどうあれ、必ず通らなければならない、必携・必聴の1枚。

"EAGLESはロケンロー”と散々書いたが、彼らが追い求めていたロックとは・・・・

『一分の隙のないロック』

だったのではないだろうか。
それを追い求める為、レコーディングに時間がかかってしまったようだ。
→決して隣のスタジオでBLACK SABBATHが轟音でレコーディングしていたからではない(と思う/笑)。

EAGLESには、不安要素しかなかった。
前作で初めて全米№1を獲ったが、バーニーが脱退した。
メンバー(特にヘンリーとフライ)が追い出した訳だから、メンバーに不安はない。
EAGLESメンバーは、あくまで「俺たちはロケンローバンド」と主張しているが、周りから見れば、強力なボーカルハーモニーを生かした、カントリーロックバンド。
そこから、ハーモニーの1人が抜けてしまう訳なので、これは不安要素でしかない。

よりによって、新加入はジョー・ウォルシュ。ロックでファンキーなギタリストだ。
ソロで一本立ちをし、自由で気ままな音楽表現をしている人材が、果たしてバンドの一員になることができるのか?
しかもEAGLESは、ライヴでは、即興を許さないバンド。レコード通りの演奏を求めるバンド故、ジョーの加入は不安要素でしかない。
どれくらい不安だったのは、レコード会社が「THEIR GREATEST HITS 1971-1975」を勝手に出したことで判るでしょ。

前作で拡散し過ぎた音を、このアルバムでは、最初に作った①"Hotel California"テイストに合わせて作っているのが特徴で、
アルバム全体に統一した寂寥感(せきりょうかん)が漂う。
どこかの雑誌でこのアルバムを “連作短編集”と例えていた。上手い事いうな~。

これも売れた。アメリカだけで1,700万枚。全世界で3,200万枚を売り上げた。
(現在は、アメリカだけで2,600万枚だそう)
ただ、マイケル・ジャクソンが現れるまで、「己の敵は“昔の己”」だったことも追記しておく。(「THEIR GREATEST HITS 1971-1975」のことね。)
前作のベスト盤、今作と爆発したヒットをだしたEAGLESは約1年に渡る大規模なライヴを展開。
このライヴが原因でマイズナーが脱退となってしまう。

ビックバンドって、いつも脱退はベーシストだよね。


BANGALORE CHOIR - On Target ★★★ (2023-07-12 06:40:24)

隠れた名盤!!!!

その昔、友人を乗せた車でこのアルバムをかけた所・・・・

「今、世界中でこのアルバムを聴いているのは、俺たちだけだぞ。きっと。」

と会話していたのを思い出した。


このアルバムの目玉は④"Doin' The Dance"。
ジョン・ボンジョヴィとアルド・ノバがデヴィッドの為に作った曲・・・・・な訳ない(笑)。
このコンビなので、1st前に作られた曲なんだろうな。
正直、このアナウンスがなければ、この曲が彼らの作った曲だとは判らない曲で、RATT "Way Cool Jr."みたいだ。

この曲以外にも、①は、AUTOGRAPHのスティーブ・ハケット作、STYXのベーシストリッキー・フィリップス作の②など
外部作の曲が多いA面。これを歌いこなすデヴィッド・リースの存在感はさすが。

しかし、このアルバムの最大の魅力はB面(⑥~)
カート・ミッチェル(G)との共作が続く、特にACCEPT「EAT THE HEAT」好きなら、たまらない内容だ!!!

オルタナ・グランジの時代だった故もあるが、自業自得とはいえ、完全ヒールのデヴィッドだったので、
あのアーヴィング・エイゾフをもってしても、売れなかったね。

そろそろ許してやったらどう?

ACCEPTも復活して良品を出してるし・・・。
音楽的には良い音楽をやってるんだから・・・・



個人としては、つきあいたくないけど (笑)


FAIR WARNING (2023-06-28 06:06:20)

ヘルゲ・・・・ R.I.P.


ELF - Trying to Burn the Sun - Prentice Wood ★★★ (2023-06-06 06:54:23)

このアルバム。いやELF全曲の中で、一番好きな曲。
ロニーは、オールマンと表現したが、ELF流 "Free Bird" だと思っている。
でも、南部のバンドとはちょっと違う。プロデューサーがロジャーだからだ。
ノリの良いロック調のリズムの途中で、唐突に鳥のさえずりとストリングスパートが入る。
これは、サザンロックバンドには思いつかない発想だ!!
ELFの個性が判る1曲。

後半には、サザン定番のギターソロがあり、わざわざツインギター風に作られている。
Molly Hatchetのあの曲に進行が似ているが(汗)・・・、
それを隠すかのように、あっという間にフェイドアウト。
「もう少しギターソロが長ければ良かったのに・・・」と思ってしまう。


38 SPECIAL - Rockin' Into the Night - Rockin' Into the Night ★★★ (2023-06-05 07:49:36)

非常にノリの良い曲で、ライヴでは、オープニングの定番曲。
小ヒットだったが、最初のヒット曲であり、その後のパートナーとなる、ジム・ピートリック(他)の曲。
ツインボーカルであるが、ドン・バーンズがメインボーカルを担当した曲。
つまり、バンドの今後の方向性を決めた非常に重要な曲だったと思う。

ジム・ピートリックによれば、サバイバーではこの曲をアンコールの時に使っていたらしい。
つまり重要な位置付けの曲だったようだ。
1stに収める予定でレコーディングしたが、レコード会社の判断でボツ。
サバイバーの手を離れて、38の手に渡ったのは、両バンドのA&Rだったジョン・カロドナー。
まさかここでジョンの名前を聞くとは思わなかった。

サバイバー側は、この曲が38に渡り、しかもヒットしたことで、ショックだったそうだ。
しかし、ほどなくしてそのショックはなくなったらしい。
ジム・ピートリックよれば
「ショックだったけど、しばらくすると(お金が)どんどんポッケ入ってくるようになったんだ。」

このサバイバーver.は、SURVIVOR「Definitive Collection」で聴くことができるよ。

う~ん。38に渡して良かったね(笑)。


ELF - Trying to Burn the Sun ★★★ (2023-06-02 07:19:49)

あんなに話題になったアルバムなのに誰も書いてない・・・・。
個人的にはELFの最高傑作だと思っている。
だから、少しでも興味を持ってもらえるよう、当時のレコードの帯を紹介

~~~~~~~~~~

レインボー・リード・ヴォーカル・ロニー・ディオ 炎の熱唱を聴け!

リッチー・ブラックモアが参加したと言われる伝説のセッション。
ー とすると、これは第1期リッチー・ブラックモアズ・レインボーだ。

~~~~~~~~~~

実際に、2ndを買った時、友人から
「買うんだったら3rdだろ?。リッチーが参加してるから。」と言われた。

後のインタビューで、B!誌の広瀬氏が直接聞いたところ、ロニーはリッチーの参加を完全否定している。
しかし、現在もリッチーが参加している説が根強く残っていることも事実。
ロニーの完全否定に関しては、 “ロニーの記憶違い“ であるとの主張もある(ロニーは結構記憶違いが多いみたい)
リッチーが参加していると言われる曲も様々で、総合すると①⑤⑥⑦⑧が候補曲だ。

どう? 興味ワクワクでしょう?(←え?リッチー頼み??)

確かにリッチーが参加していたと思って聴けば、リッチーっぽい所は感じるものの、
リッチーが弾いていようが、いまいが、そもそもの楽曲の趣が全く違う。

何度も書くが、

ELFの目標は、HUMBLE PIE。

そして・・・

ロニーは頑固。

という事を忘れてはいけない(笑)。

さて、このアルバム。発売時にはELFは存在していなかった。という作品。
プロデュースは今作もロジャー。
個人的な印象は「やりたい放題」
ロニーの自伝には、この当時の英国の音楽事情が記載されていた。
クイーン、リトルフィート、ジェネシス、レナード・スキナード、ELO、イーグルスが流行っていたそうだ。

それらの要素と、ともに行動したDEEP PURPLEの要素を全部詰め込んじゃった。
それに、ミッキーのホンキートンクなピアノとロジャー得意のストリングスが炸裂!しちゃったのがこのアルバム。

なので、なんと言って良いのか例えようのない雰囲気のアルバムになっている。(良いか悪いかは別)
ちょいちょいクイーン的要素が入っているのは、ロニーなのかロジャーなのか?はたまたミッキーか?(リッチーかもよ / 笑)

かなりバラエティーに富んでいる(拡散しすぎ)のは、邪推すると

「俺は、これからRAINBOWなのか? 俺にはもっと可能性があるのではないか?」
「このままいっちゃうと、あのリッチーと組むとはいえ、こんな低賃金では・・・。もっと稼げる先はあるのでは?」

といった 「最後のアピールの場」 であり 「あがき」 だったのなのかもしれない。


ELF - Carolina County Ball ★★★ (2023-06-01 07:43:48)

国内盤及び米国盤名「L.A./59」
ひょうすべがELFと出会った最初のアルバムで1,500円で購入。

ところで、皆さんは、ライヴが終った後、何を聴きながら帰路につきますか?
やっぱり、観に行ったアーティストのアルバムを聴いて、余韻に浸りますよね?
そう。家を出てから、家に着くまでがライヴですからね(笑)。

友人4人と観に行ったDIOのライヴ。
その帰りの車の中で友人がかけたのが、このアルバム。
「なんでこれなんだよ!」ツッコミがあったものの、車内は爆笑大盛り上がりだった。
だって、数十分前には、ドラゴンと戦っていたロニーが、車内では「ブギウギ ふらいで~ナイト」って歌ってんだよ。

さて、このアルバム、クライヴ・デイビス個人にごたごたがあった為、EPICを離れ、完全にPURPLE RECORDSとの契約となった。
PURPLE RECORDSはアメリカに販路がないので、MGMがアメリカ販売を請け負う形だ。
力関係は明らかに MGM >>>> PR 。欧州と米国(日本含む)では、アルバムタイトル及びジャケットが異なる。

欧州盤「Carolina County Ball」

米国盤「L.A./59」(日本もこちら)

なんで冒頭で書いて、いちいちここでも書くかというと・・・・

知らずに買ってしまったからだ(笑)。

今作は、ロジャー・グロヴァーが単独でプロデュースしている。
時期的には、ロジャーは既にDPを脱退しており、PURPLE RECORDSのスタッフとなっていた。
前作では、ベース兼任だったロニーもここからは、ボーカル専任。
新たなベーシストとして、グレイク・グルーバーが加入し、後のRAINBOWの母体ができあがった。

こうやってまた書くから、誤解されてしまうが、RAINBOWとは全く違うサウンド。
ELFの目標は、HUMBLE PIEということを忘れてはいけない。
ロニー自らも、このアルバムを “勢いの良いFACES” と評している。
(⑦"Rainbow"なんて曲があるけど、期待しちゃだめだよ。)

曲名を見ていただければ判るが、このアルバム。地名が多い。
1st発表の後、DEEP PURPLEと全米を巡ったが、DPはチャーター機に対し、彼らは自前のワゴン車だったそうで、メンバーは、そのワゴン車で寝泊まりをしていたらしい。
つまり、ELF流のロードアルバムなんだろう。

元々ELFに南部臭はない。
1作目は、南部臭をつけるために、わざわざ南部でレコーディングしたが、結局南部臭がつかなかった。
今作は1作目に比べ、土着感が楽曲に出ているにも関わらず、英国でのレコーディングだ。
同期のEAGLESのフォーマットを導入したのか? それとも ロジャーがめんどくさくなったのか?
前者であれば、根本が違う。そもそもグリン・ジョーンズは、EAGLESを「ロックバンドとは見ていなかった」ことだ。

なんというか・・・・
凄く“ちぐはぐ”なのだ。
ニューヨーカーが作ったアメリカ南部に影響を受けたロードソングに、
ロジャーがストリングスを導入しちゃったという “ちぐはぐ”。

でも、これが唯一無二のサウンドとなり、病みつきになってしまう(人をかなり選ぶけど・・・)
これは、ロニーが歌が上手いのは勿論、バックの演奏も相当上手いのが良かったと思う。

さて、先に書いたドラゴンとの戦い。
一緒にまわったアリス・クーパーのステージが、絞首刑から電気椅子へと変更になった頃だったそうで、このパフォーマンスがロニーにはかなり衝撃だったようだ。
なので、主になったDIOで再現したのね。


GILLAN & GLOVER - Accidentally on Purpose ★★★ (2023-04-09 21:57:20)


「今かかってるの何ですか?」

「ギラン=グローヴァーのアルバムですよ。レンタルできますよ。」


レコードレンタル屋でのバイト。
店長から「なんか1枚好きなの選んで」と言われて、選んだ1枚。
つまり、初めて仕入れた1枚である。
このアルバムにした一番の理由は・・・

「自分では絶対に買わないから(笑)」

たった1枚だったが、自分が仕入れた商品。
仕入れた以上は、上手く回転させ、せめて元はとらないといけないという責任感も湧いてきた。
なので、自分がバイトで入ったときには、このアルバムを店内BGMとして流していた。

空中に放り投げたギターをつかみ損ねて、指を骨折したリッチー。
急遽DPのツアーは中止となってしまう。
その空いた時間を利用して、ロジャー・グローヴァーとレコーディングした作品。
もっと言ってしまえば、ギランのソロ契約が1枚残っていた為、契約消化のアルバムでもある。

ギランもグローヴァーもDPという家を持っていたので、まさにバンドに所属している人のソロ作品。
なので、DPとは違うサウンドなのだが・・・・

違いすぎ!!!!

どれぐらい違うかと言えば、ライナーを書いている伊藤正則氏が
書くことなくて困ってしまったのだろう、自分とDPとの出会いを書いて行間を埋めている程だ。

2人がDP参加以前に在籍していた、エピソード・シックスのような作品のようだ。と評論ではあるが、エピソード・シックスを聴いたことないんで判んない。
ただ判ることは、ギランの高音シャウトはこのアルバムではない。そしてHR/HMの範疇でもない。

だけど、これが良いのだ!

映画のサウンドトラックのような①
アフリカンなリズムの女性コーラスがのる②
唯一のROCK曲は⑥であるが、DPとは違いGillanだ。
⑧は後に映画『レインマン』のサントラにも収録。
⑨はアメリカでそこそこ売れたようだ。(それ以前にシングルカットしたことに驚きだけど)

非常にバラティーに富んでいて、店のBGMにはピッタリだし、かけると結構借りてくれる。
(地域で入荷している唯一の店だったからかもね。)

私は、上記の思入れがあるのでちょいちょいに聴いているが、
ギラン自身も、一番聴いている自身のアルバムがこれだ。


38 SPECIAL - Rockin' Into the Night ★★★ (2023-04-04 07:52:07)

1979年発売の3rd (国内盤は1986年)


崖っぷち。


前2作が売れなかったこともあり、方向を大幅に変更した3枚目。
変更点は3点

1.リードボーカルの交代
今までは全曲ドニー・ヴァンザントが務めていたが、このアルバムでは①⑤⑧の3曲で、ギターのドン・バーンズがリードボーカルを務めている。①は、ほぼドニーとのツインボーカルだけどね。
そして、ドニーは今までのクリーンボーカルからサザンボーカルへと変わっている。

2.外部ライターの導入
①"Rockin' Into the Night"は、ジム・ピートリック、ゲイリー・スミス、フランク・サリバンの作。
元々は、SURVIVORの1stアルバム収録用に作られた曲だそうだ。
ライヴでは、定番オープニングナンバーになるほど、自身の曲(サザンロック)となっている。
※SURVIVOR目当てで手を出すと・・・お嬢さん火傷するぜ!。

3.プロデューサーの交代
ダンハートマンから、LYNTRD SKYNYRDを手掛けているロドニー・ミルズへの交代。
彼は、サザンロック界のTOTO。ATLANTA RHYTHM SECTIONも担当しており、そのフォーマットをこのバンドにも適用している。
サザンの持つ豪快さが少し出てきた。それを引き出したのはジム・ピートリックらSURVIVOR陣だ。

アリーナーロックへの過渡期なこのアルバムは、アルバムチャート最高位57位。SURVIVORからの楽曲①は最高位43位と少し手ごたえを得た。なので、ジム・ピートリックとロドニー・ミルズとのコンビを継続し、アリーナバンドへと進んでいく。


BLACK SABBATH - Sabbath Bloody Sabbath - Fluff ★★★ (2023-04-04 07:12:07)

アイオミが自身の結婚式用に作った曲。
しかし当日は、テープレコーダーが壊れて流れなかったらしい。


ひょうすべが、友人の結婚式の歓談中のBGMとして選曲した曲。
しかし、歓談中に流れてきたのが、次曲の"Sabbra Cadabra"。

わざとじゃないよ。
きっと、この曲は呪われているからだよ(笑)。


38 SPECIAL - Special Delivery (2023-04-03 07:25:52)

1978年発売の2nd。邦題:スペシャル・デリバリー

1st発表後、ベースが元SKYNYRDのラリー・ジャストロームへと交代。
以降、活動休止までは不動のラインナップとなる。

SKYNYRDが飛行機事故で解散となり、LYNYRD SKYNYRDの後継を狙った路線へシフトする。
シフトはしたものの、全体的に軽い。SKYNYRDが持っていた豪快さはない。
もしかして、プロデュースがR&B方面に強いダン・ハートマンだったかもしれない。(1stもダン・ハートマン)
ドニーは、兄への追悼曲として"Take Me Back"を捧げている。

あまりに売れなかったから、なかなか再発されず、後追いのひょうすべが手にするのが一番遅かったアルバムだ。
国内盤は2018年の再発されており、このアルバムも入っている。
最初から最後までちゃんとやる日本。仕事キッチリだ。
(でも、このアルバムの紹介文では、アルバムの中身より、ジャケットデザインの方が多くの活字を使っているけど・・・)

1st、2ndとも残念ながらヒットしなかった。
その影響なのか、両作とも後のBEST盤には1曲も収録されていない。
(同じレコード会社だし、外部ライターの曲でもないから、権利関係云々はないはず)

1st、2ndとも後回しでも大丈夫だが、間違いなくこの2枚が真っ先に市場から消える可能性は大。
しかも、全曲BEST盤未収録だから、このアルバムでないと聴けないぞ!

さあ。どうする?(笑)。


BLACK SABBATH - The Ozzy Osbourne Years ★★ (2023-04-03 06:33:05)

3枚組で41曲。ボリュームたっぷりだ。
「聴きたいな~」と思った曲は、まず入っているので重宝した。

ふと「入ってない曲ってあるのか?」と思ったので、ざっくり調べてみた。
オジー期(「13」除く」)では、オリジナルスタジオ盤は8枚66曲だった。
つまり62%が収録されていることになる。

そうなると・・・・
収録されてない25曲が気になった。
一体何が理由で外れてしまったのか?

CDの容量の関係か?
選者の好みなのか?
権利関係や印税が絡むカバー曲だからか?
“盗作”とか難癖付けられて、ちょっとめんどくさそうな曲か?

・・・・気になったので、落ちた曲を調べてみた。

"Rat Salad"
"Orchid"
"FX"
"Laguna Sunrise"
"Fluff"
"Don't Start (Too Late)"
"Supertzar"
7th全曲、
8th全曲。

つまり、1st~6thまでのアルバムからインストを除いて、微妙に曲順を変えたアルバムだった。
唯一収録されているインストは"Embryo"。
この曲は、"Embryo / Children Of The Grave"とまとめられている。

なるほど、文字通りの「The Ozzy Osbourne Years」ということだね。


ZENO (2023-03-29 07:30:51)

今知りました。
ご冥福をお祈り申し上げます。

ショックです。


38 SPECIAL - 38 Special ★★ (2023-03-28 07:47:13)

「今度、俺の弟がデビューするんだ」

ロニー・ヴァンザント(LYNYRD SKYNYRD)がうれしそうに語っていたらしい。
その弟、ドニー・ヴァンザント率いる38SPECIALのデビューアルバム(1977年)邦題は「デビュー」
G☓2、Ds☓2の6人編成。


ドニーもライブでは、ギターを弾くので、トリプルギター(LYNYRD SKYNYRD)、ダブルドラム(ALLMAN BROTHERS BAND)
とサザンロックの2大巨頭のフォーマットを踏襲している。

このアルバムでは、後のアリーナロック路線とは違い、フォークロック、カントリーの配合が多い。
これは兄のバンド、LYNYRD SKYNYRDとの差別化を図った為だろうか。
せっかくのダブルドラムがもったいない。

② Fly Awayは、飛行機事故前に作っていたが、亡くなった兄貴のことを歌っているようで、ぐっとくる。
→元々は、SKYNYRDの名曲“Free Bird"の続編なのかも。
ただ個人的には、最後のギターソロがもっと長くてハードになっていくと良かったと思う。

このアルバムでは、全曲ドニーがヴォーカルを務めている。
正直、中途半端感はぬぐえない。アルバムジャケットも平凡過ぎて、レコード会社が勝手に出した企画盤のような感じだ。
38Specialに興味を持った方は、後回しでも大丈夫だ。


ROXY BLUE - Want Some? ★★★ (2023-03-23 05:59:23)


LAメタルの最終兵器 ROXY BLUE。
LAメタルの秘密兵器 ROXY BLUE。

だいたい、最終兵器や秘密兵器というのは、使われないことが多い。
使っても、腐っていたり(巨神兵)、全く効かなかったり(別れた妻※アイアンマン2)している。
それに“最終兵器”は形勢がジリ貧になった時に使われるものだ。

マネージメントは、MOTLEYを育てたダグ・セイラー(Doug Thaler)。
ゲフィンHR/HM部門のツートップの片翼、トム・ズータウ(Tom Zutaut)がA&R。
ズータウ監修ということで、プロデュースはGUNSを手掛けたマイク・クリンク。

基本はWARRANT路線。そこに、デイヴ時代のVAN HALENとSKID RAWの1stを合わせ、GUNSで味付けしたサウンドは、まさに最終兵器の名に恥じない内容で、LAメタルの総括をしているようだ。

ただ、メンバーに“華”もしくは“毒”がなく、、
楽曲の質は高いものの、シングル向きの曲がないのが難点だった。
まだデビューアルバムだし、アリーナアーティストの前座で全米を2周ぐらいすれば、次のアルバムぐらいでブレイクしていくんじゃないか。と期待していた。

・・・・な~んてことを思っていたのを思い出した。

期待をしていたのに、すっかり忘れていた理由は、
ちょうど1年前、同じゲフィンから、NIRVANAとかいうバンドの『NEVER MIND』とやらが発売されたからだ!

たぶん、その後のフォローがなかったんだろうな~。実際に、発売後の活動を一切知らなかったし・・・。

これ。ゲフィンじゃなかったら、もしくは『NEVER MIND』と発売が逆だったら、これ程、地に埋もれることはなかったと思うな~。
ゲフィンにしてみれば、自分で自分の首を絞めちゃったね。


EAGLES - Their Greatest Hits 1971–1975 ★★★ (2023-03-22 07:36:57)

レコード会社は、EAGLES以上にロケンローだ。

新曲もなければ、アルバム未収録曲もライヴも入っていない。全て既発の曲で作られたベスト盤。
それ以前に、発売に関してメンバーの許可を取っていない。
当然、選曲、曲順にもメンバーは一切絡んではいない。
アルバムジャケットも『呪われた夜』制作時の最終候補オチだったもの。

この頃のEAGLESは不安要素だらけだった。
アルバム『呪われた夜』が全米1位を獲ったものの、バーニーの脱退によるボーカルハーモニーの不安。
よりによって新加入が、ジョー・ウォルシュというファンキーな自由人。
『呪われた夜』の次のアルバム制作が全然進まない。

なので、勝手に出してしまった。

そんなベスト盤なのだが・・・・

今まで出したアルバムが、全て “このアルバムの為ではないか?” と勘繰る程の出来上がりだ!
メンバーの意見を反映せずに、第3者が選んでいる事が功を奏したと思う。

EAGLESを一番知っているのは、メンバーではなく、レコード会社だったようだ。

もしも、このアルバムを持っていないが、EAGLESの「One Thease Night」までを持っていたり、
別のベストアルバムを持っているのであれば、是非、この曲順でプレイリストを作成して聴いて欲しい。


Side one
1."Take It Easy" (from Eagles)
2."Witchy Woman" (from Eagles)
3."Lyin' Eyes" (from One of These Nights)
4."Already Gone" (from On the Border)
5."Desperado" (from Desperado)

Side two
1."One of These Nights" (from One of These Nights)
2."Tequila Sunrise" (from Desperado)
3."Take It to the Limit" (from One of These Nights)
4."Peaceful Easy Feeling" (from Eagles)
5."Best of My Love" (from On the Border)


このアルバム。売りも売ったり、4,500万枚。東京都民が1人3.2枚持っている計算だ。
このベスト盤がEAGLES史上どころかアメリカ史上で一番売れたアルバムであり、全世界でも2番目に売れたアルバムとなった。
※諸説あり
レコード会社にしてみれば、これで制作中の次作がこけて、EAGLESが崩壊しても、充分過ぎる程稼ぐことができた。

でも、次作は、とんでもないアルバムをつくっちゃったんだけど・・・。


WRABIT - West Side Kid ★★ (2023-01-24 07:36:16)

1983年の3rd

今回の再発で初めて3枚目が出ているのを知った。
①~⑦では、変わらないWRABIT節が聴ける。
デビュー前からストックのあった曲を3枚に分けて出した感じだ。
(売れていたら、3部作とか言われちゃったんだよね。きっと)

で・・・・。

今までと趣向が違うのが、後半⑧⑨⑩。
アーバンな大人の雰囲気を持つAOR風(というかモロAORだね)の楽曲が続く。
特に⑨を聴いた時には、AIR SUPPLYが聴きたくなっちゃった。

⑩はアップテンポな曲だが、ホーンを導入してPOPなサウンド。
HR/HMの範囲がむちゃくちゃ甘い私ですら、「これはHR/HMではない!」と言えるほど。

この路線に振り切って、もう1枚聴きたかったな~ と思っちゃった。


WRABIT - Tracks ★★ (2023-01-24 07:33:00)

私は、約20年間これしか持っていなかったので、私にとってのWRBITはこのアルバム。
全く情報がなかった為、「TRACKS」というタイトルから、てっきり未発表曲集だと思っていた。
なので、今回の再発で2ndアルバムと知ってビックリ。

1982年発売の2nd

必殺チューンがなくなったものの、1stと路線は変わっていない。
私は上記に書いたように、未発表曲集だと思っていたので、
「ここまで作っていて契約できなかったんだ~」と思っていた。

さて、久々に聴いてみると・・・・・


「え?ジャパメタ??」


80年代、私が夢中になったジャパメタがここにあった。
①のイントロから歌いだしなんて、日本人HR/HMの典型的な始まりだし、なんかまるで日本語のようだし・・・。
③なんかは角川映画のエンディングに使われても違和感ないな~と思った。

そういえば彼らはカナダのバンド。
アメリカと国境を接しており、長年イギリス連邦に加盟していたカナダ。
アメリカ、イギリスサウンドが区別や差別なく同時に入ってくる日本と環境は似ている。

たぶん違うとは思うけど、ボーカルの人って、普段の会話は英語ではないような気がする。
もしそうであれば、ジャパメタの雰囲気も判る。

ターゲットを日本に絞り、日本のレコード会社の戦略に乗れば、日本においてはそこそこ売れた気がするのだが、
その頃の日本は、マーケットが小さかったし、絶好の広告媒体である『Burrn!』はまだ創刊されていなかったね。残念だ。


THE GEORGIA SATELLITES ★★★ (2023-01-06 07:49:44)


「そうか、今日30日だ!」

買いたいものがあって寄ったイオン。
たまたま、20日・30日の「お客さま感謝デー」だったので、混んでいた。
私もすっかり“5%オフ”の策略に乗せられ、買うつもりのないものを買い物カゴに入れる。と踊らされていた。
物色している時に、申し訳程度に流れる店内BGMに耳が行った。

「あれ? これサテライツだよね?!」
GEORGIA SATELLITESの"Battleship Chain "だった。
イオンがわざわざこの曲を選んで流しているとは思えないが・・・・。

でも、このノリは・・・・

「買え! さあ買え! どんどん買え!」

と言っているような気がした。


バンド名にも表れているように、彼らはジョージアのバンド。
つまりサザンのバンドだ!

サザンロックとは、アメリカ南部産のブルース、カントリー、ソウル、ゴスペル、R&Bを英国から逆輸入されたロックのフォーマットで、ブレンドしたものだ。
スワンプロックとの違いは、それを南部出身者がやっているかどうか。
バンドによってそれぞれの配合が違っているのが特徴である。

彼らの目標はROLLING STONESではないかと思う。
ストーンズはアメリカ南部を目指していたが、こちらはその本場、南部臭が強い。

“アメリカ南部からのストーンズへの回答” 

といえば、ちょっと大袈裟だな~と自分でも思う。

よく、イアン・マクレガンがゲスト参加していることから、FACESからの影響云々・・・・。
と書かれているが、フェイセズ臭は感じられない。(フェイセズのカバーはあるけど)
フェイセズの方が、もっとカチッとしている気がする。こっちの方がルーズだ。

イアンはフェイセズのメンバーではあったが、ストーンズにおいても、サブ・プレイヤーの位置にいたことを忘れちゃだめだよと。言いたい。
ただ、私自身はストーンズもフェイセズも真正面から通っていないので、この部分を小文字にしたいぐらいだ(←書かなきゃ良いじゃん)。

別の所では“ド田舎のAC/DC”と例えられていた。これはな~んか判る。
この“ド田舎”というのはサザンのことなんだろう。AC/DCと同じ臭いのポップフィーリングがある。

“アメリカ南部からのAC/DCへの回答”

といえば、ちょっと大袈裟だな~と自分でも思う。

個人的には、このポップフィーリングがCHEAP TRICKにも近いと感じる。
チープの飛び跳ね型(縦型)に対して、横型とノリに違いはあるものの、歌メロはロビンが歌っても遜色ないと思う。

“アメリカ南部からのチープへの回答”

といえば、ちょっと大袈裟だな~と自分でも思う。

まっ。当の本人達は、そんなことを気にしてはいない。ただ単に“感覚に任せて好きにJAMってる。”だけなんだろうけどね。

この度、ダン・ビアード在籍時の3枚がセットになったULTIMATE が発売されている。
3枚のアルバム全曲と、シングルB面、アルバム未収録曲、ライヴと全てが網羅されている。
これを機に一気に揃えることが可能になったんで、是非揃えましょう。

尚、これを書こうと、このページを開いた時。
下から“サテライト・オフィス”の広告が現れた。
なんか笑った。


ELF - Elf ★★★ (2022-12-26 21:56:00)

1972年発売の1stアルバム。

ん?72年??

イーグルスがデビューした年だ。つまり、イーグルスとエルフは同期だ。
Lynyrd Skynyrdデビューの1年前。
エルビスは、まだ生きていた(今もきっと生きてるはずだけど/笑)

彼らを見出したDEEP PURPLEは第2期。
「Machine Head」を発表し、後のライヴアルバムとなる日本公演を行った年でもある。

ELFとDEEP PURPLEの出会いは偶然が重なって実現された。
DEEP PURPLEの全米公演中、イアン・ギランが肝炎を患い入院してしまう。
全米公演が中止となり、メンバーが英国に帰ることとなるが、
新興レーベルPURPLE RECORDSのスタッフでもあるロジャーとペイスは、この空いた時間を利用し、新人探しをしていた。

なんて勤勉な2人なんだ!(ギランはしょうがないけど、後の2人は???)、

有望なアーティストがいると聞きつけ、ELFのライヴを観て、気に入った様だったが、
そのライヴには、あのクライヴ・デイヴィスも観ており、こちらも気に入った為、制作はパープルレコード。販売はEPICとなったらしい。

ELFの目標はHUMBLE PIE。
ロジャーとペイスの目標はアメリカ南部の音だった。
なので、レコーディングをアメリカ南部(ジョージア)で行っている。
南部のロックはギタリストが中心の音楽なのだが、ELFはピアノが中心。
それがホンキートンクに展開される。

あのディオがご機嫌なテンポでっせ。
1曲目からフーチークなんだから・・・。

唯一、ギリギリの様式美系タイプが③"Never More"だが、
これも、ほんのちょっとドラマティックぽい感じで、アルバム内で浮いている感じ。
ちなみにタイトルからロニーの“ネヴァ”を期待したらダメだよ。

とはいえ・・・・

1stから圧倒的な歌唱力である。
正直、メタルじゃなくても十分に通用する歌声だ。
クライヴ・デイヴィスが気に入るもの判る。

んん? ちょっと気になったので調べてみた。

1970年 エルトン・ジョン "Your Song(僕の歌は君の歌)"がアメリカで大ヒット。
1971年 ビリー・ジョエル、ソロデビュー
→レコード会社がテープの回転数を間違えてレコード化し、全く売れず。

1972年 ELF「ELF」発売

1973年 ビリー・ジョエル。クライヴ・デイヴィズの元「PIANO MAN」発売。

クライヴ・デイヴィスのターゲットはピアノロックだったのかもしれない。

もしかして・・・・

DEEP PURPLEに出会わなかったとしたら、
ビリー・ジョエルの1stが正確なピッチで販売されていたのであれば、

その後のビリー・ジョエルの位置にELFがいたかもしれない・・・・。

な~んて思いながら聴きましょう(笑)。
(でも、ビリーとも音はちがうけどね)


LYNYRD SKYNYRD ★★★ (2022-12-25 22:40:26)



『怪獣総進撃』~再結成後のSKYNYRD(HARD ROCK化)~


伝説のサザンロックバンド。LYNYRD SKYNYRD。
「髪を切れ!」と散々言ってくる体育教師、レナード・スキナーからとったバンド名。
アメリカ人でもバンド名が読めないようで、デビューアルバムは、発音記号付きとユニークだ。

サザンロックとは、アメリカ南部産のブルース、カントリー、フォーク、ソウルを
英国から逆輸入されたロックのフォーマットで、ブレンドしたものだ。
そして、バンドによってそれぞれの配合が違うのも特徴だ。
昔は、アメリカンルーツロック、レイドバック内に一括りになっていたが、
いつからか、南部出身者のバンドが奏でるロックをサザンロックと呼ぶようになったらしい。

70年代アメリカンハードロックもこの系統のひとつだった。
VAN HALEN KISS AEROSMITH CHEAP TRICKの登場により、その定義は変えられてしまい
JOURNEY、STYX、FOREIGNER、KANSAS、の元プログレ勢、新人のBOSTONの大ヒットにより、無国籍化してしまう。
なので、サザンロックは、70年代アメリカンハードロックの生き残りであり、継承者だと思っている。

SKYNYRDの代表曲"Free Bird"。、
サザンロックバンドであれば、それぞれのバンドに"Free Bird"的曲を持っている。
ウエストコーストの代表格であるEAGLES。Hotel Californiaは、Free Birdのフォーマットだ。
作者のドン・フェルダーは南部の出身であり、ギターの師匠はデュアン・オールマンであることからも、南部の薫陶を受けている。

さて、SKYNYRDを書く場合、どうしてもあの事故のことを触れないと進まない。
全盛期にメンバーの乗った飛行機が墜落し、バンド関係者4名が死亡。他のメンバーも体と心に傷を負い、解散をしてしまい、伝説となってしまう。

さて、再結成後は、SKYNYRDというの旗の元に馳せ参じた猛者たちといった感じだ。
しかも、ハードロック畑の猛者達ばかり。

ゴジラに例えれば『怪獣総進撃』のようだ。

・・・・ちょっと興味湧いたでしょう(笑)

再結成時の一番の肝は、事故で亡くなったボーカルで中心人物、ロニー・ヴァンザントの後任。
誰もが嫌がる後任には直系を充てた。
ロニーの弟であり、38SPECAILのドニー・ヴァンザントの弟でもあるジョニー・ヴァンザントを据える。
(北斗の拳でいえば・・・ジャキ・・・いやケンシロウだ!)

ジョニーは、隠れ名盤のメロハーバンド、VANーZANTのVo&リーダー
アルバム「TWENTY」からは、ギターに元BLACKFOOTのボーカル&ギターでリーダーのリッキー・メドロックが参加。
おなじくギターにOUTLAWSのボーカル&ギターでリーダーのヒュージ・トマソンも参加
リッキー・メドロックは、デビュー前のSKYNYRDでセカンドドラムだったらしい。
アルバム「Christmas Time Again」より、DAMN YANKEESのマイケル・カーテロンが参加。
このように4つのバンドから、3人のリーダーが集結している。

これを知った時には「隠れて何をしていたんだ!」と思った。
 →いや、お前が知らなかっただけで“隠れてないし”、“E.Z.O.でもないし”。

また、曲作りには、RPMのロバート・ホワイト・ジョンソン、CINDERELLAのトム・キーファー、
SURVIVORのジム・ピートリックが参加。「God & Guns」「Last of a Dyin' Breed」のプロデュースはボブ・マレットだ。


ここまでくると、これはSKYNYRDではない。という人もいるだろう。


しかし・・・・


SKYNYRDという旗でなければ、このメンツは集まらない。


EAGLES - On the Border ★★★ (2022-11-14 07:39:14)

このアルバムでもロケンローである。


2ndが売れなかった。
バンドはこれをレコード会社とプロデューサーのせいとした。
確かに"Desperado"は、リンダ・ロンシュタットが歌ってヒットさせたしね。

そもそもコンセプトアルバムなんて言い出すから・・・
は、あっちの方に置いている(笑)。

後にグリン・ジョーンズも

「アーティストは売れれば自分のおかげ、売れなければプロデューサーのせい」

この時初めて経験したと語っている。


2ndが売れなかったことで、ますますゲフィンにとって“どうでも良いバンド”になった。
自身もアサイラムをワーナーへ売り、ワーナーの重役になっていたし、大御所ボブ・ディランのマネジメントを手掛け始めていた。
なので、配下のアーヴィング・エイゾフへEAGLESを丸投げした。

このアルバムも当初は、英国&グリン・ジョーンズで始まったものの、
最初から、もめにもめた。6週間かけて結局2曲しかレコーディングできず、曲作りの為、一旦米国へ戻ることになる。
それ以降は、英国に戻ることはなかった。(英国では遊べないもんね)

ね。EAGLESってロケンローでしょ(笑)。
米国に戻ったメンバーは、エイゾフにプロデューサーの交代を要求し、エイゾフが用意したのが、ビル・シムジク。
元海軍のソナーオペレーターで音楽未経験者だが、ジョー・ウォルシュやリック・デリンジャーを手がけていた。
潜水艦に乗り込みソ連の潜水艦を耳で探索していただけあって、音を聴き分けるのが抜群上手い。
このころから24トラック録音が出始めたこともあり、ビルの耳が重宝された。
そして、メンバーが満足いくよう、何テイクのレコーディングを許可した。
(実はグリン・ジョーンズは、結構威圧的だったらしい)

そのレコーディング中にスライドギターが必要となり、バーニーの友人だったドン・フェルダーに参加を要請。
フェルダーはそのままEAGLESに加入となる。(このアルバムでは2曲参加 ①"Already Gone"、⑨Good Day in Hell)

第2弾シングルの⑩"Best of My Love"。
ラジオ局で良くかかっていたため、シングルカット候補となったが、フライは大反対。
しかし、レコード会社が無許可で発売してしまった。
しかも、ちょっと長かったんで、ぶった切ったバージョンで・・・・。

ね。レコード会社はロケンローでしょ(笑)。

しかし、この曲がEAGLES初の全米№1ソングとなる。
英国&グリン・ジョーンズで録音された2曲のうちの1曲だったことは内緒だよ(笑)。

このアルバム。以降のロック路線の過渡期と評され、あまり評価されていないが、ひょうすべがEAGLESの全アルバムで一番好きなアルバムがこれ。

理由は・・・・判んない(笑)。

ね。ひょうすべもロケンローでしょ(笑)。


CHINA SKY - China Sky ★★★ (2022-11-10 06:52:02)

1988年発表。米国産メロハーの隠れ名盤。

店頭でJOURNEYタイプとあったので、購入。
JOURNEYが解散(実際は解散ではなかったよう)してしまった為、
ネクストJOURNEYを見つける為に、「JOURNEYタイプ」と情報があると、チェックしていた時期だった。

基本はメロハー。曲も悪くはない。
②は確かにJOURNEYタイプの曲で、ボーカルがスティーヴ・ペリーに寄せているんだが・・・
スティーヴ・オージェリー、ケヴィン・チャルファントやアーネル・ピネダの域まで達していない。
むしろ、スティーヴ・ペリー寄せない声の方が、彼の魅力ではないかとも思う。
それよりも、基本的に曲の趣きが、JOURNEYとは違う為、これを"JOURNEYタイプ"とされてしまうと、
肩透かしをくらってしまう可能性は高いかと。(むしろSURVIVORタイプといった方が良いかも)
聴いた当初は“なりそこないのJOURNEY”という評価だった。
しかし、何かが引っかかって、バッサリ切り捨てることはできなかった。

その曲は、⑩ "The Last Romantic Warrior"。
歌詞にバンド名が出てくるので、このバンドのテーマ曲でもあるかと思う。
他の曲と少し趣の違うこの曲が好きだったということもある。

しばらくして、その理由が判った。

ボビー・イングラム MOLLY HATCHET加入。

「このバンドの根っこはサザンだったんだ。」と。

産業ロックの最大の特徴が“爽やかさ”。言い方を変えれば「無国籍感」だと思う。
どこの国にも属さないからこそ、どこの国でも売れる。

サザンロックという地域密着サウンドが、“なりそこないのJOURNEY”の“なりそこない”の部分だったと同時にブレイクしなかった理由なんだと判った。

それを前提に聴きなしてみると、納得。
決して名盤とは言い切れないが、私にとっては非常に味わいのある1枚だ。

何でもハードにするボブ・マレットがプロデュースしても、南部臭って消せないんだな~。


ELF ★★★ (2022-11-08 08:03:46)

DIO「MASTER OF THE MOON」の前後から、
別のアーティストのアルバムにゲスト参加しているのをポツポツ見かけた。
自身のブランド価値維持の為、“自分の声は自分のアルバムのみ”と思っていたので「珍しいな~。」と思った。
そんな中、HEAVEN&HELL名義で“ロニーSABBATH”を復活させた。


そうか!その手があったか!

ならば・・・RAINBOW・・・・

いや。これは贅沢すぎる(←妄想なのになんで?)。


だったら・・・

ELFを復活させろ!

と思った。



私がELFに来るまでの道筋(ロニー限定)は、「虹を渡る覇者」→「HEAVEN&HELL」→「バビロンの城門」→「悪魔の掟」→「L.A./59」だった。
(もしかしたら、間に「ON STAGE」もあったかも・・・)

MSG→UFO
RAINBOW→DEEP PURPLE
WHITESNAKE→DEEP PURPLE
オジー→BLACK SABBATH
ロニーSABBATH→オジーSABBATH

と過去に戻っていった私にとって、

RAINBOW→ELFへ行くのは必然。


勿論、友人達に「俺。ここまで持ってるよ」と自慢したい部分があったことは認める(笑)。

もう判るよね。1枚だけお蔵入りした。

メンツがほぼ一緒ということから、「銀嶺の覇者」は少し後回しになった。

しかし、私の嗜好が変わったことにより、今では大好きになった。


ディオの自伝によれば、ELF復活のチャンスはあったようだ。
BLACK SABBATH在籍時にディオはソロアルバムの契約を結んでいた。
SABBATHの活動の合間にSABBATHとは違った形でアルバムを作ろうと思っており、
その中でELFのメンバーで何曲かと思っていたらしい。

しかし、結果として、このソロアルバムの契約が、バンド内での不和となり、SABBATHを脱退してしまう。
(このソロ契約が後のDIOとなるのだが)

さて、このELFだが、後のRAINBOWの母体になっている。(ELF側から見た場合ね。/笑)
しかし、RAINBOWともDEEP PURPLEとも違う音だ。
所謂“様式美”を期待して聴くと、愕然となるか、大笑いしてしまうかのどちらかだ。(経験者は語る)


ELFの目標はHUMBLE PIE。
ピーター・フランプトンがいた時だから、ルックスではない(笑)。
R&B、ブルースを英国でROCKさせたサウンド。

そう。スワンプロック、サザンロックと同じ成分だ。
60年代終わりから、英国ではアメリカ南部ブームが興っていた。
エリック・クラプトン、デイヴ・メイスン、ROLLING STONES、ジョージ・ハリスンが南部音楽に傾倒していった。
それに呼応して、アメリカ南部でも、ALLMANが1969年、SKYNYRDが1973年デビューしている。


新興のPURPLE RECORDSとしてはこれは見逃せない。
だがこの路線は、DEEP PURPLEではできない。
なので、この路線をELFに託したのではないだろうか。

アメリカ南部の音を英国人が体現したバンドがHUMBLE PIEであり、そこから透けるSMALL FACES。
この音をニューヨーカーが再現する。これがELFだ。

結果的にELFは売れなかった。
しかし、DEEP PURPLEやALICE COOPERとツアーを行ったことは、ディオの血肉となった。

ELFと言えばロニー・ジェームス・ディオとなるのだが、他のメンバーも、その後活躍している。(詳しくはWikiでね)
PURPLE RECORDSって、面倒見良いのね。


BLACK SABBATH - Paranoid - Paranoid ★★★ (2022-10-26 07:28:05)

「短め目の曲で、なんか1曲作ってくれ」

アルバムの収録時間の関係で、速攻で作った作品(トニー曰く実質4分)
トニーとオジーが、それぞれ「Paranoid? どんな意味だ?」とギザーにきいたそうだ。

2ndアルバムは、元々「WAR PIGS」というタイトルだった。
ベトナム戦争が激化する中の堂々とした反戦歌だ。
英国に徴兵制度を導入する噂が流れていたこともあり、
反戦歌をアルバムタイトルにするのは、レコード会社がびびってNGを出した。

突然のアルバム名変更、既に「WAR PIGS」のイメージで作ったジャケットは変えられない。

「アルバムのタイトルはどうする? でも今からジャケットは変えられないよ。」
「じゃあParanoidで」

「シングルはどうする? ラジオでかかるなら短めの曲の方が良いよ。」
「じゃあParanoidで」

短い曲だからという理由でシングル化。
このシングルが売れに売れ、バンドの代表曲となった。

ギザー曰く「うつ病」と「ドラッグ」の曲らしいが、
この曲をバッキンガム宮殿、女王陛下の前で演奏できる程、有名な曲となった。
許可を出す英国は懐が広い。


英詞が判る、英語圏の人達が、「脳を支配される。助けてくれ!」と言ってるオジーに

「ヘイ!」ってレスポンスするって・・・・一体・・・。


BLACK SABBATH - Black Sabbath - N.I.B. ★★★ (2022-10-26 07:18:23)

N.I.Bは、“Nativity In Black”の略ではなく、本当にそのままNIB(ペン先)という意味だそうだ。
バンドの“いじめられ対象”のビルのひげの形のことだそうだ。

歌詞は、女性を口説く内容だが、最後にMy Name is Luciferと入れたことで、全ての意味が変わってくる。
ギザー曰く、「悪魔が恋に落ちて、良い人になることについての曲」とのこと。

ひらめきで作ったのであれば“天才”だし。

狙って作ったのであれば“天才”だ。


JOSHUA - Surrender ★★ (2022-10-21 07:11:56)

トニー・アイオミの自伝「アイアン・マン」
自身初のソロアルバム「SEVENTH STAR」制作時のこぼれ話が面白かった。

このソロアルバム。当初のボーカルは、ジェフ・フェンホルトなる人物。
ブロードウェイミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」のイエス役で出演していたそうだ。
しかし、プロデューサーのジェフ・グリックスマンが「アルバムに合わない」としてクビ。
ご存知の通り、グレン・ヒューズを迎え完成をしている。

ジェフ・フェンホルトは、その後キリスト教伝道師となりTV出演。テレビ伝道師として一躍有名に。
その後のドタバタは、本を読んでもらって・・・。

ここで気になったのが“ジェフ・フェンホルト”という名前。
なんか聞いたことあるんだけど・・・。伝道師って言ってるから気のせいなんだろうな?

まっいいや。

と放置。

ある日突然、ジェフ・フェンホルトという名前が頭に出てきたので、調べたら、このアルバムのヴォーカルでした。

皆さん。このアルバムに興味湧いたでしょ(笑)。

ちなみに、彼の出演番組。番組名が「Highway to Heaven」だって。


それにしても・・・・
ジェフ・グリックスマンは、レイ・ギランもクビにしてるよね。


BLACK SABBATH - Black Sabbath ★★★ (2022-10-19 21:43:37)

完成度は後の2nd、3rdに譲るが、このアルバムは中毒になる。

BLACK SABBATHとの最初の出会いは「HEAVEN&HELL」。
ロニーの前がオジーということを知り、手にしたのがこのアルバムだった。

1回聴いただけで放置。
しばらくしてから、また聴いて放置。
またしばらくしてから、聴いて放置。
この間隔がだんだん短くなっていった。

気づけばこのアルバムを聴いていた。

“やばい”

よくある“はまる”という感覚ではない。
なんか“おかしくなってしまう”という感覚だった。

自己防衛機能が反応したのだろう、
このアルバムを聴くことは勿論、取り出すことを自意識を持って辞めた。
つまり、封印した訳だ。

2nd以降は普通に聴ける。ベスト盤に収録されているこのアルバムの曲も大丈夫だ。
このアルバムだけがダメだった。怖かった。
なのでCDで買い直さなかった。このHPのこのアルバム評すら読まない程徹底した。

HM/HRを離れていたこともあるが、この呪いを完全に解いてくれたのが、トニーとオジーの自伝だった。
双方とも「こんなはずじゃあなかった」と言っている。
以下は、トニーとオジーの自伝より。このアルバムの雰囲気を壊してしまうかもしれません。
でも、私と同じ様な状況になりそうな方へ。このアルバムは普通に楽しめるロックアルバムだと判ってもらえればと思ってます。
(今は普通に楽しめています)

トニー「ただのホワイトブルースなんだよ。なんでこんなになっちゃうんかな?」

メンバーは、①"Black Sabbath"に例のSEを使用することは知っていたそうだが、
アルバムジャケットや、13日の金曜日に発売されたことは全く知らなかったそうだ。

オジー「父ちゃん。俺のデビューアルバムがこれだよ。」
父ちゃん「おい。これ十字架が逆だぞ」

①のイントロ。トニーが怖い音を模索し、発見した三音が
実は中世時代に悪魔の和音ということでカトリック教会から禁止されていた音階だったらしい。

このアルバムのジャケット、特に内ジャケの「逆十字」と①"Black Sabbath"が、このバンドのイメージを確立させ、一躍有名にさせたのと同時に、様々なリスクを背負うことになった。

「悪魔崇拝者に会場は貸せない」と会場の貸出拒否を受けたり、ライブ会場でのキリスト教徒の妨害行為が多発した。
アメリカでも売れたが、アメリカにツアーに行くこともできなかった。

ビル「オジー。俺の家に誰かいるんだ」
オジ「じゃあ入場料とれば?」

極めつけなのが、悪魔崇拝団体より、ミサでストーンヘンジでのライヴを依頼された。
そもそも悪魔崇拝等に一切興味がないメンバーは勿論断る。
団体のリーダーより「お前ら全員に呪いをかける!」と言われ、怖くなってメンバー全員十字架を身に着けたそうだ。

今ではトニーの衣装のトレードマークになっている。
ちなみにオジーだけは、十字架がなかったようで、十字の水道管をぶら下げていたそう。

ロックをやれば、モテモテだと思っていたが、曲が曲だけに
ライヴに女の子の姿が全く、女の子も寄ってこなかったらしい。

⑨Warningは、10分を超える大作だが、元々は15分以上あったらしい。
収録時間の関係上、勝手にバッサリとカットされ、トニーはかなりむかついたそうだが、
このアルバムの発売後、ライヴでは、このアルバムVer.の時間で演奏しているそうだ。(トニーもなぜか判らないようだ)

④はA&Rから言われて、しびしぶカバーした曲で、1stシングルだった。
アメリカのCROWというバンドのカバーだが、権利関係でアメリカ盤では入っていない。
(勝手にカバーした?)

人気が高じて、ドイツのTVに出演が決まったものの「オリジナル曲では放送できない」と言われ、プレスリーのカバーを演ったらしい。

バンドのレコーディングたった1日。(2日目はMIX作業)。
トニーの希望もあり、ほぼライヴ録音だったそうで・・・
つまり、ライヴでもこの音で演っていた訳だ。

もしもこの時にライヴ観てたら、やばかったな~


38 SPECIAL ★★★ (2022-10-18 07:47:44)

38Special
.38Special
Thirty-Eight Special

バンド名表記がこれだけ変わるのも珍しく、しかもバンドロゴに関しては、全てのアルバムで違っている。
(もしも、日本でバカ売れしていたら、Burrn!誌で初期にあった付録のバンドロゴシールはしょっちゅう変わっていただろうな・・・)
このおおらかさは南部ならではだ!(笑)←それですませていいのか?。

もうひとつ。このバンドのヒット曲のほぼ全てが、中心人物のドニー・ヴァンザントではなく、ギターのドン・バーンズのヴォーカルの曲であること。
その為、最初の頃PVでギターを持って歌っているのが、ドニーだと思っていた。

結成から「Flashback: The Best of 38 Special」までツインギター、ツインドラムの6人体制。
8th「Rock & Roll Strategy」よりドラムが1人となったが、ごめん。そんなに影響を感じなかった。
(ライヴでは違ったんだろうな~)

サザンロックとは、アメリカ南部産のブルース、カントリー、ソウル、ゴスペル、R&Bを
英国から逆輸入されたロックのフォーマットで、ブレンドしたものだ。
バンドによってそれぞれの配合が違っているのが特徴である。
スワンプロックとの違いは、それを南部出身者がやっているかどうかだ。


その中でも、38Specialは、初期こそ自分達の目指す路線が定まっていなかったが、
ウエストコースト、メロハー路線(産業ROCK)を取り込むことで、アリーナロックバンドとなっていく。
これは、3rdよりジム・ピートリック(SURVIVOR)が楽曲に関与していることが大きい。

しかし、SURVIVORの弟分とならなかったのは、基本の立ち位置がサザンであり、この立ち位置がぶれていないことだ!
(これが日本で人気が今ひとつの理由でもあるけど・・・・)


VAN ZANT ★★★ (2022-10-16 20:41:38)

VAN ZANT

同じ名前で2つのプロジェクトあります。
ここで整理をしますね。
Wiki(英語版)も、ぐちゃぐちゃになってるんで・・・

~事前知識~

【ヴァンザント3兄弟について】


長兄:ロニー・ヴァンザント [LYNYRD SKYNYRD]

次兄:ドニー・ヴァンザント(ダニー・ヴァンザントというところもあり)[38SPECIAL、VAN ZANT]

三兄(末弟):ジョニー・ヴァンザント [THE JOHNNY VAN・ZANT BAND、VAN・ZANT、ソロ、LYNYRD SKYNYRD、VAN ZANT]
※今回の主役です。

~VAN ZANTについて~

【バンドとしてのVAN ZANTについて(メロハー)】
末弟ジョニーが最初に結成したバンドが、THE JOHNNY VAN・ZANT BAND。
3枚のアルバムを出しますが、それぞれジャケットのバンド名表記が違います。

1st 1980「No More Dirty Deals」 THE JOHNNY VAN ZANT BAND

2nd 1981「Round Two」 JOHNNY VANーZANT BAND

3rd 1982「The Last Of The Wild Ones」 THE JOHNNY VAN・ZANT BAND

その後ゲフィンに移籍し、バンド名をVAN・ZANTと変えます。(国内盤表記バンド名:VANーZANT ヴァン・ザント)
メロハーファン必携のアルバム「VAN・ZANT(邦題:VZライジング)」を1985年にだします。
メンバーは、JOHNNY VAN-ZANT BANDのメンバーです。
なので、単なるバンド名変更で、通算4枚目のアルバムと言ってよいでしょう。

4th 1985 「VAN・ZANT(邦題:VZライジング)」 VAN-ZANT

このアルバム、ジャケットをよく見ると、VANとZANTの間に・があることが判ります。
→国内盤LPジャケットだと・(ナカ黒)だけど、輸入盤CDは .(ピリオド)に見えるんだよね。
→国内盤解説は、“-”なんだよね。
※要はVANとZANTの間に何かあるってことだけは確かだね。

しかし、残念ながら売れずにゲフィンをドロップアウトしてしまいます。
末弟ジョニーは、旧SKYNYRDのメンバーより、悲劇の飛行機事故から10年のトリビュートツアーの参加を要請されます。
偉大な長兄ロニーの代わりは務まらないと固辞しますが、押し切られる形で参加します。
このツアーが大成功に終わり、SKYNYRDはジョニーを迎えて、本格的に再結成となります。
これにより、バンドとしてのVAN-ZANTは終わりとなります。

その後ジョニーは、ソロ名義で1枚アルバムを出します。こちらは、バンドVAN-ZANTのメンバーは絡んでいません。
メンバーは絡んでいませんが、「VZライジング」でカバーした"2+2"のオリジナルである(元?)RPMのロバート・ホワイト・ジョンソンが曲作りからプロデュースまで全面的に関与しています。
このソロアルバムですが、バンドとしてのVAN-ZANT路線ではなく、後に結成されるデュオとしてのVAN ZANT路線です。

ソロ 1990「Brickyard Road」 JOHNNY VANZANT


【デュオとしてのVAN ZANT】
1998年、ドニーとジョニーの兄弟デュオVAN ZANTが始動します。
このVAN ZANTは、ドニーが38SPECIAL、ジョニーがLYNYRD SKYNYRDでそれぞれ活動しているので、サイドプロジェクトとなります。
兄弟であること。SKYNYRDも38も同じレーベル(CMC International)でしたので、このようなプロジェクトが成立したと思います。
メンバーは、ドニーとジョニーの2人だけです。

このデュオとしてのVAN ZANTで現在までで4枚のアルバムを出しております。

1st 1998「Brother to Brother」
2nd 2001「Van ZantⅡ」
3rd 2005「Get Right With the Man」
4th 2007「My Kind Of Country」

元々は、亡き長兄:ロニー・ヴァンザントへのメモリアルとしての1回きりのプロジェクトでしたが、
シングル"Rage"がビルボード22位とヒット。
サイドプロジェクトとして、継続することとなります。
3rdでレコード会社を移籍し、よりカントリー色を強めた結果、カントリーチャート2位。続く4thでは10位とヒット。

本職より稼いでるんじゃない?

それ以外でも、3rdは、その音楽性以外の所で話題になったアルバムで、後に大問題となります。
彼らは、単なる被害者なのですが、「ゴミ箱に捨てろ!」とか言われてしまってます。

現在、残念ながらドニーが病気の為、引退してしまい、現在は活動をしておりません。
復活を心より祈念します。


NIGHT RANGER - Dawn Patrol ★★★ (2022-10-13 07:50:16)

発売前は完全にヒールだった。

“ランディー・ローズの代役”というとてつもない重責を務め、来日公演にも同行したブラッド・ギルス。
自身のバンドがある為、ツアーのみの参加でオジーの元を離れてしまう。
本来であれば「よく頑張ってくれました。」「お疲れ様でした。」と労うべきなのだが、
そのパフォーマンスがあまりに良かったので、オジーは残ってほしい一心もあったのであろう、
「ブラッドは正式メンバー」と公言した後の脱退報道だった。

ちょうど、ランディーの僚友だったルディー・サーゾも脱退したこともあり・・・。

「またオジーを1人にしてしまうのか?」と。

このアルバムとほぼ同時期にでたオジー時代のブラッドのパフォーマンスを収録したアルバム「Speak At The Devil」。
この内容が良かったもんだから、余計に“裏切り者”というレッテルが貼られていた。

これに追い打ちをかける様に、発売されたこのアルバムの邦題が「緊急指令 N.R」。
まるで、元オジー・オズボーンバンドという経歴が風化しないように、緊急で発売したんじゃないか。
と勘繰るような邦題だった。(今では使ってない)

しかし、そのバッドイメージは、音と映像(PV)でひっくり返される。
ハードでメロディアスで、キャッチー。疾走感があり、爽やか。

当時HR/HMファン(特に日本)が求めていたものを高次元で提供してくれた作品だ。


BRYAN ADAMS - Waking Up the Neighbours ★★★ (2022-10-05 23:20:11)

LepsよりLepsっぽいアルバム


BANGALORE CHOIR ★★★ (2022-10-05 20:28:13)

ACCEPTの黒歴史であり、

ACCEPT悲願のアメリカ進出をぶっ壊したどころか、

ACCEPT自体をぶっ壊し、ウルフを引退(後に復帰)にまで追い込んだ人物


デヴィッド・リース。


しかし、私とアーヴィング・エイゾフは見捨てなかった(ちょっと誇張)
そんな、わんぱくなデヴィッド・リースが結成したのがこのバンガロー・クワイアだ!!
(でもメンバーみると、急造感あるけど・・・)

アーヴィングのGiant Recordより
デビューアルバム「ON TARGET」を1991年に発表

プロデューサーにマックス・ノーマンを起用し、
ジョン・ボンジョヴィ&アルド・ノバ作の曲を使わせたりして、
それなりに期待はしていたようだが、グランジ・オルタナの時代では、見向きもされず。
アーヴィングの元からも消えていきました。

デヴィッドは、その後サークル オブ サイレンス(SIRCLE OF SILENCE)で、その時代に合わせたサウンドのアルバム2枚を出しましたが、こちらも・・・・。
デヴィッドの名前は、とんと聞かなくなりました。

そんな私もHM/HRから離れ・・・・
久々に戻ってきたのですが、なんと!!!!

いつの間にか、再結成をしていて、2枚のスタジオアルバム(2010年、2012年)と1枚のライヴアルバム(2011年)を出していたのです。
「入手困難だろうな~」と思っていたのですが、2021年3月に「ALL OR NOTHING - The Complete Studio Albums Collection」が発売されていました。
各スタジオアルバムにボーナストラックとして、ライヴ盤が細切れで入っているので、3枚組ですが、全アルバムを網羅できます。

なんてファンにやさしいんだデヴィッド(嬉)。

1作目は裏名盤だと思います。。
分類的にはL.A-METALになるのかな?
でも、欧州感があって、特に外部ライターではない曲の方が凄く良い曲です(B面ね)

再結成後の2作目、3作目はより欧州感漂う作品で、ブルースデッキンソンのソロのような感じです。

もしかして・・・・


ACCEPTをつぶしたデヴィッドの次のターゲットは、IRON MAIDENだったのか?!・・・(笑)。


LED ZEPPELIN - Coda - Ozone Baby ★★★ (2022-10-04 05:57:04)

私が初めてラジオのOn Airで読まれた曲。

当時、全(時代を問わず)洋楽の中から、最も好きな曲を投票する企画があった。
全国規模の番組で行った影響なのか、地方のFM局でも独自に行っていた。
私は「サントリーサウンドマーケット」、「ダイアトーン ポップスベストテン」と地元の番組(覚えているのは、柴田チコさんだけ)に、この曲を投票したのを覚えている。

ご想像通り、どれもランキング外だったものの、柴田チコさんの番組では、

「たくさん投票をいただいている中で、今回1票だけ投票があった中から1曲」

「私の好きなLED ZEPPELINのこの曲です。」

ということで、私の名前とこの曲が紹介された!!

名前を読まれた時は、銃でドキュンと心臓を撃たれた感じがした。
この曲がが終わるまでドキドキが止まらなかった。

今もこの曲を聴くと少し心臓が痛い。


EAGLES - Hotel California - Hotel California ★★★ (2022-10-04 05:51:56)

私にとって、運命の1曲。

私のプライドをズタズタにした曲であり、以降の洋楽との付き合い方の方向性を示した曲でもある。

洋楽にはまった時、『サントリーサウンドマーケット』というFM番組で
年代を問わず好きな洋楽の投票を行い、そのランキングを発表するという企画があった。
いっぱしの洋楽リスナーを自認していた私は、喜んで投票に参加。

ランキングを楽しみにしていながらも、「どうせ1位は、BEATLESなんだろ。」と思っていた。
(この頃、ちょっと反ビートルズ&反体制時代)

結果は・・・。

なんと!この曲が1位だった!!!

当時の私が全く知らないアーティストの全く知らない曲。

「イーグルス? なんて安易な名前。どうせオールディーズかアイドルバンドなんだろ? ったく日本という国は・・・」

と思っていた。(そうでもないと、本格洋楽マニア(自称)が崩れることになるからね)

しかし・・・。

イントロから“ただ者ではない”雰囲気を感じ、慌てて録音。
なので、アルバム購入まで、ヘビーローテーションだったのは、
イントロが少しカットされた"Hotel California(ひょうすべEdit).Ver"だった。

ここまでの経験は誰でもあることだと思うし、私自身もその後何回も経験がある。(←何回もあるんかい!)
私が運命だと思ったのは、このオンエアー前の週末だった。

その日は、学校の廃品回収の日。各家庭の玄関先にある、新聞、雑誌を回収する作業を生徒が行う。
私が回収をした1軒。そこには、雑誌明星(平凡かもしれない)の付録だった歌詞本が大量にでていた。

「たくさん捨ててあるんだから1冊ぐらい良いよね」と、そのうち1冊をもらってしまった。

そのもらった歌詞本に、なんと"Hotel California"の歌詞と対訳が掲載されていたのだった!
歌詞本は基本邦楽(歌謡曲)のみの歌詞が載っていて、洋楽が載っていることはほぼない。
しかも20冊以上あった歌詞本の中から、この曲が入っている歌詞本だけを持っていく可能性。

やはり、これは運命でしかない。

イーグルスを知らなかった私。
『ミュージック・ライフ』を今まで買った分も含め、全て隅から隅まで読むようになったのも、これがきっかけだ。
(これが教科書や参考書だったら、もっと違ってたね / 笑)

これにより、LYNYRD SKYNYRDの悲劇や、TED NUGENT、VAN HALENというアーティストを知ることができたし、
KISSのメンバーは“実は人間だった”ってことも判った(笑)。

また、静かに始まって最後はギターソロで〆る。
このパターンの曲に、好感度30%upの体質になってしまった(笑)。

ちなみに、私はLED ZEPPELIN 「CODA」収録の"OZONE BABY"を投票していた。


BOSTON - Boston ★★★ (2022-07-07 22:51:36)

突然現れた新人がだしたデビューアルバムが、いきなりアメリカンプログレハードの完成形だった。
ドラゴンボールでいえば、1巻から、前触れもなくスーパーサイア人ブルーが登場した感じだ。

大作はなくても、プログレはできる。

TOTOの方向性、ASIAの結成。YES、EL&Pの路線変更へのお手本にもなり、後の産業ロック(と呼ばれた)に影響を与えた1枚。

これが1976年発売ということが驚き。リアルタイムの人は相当衝撃だったんだろうな~。


TRAVELING WILBURYS - Traveling Wilburys, Volume 3 ★★★ (2022-07-07 18:26:26)

ウィルベリー兄弟って、何人兄弟なんだ?

1990年の2nd。
バンド名は同じなのだが、別のウィルベリー兄弟4人による作品。
前作発表後、レフティ・ウィルベリー(ロイ・オービソン)が急逝してしまった為、残った4人でのアルバム。

VOL.2を飛ばしているのは、色んな憶測があるが、本人達より正式なコメントはない。
それ以前に、メンバー名が全部違うんだけど・・・。
詳細はWikiで各々調べてね。


VOL.2のブートは存在しているので、レコーディングはされたみたい。
(そういえば、同じようなことをサミー・ヘイガーのCHICKENFOOTでもやってるね。)

音楽的には、前作の延長なので、1stを聴いた人は安心して手に入れられる。




HM/HR関連では、①のギターは、ゲイリー・ムーアが参加している。

国内盤ライナーでは、契約の関係上メンバー名が書けないのが面白い。


TRAVELING WILBURYS - Traveling Wilburys, Volume 1 ★★★ (2022-07-07 18:23:57)

1989年、ウィルベリー4兄弟とそのいとこ5人組のデビューアルバム。
このアルバム発売時、総年齢222歳の超遅咲きだった。
プロモーションを一切していないのに、大ヒット。
全米6週連続3位と好成績を残し、グラミー賞「最優秀ロック・デュオ/グループ」も受賞してしまう。

メンバーが個性的なので・・・

みんなソロになったら、それぞれ大成功するよね。きっと(笑)。



さて・・・前口上はここまで・・・

元々は、ジョージ・ハリソンのシングルB面用の曲を作る為に集められたメンツでメンバーは・・・

ジョージ・ハリスン(元ビートルズ)
ジェフ・リン(エレクトリック・ライト・オーケストラ)
ボブ・ディラン(ノーベル賞受賞者)
トム・ペティ
ロイ・オービソン(VAN HALENがカバーした"(Oh)Pertty Woman"の元の人

いや。豪華すぎるだろ!!!

完成したB面用の曲(このアルバムでは①)完成度が高い曲だったので、アルバム単位で・・・

となるのは、レコード会社なら当然の反応。
それぞれのメンバーの契約があるので、プロモーションはできない。
それどころか氏名も名乗れない。

でも、PVではもろ判りだったけど・・・

このような事情がある為、ほどなくして廃盤。
2007年に、1st+2nd+DVDでデジタルリマスター盤が発売され、全英1位、全米9位と再度売れたアルバム。

さて、音楽的には、ジョージ・ハリスン「CLOUD 9」をアコースティック路線にディランの個性(癖)が加わった王道フォークロック。
ビックネーム5人なので、荘厳で重いのかといえば真逆で、非常にリラックスしたサウンドは、HM/HRファンには物足りないかもしれないけど、各人がたのしく演っているのが、良くわかる1枚。

5人全員がギタリストだけど、ギターバトルはないよ(笑)。


WRABIT - Wrough & Wready ★★ (2022-07-07 17:37:01)

HR/HMから離れて20年弱。
そんな裏切り者が戻ってきたきっかけが・・・・

このアルバムを含むWRABIT全タイトルの復刻版発売。

友人が持っていたレコードを借りて聞いたのがきっかけ。
①のサビが耳に残り、しばらくはカセットがヘビー・ローテーションでした。

その後CDで発売されていたそうだが、全く知らず。
ある日、新宿のDisc Heavenにあったのを発見。
その日は、本来の目的であったCDを購入したので、後日改めて購入に行ったものの・・・・
既に誰かに買われていた・・・(代わりに2nd「TRACKS」を購入。)
その後、どうしても聴きたくて、ブックオフ等に登録したものの、結局手に入らず。

そこから約20年。ようやくの復刻発売です。(長い前段)

1981年発売。
カナダ出身の6人組(G×2+key)

①はサビが印象に残る必殺チューン。
この曲が好きか嫌いかで、評価が分かれる。

ジャンルでいえば産業ロック路線だが、売れていないので産業ロックではない。
路線はアメリカンメロハーなのだが、少し湿り気があり。
例えるなら、MSG『神話』『黙示録』路線にコーラスとアメリカンを加えた感じか・・・。

残念ながら、名盤として堂々と紹介できるものではないが、この中途半端感がなんともいえない。
特にメロハーファンは必携の1枚であり、友人とメタルの話を散々した後で、ニヤッと笑って、こっそりかける。
こんな使い方が一番かもしれない。

同郷で1年遅くデビューし、紆余曲折がありながら、見事全米№1を獲得したSHERIFFと比較すると面白いかもしれない。
(ちょうどこちらも今回の入手困難盤シリーズで同時に発売されているし・・・)


CORNERSTONE - Human Stain ★★ (2008-07-04 17:43:00)

1st「ARRIVAL」はMAGNUMだった。
この2ndは前作のイメージを持って聴いた為、完全に肩透かしだった。
よくよく考えれば、まだこの時点ではスティーンのソロプロジェクト。
ソロである以上、方向性の転換はよくある話だ。
上記の方のように「退屈だ」と思われるのも仕方がないか。

しかし、、、、私の場合。
例えるなら“北欧のノスタルジア"
CLOCKWISEタイプということではない。

ちょうど
私がHR/HMの世界に足を踏み入れた時代。
ゲイリー・ムーアとマイケルシェンカーとリッチー・ブラックモア。誰が一番“速く"“凄い"のかを言い合っていた時代。
まだ、新人のIRON MAIDENに対し「あいつら、すげぇハードだよ。ヘヴィーメタルバンドってやつだよ。」といっていた時代。
その時代の欧州ハードロックの雰囲気がここにある。
この雰囲気は簡単にはだせない。
その為、③、⑦のRAINBOWタイプ、英国HR王道の⑨が映える、映える。
そんなノスタルジーに浸る事のできるアルバム。「退屈」だけで済ますのはもったいない。


CHEAP TRICK - Woke Up With a Monster ★★ (2008-07-03 19:43:00)

レコード会社の内紛がなければ、
“隠れない"名盤になっていたであろうアルバム。
レコード会社は気合が入っていた。
プロデュース:テッド・テンプルマン
エグゼブティヴ・プロデューサー:レニー・ワロンカー
簡単に言えば、“重役と社長"だ。
スティーヴン・タイラー曰く
「このアルバムが売れなかったら、解散しろ!」
もの凄いホメ言葉だ。
しかし完成した時には、社長はその座を追われ、重役は窓際へ・・・・不幸だ。

CHEAP TRICKはデヴュー時から既に完成されている。
アルバム事に色が違うのは、完成されている作品を、
斜めからみたり、
横からみたり、
上から見たりしているだけだ。
このアルバムは、全ての方向から見る事のできる3Dアルバムなのだ。
このアルバム唯一の欠点は、日本盤ボーナストラックだ。
リックが
日本のファンのために
馴染みのある曲を
特別にプレゼントしてくれた
久々にリックのギターテクを堪能できる曲
としてもダメだ!!!!!
何度聴いても
“ドリフが走り回って、セットが回転。歌手が出てきて持ち歌を歌う。"
この場面しか浮かんでこない・・・・・・。


T'BELL - REPLAY ★★ (2004-06-08 18:23:00)


“洗練されたメロディー"
洗練とは、「優雅で品位の高いものにみがきあげること」だ。
このアルバムから垣間見えるTOTO、AIRPLAY、JOURNEY、FOREIGNER、ホール&オーツ、CHICAGO・・・。
まるでBEST HIT U.S.Aだ(笑)
このママでは単なるパクリ。だがパトリック・ティーベルは、これらを11年間も磨きあげた。
余計な飾りは一切ない。ただ単に曲も素晴らしさを堪能できる極上の1枚。


JUDAS PRIEST ★★ (2004-05-20 13:10:00)

YOSIさんが新譜予想をおやりになられているので、調子こいて私も。
まず私のPRIESTへの考え方を申し上げます。
「POINT OF ENTRY」より、PRIESTの目は常にアメリカに向けられています。
つまり“アメリカ制覇"を目標として活動し続けているように感じます。
その根拠は、
「POINT OF ENTRY」以降、新譜を発売する度にアメリカツアーからスタートすること。
「POINT OF ENTRY」以降のアルバムは、発売当時のアメリカ市場に合わせた音作りがなされていること。
この2点です。
ここで誤解しないでいただきたいことは「アメリカ志向=ひよった」ではない事です。こんなことは彼らの音を聴けばスグ判るはずです。
さて、ロブ復帰後出るであろう新譜ですが、このロブ復帰が焦点になるのではないかと思います。
単刀直入に言ってしまえば「なぜ?グレンはロブを戻したか」ということです。
①「リッパーではアメリカ制覇はできない。」
②「PRIESTの総決算として」
①の理由が強いのであれば、「JUGUKATOR」「DEMOLITION」系統でもっとシンプルにしたアルバム。
②の理由が強いのであれば、今までの総決算的アルバム。
ではないかと考えます。
また、①②の両方の理由から、「PAINKILLER」のようにアルバムをLPレコードと考え、A面をアメリカ志向、B面を総決算的なアルバムもアリなんじゃないでしょうか。


DIZZY MIZZ LIZZY - Dizzy Mizz Lizzy ★★ (2004-04-01 22:52:00)

未だに思っている・・・・。
もしこいつらがアメリカ人で、このアルバムが5年早く出ていたら。
「カート・コバーンは自殺しなかったのではないか。」
と。


BRIAN MAY - Live at the Brixton Academy ★★ (2004-04-01 22:36:00)

ブライアンが弾く"Since You been Gone"
コージーが叩く"We Will Rock You"
この2曲が唯一聴くことのできる公式盤。
これだけで充分“買い"でしょ(笑)
でも、ちょっとだけ収録曲の詳細を・・・()内加筆。
1. Back To The Light
2. Driven By You
3. Tie Your Mother Down
4. Love Token
5. Headlong
6. Love Of My Life
7. 39 / Let Your Heart Rule Your Head
8. Too Much Love Will Kill You
9. Since You've Been Gone
10. Guiter Solo(~Chinese Torture)
11. Resurrection(~Cozy Drum solo~1812~Bohemian Rhapsody~Resurrection)
12. Now I'm Here
13. Last Horizon
14. We Will Rock You
15. Hammer To Fall


DAMN YANKEES ★★ (2004-03-10 23:33:00)

2000年、DAMN YAMKEESの3rdアルバムはお蔵入りになったようです。
その後のインタビューでこの3rdアルバムの1部が各人のソロとして発表されています。
さて、過去に名アーティストのお蔵入りアルバムの探索作業がブームになった事があります。
例えばBEATLES「GET BACK」や「SESSIONS」、BEACHBOYS「SMILE」新しいところではCHICAGO「STONE OF SISYPHUS」など。
おもしろそうなので、DAMN YANKEESでもやってみようかと思いまして・・・・・
題して
“幻の3rdアルバム「DAMN SESSIONS(仮称)」を作ろう"
曲数はジョン・カロドナーの証言より11~12曲。
インタビュー等からメンバーが証言した曲は採用(5曲)。
それ以外は各ソロ&プロジェクト&再結成バンドなどからPICKUP。
その結果
①Klstrphnky (TED NUGENT [CRAVE])
②Shine on (JACK BLADES [JACK BLADES])
③We Are The One (JACK BLADES[JACK BLADES])
④Damned If Ya Do(TED NUGENT[CRAVE])
⑤Yes I Can(STYX[CYCLORAMA])
ここまではメンバーや関係者より証言のあった該当曲。(①は違うような気がするんだけどなぁ・・・・)
⑥OCEAN(TOMMY SHAW[7 DEADLY ZENS])
SHAW単独作だが、ギターがテッド。
⑦KONG(NIGHT RANGER[SEVEN])
⑧I Won't Go Away(TED NUGENT[CRAVE])
新加入ギタリストデーモン・ジョンソンとテッドの共作。
⑨Down The Highway(SHAW/BLADES[HALLUCINATION])
このアルバムどの曲も候補になるのですが、マイケル・カーテロンがドラム担当なのでこの曲。
⑩STRAIGHT DOWN THE LINE(TOMMY SHAW[7 DEADLY ZENS])
この曲凄くDyっぽいと感じたのですが。
⑪Give Me Just A Little(TED NUGENT[GREAT GONZO!!])
PILEDRIVERみたいな曲。
まだまだ候補曲はあるのですが、いかがでしょうか?
結構シンドかったなぁ~。(構想3秒。選曲1週間)


NIRVANA - Nevermind ★★ (2004-02-08 22:34:00)

LA-METALムーブメントは、徐々に変化していった。
CINDERELLAが「Long Cold Winter」をGREATWHITEが「ONCE BITTEN....」とアダルチックなサウンドが出現し始めた。
これは私にはツボだった。SHARK ISLAND、RIVERDOGS、BADLANDS・・・・次は彼らの時代だと思った。
しかしこの変化は、METALLICA「MASTER~」、GUNS'N'ROSESによってその根底が激しく揺さぶられ、このアルバムによって全く別のモノに変えられてしまった。
「カート。お前さえいなかったら・・・」何度も思った。
私にとってはこのアルバムは憎むべき“敵"なのだ。
しかし、どんなに耳を塞いでも、その手を耳を通り越して、この胸に直接彼の“音"が響く。
彼は“魂"をぶつけてくる。全身全霊の魂を。
「俺の音楽で世界を変えよう」「スタジアムでライヴをしたい」「スーパーボウルで国家を歌ってやる」なんてちっとも思っていない。
ただ自分の“思いのありったけ"を音にしただけなのだ。
だから心に響いてくる。
この響き・・・・なかなか収まらない。
アメリカだって、未だに彼の響きが続いている。


JOSHUA - Something to Say ★★ (2004-02-08 22:31:00)

前作「INTENCE DEFENCE」は88年。
その後MPIREを結成。そのアルバムはアメリカンハードではあったが、“センチメンタル"な部分がほとんどなかった。
もうJOSHUAはとっくに解散したと思っていた。
2001年突然新作を発表する。
購入時に裏面を見てビックリ。
PRODUCED BY KEITH OLSEN
ついに来た!!!!!一流プロデューサーだ。
さて1曲目から締まった音だ。キレがよい。
でもなんか聴いた事ある・・・。前作「INTENCE DEFENCE」収録のバラード“Remembering You"の再収録だ。
JOSHUAは楽曲重視のバンドだ。過去3枚どれも哀愁に満ちた素晴らしい楽曲を提供してくれた。
キース・オールセンはその楽曲をAOR風味に作りあげた。今までで一番ギターの音が少ない。
彼のギターのファンには不満だろう。しかしこれはこれでOK。
あのチープなプロダクションですら、あの質の高い楽曲。キースの手によりワンランク上に作られた。
ROCKファンには退屈かもしれない。しかしこの作品は、JOSHUAメロディーの完成系なのかも知れない。


JOSHUA - Intense Defense ★★ (2004-02-08 22:30:00)

IMPELLITTERIにグラハム・ボネットが加入した為、追い出される形となったロブ・ロック。
JOSHUAに加入する。「ありがとうクリス。ありがとうグラハム」と思った。
過去2枚のヴォーカリストは決してヘタではない。むしろ上手い方だ。しかしパンチが足りなかった。
ロブ・ロックはハイトーンでありながら、パンチの効くJOSHUAにはピッタリのヴォーカリストだ。
1曲目から驚く。いきなりロブに低音で歌わせる。
ロブの歌の幅が広がった。
かつてジョン・ディーコンがフレディーにファルセットで歌わせ、その後フレディーの歌の幅が広がったのと同じ方法だ。
アルバム全体もスピードナンバーはなく、ミドル又はスローテンポの曲ばかりだ。だからこそロブのヴォーカルが生きる。
歌、楽曲、ギターとも文句なし。注文があるとすれば、やはりプロダクションだけだ。
JOSHUA史上これ程ハードなアルバムはないだろう。またロブ・ロック史上これ程ポップでメロディアスなアルバムはないだろう。
このアルバムこそ隠れた名盤だ!!


JOSHUA - The Hand Is Quicker Than the Eye ★★ (2004-02-08 22:28:00)

まずジャケットに笑った。
次にアルバムタイトルに笑った。
しかしメロディーは違った。
例えるなら
“センチメンタルJOURNEY"
「伊代はまだ~」ではない。JOURNEYを欧州風に泣かした感じだ。
特にB級メタル永遠の名曲②“NOVEMBER IS GOING AWAY"。無敵だ。
友人は“B級アメリカンRAINBOW"と例えた。
グラハム時代のRAINBOWだろう。アメリカマーケットを意識した作品でありながら、欧州のテイスト溢れる名作だ。両アルバムもアメリカでは思った以上に売れなかった。共通している。
しかしこの路線は日本人には絶対ツボだ。
個人的に・・・
キーボードの使い方が大好きだ。例えるならEUROPEの1stのような使い方だ。
※これを書くために、ネットでアルバムタイトルを検索したら・・・なるほど手品用語なんだ~。結構シャレっ気があるな。なんかアルバムタイトルも好きになってきた(笑)


SAMMY HAGAR - Live Hallelujah! ★★ (2004-02-03 00:39:00)

全17曲のうち
モントローズ時代が1曲
ヴァンヘイレン加入前が4曲
ヴァンヘイレン時代が5曲
ヴァンヘイレン加入時代のソロが2曲
ヴァンヘイレン脱退後が3曲
と彼のキャリアを総括する選曲だ。
特にノリの良い曲の連発は聴いていて「見たいぃぃぃ」と思うこと必至。
⑪"I Can't Drive 55"を"65"と歌わせたり、⑭"When It's Love"はゲイリー・シェローンとのデュエット。⑯"Dreams"頭部分はマイキーとツインヴォーカルなど逐一ピックアップしてもつきない程、おもしろさ満載。
一度WABOと来日しないかなぁ~。VAN HALENの前座でもいいからさ~。


TED NUGENT - Craveman ★★ (2004-01-20 17:59:00)

02年、ソロ15枚目。通算24枚目。
やはりメンバー紹介から
TED NUGENT(VO G)
MARCO MENDOZA(B)
TOMMY CLUFETOS(Ds)
「おぉぉぉぉ権三が全曲歌ってる~。」
この方がいい。ナマジ歌が上手い奴と組むより潔い。
「権三がキレた」とは友人の弁。最近はキレ易いおっさんも増えたね~。
さて、1曲目・・・・久々の2段イントロだ!!EPIC在籍時以来でなないだろうか?
音が重い。それでけでなく鋭利な刃物のようにシャープだ!!!
④は幻のDAMN YANKEES3rdアルバム収録予定曲だ。
色々調べてみたら、①も予定曲だったらしい。でもなんか違うような曲調だ。これがDYのアルバムに入っていたと考えるとニヤけてしまう。
⑦なんかいきなり“SEX"の掛け声で始まるし、⑨はタイトルからし"Pussywhipped"だ。
最後の雄大なインストを含め、徹頭徹尾、己の生き様を音にして表現する権三。脱帽だ!!


TED NUGENT - Spirit of the Wild ★★ (2003-12-27 00:17:00)

95年。ソロ13枚目。通算22枚目。
やっぱりメンバー紹介から
TED NUGENT(G,VO)
DEREK ST.HOLMES(Vo)
MICHAL LUTZ(B)
DENNY CARMASSI(Ds)
DAMN YANKEES(DY)が活動停止。スグに行動するのは権三らしい。デレクは再出戻りだ。
友人は「権三が帰ってきた」と喜んだ。
DYで鬱憤が溜まったのか?それとも自分に気がついたのか判らないが、エピック時代の権三が戻ってきた。
しかもDY時代のトミーとジャックのカントリー風味は、しっかり自分の血肉になっている。特にギターソロへの入り方は、凄くドラマチックだ。
また、5分以上の曲が5曲もあり、絞め上げられぱなしで嬉しくなってしまう。
でわ私も・・・
「おかえり。権三。」
このアルバムにはひょうすべ“心の名曲""FRED BEAR"が入っている。最初この曲を聴いた時は、なぜかアリスの"チャンピオン"を思い出した(笑)。
両曲の共通する点は“何度聴いてもあきない"という事だ。


TED NUGENT - If You Lick'em...lick'em ★★ (2003-12-27 00:15:00)

88年。ソロ12枚目。通算19枚目
ここでもメンバー紹介から。
TED NUGENT(VO,G)
DAVE AMATO(G)
CHUCK WRIGHT(B)
PAT TORPY(Ds)
JOHN PURDELL(Key)
久しぶりに権三が全曲ヴォーカルだ!!
アトランティックに移籍してから、どうも“売れ線"を強要されてきた権三。
どうやら会社に見放されたらしい。前3枚とは全く迫力が違う。
権三独特の“疾走感"はあまり見られない。その代わり“間"をたしなむ余裕を感じさせる1枚。
唯一の共作⑩"THAT'S THE STORY OF LOVE"が昔の権三を感じさせる。よくわかってるじゃないか!JON BON JOVIとRICHE SAMBORAとやら(笑)。


TED NUGENT - Little Miss Dangerous ★★ (2003-12-27 00:13:00)

86年。ソロ11枚目。通算18枚目。
ここでもメンバー紹介から
TED NUGENT(G)
DAVE AMATO(Vo)
MICHAEL MASON(Ds)
となっているが、インナーでは権三とデイヴの2人だけだ。
友人が「権三がDURAN DURANになってしまった」と嘆いた。それは言いすぎ。
このアルバムは1曲目から驚く。いきなりソロでライトハンドだ!!
「へぇ~できるんだ~」と感心してる場合ではない。打ち込みはあるわ、アームの音はするわ。なんなんだこのアルバム。
しかし、私は権三の意図に気付いてしまった。・・・・な~んだ。この音は欧州風味なのだ。
今まで欧州勢には絶対のできない“音"を出し続けた権三。ちょっとは他所様の音を出したっていいじゃないか(汗)
特にラスト⑩"Painkiller"はなんとなくJと言うバンドの同名曲に似ている。ン?!こっちの方が4年早いぞ~。
曲は凄く良いんだ。権三と思わなければ凄く良いアルバムなのだ。
でも、聴きこめばちゃんと権三だって判るゾ。
「なぜ権三のアルバムなのに、聴きこんで権三を探さねばならない」は禁句だ(笑)。


TED NUGENT - Penetrator ★★ (2003-12-27 00:07:00)

84年。ソロ10枚目。通算17枚目。
またもやメンバー紹介から
TED NUGENT(G)
BRIAN HOWE(Vo)
DOUG LUBAHN(B)
BOBBY CHOUINARD(Ds)
ALAN ST.JON(Key)
ソロになって初めてKeyがメンバーとなる。
このアルバムでは、後にDAMN YANKEESで発揮される“順応性"を見せている。
これは本当に“野獣"なのか?友人は「権三がFORIGNERになっちゃった。」とわめいた。う~ん妙に納得。
しかしこの人って器用なのね~。この順応性はザック・ワイルド並みだ。
権三のメロハーもこなせる器用さを味わえる1枚。


TED NUGENT - Nugent ★★ (2003-12-27 00:06:00)

82年。ソロ9枚目。通算16枚目
まずはメンバー紹介から
TED NUGENT(G)
DEREK ST.HOLMS(Vo)
DAVE KISWINEY(B)
CARMINE APPICE(Ds)
アトランティック移籍後の1枚目。
「権三が服着てるぅぅぅ~。」と友人が叫んだ。ちゃんとした格好をすれば、結構いい男なのだ!
少々ギターが軽い気がするが、すごく小気味が良いR&Rだ。腰に来る。
もしかしたら、再加入したデレク影響なのか?そうだ!このアルバムはエアロっぽいノリなのだ。でも⑦"Don't Push Me"はモートリーぽいゾ。
しかし最後に落とし穴が・・・・。
ラスト⑩"TAILGUNNER"は7分のミドルチューン。じっくり絞め上げる。1枚で2度おいしいアルバムだ。


KAYAK - Merlin: Bard of the Unseen ★★ (2003-12-22 23:31:00)

前々から思っていたことがある。
「アーティストが過去の自身の作品をもう一度レコーディングし直すとどうなるのだろうか?」
そのひとつの答えがこのアルバムには存在する。
81年リリースの彼らの最高傑作「MERLIN」。
A面5曲のみであったが、『アーサー王伝説』をモチーフにした自身初のコンセプトアルバムは、クラシカルで壮大でありながらもPOPで聴きやすい、素晴らしいアルバムだった。
2003年発売のこのアルバムは81年「MERLIN」の5曲(①②④⑪⑫)にを新たに9曲の新曲を追加した完全版なのだ。
以前ではできなかった、完全オーケストラをバックに再現し、既発の曲もさらにPOWER UPした壮大感を醸し出している。
しかも既発の曲と新曲が違和感なく溶け込み、どれが昔の曲なのか?判らなくなってしまった。
ここまで聴きやすく、判りやすいながらも、壮大な音物語を私は他には知らない。


CHEAP TRICK - Special One ★★ (2003-12-16 19:30:00)

発売まで不安で不安でしょうがなかった。
前作から6年。
HR/HMアーティストは特に「ライヴ盤を発売すると音楽性が変わるか、誰か抜ける」
という説は今も根強く残っているし実証もされている。
チープの場合は3枚も出ている。(ついでにBESTも1枚)
確かにレコード会社との契約消化の為云々という理由もあったが、いくらなんでもこれは多すぎ。
そんな不安に追い討ちをかけるように
2001年7月、バン・E・カルロスが、かねてから症状のあった腰椎間板のヘルニアの手術を行った。
私はバン・Eのドラムが大好きだ。
最小限のドラムセットで最大のパフォーマンスを見せる彼はチープにはなくてはならない存在なのだ。
ライブ終了後の会場で「今日、バン・Eのドラム凄かったね」と声が聴こえると自分の事のように嬉しくなる。
ようやく届いた新作は、まずメンバーが代わっていないことで“ホッ"とした。
アイカワラズの“音"である。心地良い。チープらしい一聴すればなんともない曲だが、時間とともに味わい深く心に染み渡る。
でも、ちょっとタイトルトラックだけは、好きになるには時間が掛かりそうだ(笑)
今アルバムの最大の目玉は“LOW LIFE IN HIGH HEELS"~“HUMMER"の流れであることは間違いない。
さぁ!一緒に歌おう「Ummm~Ummm~Ummm,mmmm~」


QUIREBOYS ★★ (2003-11-20 17:59:00)

一度でいいから見てみたい・・・・。

スパイクとマイケル・シェンカー共演の“PEOPLE GET READY"
あっ・・・できれば列車のプロモもね。


QUIREBOYS - This Is Rock 'n' Roll ★★ (2003-11-20 16:17:00)

さて、2001年突然の再結成。
メンバーはピアノの人がいないだけだ(なんでも弁護士になったらしい←頭良かったのね)
1STから3年後の2ND、そして8年後と3RDと「あんたらBOSTONかい!!」とツッコミを入れたくなったが、出てくれただけでありがたい。
彼らが解散後どこで何をやっていたかは不明だが、そんなことは関係ない。全くブランクを感じさせない、あのQUIREBOYSなのだ!!
見方によっては時代遅れとも・・・・・いや!それはきっと気のせいだ!!
このアルバムタイトルである“THIS IS ROCK'N'ROLL"を体感できる上品質アルバム。


QUIREBOYS - Bitter Sweet & Twisted ★★ (2003-11-20 16:16:00)

前作(A BIT~)より3年後発売の2ND
このアルバムの発売前後でのゴタゴタが彼らを崩壊へと導く。
彼らの崩壊への道筋は
オジーオズボーン引退。
一見関係ないようだが、実はこのバンド、シャローンのマネッジメントだったのね。
オジー引退とともにシャローンも音楽業界からの撤退を表明。事務所はなくなり、新たなマネッジメントを探さざるを得なくなる。
メタリカ「METALLICA」発表。
通称:ブラックアルバム。この音を気に入ったメンバー達はプロデューサーのボブ・ロックの空き待ち。
レコード会社気に入らず。
さんざん待ってボブ・ロックプロデュースで作った作品をレコード会社が気に入らず、2曲を別の人で録り直し。
アメリカで売れる為に・・・
バンド名がいつの間にかLONDON QUIREBOYSに代わる。
こんなゴタゴタがあり、発表されるが、レコード会社、マネージメントの後押しがなく解散。
さて、このアルバム.。ボブ・ロックがプロデュースですが、英国魂は健在です。前作は一聴でノリノリのR'N'Rに対し、今作では“じっくりジワジワ"ミドルチューンが主です。
これがひょうすべ的には“ツボ"にはまりました。特に④「KING OF NEW YORK」は珠玉のバラードでしょう。
時代とともに去っていった盤ですが、中古屋で眠っていたら、そっと救ってやってください。


QUIREBOYS - A Bit of What You Fancy ★★ (2003-11-20 16:13:00)

英国発。“腰で聴く"ROCK'N'ROLLの名盤。
ヴォーカルの声質やピアノの大胆な導入と先人のFACESを思わせるが、曲はFACESよりキャッチーで聴きやすいです。
なによりもデヴューアルバムなのに既に“腰で聴かせる"技を持っており、この辺りはエアロとの共通するところでしょう。
本家ロッド・ステュアートが「ATLANTIC CROSSING」でアメリカ進出をしたのに対し、このバンドは“PACIFIC CROSSING"。1年間で3回も来日。いかに日本人が応援が熱心だとしても、これではちょっと・・・飽きるゾ。
しかし何度聴いても飽きないは、コレ。


LED ZEPPELIN - How the West Was Won ★★ (2003-08-29 13:05:00)

まずは・・・
私を生んでくれ、ここまで育ててくれた両親に感謝。
長時間録音が可能なCDというフォーマットを発明した人に感謝。
このテープを長期間高品質のママ保存してくれた倉庫に感謝。
ペイジと一緒にこのテープを発見してくれた人に感謝。
古いテープを丹念に起こしてくれたペイジに感謝。
そのアルバムの発売を許可したプラントとジョンジーに感謝。
ZEPに自由時間でコンサートをさせてくれた、故ピーターグラント氏に感謝。R.I.P.
このCDを自由に心行くまで聴くことのできる環境を与えてくれた日本という国に感謝。
そして・・・
白熱な演奏を聴かせてくれた4人に感謝です。
ZEPの全オリジナルタイトルから1枚選べと言われれば、迷わずこのアルバムを選びます。
う~~~~ん。やっぱⅡもだ!!(笑)


DIO ★★ (2003-08-29 13:03:00)

過去を振り返ってみると・・・
確かにロニーはヨーロッパ人(イギリス人)ギタリストと組んだ時にその才能を発揮するのではないかと考える。
特にジミー・ペインのPOPセンスはイギリス人ギタリストと組むと極上のROCKとなっている。
私も昔、DIOのギタリスト候補を2人程挙げたが、現在は2人ともIRON MAIDENに取られてしまった(1人は出戻り)
ただH・Wさんが挙げていたジェイク・E・リー。これは良いかもしれない。
確かヴィヴィアン加入以前のDIOはジェイクが加入していたはずである。これは私の私見であり、確証はないが1ST収録「DON'T TALK TO STRANGERS」はクレジットこそロニー1人の名義になっているが、ジェイクとのセッションにおいて作られた曲だと思う。なぜジェイクと別れたか不明だが、再度組んでみる手はある。
「ジェイク!!もしかしたら君は悪くないかもしれない。彼は頑固者だが、何でもいいから謝れば許してくれる懐の深さを持っているから・・・大丈夫だ。」
ジェイク以外では、ヨーロッパ人(できればイギリス人)と組んで欲しいな~。
候補としては、ウルフ・ホフマン、ケン・ハマー、アンディー・マレツェクあたりはどうだ!!
ううんっ?!って、いかんいかん。ハマさん参加ってことはプリティー・メイズ解散ってことだから、こんなことを考えてはダメだ!
なんか書いていて、今期優勝を狙えない球団のファンがよく言う「オフのリストラ&トレード&FA論」みたいになってしまったが、とにかくロニーにはもうひと華・ふた華咲かせてもらはネヴァ!!
追記:ヴィヴィアン再加入はやめよう。だって彼にはRIVERDOGS再結成に一役買ってもらわないと・・・(苦笑)


HORIZON - The Sky's the Limit ★★ (2003-06-05 19:13:00)

上記かわちさんのおっしゃる通り、暖かく見守りたいバンドですね~。
前奏だけ聴くと「インギークローンの一派」と思われがちですが、その後が違いますね。
新譜感想でもかわちさんと違う意見でしたが、私はウリ在籍時のスコピの印象を持ちました。
あと2~3枚出せば、だいぶこなれて良い感じになるのでしょうね。(いやなるはずだ!!、なって欲しいよ~)


PROJECT X - BLUEPRINT FOR XCESS ★★ (2003-05-21 17:29:00)

私が月3回以上は行く渋谷の「TOWER RECORD」では毎年3月に輸入盤のセールを行う。
2003年は1枚なんと280円だった。
これだけ安ければ、素性の知れないバンドのアルバムだって買えてしまう。
さて、このアルバムはズバリ“レーベル買い"
バンド名なのか、プロジェクト名なのか、そして誰が参加しているのか判らない。ただ“ESCAPE MUSIC"というレーベル名だけが心を捉えた。
“ESCAPE MUSIC"といえば、HEARTLAND、GRANDILLUSION、CHANGE OF HEART、DEPARTURE、DAKOTA等メロハーの好きな人にはたまらない信頼のブランド。必ず私の期待に応えてくれるだろうと思い購入。
家路に着く間、私の中では「風の中のすばる~」というフレーズだけが頭を回っていたことは追記しておこう。
さて、このPROJECT Xだが、ヴォーカルのDon Wolfとギターの Kenny "Kaos" Loneyのプロジェクトだ。
ヴォーカルのDon Wolf・・・Don Wilkと言ったほうが古いファンにはお判りかと思うが、そうあのWHITE WOLFとして2枚のアルバムでヴォーカル及びソングライティングをした彼だ。
WHITE WOLF時代から変わらない。“カナダのゲイリーバーデン"“外れない音程のゲイリーバーデン"“ハイトーン、ゲイ・バー"と内々で呼んでいたあの歌声も健在である。
メロハーの為コメントしづらいがPOINTだけ列挙すると
・カナダ産ハードポップ。
・“ESCAPE MUSIC"の名に恥じないクオリティー
・KEYは効果的に使われているのみ
・印象に残こることはまずないが、楽曲を損なうことのないギターソロ。
・80年代なら、宣伝方法によって売れたであろう。
これが280円。なんとも“いい買い物"をしたと自画自賛である。


DEEP PURPLE - Purpendicular ★★ (2003-05-21 17:27:00)

私が月3回以上は行く渋谷の「TOWER RECORD」では毎年3月に輸入盤のセールを行う。
2003年は1枚なんと280円だった。
これだけ安ければ、今まで敬遠していたアルバムだって躊躇なく買えてしまう。
さて、私はDPの中で一番聴いたアルバムは「COME TASTE THE BAND」だ。
なぜならこのアルバム、何度聴いても「良い」と思わないのだ。
これをトミーボーリンの責にしようと思ったのだが、彼のソロアルバムは結構好きだし・・・。
何度も聴いて、出した結論が「ブラックモア依存症」。
つまり「リッチーがいないDPなんて」って思うからマトモな評価ができない。と自分自身を納得させていたのだ。
さて、このアルバム。そんな前置きがあったので、280円でもないと買う気がおこらなかったのだ。
①のイントロで「おいおい!」とツッコミをいれたくなったが、なかなかどうして、いい曲だ。
②のドンエイリー風のKEYだって大好きだ。
ってな具合に全曲スラ~と聴けてしまったのである。
今までこのバンドの中に潜在した各パートの戦いは後退しているが、その分バンドの一体感が出ている“大人のアルバム"。
個人的にはイアンペイスのドラムの復活が嬉しい。
ところで⑩はツーバスかと思ったけど、シングルバスなのかな~???


PAUL GILBERT - Burning Organ ★★ (2003-05-01 18:16:00)

このアルバムには、平成の詠人:アントニオ猪木氏の詩の1節を送りたい。
馬鹿になれ。
とことん馬鹿になれ。
恥をかけ。
とことん恥をかけ。
本当の自分が見えてくる。
本当の自分も笑ってた…
それくらい馬鹿になれ。


GRAHAM BONNET ★★ (2003-05-01 13:15:00)

彼の実績を簡単におさらいしてみよう。
RAINBOW時代はライヴで一度も歌詞を間違えずに歌えたことはないし・・・。
MSG時代はチンコだしてやめちゃうし・・・
ALCATLAZZ時代は自らのバンドだから3枚出しているけど、3枚ともメインソングライターが違うし・・・。特に3枚目の時は「もうギターヒーローとは組みたくない」と言っちゃうし・・・
IMPELLITERI時代は、東京ドームで音程外しまくって歌うし・・・(しかもその場面が全国放送で流れるし・・・)
「もうHM/HRは嫌いだ」ということで引退しちゃうし・・・。
そうかと思えば、BLACKTHORNEで“どんな寒い時でもこれを聴けば、窓を開けてしまいたくなる"ぐらいの暑苦しいアルバムを出しちゃうし・・・
ANTHEMでは準備期間が短かったせいもあるが、ライヴでは1点を見つめて歌ってるし、MCで「ズボンも脱ごうか?」って言ってるし。
インペリテリ再加入のインタビューで「俺が歌詞を憶えるのは不可能だ!!」と宣言しちゃって、クリスがトホホ状態になっちゃうし・・・。
いつでも私達に楽しい?!話題を提供してくれる彼・・・・大好きです。
しかし、こんな人なのに、一緒にやりたい人がまだまだたくさんいるなんて・・・・。
そういえばジョージマーティンプロデュースの作品ってどうなったの???


ATOMIC ROOSTER - Atomic Rooster ★★ (2003-05-01 01:18:00)

たぶんヴィンセントクレインは、第一期DPやヴァニラファッジのようなキーボードを主体としたブラックサバスを作りたかったのだろう。
しかし出来上がったデビューアルバムは完全にプログレハード。
それもこれもニック・グラハムとカール・パーマーのせいなのだ。
ヴィンセントの思惑は外れてしまうが、この絶妙なバランスが、なぜか高い評価を得てしまう。
その為ヴィンセントは「曲のスコアは全て自分が書いた。彼らはただ演奏しただけだ」と苦しい言い訳をしなくてはならなくなる。
カール・パーマーはその後、ご存知EL&Pへ
ニック・グラハムはしばらく音沙汰がなかったが、CHEAP TRICKの全米№1“THE FLAME"の共作者としてクレジットされている。
ヴィンセントは2ND以降、本来やりたかった事を実現し、英国B級ロックの王者として君臨するが、このアルバムはその中でも異色作として未だに人気のある作品である。


QUIET RIOT - Quiet Riot ★★ (2003-05-01 00:47:00)

極々個人的なつまらない理由で嫌いな、ROUGH CUTT。
そのヴォーカルが参加したONLY ONEのアルバム。
ダヴロウ時代は良い意味で“バカロック"だったが、
このアルバムでは、渋い“オトナのロック"を展開している。
完全にショーティノがQRを喰ってしまった感がある。
このアルバムでどうしても外せないのが、パワーバラードの「RUN TO YOU」。
バラードベストを作ると必ず入ってしまう。
ダブロウ再結成でもダメみたいだから、もう一度このメンツでやったら??


PRAYING MANTIS - To the Power of Ten ★★ (2003-05-01 00:32:00)

そもそもカマキリにゲイリーが入ったこと自体が“違和感"だった。
その“違和感"を何度も咀嚼し反芻したことで出した結論が
“心の名盤"である。
典型的なカマキリSONGの①④⑧⑨が良いのは勿論のこと
LIONHEARTのメロディーにゲイリーの歌メロが載る⑦
カマキリ版“Cry For The Nations"な②、
“Never trust a stranger"と同等クラスのバラード⑤
マイケルシェンカーにギターを弾かせたい⑩⑪
コージーにドラムを叩かせたい⑥
と名曲目白押しなのだ。(ありゃりゃ?抜けてる曲があるゾ)
この後でたライヴ盤はゲイリー、カマキリファンの私でもちょっと辛いが、このアルバムはゲイリーファン、カマキリファンの両方を満足させるアルバムだと思ってます。


PRAYING MANTIS - Time Tells No Lies ★★ (2003-05-01 00:31:00)

昔、友人がお気に入りレコードということで、このアルバムのジャケットを見せてくれたとき、「なんでカマキリなん?」と笑ったが、その中の1曲を聴いた瞬間「お願い貸して!!!」と懇願したことを思い出す。
※その1曲はこのアルバムを持っている人にはわかるはず。


SAMMY HAGAR - Not 4 Sale ★★ (2003-04-30 23:49:00)

2002年発表のアルバム。
前作(TEN13)が素晴らしい内容にも関わらず、さっぱり売れなかったみたいなので、国内盤はついにでませんでした。
さて今作は前作の延長線上にあるのですが、前作よりレイドバック(リラックス)した曲が多いようです。
しかし映画「ROCK STAR」で使われたSTEEL DRAGONの“STAND UP"(サミー作)が1曲目でSTEEL DRAGONファンとしては、嬉しくなってしまいます。
また長距離ドライヴの友として最適な④“HALFWAY TO MEMPHIS"は聴くだけで、簡単にアメリカの周りになにもない一直線の道を永遠と走っている気分にさせてくれます。
このアルバムで一番驚いたのは⑤“WHOLE LOTTA ZEP"です。「アメリカの声」と称されるサミーにこの曲は以外でしたが、以外とサミーとプラントは声の質こそ違えど、違和感は全くなく、まるでサミーのオリジナルのように歌ってます。(そういえばソロになってからのライヴでも“ROCK'N'ROLL"やってるもんな~)
なんとなくVAN HALENのヴォーカルに必要不可欠なもの(なぜゲイリーがダメだったのか)が判ったような気がします。(この件はいずれVAN HALENのコーナーで)
このアルバムもTEN13と並び大好きなアルバムです。
ところで⑨でデュエットしてる人誰???(情報求む)


SAMMY HAGAR - Ten 13 ★★ (2003-04-30 23:48:00)

VAN HALENのヴォーカルにサミー待望論がでてますが、
脱退後のサミーのソロ作ってそんなにダメですかね~。
このアルバムはVAN HALEN脱退後3枚目ですが、
RED ROCKER時代とVAN HALEN時代が上手くMIXされ、なんともいえない聴き易さとノリ易さを出しています。
特に③④⑨はそれぞれVAN HALENのあの曲を思い出す人もいるはず!!
しかも国内盤はボーナストラック(LIVE)が4曲も入ってお得。
このアルバムを聴いたときに、“OU812"~“BALANCE"は「サミー主導だったのでは?」と思ってしまいました。
このアルバムは大好きです。


CHEAP TRICK ★★ (2003-04-08 18:02:00)

おもしろいゾ!!
中期以降のチープのアルバムタイトル
(「」内ひょうすべオーソンウェルズもビックリの“超訳")
憧れのジョージマーティンプロデュース作品
ALL SHOOK UP 「全てが驚愕」
トム脱退後初アルバム
ONE ON ONE 「1人去って一人来る」
やばいぞ売れなくなってきたゾ
NEXT POSITION PLEASE 「次の地位をいただけませんか?」
ホント売れないゾ
STANDING ON THE EDGE 「崖っぷち」
全然売れなくなっちゃった
THE DOCTOR 「お医者さ~ん!!」
外部のソングライターをたくさん入れて
LAP OF LUXTUARY 「ぜいたく三昧」
前作が売れてしまったばっかりに自分の思い通りにならなくなっちゃった。
BUSTED 「壊されちゃった」
ソニーと契約を切られて、ワーナーへ移籍して
WAKE UP THE MONSTER 「怪物を起こしたナ!!」
70年代の曲中心のライヴアルバム
MUSIC FOR HANGOVERS 「残り物の音楽」


CHEAP TRICK - Cheap Trick '97 ★★ (2003-03-22 18:16:00)

1997年発売ですが、こののアルバムはチープトリック2000仕様を見た感じがしました。
この頃、スマパンやニルバーナなど、「チープが好きだ」という連中(ブーム)に乗ってアルバムを作れば良いのにあえてこんな“激シブ"のアルバムを作るとは思いもよりませんでした。
今アルバムで初めて自らがプロデュースをし、本当にやりたいようにやったアルバムです。
もしジョンレノンが生きていて、20世紀末にロックアルバムをだしたとしたら、
こんなアルバムになったんではないか!!と思わせる1枚。


FASTWAY - Fastway ★★ (2003-03-22 18:13:00)

「ファストウェイ アハ アハ アイライキィッ~」
となぜか歌ってしまうこのバンド(私だけ??)の1stアルバム。
“目がチカチカするアルバム"と言ったほうが判りやすいでしょうか?
このアルバムを簡単に紹介するのであれば
「AC/DCの曲をPLAYするLED ZEEPELIN」
ストレートなROCKを“ロバプラ四天王"(←私が勝手に命名)のデヴィッド・キングが表現豊かに歌い上げるこのアルバム。
発売時「ZEPの再来」ということで一部注目を集めたが、思った程売れなかった。
70年代ブームの今こそ再評価して欲しい1枚。


GREAT WHITE - Once Bitten ★★ (2003-03-22 18:11:00)

“心の名盤"の1枚
Y&T、SHARK ISLAND、RIVERDOGSと並ぶAAHR(←ADULT AMERICAN HARD ROCKの略。※ひょうすべ命名)の雄の本領発揮アルバム
前作「SHOT IN THE DARK」にてLA-METALとルーツロックを併せて砂糖で甘く煮詰めて、限りなく細く伸ばした曲調だったが、今アルバムでは、彼らの真骨頂であるルーツロック、大人のハードロックを展開。老若男女の腰を怪しく動かした。
やはりキラーチューン「ROCK ME」はAAHRの中でも名曲中の名曲。“勝負曲"に使った人も多いのでは・・・。(うふ)
ROLLの波に身を委ねるも良し、正座してジックリ聴くのも良し。聴き手がどんな状況でもマッチする名盤。


JOHN PAUL JONES ★★ (2003-03-22 18:10:00)

「子は鎹(かすがい)」という噺がある。
ジョンジーはバンド内ではまさに鎹だった。
後期ライヴにおいて
労働災害により高音部が出なくなったヴォーカル。
薬のやりすぎで指が動かなくなったギター。
自分のドラムに酔ってしまい、おかず連発でリズムキープができなくなってしまったドラム。
バラバラになってしまうメンバー達を繋ぎとめる鎹。それが彼の役割だった。
彼ほど“ZEP愛"を持って人はいないのではないだろうか?
そんな彼からZEPが去っていってしまう。
他の二人は、ZEPの呪縛から逃れようとしてもがいているのだが、
彼は“そこ"に居続けた。
そして18年。
彼は戻ってきた。
1枚目は“ベーシスト"ジョンジーーのアルバム
2枚目は“鎹"ジョンジーのアルバム
「ZEPはジョンジーで守っていた。」
この説はあながち間違えではない。


RAGE - Black in Mind ★★ (2003-03-22 18:09:00)

なぜか今頃ジャーマンが聴きたくなり、このHPにて検索。
H.W.さんとこ~いちさん(お二人とも感性・年齢?!が似ているので)お薦めのこのアルバムをチョイス。
中古店で850円。会員割引で-100円の750円にて国内盤を購入。
RAGEは骸骨がギャングの格好をしてマシンガンを持っているアルバムしか聴いたことがないので、“小型ハロウィン"の印象しかなかったのですが、一度聴いた時はSHOCK MACHINE(←知ってる?)のアルバムと間違えたかと思いました。
しかしこんなにオリジナリティーがあるとは・・・。
例えるなら、ハロウィン本流のジャーマンパワーメタルにスラッシュメタルのリフを用い、余分な枝葉を取り除いた感じかな?
H.W.さんのおっしゃるとおり、確かに印象に残るソロがあれば、永久名盤の仲間入り確実のアルバムでしょう。
あと一歩ってところがRAGEらしいですけど・・・。
もしこのカキコミを見て、ピーヴィーが振込先を教えてくれたら、
2,500円-750円=1,750円。振り込んでもいいゾ!!って思ってます。


THE SENSATIONAL ALEX HARVEY BAND - The Impossible Dream ★★ (2003-03-22 18:07:00)

なんと!こバンドも紹介されてるんだ~。
懐かしさのあまりCDを買ってしまいました。
よくジャンク屋にて「少々難あり」という言葉を見かけるが、このアルバムがまさにそうだ。
元々はMSGのクリスグレンとテッドマッケンナがいるバンドということだけで、レコードで購入。
バックのインスト部隊はしっかりHM/HRしてるのに、ヴォーカルのアレックス・ハーヴェイの声、歌いまわしがおちゃらけていて
(それが彼らの魅力なんだが)全然ダメだったのだ。
その後、約20年。改めて聴いてみると、このクセのあるヴォーカルの違和感がなく楽しめました(大人になったんだねぇ~)
良くも悪くも英国らしい。ユーモア(馬鹿馬鹿しい?)に富んだ傑盤。もし売れていたら、QUEENが「T.S.A.H.B.みたいなバンド」と言われていたであろう。


SHARK ISLAND - Law of the Order ★★ (2003-03-22 18:06:00)

“心の名盤"の1枚
Y&T、GREATWHITE、RIVERDOGSと並ぶAAHR(←ADULT AMERICAN HARD ROCKの略。※ひょうすべ命名)の雄のデビュー&ラストアルバム。
LAーMETALが若者の音楽とすれば、AAHRはじっくり聴かせる大人のハードロックです。なかでもこの鮫島は、LA-METAL、BAD BOYS ROCK'N'ROLL、そして欧州系ハードポップが美味くMIXされ独自の世界を作ってます。
このアルバムを聴いた後、LA-METALの次はきっとこのジャンルが流行ると思ってました。
しかも、あのアクセルローズが“影響を受けたヴォーカリスト"でこのバンドのヴォーカル、リチャードブラックを挙げていました。
このように話題性あり。曲良し。演奏能力あり。歌上手し。捨て曲なし。カヴァー有り。独創性ありながら聴きやすいアルバムでしたが、ルックスが並の為、売れませんでした。
う~ん怖いですね~LA-METALムーヴメントは・・・。
その結果、この1枚で解散。ホントに惜しいバンドでした。
*隠れファンの方多いよね?(特に30代中盤以降も方)


ACCEPT - Eat the Heat ★★ (2002-10-22 12:56:00)

>m.c.A.Kさんへ
そうです間違っています。
言い訳になるのですが、この書き込みをした2ヵ月後には、判っていました。
「誰かツッコんでくれるかな~。そうしたらそこから会話が弾むのに・・・」ってまるでアクセスの少ないHPの管理人の気持ちでこのママでいました。
苦節2年ようやくツッコんでくれる人が来てくれてよかったです。
誠にありがとうございます。
さて“Mistreated"ですが、私の中では“3大Mistreated"の一つです。(残りはDEEP PURPLE“Mistreated"、Rainbow“Miss Mistreated")すばらしい楽曲だと思います。(←私の場合は全てがすばらしい楽曲なので説得力ないのですが)


DAVE MENIKETTI ★★ (2002-10-03 20:12:00)

先日「人間国宝」の指定を受けたメニケッティー氏であるが、「人間国宝」の指定に関しては、異議を唱えたい。
まず「人間国宝」の定義及び認定基準であるが、簡単にまとめると・・・。
①正式名称は「重要無形文化財保持者」。
②伝統文化を保存して、後世に伝えることを目的にしている。
③指定・認定は毎年一回行われる。文部科学大臣が指定・認定する。
④指定・認定についての客観的な基準はない。保持者の認定基準は「技の高度な体現者」と文化財保護法に定められている。
⑤伝統文化の継承が目的なので、1分野から1人のみ認定される。
⑥人間国宝に指定された者は、「技術のレベルを維持し、後継者を養成する」義務が生じる。
⑦指定・認定が解除されるのは死亡時と心身の不調などにより技術を維持できなくなった時。
さて、上記の基準を今回指定されたメニケッティー氏に当てはめてみると・・・
③については、HM/HRの伝道者である伊藤正則氏の指定であるから依存はないだろう。
④についてもあの“泣き"技は高度であり、歌唱力についても全く問題がないから異議はない。
問題は⑤の規定である。“泣き"の分野においては、既にゲイリー・ムーア氏が「人間国宝」の指定を受けており、ジョン・サイクス氏、ジョン・ノーラム氏、ヴィヴィアン・キャンベル氏などの後継者を養成し、存命・現役であり、未だ高度な技術を維持している為、解除理由は見当たらない。
従って、メニケッティー氏は人間国宝に指定できないという結論に達する。
では、メニケッティー氏には、何がふさわしいかを考えてみた。
彼の特徴は
・高度な楽曲作成能力(特にドラマチック能力には長けている)
・自由自在に自分を表現できるギター(特に“泣き"にかけては屈指の技術)
・“魂の叫び"のようなヴォーカル
・なぜか売れない
以上の項目から考えてみると*( )書きは筆者追加分
日本国憲法第14条:「栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権(売上)も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。」に該当し、その栄典の中でも「その道一筋に業務に精励し衆民の模範である方を対象」とする「黄綬褒章」こそがふさわしいのではないかと考える次第である。
いかがであろうか?(こんなに長いのに全く意味ない駄文だな~我ながら。)


IRON MAIDEN ★★ (2002-09-25 09:10:00)

個人的名盤「SOMEWHERE IN TIME」時の来日公演での友人との会話
「ブルース、落ち着きがねぇな~」
「もしかして緊張してるんじゃないの」
「もっと落ち着けって!!」
「見てるこっちがハラハラするよ」
DVDにて発売された「ROCK IN RIO」を見て嫁の発言
「この歌を歌ってる人。落ち着きないねぇ~。もしかして緊張してるの?」
いつまでも変わらぬブルースでいて下さい。


X JAPAN ★★ (2002-07-15 19:55:00)

彼と初めて出会ったのはいつだったろう?
TVでおじさん相手に味噌汁を持って「食え!食え!食え!」ってやっていた時かもしれない。
私が初めて彼と出会ったのが、小さなライヴハウス。
勿論彼らが目的ではない。友人のバンドが出演する為にそのライヴハウスへ行った。
その会場の4~5割が埋まっていた。なんとなく女性が多いな~とも思っていた。
確か3バンド目に奴等がでてきた。彼らの少ない“おっかけファン"が騒ぎ出す。
「結構有名なのかな~」と思っていた矢先に衝撃の一音が響いた。
何の曲をやったのか、その後何度も思い出そうとしたが、思い出せない。
ただバスドラの連呼と常人の2倍あろうかという声量だけを覚えている。
友人が何度もつぶやく「あのドラムうちのバンドに欲しい」と。
もっと近くで見ようと、彼らに近寄ったのがいけなかった・・・。
突然YOSHIKIのドラムが爆発した。
あとから分かったことだが、故意にやったようだ。
目から★が出たことは、後にも先にもこれ1回だ!
たぶん気は失ってなかったと思う。
起き上がると、なにか熱いものが頬を伝わった。
手でぬぐうとそれは赤かった。そう破片がささったのだ
タオルでキズを抑え、後ろの方で座っていると、
YOSHIKIが近づいてきて「すいません大丈夫ですか?」声をかけてきた。
「もう血は止まったし大丈夫ですよ。」と返す。
その後、友人のバンドが演奏している中、彼と話をした。何かを話したのだが、覚えていない。(確かドラムとピアノの話をしたような気がする)
その後彼らを見かけたときは、すでに大きくなっていた。
今でも密かに「BLUE BLOOD」は、あの時の私の血を見て作った曲だと勝手に解釈している。


DREAM THEATER - When Dream and Day Unite ★★ (2002-06-03 21:41:00)

音楽評論家の伊藤正則氏の“いちおし"(彼いわく:大プッシュします)は、私にとって“当たり"“ハズレ"の差が激しい。
このアルバムも正則氏の「いや~このアルバム、ホント凄いですよ!!これからもですね~彼らのこと大!大!プッシュしますから、皆さんも是非とも聴いてください。そんなわけですでにアルバムは発売中です。ドリ~いム しあた~で(曲名)(←忘れた)!!」てな感じで紹介されていました。
勿論次の日には、CDショップへ行ってましたが・・・。
だいたいラジオ等で紹介され、CDを買いに行く場合、大抵はその時流した曲を覚えていたり、好きだったりするのだが、上記の通り、かかった曲名を忘れてしまう程。1曲・1曲のクオリティーが高かった。
クオリティーなら2ND以降なのかもしれないが、
実は私・・・・2ND以降がダメなんです。バンド全員が上手くなりすぎっちゃって、息苦しいというか、もう(メンバーの力量に)安心しちゃって(私自身の)緊張感がないというか・・・
こんな私はDTファン失格なんでしょうけど、でもこのアルバムは最高です。


CORNERSTONE - Arrival ★★ (2002-03-25 08:52:00)


たまには、静かなロックに身を委ねてみませんか?
このアルバムには、スピードナンバーもヘッドバンキングできる曲も存在しません。ましてや変拍子や、超テクな演奏もありません。
かといって、難解で理解不能な前衛的楽曲もありません。人によっては「つまんないアルバム」って思うかもしれません。
しかし個人的には超ハマってます。
ROYAL HUNT(以下RH)のベーシスト、スティン・モーゲンセンのソロプロジェクト。(2000年)
元RAINBOWのドゥギー・ホワイトがヴォーカルとして参加している以外は、RHファミリーがバック・アップしている。
RHでは、全くソング・ライティングをしていないスティン。
しかしその実力はあなどれなかった。
彼の作る楽曲は、RHのドラマティック・メタルとは異なり、英国の伝統的メロディアス・プログレハードポップ。そうあのMAGNUMと同系列であり、曲によっては、後期THIN LIZZYの影もちらつく。
また、ヴォーカルのドゥギーが“さすが英国人"と思わずうなってしまう、湿り気を帯びた声も曲とマッチしている。
個人的には⑨なんて、英国ハードポップのお手本のような曲で大のお気に入りである。
ぜひとも秋の夜長に、車やウォークマンなどでなく、家のステレオ・セット(←古い?!)の前でじっくり聴きたい1枚である。


QUEEN ★★ (2002-03-25 08:46:00)

~NME~
「もしこのバンドのルックスが音の半分もカッコよければ、彼らは超ビックになることだろう!」
「バケツいっぱいの小便」
「この男はアホなのか?」
「全国のサッカー・ファンに歌ってもらうために作られたような曲。あっという間にスタンド席で大ヒットするだろう。バカな奴らにはピッタリの作戦だ」
「もしこの曲がアルバムを的確に象徴するものなら、彼らは徹底的に辛辣な批評を浴びせられるべきだ。」
「もし君に耳の聴こえない親戚がいたら、その人のクリスマス・プレゼントはこのアルバムで決まりだ!」
「安いっぽいバンドの安いっぽい曲」
「またしても3分間のワガママ、オーヴァー・プロデュースされたくだらなさ、まったく予想どおりだ」
「古臭く、かったるく、当たり前すぎる駄作」
~レコード・ミラー~
「よくできているが、騒がしい」
「これぞグラム・ロックの残りカス。エネルギーに欠け、オーヴァー・プロデュース。よりによってこのバンドが我々の希望の星であるというのであれば、我々はロックンロールで自殺しているのと同じだ。」
~サウンズ~
「結局最期までハマらず」
「あまりに作られすぎている。目先のトリックをあてにし過ぎている。」
「“アート・ロックはゴミだ"と思わずTシャツに書き込みたくなるような作品」
「70年代初期のようにクイーンを愛したいと心底思っているのに、それは難しくなる一方だ。」
~メロディー・メーカー~
「オリジナリティーに欠ける」
「彼らは今後伸びるか伸びないかの瀬戸際にいる。もし成功したら、私は帽子でもなんでも食おう!もしかすると彼らはがんばり過ぎているのかもしれない。この音楽には深みもフィーリングもない。」
「ワガママな金持ちのご乱心」
~ひょうすべ~
「このバンドに捨て曲はない!!」


RHAPSODY OF FIRE ★★ (2002-03-08 19:02:00)

“クサメタル"、“恥ずかしメタル"と言われるのが嫌で、自ら“HOLLYWOOD METAL"と名乗ったイタリア産メタル。楽曲的には、ジャーマンメタルをもっと大袈裟に表現した。シンフォニック・メタルを展開させている。旧同盟国だけあって、これがまた日本人の琴線に触れるんだな~。(そういえばジャーマンも・・・)
ついには「RAIN OF A THOUSAND FLAMES」において、クラッシック音楽に歌メロを乗せるという、日本じゃCMソングかヴィーナス「KISSは目にして」(→古い?)ぐらいしか使わない究極技を繰り出し、リスナーに“恥ずかし鳥肌"を立たせるという、聴覚+感覚に訴える作戦を実行し、見事勝利した。
さて、このバンド。曲の根底が驚く程単調である。それにシンフォニーやコーラス、ナレーションを織り込んで複雑にしている。だから一緒に歌いやすい。しかしライヴでは、アルバムの表現を100%だせるかといえば、現時点では無理であり(お金も人もいるからね~。会場も大きくならないと採算がとれないし・・・)、このあたりはQUEENにも通じる所である。ライヴにてどのようにするのかとても楽しみである。
物語的には、「RAIN OF A THOUSAND FLAMES」時点において、圧倒的な力を見せた敵に対し、必殺の剣エメラルド・スウォードを失った主人公。がんばれマイティー・ウォーリアー、氷の戦士。サーガを救うのは君だけだ


CHEAP TRICK - Silver ★★ (2001-08-12 22:26:00)

チープトリック結成25周年の集大成ライヴアルバム。
以前出ていたBESTよりも断然よい。やっぱチープトリックはライヴだわ~。
収録曲は全てのアルバムより選曲されている。参考までに収録アルバムは以下の通り。
気に入った曲があったら、そのアルバムを聴いてみるのも一興。
DISC 1
1.Ain't That A Shame(At Budoukan)
ファッツドミノのカヴァー。ライヴでは定番
2.I Want You To Want Me(In Color)
Please please meのリフもあるよ。
3.Oh, Candy(Ceap Trick 1st)
4.That 70's Song(The Authorized)
TV番組のテーマ曲のカヴァー
5.Voices(Dream Police)
6.If You Want My Love(One On One)
昔は出たんだろうけど、今ではローピッチ唱法
7.She's Tight(One On One)
DISK1⑥⑦では元メンバー、ジョンブラントがベース
8.Can't Stop Fallin' Into Love(Busted)
9.Gonna Raise Hell(Dream Police)
10.I Can't Take It(Next Position Please)
11.Take Me To The Top(The Doctor)
12.It All Comes Back To You(Cheap Trick)
13.Tonight It's You(Standing On The Edge)
14.Time Will Let You Know(ロビンサンダーソロ)
15.World's Greatest Lover(All Shook Up)
DISC 2
1.The Flame(Lap Of Luxury)
2.Stop This Game(All Shook Up)
3.Dream Police(Dream Police)
全編バックにオーケストラが入る。2-①②③
4.I Know What I Want(Dream Police)
5.Woke Up With A Monster(Woke Up With a Monster)
6.Never Had A Lot To Lose(Lap Of Luxury)
7.You're All Talk(In Color)
ゲストギター、スラッシュ
8.I'm Losin' You(John Lennon Anthorothy収録)
オリジナルは「Double Fantasy」だが、バックをチープがやっているのは「アンソロジー」のヴァージョン
ジョンはこのアルバムを発表後、バックにチープトリックを従えてツアーを行う予定だったらしい。
9.Hard To Tell(Cheap Trick)
10.Oh Claire(Heaven Tonight)
11.Surrender(Heaven Tonight)
12.Just Got Back(All Shook Up)
ゲストギター、ビリーコーガン
13.Day Tripper(Found All The Parts)
初収録はミニアルバム。ビートルズのカヴァー。「GREATESTS HITS」にも収録
14.Who D' King(All Shook Up)


DEEP PURPLE - Made in Japan ★★ (2001-07-04 00:26:00)

間違えた演奏ですら、かっこいい(ギターを持った人なら必ずコピーしたでしょ。SMOKE ON THE WATERのあの部分ですよ)それほど凄いアルバム。まさにRAW IS WAR