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ひょうすべさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100
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ひょうすべさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100
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38 SPECIAL ★★★ (2022-10-18 07:47:44)

38Special
.38Special
Thirty-Eight Special

バンド名表記がこれだけ変わるのも珍しく、しかもバンドロゴに関しては、全てのアルバムで違っている。
(もしも、日本でバカ売れしていたら、Burrn!誌で初期にあった付録のバンドロゴシールはしょっちゅう変わっていただろうな・・・)
このおおらかさは南部ならではだ!(笑)←それですませていいのか?。

もうひとつ。このバンドのヒット曲のほぼ全てが、中心人物のドニー・ヴァンザントではなく、ギターのドン・バーンズのヴォーカルの曲であること。
その為、最初の頃PVでギターを持って歌っているのが、ドニーだと思っていた。

結成から「Flashback: The Best of 38 Special」までツインギター、ツインドラムの6人体制。
8th「Rock & Roll Strategy」よりドラムが1人となったが、ごめん。そんなに影響を感じなかった。
(ライヴでは違ったんだろうな~)

サザンロックとは、アメリカ南部産のブルース、カントリー、ソウル、ゴスペル、R&Bを
英国から逆輸入されたロックのフォーマットで、ブレンドしたものだ。
バンドによってそれぞれの配合が違っているのが特徴である。
スワンプロックとの違いは、それを南部出身者がやっているかどうかだ。


その中でも、38Specialは、初期こそ自分達の目指す路線が定まっていなかったが、
ウエストコースト、メロハー路線(産業ROCK)を取り込むことで、アリーナロックバンドとなっていく。
これは、3rdよりジム・ピートリック(SURVIVOR)が楽曲に関与していることが大きい。

しかし、SURVIVORの弟分とならなかったのは、基本の立ち位置がサザンであり、この立ち位置がぶれていないことだ!
(これが日本で人気が今ひとつの理由でもあるけど・・・・)


38 SPECIAL - 38 Special ★★ (2023-03-28 07:47:13)

「今度、俺の弟がデビューするんだ」

ロニー・ヴァンザント(LYNYRD SKYNYRD)がうれしそうに語っていたらしい。
その弟、ドニー・ヴァンザント率いる38SPECIALのデビューアルバム(1977年)邦題は「デビュー」
G☓2、Ds☓2の6人編成。


ドニーもライブでは、ギターを弾くので、トリプルギター(LYNYRD SKYNYRD)、ダブルドラム(ALLMAN BROTHERS BAND)
とサザンロックの2大巨頭のフォーマットを踏襲している。

このアルバムでは、後のアリーナロック路線とは違い、フォークロック、カントリーの配合が多い。
これは兄のバンド、LYNYRD SKYNYRDとの差別化を図った為だろうか。
せっかくのダブルドラムがもったいない。

② Fly Awayは、飛行機事故前に作っていたが、亡くなった兄貴のことを歌っているようで、ぐっとくる。
→元々は、SKYNYRDの名曲“Free Bird"の続編なのかも。
ただ個人的には、最後のギターソロがもっと長くてハードになっていくと良かったと思う。

このアルバムでは、全曲ドニーがヴォーカルを務めている。
正直、中途半端感はぬぐえない。アルバムジャケットも平凡過ぎて、レコード会社が勝手に出した企画盤のような感じだ。
38Specialに興味を持った方は、後回しでも大丈夫だ。


38 SPECIAL - Rockin' Into the Night ★★★ (2023-04-04 07:52:07)

1979年発売の3rd (国内盤は1986年)


崖っぷち。


前2作が売れなかったこともあり、方向を大幅に変更した3枚目。
変更点は3点

1.リードボーカルの交代
今までは全曲ドニー・ヴァンザントが務めていたが、このアルバムでは①⑤⑧の3曲で、ギターのドン・バーンズがリードボーカルを務めている。①は、ほぼドニーとのツインボーカルだけどね。
そして、ドニーは今までのクリーンボーカルからサザンボーカルへと変わっている。

2.外部ライターの導入
①"Rockin' Into the Night"は、ジム・ピートリック、ゲイリー・スミス、フランク・サリバンの作。
元々は、SURVIVORの1stアルバム収録用に作られた曲だそうだ。
ライヴでは、定番オープニングナンバーになるほど、自身の曲(サザンロック)となっている。
※SURVIVOR目当てで手を出すと・・・お嬢さん火傷するぜ!。

3.プロデューサーの交代
ダンハートマンから、LYNTRD SKYNYRDを手掛けているロドニー・ミルズへの交代。
彼は、サザンロック界のTOTO。ATLANTA RHYTHM SECTIONも担当しており、そのフォーマットをこのバンドにも適用している。
サザンの持つ豪快さが少し出てきた。それを引き出したのはジム・ピートリックらSURVIVOR陣だ。

アリーナーロックへの過渡期なこのアルバムは、アルバムチャート最高位57位。SURVIVORからの楽曲①は最高位43位と少し手ごたえを得た。なので、ジム・ピートリックとロドニー・ミルズとのコンビを継続し、アリーナバンドへと進んでいく。


38 SPECIAL - Rockin' Into the Night - Rockin' Into the Night ★★★ (2023-06-05 07:49:36)

非常にノリの良い曲で、ライヴでは、オープニングの定番曲。
小ヒットだったが、最初のヒット曲であり、その後のパートナーとなる、ジム・ピートリック(他)の曲。
ツインボーカルであるが、ドン・バーンズがメインボーカルを担当した曲。
つまり、バンドの今後の方向性を決めた非常に重要な曲だったと思う。

ジム・ピートリックによれば、サバイバーではこの曲をアンコールの時に使っていたらしい。
つまり重要な位置付けの曲だったようだ。
1stに収める予定でレコーディングしたが、レコード会社の判断でボツ。
サバイバーの手を離れて、38の手に渡ったのは、両バンドのA&Rだったジョン・カロドナー。
まさかここでジョンの名前を聞くとは思わなかった。

サバイバー側は、この曲が38に渡り、しかもヒットしたことで、ショックだったそうだ。
しかし、ほどなくしてそのショックはなくなったらしい。
ジム・ピートリックよれば
「ショックだったけど、しばらくすると(お金が)どんどんポッケ入ってくるようになったんだ。」

このサバイバーver.は、SURVIVOR「Definitive Collection」で聴くことができるよ。

う~ん。38に渡して良かったね(笑)。


38 SPECIAL - Special Delivery (2023-04-03 07:25:52)

1978年発売の2nd。邦題:スペシャル・デリバリー

1st発表後、ベースが元SKYNYRDのラリー・ジャストロームへと交代。
以降、活動休止までは不動のラインナップとなる。

SKYNYRDが飛行機事故で解散となり、LYNYRD SKYNYRDの後継を狙った路線へシフトする。
シフトはしたものの、全体的に軽い。SKYNYRDが持っていた豪快さはない。
もしかして、プロデュースがR&B方面に強いダン・ハートマンだったかもしれない。(1stもダン・ハートマン)
ドニーは、兄への追悼曲として"Take Me Back"を捧げている。

あまりに売れなかったから、なかなか再発されず、後追いのひょうすべが手にするのが一番遅かったアルバムだ。
国内盤は2018年の再発されており、このアルバムも入っている。
最初から最後までちゃんとやる日本。仕事キッチリだ。
(でも、このアルバムの紹介文では、アルバムの中身より、ジャケットデザインの方が多くの活字を使っているけど・・・)

1st、2ndとも残念ながらヒットしなかった。
その影響なのか、両作とも後のBEST盤には1曲も収録されていない。
(同じレコード会社だし、外部ライターの曲でもないから、権利関係云々はないはず)

1st、2ndとも後回しでも大丈夫だが、間違いなくこの2枚が真っ先に市場から消える可能性は大。
しかも、全曲BEST盤未収録だから、このアルバムでないと聴けないぞ!

さあ。どうする?(笑)。


AC/DC - AC/DC Live ★★ (2004-05-18 18:11:00)

このアルバムを聴くと、友人の兄の言葉を思い出す。
「AC/DCのスタジオ盤???そんなものはデモだ。デモ。このバンドはライヴで曲を完成させるんだ!!!」
このアルバムを聴けば納得だ。
そんな兄がこうも言った。「次来た時、お前ら連れてってやる」
まさかそれから19年待つとはこの時だれも思わなかっただろう(笑)


AC/DC - For Those About to Rock (We Salute You) ★★ (2000-06-20 22:31:00)

このアルバムは、車に乗りながら聴くのがBEST!
なぜなら、曲間が1秒しかなく、次から次へとタテのりROCK
が続く。ア!という間の完奏まちがいなし。
ほんとに気分いいよ!


ACCEPT - Eat the Heat ★★ (2000-06-06 12:58:00)

世間では"駄作"といわれているが、ACCEPTにとっては、
グラハムボネットが歌う、「LONG LIVE ROCKN'ROLL」
楽曲は粒ぞろいだし、ウドでは歌えないバラードもGOOD
特にお薦めは「GENERATION GAP」「HELLHAMMER」
中古屋で1000円以内で買える名盤。


ACCEPT - Eat the Heat ★★ (2002-10-18 19:34:00)

さてさて、2002年にACCEPTの各アルバムのリマスター盤が次々と発売される中、このアルバムもリマスターされたんだけど・・・。
私以外誰も書いてないのね・・・。
やっぱ人気ないんだ・・・。
ひょうすべにとっては「心の名盤10傑」の1枚なんですけど・・・
という訳で布教活動と言いたい所だが、「カッコイイ!!」「全曲イイ!!」「センスある!!」ぐらいしか出てこない自分の語彙のなさにほとほとあきれ果てる。
では例えてみよう。
RINBOWでいえば「DOWN TO EARTH」
IRON MAIDENでいえば「SOMEWHERE IN TIME」
JUDAS PRIESTでいえば「TURBO」
SCORPIONSでいえば「SAVAGE AMUSUMENT」
WHITESNAKEでいえば「SLIP OF THE TONGUE」
RIOTでいえば「NIGHTBREAKER」
RUSHでいえば「PERMANENT WAVES」
MSGでいえば「SAVE YOURSELF」
NIGHT RANGERでいえば「MAN IN MOTION」
DOKKENでいえば「UNDER ROCK THE KEY」
CHEAP TRICKいえば「STANDING ON THE EDGE」
QUIET RIOTいえば「QUIET RIOT」
Y&Tでいえば「IN ROCK WE TRUST」
VANDENBARGでいえば「HEADING FOR A STORM」
MAMA'S BOYSでいえば「GROWING UP THE HARD WAY」
MAGNUMでいえば「VIGILANTE」
TRIUMPHでいえば「SURVEILLANCE」
AUTOGRAPHでいえば「LOUD & CLEAR」
RAILWAYでいえば「RAILWAYⅡ」
みたいなアルバムかな~。


ACCEPT - Eat the Heat ★★ (2002-10-22 12:56:00)

>m.c.A.Kさんへ
そうです間違っています。
言い訳になるのですが、この書き込みをした2ヵ月後には、判っていました。
「誰かツッコんでくれるかな~。そうしたらそこから会話が弾むのに・・・」ってまるでアクセスの少ないHPの管理人の気持ちでこのママでいました。
苦節2年ようやくツッコんでくれる人が来てくれてよかったです。
誠にありがとうございます。
さて“Mistreated"ですが、私の中では“3大Mistreated"の一つです。(残りはDEEP PURPLE“Mistreated"、Rainbow“Miss Mistreated")すばらしい楽曲だと思います。(←私の場合は全てがすばらしい楽曲なので説得力ないのですが)


ACCEPT - Eat the Heat ★★ (2002-11-05 18:44:00)

確かにこのアルバムは他リマスター盤と違い、ボーナストラックはありません。
余りに売れなかったので「このアルバム自体がボーナストラックなのかよ!!」と三村風にツッこんでいます。
音質はミニモニのMIKA風にいえば「Super Cool!!音質バッチシ!!」です。
最近消息不明のデヴィッド・リースですが、どうやらJUDAS PRIESTのヴォーカルオーディションに誘われていたそうですね。
しかもそれも断ったそうで・・・なんでも理由は「ACCEPTの二の舞はゴメンだ」とのこと。


ACCEPT - Russian Roulette ★★ (2000-08-16 12:44:00)

これってRAINBOWでいったら「LONG LIVE ROCK'N'ROLL」だよね。
ちなみに「EAT THE HEAT」は「DOWN TO EARTH」??


AIR SUPPLY ★★★ (2023-01-09 22:53:45)

1 エア・サプライ Air Supply(バンド名)

オーストラリアで結成。5thで全米進出し、7曲連続TOP5入りのヒットを放つ
日本では独自の戦略で売り出し、国内3rdアルバムでオリコン洋楽チャート5週連続1位となる。
元々は6人組のグループだったが、現在はラッセル・ヒッチコックとグラハム・ラッセルの2人のユニット。
(「ラッセル!」と呼べば、2人が振り向く?/笑)

2 エア・サプライ(形容詞)

今までの路線より、ポップでキャッチーでメロディアスになった場合、楽曲が“売れ線狙い”“日和った”と感じた場合に使われる。
路線は変わらないものの、バラードだけがヒットしたバンドに対しても使われる場合がある。
[例文] 〇〇の今度のアルバム。エア・サプライになっちゃったよ。
[同義語] フォリナー

3 エア・サプライ(HR/HM)

HR/HMとは対極にあると思われている為、HR/HM好きがエア・サプライを聴いていることが判るもんなら・・・

「軟弱~」
「え?お前そんなの好きなの・・・?」

と、他洋楽リスナーからの嘲笑をうけ、さらに同胞であるHR/HMリスナーからも蔑まされる存在となる。
なので、当時のエア・サプライ好きは、こっそりと聴くしかなかった。


4 隠れエア・サプライ

当時はレコード。30cm強のジャケットは、隠れエア・サプライにとっては大きすぎた。
入手方法は、FM放送のエアチェック。
録音は一発勝負。あとから編集は勿論できない。放送時間の関係で途中でフェードイン・フェードアウトをすることもある。
なので、録音された曲は、短かったり、途中から始まったり、曲の最初や最後にDJの声が入っていたりと様々。
このカセットを1人の時に聴いていた。勿論カセットには、エア・サプライ、いやエア・サプライと連想される言葉は書けない。


そんな、エア・サプライですが(ホントか?)、よくよく考えてみると・・・・
これら一連の現象(表現)は、エア・サプライの音を知らなければできない。
つまり、それだけエア・サプライの音楽は、皆の共通言語になるぐらい浸透していたということなのだ!

な~んだ。みんな大好きなんじゃん(笑)。

超ハイトーンボーカル、メロメロのメロディー、重厚なハーモニー、極上のバラード。
個人的には、HR/HMと親和性は高いと思っている。
ただ、メロメロすぎてスグお腹いっぱいになる可能性は否定しない。結構体力がいると思う。

ところで、一体ジャンルは何なのだろうか?

個人的にはAOR、ソフトロックの部類かと思っているが、、
ソフトロックのガイド本には掲載はなし。
AORのガイド本には、掲載はあるものの、大体1stのみ。しかも“しゃーないから載せている”感が満々だ。

なんかここでも可哀想な存在だが、唯一無二のジャンル“ペパーミンド・サウンド”だからだと、無理矢理理解することとする(笑)。



ペパーミント・サウンドの前に道はなし。

ペパーミント・サウンドの後にも道はなし。


AIR SUPPLY ★★★ (2023-09-12 07:17:02)

ONE & ONLY

さて、この“ペパーミント・サウンド”は日本独自の表現だ。
日本におけるエア・サプライの販促戦略は徹底していた。

“夏” “海” “清涼感”

特にアルバムジャケットは、米盤(海外盤)とは全く異なっている為、購入する方は、注意が必要だ。


国内盤1st(5th): Lost in Love(1980年)
邦題:『ロスト・イン・ラヴ』
ジャケット:
海外盤:ピラミッド風の建物の前に立つメンバー
国内盤:ペパーミントの海でのウインドサーフィン

国内盤2nd(6th):The One That You Love(1981年)
邦題:『シーサイド・ラヴ』
ジャケット:
海外盤:山の上に浮かぶ気球(1基)
国内盤:ペパーミントの海の上に浮かぶ気球(2基)
※海外盤と国内盤はあまり変わらない。ペパーミント・海を打ち出す為の変更か?

国内盤3rd(7th):Now and Forever(1982年)
邦題:『ナウ・アンド・フォーエヴァー』
ジャケット:
海外盤:夕日に向かうパラグライダー
国内盤:青い海とパラグライダー


国内盤4th(8th):Greatest Hits(1983年)
邦題:『渚の誓い エア・サプライグレイテスト・ヒッツ』
ジャケット:
海外盤:ラッセルとグラハムのイラスト
国内盤:海の上を思いっきり帆を張った1隻のヨット(ペパーミント模様)
※現在は、海外盤で統一。収録曲数も増えた。


国内盤5th(9th):Air Supply(1985年)
邦題:『潮風のラブコール』
ジャケット:
海外盤:ラッセルとグラハムの写真(背景なし)
国内盤:海の上を走る黄色いウインドサーフィン(6艇)


国内盤6th(10th):Hearts in Motion(1986年)
邦題:『ロンリー・イズ・ザ・ナイト』
ジャケット:
海外盤:白いソファーに座るラッセルとグラハムの写真
国内盤:青い海と島。そしてハングライダー


国内盤7th(11th):The Christmas Album(1987年)
邦題:『エア・サプライのクリスマス』
ジャケット:
海外盤:雪とラッセルとグラハム(写真)
国内盤:雪とラッセルとグラハム(写真)

※以降は、邦題、ジャケットとも世界基準となる。

興味が湧いた???

初めてエア・サプライに接する人には、
2003年に発売された「Forever Love: 36 Greatest Hits」がお薦めだ。
(邦題:フォーエヴァー・ラヴ~ヒストリー・オブ・エア・サプライ 1980-2001)

HR/HM好きには、BEST盤は邪道かもしれないが、
オリジナルアルバムには収録されていないBEST盤専用曲で、ジム・スタインマン作の“渚の誓い (Making Love Out of Nothing At All)”、
映画『ゴーストバスターズ』収録曲で、デヴィッド・フォスター、ジェイ・クレイドンのAIRPLAYコンビが楽曲に関わった“I can wait forever”
カバー曲だが、後にセリーヌ・ディオンがヒットさせた“The Power of Love (You Are My Lady)”、
同じくマライヤ・キャリーがヒットさせた“Without You”(オリジナルはバッド・フィンガー)。

ここまで収録されているのは、これだけだ。
しかも、全曲メロメロで36曲の2枚組。


君は食べきれることができるか?(笑)


オリジナルであれば、国内盤1st~3rd(海外盤5th~7th)のいわゆる『ペパーミント三部作』。
それぞれを簡単に説明すれば

アコギの1st。
キーボード(エレピ)の2nd。
ストリングスの3rd。

と、メロメロサウンドの中でもそれぞれ特徴がある。
売れたことでレコーディング予算が増えていった感じだ(笑)。


AIR SUPPLY - Lost in Love ★★★ (2023-09-28 23:00:53)

1981年発表
2度目の全米進出作品であり、日本ではデビューアルバムである。、
通算5枚目。後にペパーミントサウンド3部作の第1弾と言われたアルバム。

結成当初からアメリカを目指していた。
第一弾として、1st、2ndの楽曲をアメリカで再録音した3rd「 Love & Other Bruises(1977年)」をコロンビアから発売したものの、見事にコケている。
再挑戦は、クライヴ・デイビスの指揮の元、4th「Life Support』より2曲、"Lost in Love"、"Just Another Woman" を再録。
1回目の挑戦時には、ラッセルコンビのみでバックは、セッションミュージシャンだったが、今作はバンド単位だ。
(国際版のアルバムジャケットは5人の写真だけど、クレジットでは6人。)

オーストラリア人の中にイギリス人が1人・・・。

AC/DCと同じ布陣だ(笑)。

冒頭3連発のメロメロのバラード。1曲ディスコチックな曲を挟んで、またバラードのA面。
申し訳ないが、ディスコチックな曲が合ってない・・・。
B面は、Air Supply風ウエストコーストサウンドが、壮大な⑦を挟んで、続き、冒頭①②③のバラードと趣が違う⑩と。
比較的バラエティーに富んでいる。
まるで(アメリカで)何が受けるのか、手探りのようなアルバムだ。(あのクライヴにも判んなかったみたいだね)。

ちょうどアメリカでは、AORブームが絶頂に向かう中だったこともあり、大成功。
突如現れた“異星人”がチャートを席巻した。

さて、国内AORの2大巨頭(評論家)のこのアルバム評は・・・

金沢寿和氏
「当時のレコード会社のたたき文句は”ペパーミント・サウンド”。ところが実際はポップ色が濃厚な大甘サウンド。
セールス的には成功しても、コアなAORファンは見事に逃げた。
当時のAORに新しいファンを呼び込んだが、同時に安易な作品を乱発させる土壌も築いてしまった。」
『AOR Light Mellow』 エクシード・プレス刊

中田俊樹氏
その年、女子大生やOL達の多くは、ユーミン、サザンと一緒にこのアルバムを愛聴していた。しかしながら、
一般リスナーからの受けが高いがゆえに、マニアからは軽視されてしまったという、なんとも気の毒な人達である。
『AOR』 シンコーミュージック刊

確かにその通りだが、日本におけるAORの裾野を拡げたのは、間違いなく彼らと田中康夫氏(『なんとなく、クリスタル』)の功績。
どちらのガイド本も、ペパーミント3部作中このアルバムしか紹介されてない。これは寂しいゾ。


ALICE COOPER - Constrictor ★★★ (2023-09-25 07:07:28)

「アリスが来るぞ。チッチッチ」


ひょうすべの初アリスは、このアルバム。
B!誌(もしかしてML誌)のアルバム評を読み、キャッチーなメロディーだと書いてあった。
アリスのインタビューでも「ケインはエディー(ヴァンヘイレン)級だ」と書いてあったので、非常に興味があったものの、
ジャケットが大ヘビを咥えたアリスだったので購入をためらっていた。

たまたまラジオで流れた⑩“He's Back (Man Behind The Mask)”と①"Teenage Frankenstein"の2曲。
2曲とも良い曲だと思ったので、勇気を持って購入した。

なんでもアルコールとクスリが原因で、3年間音楽活動をしなかったアリスの復活作の位置付け。
アリスがいない間にL.A.METALやスプラッター映画が流行り始めた。
どちらもアリスからの影響を公言していた。
ならば、「満を持して “元祖” 登場」というのがこのアルバム。

メンバーは、
アリス(Vo)
ケイン・ロバーツ(G)
キップ・ウィンガー(B)
デヴィッド・ローゼンバーグ(Ds)

ここからがHR/HM時代となり、現在までこの枠からはみでることはない。
安住の地を見つけたってことだね。
楽曲の練り上げ度は、次作の方がキッチリしているが、個人的な思入れで、こちらの方を聴く機会が多い。

また、2作ごとにその作風を変えていく、今のスタイルになったのも、ここから。
(あっ・・・「悪夢へようこそ」&「GO TO HELL」があったか・・・)

ちなみに冒頭の言葉、アリスというと、真っ先にこのフレーズが浮かぶ。
たぶん雑誌広告のキャッチフレーズだったと思う。
チッチッチは、このアルバムに収録されている⑩“He's Back (Man Behind The Mask)”から来ているだろうし、
言葉のリズム感は、彼の師匠のアルバム 「ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパ・パ」(1983) からだと思う。
師匠がザッパだったことは当時知らなかったので、安易に「パクってるじゃん」と思っていたが、
なるほど、ザッパへの、リスペクトあふれる考えられたキャッチコピーだな。と感心。


そもそも 『ザッパの邦題はどうなんだ?』 は置いておく(笑)。


ALICE COOPER - Raise Your Fist and Yell ★★★ (2023-10-18 07:54:41)

前作と同じ路線(メンバーほぼ一緒だからね)だが、よりメタル度が増した。ドラムにケン・メリーが参加したことが大きい。

前作はチャート上では、中途半端だったが、ライヴは絶好調。英国レディングフェスティバルではトリを務めている。
その影響なのか、欧州的要素が加わっている。⑩は、ロブ・ハルフォードが歌っても違和感がない
また、前作は『13日の金曜日』だったが、今作は『エルム街の悪夢』。
②でエディー(クルーガーの方ね)との共演を果たしている。(その後映画にも出てるけど)

メンバー:
アリス
ケイン・ロバーツ(G)
キップ・ウインガー(B)
ポール・テイラー(Key)
ケン・メリー(Ds)

個人的には、アルバムが⑨⑩からはじめれば、よりHMなアリスが強調できたのではないかと思うが、
どうしても、A面にはこの曲達を入れる必要があった。

PMRCに対する怒り。
公聴会では、フランク・ザッパとディー・スナイダーが呼ばれた。
アリスにとって師匠と弟子だ。

楽曲の充実度は前作より高い。
メインストリームだった頃のHR/HM。これのアリス版を聴きたいなら、このアルバムがお薦め。


ASIA - Asia ★★ (2000-06-09 11:36:00)

3分プログレの傑作。「プログレはちょっと・・・」という人でも、これは大丈夫
いまだに、ジョン・ウェットンがこの曲を歌って小銭をかせぎまくっているぐらい。
とにかく曲、演奏、歌ともGOOD!
だまされたと思って買ってください。絶対後悔しないから!


ASIA - LIVE IN MOSCOW 1990 ★★ (2000-08-27 22:00:00)

このアルバムは2種類発売されていて、お薦めは98年発売のもの。
以前出ていた盤より1曲ライヴが多い(THE HEAT GOES ON ~ DRUMSOLO ~ THE HEAT GOES ON)
これでモスクワライヴは完全なものになった。
注目はTHE SMILE HAS LEFT YOUR EYESの2バージョンが聴けること、特にピアノのみで歌う
ジョン・ウェットンは圧巻。個人的にはこの曲はもう少しスローバージョンの方が好きだが
これもOK!!
数あるASIAのライヴで公式盤ではこれがメンバー、楽曲とも最高!!


ATOMIC ROOSTER - Atomic Rooster ★★ (2003-05-01 01:18:00)

たぶんヴィンセントクレインは、第一期DPやヴァニラファッジのようなキーボードを主体としたブラックサバスを作りたかったのだろう。
しかし出来上がったデビューアルバムは完全にプログレハード。
それもこれもニック・グラハムとカール・パーマーのせいなのだ。
ヴィンセントの思惑は外れてしまうが、この絶妙なバランスが、なぜか高い評価を得てしまう。
その為ヴィンセントは「曲のスコアは全て自分が書いた。彼らはただ演奏しただけだ」と苦しい言い訳をしなくてはならなくなる。
カール・パーマーはその後、ご存知EL&Pへ
ニック・グラハムはしばらく音沙汰がなかったが、CHEAP TRICKの全米№1“THE FLAME"の共作者としてクレジットされている。
ヴィンセントは2ND以降、本来やりたかった事を実現し、英国B級ロックの王者として君臨するが、このアルバムはその中でも異色作として未だに人気のある作品である。


BANGALORE CHOIR ★★★ (2022-10-05 20:28:13)

ACCEPTの黒歴史であり、

ACCEPT悲願のアメリカ進出をぶっ壊したどころか、

ACCEPT自体をぶっ壊し、ウルフを引退(後に復帰)にまで追い込んだ人物


デヴィッド・リース。


しかし、私とアーヴィング・エイゾフは見捨てなかった(ちょっと誇張)
そんな、わんぱくなデヴィッド・リースが結成したのがこのバンガロー・クワイアだ!!
(でもメンバーみると、急造感あるけど・・・)

アーヴィングのGiant Recordより
デビューアルバム「ON TARGET」を1991年に発表

プロデューサーにマックス・ノーマンを起用し、
ジョン・ボンジョヴィ&アルド・ノバ作の曲を使わせたりして、
それなりに期待はしていたようだが、グランジ・オルタナの時代では、見向きもされず。
アーヴィングの元からも消えていきました。

デヴィッドは、その後サークル オブ サイレンス(SIRCLE OF SILENCE)で、その時代に合わせたサウンドのアルバム2枚を出しましたが、こちらも・・・・。
デヴィッドの名前は、とんと聞かなくなりました。

そんな私もHM/HRから離れ・・・・
久々に戻ってきたのですが、なんと!!!!

いつの間にか、再結成をしていて、2枚のスタジオアルバム(2010年、2012年)と1枚のライヴアルバム(2011年)を出していたのです。
「入手困難だろうな~」と思っていたのですが、2021年3月に「ALL OR NOTHING - The Complete Studio Albums Collection」が発売されていました。
各スタジオアルバムにボーナストラックとして、ライヴ盤が細切れで入っているので、3枚組ですが、全アルバムを網羅できます。

なんてファンにやさしいんだデヴィッド(嬉)。

1作目は裏名盤だと思います。。
分類的にはL.A-METALになるのかな?
でも、欧州感があって、特に外部ライターではない曲の方が凄く良い曲です(B面ね)

再結成後の2作目、3作目はより欧州感漂う作品で、ブルースデッキンソンのソロのような感じです。

もしかして・・・・


ACCEPTをつぶしたデヴィッドの次のターゲットは、IRON MAIDENだったのか?!・・・(笑)。


BANGALORE CHOIR - On Target ★★★ (2023-07-12 06:40:24)

隠れた名盤!!!!

その昔、友人を乗せた車でこのアルバムをかけた所・・・・

「今、世界中でこのアルバムを聴いているのは、俺たちだけだぞ。きっと。」

と会話していたのを思い出した。


このアルバムの目玉は④"Doin' The Dance"。
ジョン・ボンジョヴィとアルド・ノバがデヴィッドの為に作った曲・・・・・な訳ない(笑)。
このコンビなので、1st前に作られた曲なんだろうな。
正直、このアナウンスがなければ、この曲が彼らの作った曲だとは判らない曲で、RATT "Way Cool Jr."みたいだ。

この曲以外にも、①は、AUTOGRAPHのスティーブ・ハケット作、STYXのベーシストリッキー・フィリップス作の②など
外部作の曲が多いA面。これを歌いこなすデヴィッド・リースの存在感はさすが。

しかし、このアルバムの最大の魅力はB面(⑥~)
カート・ミッチェル(G)との共作が続く、特にACCEPT「EAT THE HEAT」好きなら、たまらない内容だ!!!

オルタナ・グランジの時代だった故もあるが、自業自得とはいえ、完全ヒールのデヴィッドだったので、
あのアーヴィング・エイゾフをもってしても、売れなかったね。

そろそろ許してやったらどう?

ACCEPTも復活して良品を出してるし・・・。
音楽的には良い音楽をやってるんだから・・・・



個人としては、つきあいたくないけど (笑)


BLACK SABBATH - Black Sabbath ★★★ (2022-10-19 21:43:37)

完成度は後の2nd、3rdに譲るが、このアルバムは中毒になる。

BLACK SABBATHとの最初の出会いは「HEAVEN&HELL」。
ロニーの前がオジーということを知り、手にしたのがこのアルバムだった。

1回聴いただけで放置。
しばらくしてから、また聴いて放置。
またしばらくしてから、聴いて放置。
この間隔がだんだん短くなっていった。

気づけばこのアルバムを聴いていた。

“やばい”

よくある“はまる”という感覚ではない。
なんか“おかしくなってしまう”という感覚だった。

自己防衛機能が反応したのだろう、
このアルバムを聴くことは勿論、取り出すことを自意識を持って辞めた。
つまり、封印した訳だ。

2nd以降は普通に聴ける。ベスト盤に収録されているこのアルバムの曲も大丈夫だ。
このアルバムだけがダメだった。怖かった。
なのでCDで買い直さなかった。このHPのこのアルバム評すら読まない程徹底した。

HM/HRを離れていたこともあるが、この呪いを完全に解いてくれたのが、トニーとオジーの自伝だった。
双方とも「こんなはずじゃあなかった」と言っている。
以下は、トニーとオジーの自伝より。このアルバムの雰囲気を壊してしまうかもしれません。
でも、私と同じ様な状況になりそうな方へ。このアルバムは普通に楽しめるロックアルバムだと判ってもらえればと思ってます。
(今は普通に楽しめています)

トニー「ただのホワイトブルースなんだよ。なんでこんなになっちゃうんかな?」

メンバーは、①"Black Sabbath"に例のSEを使用することは知っていたそうだが、
アルバムジャケットや、13日の金曜日に発売されたことは全く知らなかったそうだ。

オジー「父ちゃん。俺のデビューアルバムがこれだよ。」
父ちゃん「おい。これ十字架が逆だぞ」

①のイントロ。トニーが怖い音を模索し、発見した三音が
実は中世時代に悪魔の和音ということでカトリック教会から禁止されていた音階だったらしい。

このアルバムのジャケット、特に内ジャケの「逆十字」と①"Black Sabbath"が、このバンドのイメージを確立させ、一躍有名にさせたのと同時に、様々なリスクを背負うことになった。

「悪魔崇拝者に会場は貸せない」と会場の貸出拒否を受けたり、ライブ会場でのキリスト教徒の妨害行為が多発した。
アメリカでも売れたが、アメリカにツアーに行くこともできなかった。

ビル「オジー。俺の家に誰かいるんだ」
オジ「じゃあ入場料とれば?」

極めつけなのが、悪魔崇拝団体より、ミサでストーンヘンジでのライヴを依頼された。
そもそも悪魔崇拝等に一切興味がないメンバーは勿論断る。
団体のリーダーより「お前ら全員に呪いをかける!」と言われ、怖くなってメンバー全員十字架を身に着けたそうだ。

今ではトニーの衣装のトレードマークになっている。
ちなみにオジーだけは、十字架がなかったようで、十字の水道管をぶら下げていたそう。

ロックをやれば、モテモテだと思っていたが、曲が曲だけに
ライヴに女の子の姿が全く、女の子も寄ってこなかったらしい。

⑨Warningは、10分を超える大作だが、元々は15分以上あったらしい。
収録時間の関係上、勝手にバッサリとカットされ、トニーはかなりむかついたそうだが、
このアルバムの発売後、ライヴでは、このアルバムVer.の時間で演奏しているそうだ。(トニーもなぜか判らないようだ)

④はA&Rから言われて、しびしぶカバーした曲で、1stシングルだった。
アメリカのCROWというバンドのカバーだが、権利関係でアメリカ盤では入っていない。
(勝手にカバーした?)

人気が高じて、ドイツのTVに出演が決まったものの「オリジナル曲では放送できない」と言われ、プレスリーのカバーを演ったらしい。

バンドのレコーディングたった1日。(2日目はMIX作業)。
トニーの希望もあり、ほぼライヴ録音だったそうで・・・
つまり、ライヴでもこの音で演っていた訳だ。

もしもこの時にライヴ観てたら、やばかったな~


BLACK SABBATH - Black Sabbath - N.I.B. ★★★ (2022-10-26 07:18:23)

N.I.Bは、“Nativity In Black”の略ではなく、本当にそのままNIB(ペン先)という意味だそうだ。
バンドの“いじめられ対象”のビルのひげの形のことだそうだ。

歌詞は、女性を口説く内容だが、最後にMy Name is Luciferと入れたことで、全ての意味が変わってくる。
ギザー曰く、「悪魔が恋に落ちて、良い人になることについての曲」とのこと。

ひらめきで作ったのであれば“天才”だし。

狙って作ったのであれば“天才”だ。


BLACK SABBATH - Heaven and Hell ★★ (2000-06-09 11:37:00)

これってHR/HMの教科書でしょう。


BLACK SABBATH - Mob Rules ★★★ (2023-09-28 10:57:35)

前作「HEAVEN AND HELL」に比べオジーSABBATH度が増したこのアルバム。
様式美と怖い音が交じり合ったこのアルバムは、賛否両輪だった(否の方が多かったかな)。私もどちらかというと“否”だった。
「ロニーが歌ってるんだから、良いに決まってる」と何度も聴いたが合わなかった。

否→賛に変わったのが、グランジの登場。
これらを聴いた時、「これだったら、もっと良いアルバムあったよな~。」と戻ってきた。
なので、好きになるのに少々時間がかかったアルバムだ。

前作のディオを中心とした様式美SABBATHのサウンドが好評だったので、アイオミとギザーが「SABBATHは俺達のものだ!」
とばかりに、オジーSABBATH路線へ振り戻したサウンド。

・・・と思っていたが、

アイオミの自伝では、このアルバムの方が前作よりロニーの関与が強かったらしい。
これは衝撃だったが、後のDIO、SABBATHが出したアルバムを踏まえれば、なるほどね。とひざを打った(ごめん。実際にひざは打ってない)
その前提で聴いてみると、確かにパーツパーツで、後のDIOに引き継がれる展開がある。

前作が復活作という位置付けに対し、今作は問題作として扱われたので、なにかと前作と比べられた。
その時のアイオミの発言が非常に的を得て面白い。

名付けて:『アイオミ問答』

「君達が以前からやってきたものを継続しているだけだ。」

「そりゃそうだ。同じバンドだからな。」

「そんなのはわかっている。しかし君達の前作の延長戦上にあるようにしか聴こえない。」

「その通り。その次に出たアルバムだもんな。」

別のインタビューでは、

「前作のサウンドとは異なっている。」

「うん。だって別のアルバムだからな。」

今回の主役はギザー。
ギザーが最初から関与すると、このようなアルバムとなり。
ストレンジでアングリーな時のDIOが足りなかったものがギザーではないかと思う。

最後に、ELFファンにとって“Country Girl”って曲あるが、期待したらダメだ(笑)。


BLACK SABBATH - Paranoid - Paranoid ★★★ (2022-10-26 07:28:05)

「短め目の曲で、なんか1曲作ってくれ」

アルバムの収録時間の関係で、速攻で作った作品(トニー曰く実質4分)
トニーとオジーが、それぞれ「Paranoid? どんな意味だ?」とギザーにきいたそうだ。

2ndアルバムは、元々「WAR PIGS」というタイトルだった。
ベトナム戦争が激化する中の堂々とした反戦歌だ。
英国に徴兵制度を導入する噂が流れていたこともあり、
反戦歌をアルバムタイトルにするのは、レコード会社がびびってNGを出した。

突然のアルバム名変更、既に「WAR PIGS」のイメージで作ったジャケットは変えられない。

「アルバムのタイトルはどうする? でも今からジャケットは変えられないよ。」
「じゃあParanoidで」

「シングルはどうする? ラジオでかかるなら短めの曲の方が良いよ。」
「じゃあParanoidで」

短い曲だからという理由でシングル化。
このシングルが売れに売れ、バンドの代表曲となった。

ギザー曰く「うつ病」と「ドラッグ」の曲らしいが、
この曲をバッキンガム宮殿、女王陛下の前で演奏できる程、有名な曲となった。
許可を出す英国は懐が広い。


英詞が判る、英語圏の人達が、「脳を支配される。助けてくれ!」と言ってるオジーに

「ヘイ!」ってレスポンスするって・・・・一体・・・。


BLACK SABBATH - Sabbath Bloody Sabbath - Fluff ★★★ (2023-04-04 07:12:07)

アイオミが自身の結婚式用に作った曲。
しかし当日は、テープレコーダーが壊れて流れなかったらしい。


ひょうすべが、友人の結婚式の歓談中のBGMとして選曲した曲。
しかし、歓談中に流れてきたのが、次曲の"Sabbra Cadabra"。

わざとじゃないよ。
きっと、この曲は呪われているからだよ(笑)。


BLACK SABBATH - The Ozzy Osbourne Years ★★ (2023-04-03 06:33:05)

3枚組で41曲。ボリュームたっぷりだ。
「聴きたいな~」と思った曲は、まず入っているので重宝した。

ふと「入ってない曲ってあるのか?」と思ったので、ざっくり調べてみた。
オジー期(「13」除く」)では、オリジナルスタジオ盤は8枚66曲だった。
つまり62%が収録されていることになる。

そうなると・・・・
収録されてない25曲が気になった。
一体何が理由で外れてしまったのか?

CDの容量の関係か?
選者の好みなのか?
権利関係や印税が絡むカバー曲だからか?
“盗作”とか難癖付けられて、ちょっとめんどくさそうな曲か?

・・・・気になったので、落ちた曲を調べてみた。

"Rat Salad"
"Orchid"
"FX"
"Laguna Sunrise"
"Fluff"
"Don't Start (Too Late)"
"Supertzar"
7th全曲、
8th全曲。

つまり、1st~6thまでのアルバムからインストを除いて、微妙に曲順を変えたアルバムだった。
唯一収録されているインストは"Embryo"。
この曲は、"Embryo / Children Of The Grave"とまとめられている。

なるほど、文字通りの「The Ozzy Osbourne Years」ということだね。


BLUE MURDER - Blue Murder ★★ (2000-08-28 01:49:00)

泣きのベーシスト、トニー・フランクリン本領発揮のアルバム???(違うって!!)
「エイドリアン・ヴァンデンバーグって、WSサーペンスアルバムには、あんま関わってなかったのでは」と思わせるぐらい、WSに入れてもおかしくない楽曲が目白押し。
個人的にはサイクスのギターよりトニーのベースに耳がいってしまう。


BOB CATLEY - The Tower ★★ (2001-06-13 22:53:00)

「このCDを聴け!」のマグナムのコーナーで「隠れた名盤」と書いたアルバムがこれです。このアルバムは私だけが「良い」と思ってたんだけど、仲間ができてうれしいです。
さて、全体的に往年のマグナムからプログレさを引いてポップさを足した感じです。
またボブ・カトレイの渋みのある“This is British"なヴォーカルがGOOD!!心に染みます。


BOSTON - Boston ★★★ (2022-07-07 22:51:36)

突然現れた新人がだしたデビューアルバムが、いきなりアメリカンプログレハードの完成形だった。
ドラゴンボールでいえば、1巻から、前触れもなくスーパーサイア人ブルーが登場した感じだ。

大作はなくても、プログレはできる。

TOTOの方向性、ASIAの結成。YES、EL&Pの路線変更へのお手本にもなり、後の産業ロック(と呼ばれた)に影響を与えた1枚。

これが1976年発売ということが驚き。リアルタイムの人は相当衝撃だったんだろうな~。


BRIAN MAY - Live at the Brixton Academy ★★ (2004-04-01 22:36:00)

ブライアンが弾く"Since You been Gone"
コージーが叩く"We Will Rock You"
この2曲が唯一聴くことのできる公式盤。
これだけで充分“買い"でしょ(笑)
でも、ちょっとだけ収録曲の詳細を・・・()内加筆。
1. Back To The Light
2. Driven By You
3. Tie Your Mother Down
4. Love Token
5. Headlong
6. Love Of My Life
7. 39 / Let Your Heart Rule Your Head
8. Too Much Love Will Kill You
9. Since You've Been Gone
10. Guiter Solo(~Chinese Torture)
11. Resurrection(~Cozy Drum solo~1812~Bohemian Rhapsody~Resurrection)
12. Now I'm Here
13. Last Horizon
14. We Will Rock You
15. Hammer To Fall


BRYAN ADAMS - Waking Up the Neighbours ★★★ (2022-10-05 23:20:11)

LepsよりLepsっぽいアルバム


CHEAP TRICK ★★ (2003-04-08 18:02:00)

おもしろいゾ!!
中期以降のチープのアルバムタイトル
(「」内ひょうすべオーソンウェルズもビックリの“超訳")
憧れのジョージマーティンプロデュース作品
ALL SHOOK UP 「全てが驚愕」
トム脱退後初アルバム
ONE ON ONE 「1人去って一人来る」
やばいぞ売れなくなってきたゾ
NEXT POSITION PLEASE 「次の地位をいただけませんか?」
ホント売れないゾ
STANDING ON THE EDGE 「崖っぷち」
全然売れなくなっちゃった
THE DOCTOR 「お医者さ~ん!!」
外部のソングライターをたくさん入れて
LAP OF LUXTUARY 「ぜいたく三昧」
前作が売れてしまったばっかりに自分の思い通りにならなくなっちゃった。
BUSTED 「壊されちゃった」
ソニーと契約を切られて、ワーナーへ移籍して
WAKE UP THE MONSTER 「怪物を起こしたナ!!」
70年代の曲中心のライヴアルバム
MUSIC FOR HANGOVERS 「残り物の音楽」


CHEAP TRICK - At Budokan the Complete Concert ★★ (2000-11-04 03:02:00)

アメリカン・ロックを語るに必聴・必携のマストアイテム。
「at武道館」のコンプリートアルバム。78年発売の「at武道館」では、2曲ギターを録り直しているし、93年発売の「at武道館Ⅱ」では、78年の武道館LIVEではなく、翌79年のLIVEが3曲使われているので、実際の78年LIVEは、このアルバムだけ。(曲順もその当時のまま)
70年代のアメリカンバンドといえば、KISS、AEROSMITHとこのCHEAP TRICKだが、この当時からCHEAP TRICKの演奏力がずば抜けていることが解る。
あえて言わせていただく、LISTEN or DIE


CHEAP TRICK - Cheap Trick '97 ★★ (2003-03-22 18:16:00)

1997年発売ですが、こののアルバムはチープトリック2000仕様を見た感じがしました。
この頃、スマパンやニルバーナなど、「チープが好きだ」という連中(ブーム)に乗ってアルバムを作れば良いのにあえてこんな“激シブ"のアルバムを作るとは思いもよりませんでした。
今アルバムで初めて自らがプロデュースをし、本当にやりたいようにやったアルバムです。
もしジョンレノンが生きていて、20世紀末にロックアルバムをだしたとしたら、
こんなアルバムになったんではないか!!と思わせる1枚。


CHEAP TRICK - Lap of Luxury ★★ (2000-11-05 01:47:00)

チープトリック最大のヒットアルバム
このアルバムで、初めて外部ソングライターを入れ、いわゆる「売れ線」。しかしそこはチープトリック、一癖あるところをみせている。このアルバムでは「THE FLAME」というヒット曲があるが、それ以上の必殺バラード「GHOST TOWN」を収録。
マーベラス3、SR71、ポール・ギルバートソロ、イナッフズ・ナフが好きな人は2秒でGET!!
しかしこれが、チープトリックの全てだとは思わないで欲しい。(あくまでも入り口・初心者向け)


CHEAP TRICK - Silver ★★ (2001-08-12 22:26:00)

チープトリック結成25周年の集大成ライヴアルバム。
以前出ていたBESTよりも断然よい。やっぱチープトリックはライヴだわ~。
収録曲は全てのアルバムより選曲されている。参考までに収録アルバムは以下の通り。
気に入った曲があったら、そのアルバムを聴いてみるのも一興。
DISC 1
1.Ain't That A Shame(At Budoukan)
ファッツドミノのカヴァー。ライヴでは定番
2.I Want You To Want Me(In Color)
Please please meのリフもあるよ。
3.Oh, Candy(Ceap Trick 1st)
4.That 70's Song(The Authorized)
TV番組のテーマ曲のカヴァー
5.Voices(Dream Police)
6.If You Want My Love(One On One)
昔は出たんだろうけど、今ではローピッチ唱法
7.She's Tight(One On One)
DISK1⑥⑦では元メンバー、ジョンブラントがベース
8.Can't Stop Fallin' Into Love(Busted)
9.Gonna Raise Hell(Dream Police)
10.I Can't Take It(Next Position Please)
11.Take Me To The Top(The Doctor)
12.It All Comes Back To You(Cheap Trick)
13.Tonight It's You(Standing On The Edge)
14.Time Will Let You Know(ロビンサンダーソロ)
15.World's Greatest Lover(All Shook Up)
DISC 2
1.The Flame(Lap Of Luxury)
2.Stop This Game(All Shook Up)
3.Dream Police(Dream Police)
全編バックにオーケストラが入る。2-①②③
4.I Know What I Want(Dream Police)
5.Woke Up With A Monster(Woke Up With a Monster)
6.Never Had A Lot To Lose(Lap Of Luxury)
7.You're All Talk(In Color)
ゲストギター、スラッシュ
8.I'm Losin' You(John Lennon Anthorothy収録)
オリジナルは「Double Fantasy」だが、バックをチープがやっているのは「アンソロジー」のヴァージョン
ジョンはこのアルバムを発表後、バックにチープトリックを従えてツアーを行う予定だったらしい。
9.Hard To Tell(Cheap Trick)
10.Oh Claire(Heaven Tonight)
11.Surrender(Heaven Tonight)
12.Just Got Back(All Shook Up)
ゲストギター、ビリーコーガン
13.Day Tripper(Found All The Parts)
初収録はミニアルバム。ビートルズのカヴァー。「GREATESTS HITS」にも収録
14.Who D' King(All Shook Up)


CHEAP TRICK - Special One ★★ (2003-12-16 19:30:00)

発売まで不安で不安でしょうがなかった。
前作から6年。
HR/HMアーティストは特に「ライヴ盤を発売すると音楽性が変わるか、誰か抜ける」
という説は今も根強く残っているし実証もされている。
チープの場合は3枚も出ている。(ついでにBESTも1枚)
確かにレコード会社との契約消化の為云々という理由もあったが、いくらなんでもこれは多すぎ。
そんな不安に追い討ちをかけるように
2001年7月、バン・E・カルロスが、かねてから症状のあった腰椎間板のヘルニアの手術を行った。
私はバン・Eのドラムが大好きだ。
最小限のドラムセットで最大のパフォーマンスを見せる彼はチープにはなくてはならない存在なのだ。
ライブ終了後の会場で「今日、バン・Eのドラム凄かったね」と声が聴こえると自分の事のように嬉しくなる。
ようやく届いた新作は、まずメンバーが代わっていないことで“ホッ"とした。
アイカワラズの“音"である。心地良い。チープらしい一聴すればなんともない曲だが、時間とともに味わい深く心に染み渡る。
でも、ちょっとタイトルトラックだけは、好きになるには時間が掛かりそうだ(笑)
今アルバムの最大の目玉は“LOW LIFE IN HIGH HEELS"~“HUMMER"の流れであることは間違いない。
さぁ!一緒に歌おう「Ummm~Ummm~Ummm,mmmm~」


CHEAP TRICK - Woke Up With a Monster ★★ (2008-07-03 19:43:00)

レコード会社の内紛がなければ、
“隠れない"名盤になっていたであろうアルバム。
レコード会社は気合が入っていた。
プロデュース:テッド・テンプルマン
エグゼブティヴ・プロデューサー:レニー・ワロンカー
簡単に言えば、“重役と社長"だ。
スティーヴン・タイラー曰く
「このアルバムが売れなかったら、解散しろ!」
もの凄いホメ言葉だ。
しかし完成した時には、社長はその座を追われ、重役は窓際へ・・・・不幸だ。

CHEAP TRICKはデヴュー時から既に完成されている。
アルバム事に色が違うのは、完成されている作品を、
斜めからみたり、
横からみたり、
上から見たりしているだけだ。
このアルバムは、全ての方向から見る事のできる3Dアルバムなのだ。
このアルバム唯一の欠点は、日本盤ボーナストラックだ。
リックが
日本のファンのために
馴染みのある曲を
特別にプレゼントしてくれた
久々にリックのギターテクを堪能できる曲
としてもダメだ!!!!!
何度聴いても
“ドリフが走り回って、セットが回転。歌手が出てきて持ち歌を歌う。"
この場面しか浮かんでこない・・・・・・。


CHICAGO - The Chicago Transit Authority ★★ (2001-01-21 03:52:00)

この1stアルバム~4thアルバム(ライブ含む)までが、いわゆるブラスロック時代である。テリーキャスのカッティング・ギターと攻撃的なブラスインプロゼーションはまさにハード・ロック。
最高傑作と呼ばれるのが、CHICAGOⅡであるが、未完成の荒々しさをもったこのアルバムの方がハード・ロックファンには、好まれるかも・・・。
ちなにこのアルバムのみCHICAGO TRANSIT AUTHORITYというバンド名だった。(Ⅱ以降はCHICAGO)


CHINA SKY - China Sky ★★★ (2022-11-10 06:52:02)

1988年発表。米国産メロハーの隠れ名盤。

店頭でJOURNEYタイプとあったので、購入。
JOURNEYが解散(実際は解散ではなかったよう)してしまった為、
ネクストJOURNEYを見つける為に、「JOURNEYタイプ」と情報があると、チェックしていた時期だった。

基本はメロハー。曲も悪くはない。
②は確かにJOURNEYタイプの曲で、ボーカルがスティーヴ・ペリーに寄せているんだが・・・
スティーヴ・オージェリー、ケヴィン・チャルファントやアーネル・ピネダの域まで達していない。
むしろ、スティーヴ・ペリー寄せない声の方が、彼の魅力ではないかとも思う。
それよりも、基本的に曲の趣きが、JOURNEYとは違う為、これを"JOURNEYタイプ"とされてしまうと、
肩透かしをくらってしまう可能性は高いかと。(むしろSURVIVORタイプといった方が良いかも)
聴いた当初は“なりそこないのJOURNEY”という評価だった。
しかし、何かが引っかかって、バッサリ切り捨てることはできなかった。

その曲は、⑩ "The Last Romantic Warrior"。
歌詞にバンド名が出てくるので、このバンドのテーマ曲でもあるかと思う。
他の曲と少し趣の違うこの曲が好きだったということもある。

しばらくして、その理由が判った。

ボビー・イングラム MOLLY HATCHET加入。

「このバンドの根っこはサザンだったんだ。」と。

産業ロックの最大の特徴が“爽やかさ”。言い方を変えれば「無国籍感」だと思う。
どこの国にも属さないからこそ、どこの国でも売れる。

サザンロックという地域密着サウンドが、“なりそこないのJOURNEY”の“なりそこない”の部分だったと同時にブレイクしなかった理由なんだと判った。

それを前提に聴きなしてみると、納得。
決して名盤とは言い切れないが、私にとっては非常に味わいのある1枚だ。

何でもハードにするボブ・マレットがプロデュースしても、南部臭って消せないんだな~。


CHROMING ROSE - Louis XIV ★★ (2000-12-18 22:34:00)

誰も書いてないので書きます。
最初このアルバムが出た時は「ハロウィンのパロディーバンドか?」と思ってバカにしてたけど、楽曲的にはいいんだよねぇ~。ヴォーカルも今のGRやBGより上手いし・・・。
もしこの作品が今年(2000年)でていたら、結構ハマっていたかも・・・
ハロウィンの「ドクター・ステイン」や「ライズ アンド フォール」が好きな人はハマルよ!きっと!


CINDERELLA - Long Cold Winter ★★ (2000-06-09 11:47:00)

トム・キーファーのやりたい事が、やっとできたアルバム。
バラードの名曲「DON'T KNOW WHAT YOU GOT (TILL IT'S GONE)収録
この曲ホント泣けるヨ。
シンデレラの中では一番好き!!
余談ですが、Dsはコージー・パウエル


CORNERSTONE - Arrival ★★ (2002-03-25 08:52:00)


たまには、静かなロックに身を委ねてみませんか?
このアルバムには、スピードナンバーもヘッドバンキングできる曲も存在しません。ましてや変拍子や、超テクな演奏もありません。
かといって、難解で理解不能な前衛的楽曲もありません。人によっては「つまんないアルバム」って思うかもしれません。
しかし個人的には超ハマってます。
ROYAL HUNT(以下RH)のベーシスト、スティン・モーゲンセンのソロプロジェクト。(2000年)
元RAINBOWのドゥギー・ホワイトがヴォーカルとして参加している以外は、RHファミリーがバック・アップしている。
RHでは、全くソング・ライティングをしていないスティン。
しかしその実力はあなどれなかった。
彼の作る楽曲は、RHのドラマティック・メタルとは異なり、英国の伝統的メロディアス・プログレハードポップ。そうあのMAGNUMと同系列であり、曲によっては、後期THIN LIZZYの影もちらつく。
また、ヴォーカルのドゥギーが“さすが英国人"と思わずうなってしまう、湿り気を帯びた声も曲とマッチしている。
個人的には⑨なんて、英国ハードポップのお手本のような曲で大のお気に入りである。
ぜひとも秋の夜長に、車やウォークマンなどでなく、家のステレオ・セット(←古い?!)の前でじっくり聴きたい1枚である。


CORNERSTONE - Human Stain ★★ (2008-07-04 17:43:00)

1st「ARRIVAL」はMAGNUMだった。
この2ndは前作のイメージを持って聴いた為、完全に肩透かしだった。
よくよく考えれば、まだこの時点ではスティーンのソロプロジェクト。
ソロである以上、方向性の転換はよくある話だ。
上記の方のように「退屈だ」と思われるのも仕方がないか。

しかし、、、、私の場合。
例えるなら“北欧のノスタルジア"
CLOCKWISEタイプということではない。

ちょうど
私がHR/HMの世界に足を踏み入れた時代。
ゲイリー・ムーアとマイケルシェンカーとリッチー・ブラックモア。誰が一番“速く"“凄い"のかを言い合っていた時代。
まだ、新人のIRON MAIDENに対し「あいつら、すげぇハードだよ。ヘヴィーメタルバンドってやつだよ。」といっていた時代。
その時代の欧州ハードロックの雰囲気がここにある。
この雰囲気は簡単にはだせない。
その為、③、⑦のRAINBOWタイプ、英国HR王道の⑨が映える、映える。
そんなノスタルジーに浸る事のできるアルバム。「退屈」だけで済ますのはもったいない。


DAMN YANKEES ★★ (2004-03-10 23:33:00)

2000年、DAMN YAMKEESの3rdアルバムはお蔵入りになったようです。
その後のインタビューでこの3rdアルバムの1部が各人のソロとして発表されています。
さて、過去に名アーティストのお蔵入りアルバムの探索作業がブームになった事があります。
例えばBEATLES「GET BACK」や「SESSIONS」、BEACHBOYS「SMILE」新しいところではCHICAGO「STONE OF SISYPHUS」など。
おもしろそうなので、DAMN YANKEESでもやってみようかと思いまして・・・・・
題して
“幻の3rdアルバム「DAMN SESSIONS(仮称)」を作ろう"
曲数はジョン・カロドナーの証言より11~12曲。
インタビュー等からメンバーが証言した曲は採用(5曲)。
それ以外は各ソロ&プロジェクト&再結成バンドなどからPICKUP。
その結果
①Klstrphnky (TED NUGENT [CRAVE])
②Shine on (JACK BLADES [JACK BLADES])
③We Are The One (JACK BLADES[JACK BLADES])
④Damned If Ya Do(TED NUGENT[CRAVE])
⑤Yes I Can(STYX[CYCLORAMA])
ここまではメンバーや関係者より証言のあった該当曲。(①は違うような気がするんだけどなぁ・・・・)
⑥OCEAN(TOMMY SHAW[7 DEADLY ZENS])
SHAW単独作だが、ギターがテッド。
⑦KONG(NIGHT RANGER[SEVEN])
⑧I Won't Go Away(TED NUGENT[CRAVE])
新加入ギタリストデーモン・ジョンソンとテッドの共作。
⑨Down The Highway(SHAW/BLADES[HALLUCINATION])
このアルバムどの曲も候補になるのですが、マイケル・カーテロンがドラム担当なのでこの曲。
⑩STRAIGHT DOWN THE LINE(TOMMY SHAW[7 DEADLY ZENS])
この曲凄くDyっぽいと感じたのですが。
⑪Give Me Just A Little(TED NUGENT[GREAT GONZO!!])
PILEDRIVERみたいな曲。
まだまだ候補曲はあるのですが、いかがでしょうか?
結構シンドかったなぁ~。(構想3秒。選曲1週間)


DAVE MENIKETTI ★★ (2002-10-03 20:12:00)

先日「人間国宝」の指定を受けたメニケッティー氏であるが、「人間国宝」の指定に関しては、異議を唱えたい。
まず「人間国宝」の定義及び認定基準であるが、簡単にまとめると・・・。
①正式名称は「重要無形文化財保持者」。
②伝統文化を保存して、後世に伝えることを目的にしている。
③指定・認定は毎年一回行われる。文部科学大臣が指定・認定する。
④指定・認定についての客観的な基準はない。保持者の認定基準は「技の高度な体現者」と文化財保護法に定められている。
⑤伝統文化の継承が目的なので、1分野から1人のみ認定される。
⑥人間国宝に指定された者は、「技術のレベルを維持し、後継者を養成する」義務が生じる。
⑦指定・認定が解除されるのは死亡時と心身の不調などにより技術を維持できなくなった時。
さて、上記の基準を今回指定されたメニケッティー氏に当てはめてみると・・・
③については、HM/HRの伝道者である伊藤正則氏の指定であるから依存はないだろう。
④についてもあの“泣き"技は高度であり、歌唱力についても全く問題がないから異議はない。
問題は⑤の規定である。“泣き"の分野においては、既にゲイリー・ムーア氏が「人間国宝」の指定を受けており、ジョン・サイクス氏、ジョン・ノーラム氏、ヴィヴィアン・キャンベル氏などの後継者を養成し、存命・現役であり、未だ高度な技術を維持している為、解除理由は見当たらない。
従って、メニケッティー氏は人間国宝に指定できないという結論に達する。
では、メニケッティー氏には、何がふさわしいかを考えてみた。
彼の特徴は
・高度な楽曲作成能力(特にドラマチック能力には長けている)
・自由自在に自分を表現できるギター(特に“泣き"にかけては屈指の技術)
・“魂の叫び"のようなヴォーカル
・なぜか売れない
以上の項目から考えてみると*( )書きは筆者追加分
日本国憲法第14条:「栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権(売上)も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。」に該当し、その栄典の中でも「その道一筋に業務に精励し衆民の模範である方を対象」とする「黄綬褒章」こそがふさわしいのではないかと考える次第である。
いかがであろうか?(こんなに長いのに全く意味ない駄文だな~我ながら。)


DEAD END - Ghost of Romance ★★ (2000-06-27 00:48:00)

まず最初に・・・。このアルバムは私のもっているJ-HMのなかで
BEST5に入る傑作です。
特筆すべきは、ギターのYOU(足立祐二)の泣きまくるギターでしょう。
彼は柴田直人の「STAND PROUD Ⅱ」のスコーピオンズの
「CATCH THE TRAIN」のカヴァーで、ウリ・ロートになりきってます。
まず日本人で泣きのギターを弾けるのは、彼とバーニーぐらいしかいないのでは
ないでしょうか。
まずウリ・ジョン・ロート、マイケルシェンカーの好きな人、OZZYのランディー・ローズ
在籍時の2枚のアルバムの好きな人はOK、まちがいなくハマルでしょう。
そして聖飢魔ⅡのすきなひとにもOK、MORRIEの歌詞の世界にはまって下さい。
すべての曲のギターソロは鳥肌ものです。
彼が現在引退中なのは(久保義晴を失った全日本のように・・・?)ホント悲しい。
是非第1線で復帰してほしい。今の日本の環境はこのアルバムのでた当時より格段好転しているはず。
(だってDOUBLE DEALERが名盤って呼ばれるぐらいだもん)
*現在廃盤かどうかは不明。(ちなみに ビクター VICL-2073)
*中古盤屋でみつけたら、絶対買い!!!


DEEP PURPLE - Made in Japan ★★ (2001-07-04 00:26:00)

間違えた演奏ですら、かっこいい(ギターを持った人なら必ずコピーしたでしょ。SMOKE ON THE WATERのあの部分ですよ)それほど凄いアルバム。まさにRAW IS WAR


DEEP PURPLE - Purpendicular ★★ (2003-05-21 17:27:00)

私が月3回以上は行く渋谷の「TOWER RECORD」では毎年3月に輸入盤のセールを行う。
2003年は1枚なんと280円だった。
これだけ安ければ、今まで敬遠していたアルバムだって躊躇なく買えてしまう。
さて、私はDPの中で一番聴いたアルバムは「COME TASTE THE BAND」だ。
なぜならこのアルバム、何度聴いても「良い」と思わないのだ。
これをトミーボーリンの責にしようと思ったのだが、彼のソロアルバムは結構好きだし・・・。
何度も聴いて、出した結論が「ブラックモア依存症」。
つまり「リッチーがいないDPなんて」って思うからマトモな評価ができない。と自分自身を納得させていたのだ。
さて、このアルバム。そんな前置きがあったので、280円でもないと買う気がおこらなかったのだ。
①のイントロで「おいおい!」とツッコミをいれたくなったが、なかなかどうして、いい曲だ。
②のドンエイリー風のKEYだって大好きだ。
ってな具合に全曲スラ~と聴けてしまったのである。
今までこのバンドの中に潜在した各パートの戦いは後退しているが、その分バンドの一体感が出ている“大人のアルバム"。
個人的にはイアンペイスのドラムの復活が嬉しい。
ところで⑩はツーバスかと思ったけど、シングルバスなのかな~???


DIO ★★ (2003-08-29 13:03:00)

過去を振り返ってみると・・・
確かにロニーはヨーロッパ人(イギリス人)ギタリストと組んだ時にその才能を発揮するのではないかと考える。
特にジミー・ペインのPOPセンスはイギリス人ギタリストと組むと極上のROCKとなっている。
私も昔、DIOのギタリスト候補を2人程挙げたが、現在は2人ともIRON MAIDENに取られてしまった(1人は出戻り)
ただH・Wさんが挙げていたジェイク・E・リー。これは良いかもしれない。
確かヴィヴィアン加入以前のDIOはジェイクが加入していたはずである。これは私の私見であり、確証はないが1ST収録「DON'T TALK TO STRANGERS」はクレジットこそロニー1人の名義になっているが、ジェイクとのセッションにおいて作られた曲だと思う。なぜジェイクと別れたか不明だが、再度組んでみる手はある。
「ジェイク!!もしかしたら君は悪くないかもしれない。彼は頑固者だが、何でもいいから謝れば許してくれる懐の深さを持っているから・・・大丈夫だ。」
ジェイク以外では、ヨーロッパ人(できればイギリス人)と組んで欲しいな~。
候補としては、ウルフ・ホフマン、ケン・ハマー、アンディー・マレツェクあたりはどうだ!!
ううんっ?!って、いかんいかん。ハマさん参加ってことはプリティー・メイズ解散ってことだから、こんなことを考えてはダメだ!
なんか書いていて、今期優勝を狙えない球団のファンがよく言う「オフのリストラ&トレード&FA論」みたいになってしまったが、とにかくロニーにはもうひと華・ふた華咲かせてもらはネヴァ!!
追記:ヴィヴィアン再加入はやめよう。だって彼にはRIVERDOGS再結成に一役買ってもらわないと・・・(苦笑)


DIO ★★ (2022-10-04 06:27:34)

完全に不意討ちだった。

2022年公開のマーベル映画「ソー:ラブ&サンダー」。
エンディングクレジットで流れた曲が“Rainbow in the Dark"だった。

元々マーベル映画では、HM/HRの曲が使われているが、BLCK SABBATH、AC/DC、LED ZEPPELIN、GUNS'N'ROSESとメジャー処ばかり、DIOとは、完全に不意討ちだった。

今思えば、私がHM/HRと完全に決別したのが、ディオの死だったな。

WEBニュースで知った時、何かが終った気がした。

確かにそれ以降、大好きだったHM/HRを聴かなくなった。
WRABIT関連の再発で戻ってきたものの、ディオ関連の曲を聴いていなかった。

このHPでも、散々書いてきたディオなのに・・・・
無意識のうちに避けていたのかもしれない。

この曲が流れた時、自分の中で解き放たれた気がした。


「そう。俺の左腕にはサイコガンが・・・」

じゃなくて

「俺。HM/HRが、ディオが大好きだったんだ」

と。

その証拠に、この曲が流れた時に、無意識のうちにメロイックサインをしていた。
それに気づいた時に思わず吹き出してしまった。

雀百まで踊り忘れず。


DIO - Holy Diver ★★ (2000-07-17 00:49:00)

このアルバムの発売とアルカトラスの1STが同じ時期にでたので、
よく雑誌(ML)で次世代のギターリストとして、インギーとヴィヴィアンが
比較されていたことを思い出す。
ヴィヴィアン派だった私は、アルカトラスの1STを聴くまでにあと3年待たなければ
ならなかった。
何回「STAND UP AND SHOUT!!!」のあと「おぁい!!!」と叫んだことか・・・


DIO - Holy Diver ★★ (2000-08-28 01:41:00)

K-TAROさん。ドラムはカーマインのいとこのヴィニー・アピスです。
でもこれだけ音数の多いドラマーはめったにいないよネ!!


DIZZY MIZZ LIZZY - Dizzy Mizz Lizzy ★★ (2004-04-01 22:52:00)

未だに思っている・・・・。
もしこいつらがアメリカ人で、このアルバムが5年早く出ていたら。
「カート・コバーンは自殺しなかったのではないか。」
と。


DOKKEN - Beast From the East ★★ (2000-08-28 01:59:00)

実はこのアルバムには思い入れがあって・・・
このライヴのチケットを無くしてしまって・・・行けなかった。
今聴いても悔しいアルバムです。


DREAM THEATER - When Dream and Day Unite ★★ (2002-06-03 21:41:00)

音楽評論家の伊藤正則氏の“いちおし"(彼いわく:大プッシュします)は、私にとって“当たり"“ハズレ"の差が激しい。
このアルバムも正則氏の「いや~このアルバム、ホント凄いですよ!!これからもですね~彼らのこと大!大!プッシュしますから、皆さんも是非とも聴いてください。そんなわけですでにアルバムは発売中です。ドリ~いム しあた~で(曲名)(←忘れた)!!」てな感じで紹介されていました。
勿論次の日には、CDショップへ行ってましたが・・・。
だいたいラジオ等で紹介され、CDを買いに行く場合、大抵はその時流した曲を覚えていたり、好きだったりするのだが、上記の通り、かかった曲名を忘れてしまう程。1曲・1曲のクオリティーが高かった。
クオリティーなら2ND以降なのかもしれないが、
実は私・・・・2ND以降がダメなんです。バンド全員が上手くなりすぎっちゃって、息苦しいというか、もう(メンバーの力量に)安心しちゃって(私自身の)緊張感がないというか・・・
こんな私はDTファン失格なんでしょうけど、でもこのアルバムは最高です。


EAGLES - Desperado ★★★ (2022-11-03 03:59:44)

EAGLESは、このアルバムもロケンローである。


発案者はグレン・フライ。
もっとアーティストとしてのアルバムを作りたい。
常々考えていたそうだ。

ドンとグレンは、ジャクソン・ブラウンとJ.D.サウザーとジャムっていた時に作った①"Doolin-Dalton"。
この曲の元になったギャング団の話をジャクソン・ブラウンから聞いた時、
このアルバムをコンセプトアルバムにしようと。
(どう考えても、一緒にツアーしたJETHRO TULLとYESの影響だよね。)

ゲフィンは「カウボーイ・アルバム???」と乗り気でなかったそうだ。、


コンセプトアルバムにしようとしたもうひとつの理由が“現場介入”。
1stアルバム収録の"Nightngale"。
ゲフィンがこの曲の収録を要請してきた。
この曲はジャクソン・ブラウン作。彼を売る為の施策のひとつだったのであろう。
しかし、何度レコーディングしても、上手くいかなかったので断った所、「なら、アルバムは出さない」とまで言ってきた。
結局は収録しているのはご存じの通り、そんな現場介入を防ぐ為だったのかもしれない。


意気揚々と始めたレコーディングであったが、途中で行き詰ってしまい進まない。
その為、ヘンリー、フライのコンビでレコーディング前に作っていた曲
④"Tequila Sunrise"と⑤"Desperado"の2曲を入れ、コンセプトに合っているカバー曲⑧"Outlaw Man"を収録。
コンセプトらしく見せる為、インストとリプライズを入れて完成させた。

つまり・・・・

プロデューサーのグリン・ジョーンズ渾身の1枚(笑)。

ね。ロケンローでしょ。

シングルはそこそこ売れたものの、アルバムが全然売れなかった。
雑誌の評論では、概ね高評価だったのに売れなかった。
最高位は41位と前作を下回る結果となった。

主な原因は、ゲフィン。
ゲフィンはアサイラムレーベルをワーナーへ売却してしまった。
従って、アサイラムレーベルでアトランティックで発売する最後の作品がこれ。

そりゃ~。アトランティックは力を入れないわな。

作品自体は素晴らしいアルバムだ。その証拠に後から売り上げを伸ばし、累計200万枚と1stの倍売り上げている。

後に、NELSON(ゲフィンレコード)の2nd「Imaginator」がお蔵入りになったのは、この経験からではないかと思ってる。


EAGLES - Eagles ★★★ (2022-10-04 05:43:09)

EAGLESは、最初からロケンローであった。

デヴィッド・ゲフィンにとって、EAGLESはどうでも良いバンドだったと思う。
彼にとって大事だったのはジャクソン・ブラウン。
横にくっついていたグレンには「お前はバンドを組め」と遠回しにダメ出しをした。

約束を守って、メンバーを集めたグレンに、
これでは寄せ集めだから、バンドとしてライブをして曲を書けと合宿を命じる。
その合宿で、作った曲は1曲だけ。いつまでたってもデビューできない不満という共通項でバンドは結束した。

ちなみに、あの悪ガキGUNS'N'ROSESは、同じ合宿で2ndまで使う曲を作り
「Live ?!*@ Like a Suicide」をだせる演奏力を培っている。
(誰だ。「イジーがいたからだろ?!」って言った奴は・・・ / 笑)

ね。EAGLESってロケンローでしょ(笑)。

この1st。メンバー共作が2曲だけ②⑧、後はメンバー単独作かメンバーと外部、他人作の曲だ。
ランディーとバーニーの曲が多いのは、元POCO、元Flying Burrito Brothersという有名バンド出身故、本当のプロの仕事を熟知しているからか。

この1stの一番の特徴は、英国でレコーディング(ロンドンオリンピックスタジオ)で、
ZEP、STONES、BEATLESでエンジニアを務めたグリン・ジョーンズがプロデュースしたことであろう。

今では、慧眼と言われるが、EAGLESの音楽を聴いていれば、この場所(英国)でこのプロデューサーはありえない。
ゲフィンは、EAGLESの音楽をまともに聴いていなかった。と考える方がすんなりする。
(それ以前に曲を作ってないんだから、どんな音楽かわかんないけどね)

ゲ:「ところで、どんなバンドになりたいんだ?」
E:「ロックバンド」

実際に、グリン・ジョーンズはEAGLESのライヴを見て、ROCKでもなんでもない。と最初断ったそうだ。
しかし、英国録音、グリン・ジョーンズプロデュースが、カントリー独特の“土の臭い”の完全消臭に成功し、、
爽やかさを醸し出している。少々混じっている湿り気も、泥の湿り気ではなく、霧のような湿り気なのが特徴だ。
後のウエストコーストサウンドのお手本となった1枚。
しかし、この雰囲気を再現することは、EAGLES自身でもできなかった。


EAGLES - Hotel California ★★★ (2023-07-27 10:30:54)

ロックに興味を持ったら、感想はどうあれ、必ず通らなければならない、必携・必聴の1枚。

"EAGLESはロケンロー”と散々書いたが、彼らが追い求めていたロックとは・・・・

『一分の隙のないロック』

だったのではないだろうか。
それを追い求める為、レコーディングに時間がかかってしまったようだ。
→決して隣のスタジオでBLACK SABBATHが轟音でレコーディングしていたからではない(と思う/笑)。

EAGLESには、不安要素しかなかった。
前作で初めて全米№1を獲ったが、バーニーが脱退した。
メンバー(特にヘンリーとフライ)が追い出した訳だから、メンバーに不安はない。
EAGLESメンバーは、あくまで「俺たちはロケンローバンド」と主張しているが、周りから見れば、強力なボーカルハーモニーを生かした、カントリーロックバンド。
そこから、ハーモニーの1人が抜けてしまう訳なので、これは不安要素でしかない。

よりによって、新加入はジョー・ウォルシュ。ロックでファンキーなギタリストだ。
ソロで一本立ちをし、自由で気ままな音楽表現をしている人材が、果たしてバンドの一員になることができるのか?
しかもEAGLESは、ライヴでは、即興を許さないバンド。レコード通りの演奏を求めるバンド故、ジョーの加入は不安要素でしかない。
どれくらい不安だったのは、レコード会社が「THEIR GREATEST HITS 1971-1975」を勝手に出したことで判るでしょ。

前作で拡散し過ぎた音を、このアルバムでは、最初に作った①"Hotel California"テイストに合わせて作っているのが特徴で、
アルバム全体に統一した寂寥感(せきりょうかん)が漂う。
どこかの雑誌でこのアルバムを “連作短編集”と例えていた。上手い事いうな~。

これも売れた。アメリカだけで1,700万枚。全世界で3,200万枚を売り上げた。
(現在は、アメリカだけで2,600万枚だそう)
ただ、マイケル・ジャクソンが現れるまで、「己の敵は“昔の己”」だったことも追記しておく。(「THEIR GREATEST HITS 1971-1975」のことね。)
前作のベスト盤、今作と爆発したヒットをだしたEAGLESは約1年に渡る大規模なライヴを展開。
このライヴが原因でマイズナーが脱退となってしまう。

ビックバンドって、いつも脱退はベーシストだよね。


EAGLES - Hotel California - Hotel California ★★★ (2022-10-04 05:51:56)

私にとって、運命の1曲。

私のプライドをズタズタにした曲であり、以降の洋楽との付き合い方の方向性を示した曲でもある。

洋楽にはまった時、『サントリーサウンドマーケット』というFM番組で
年代を問わず好きな洋楽の投票を行い、そのランキングを発表するという企画があった。
いっぱしの洋楽リスナーを自認していた私は、喜んで投票に参加。

ランキングを楽しみにしていながらも、「どうせ1位は、BEATLESなんだろ。」と思っていた。
(この頃、ちょっと反ビートルズ&反体制時代)

結果は・・・。

なんと!この曲が1位だった!!!

当時の私が全く知らないアーティストの全く知らない曲。

「イーグルス? なんて安易な名前。どうせオールディーズかアイドルバンドなんだろ? ったく日本という国は・・・」

と思っていた。(そうでもないと、本格洋楽マニア(自称)が崩れることになるからね)

しかし・・・。

イントロから“ただ者ではない”雰囲気を感じ、慌てて録音。
なので、アルバム購入まで、ヘビーローテーションだったのは、
イントロが少しカットされた"Hotel California(ひょうすべEdit).Ver"だった。

ここまでの経験は誰でもあることだと思うし、私自身もその後何回も経験がある。(←何回もあるんかい!)
私が運命だと思ったのは、このオンエアー前の週末だった。

その日は、学校の廃品回収の日。各家庭の玄関先にある、新聞、雑誌を回収する作業を生徒が行う。
私が回収をした1軒。そこには、雑誌明星(平凡かもしれない)の付録だった歌詞本が大量にでていた。

「たくさん捨ててあるんだから1冊ぐらい良いよね」と、そのうち1冊をもらってしまった。

そのもらった歌詞本に、なんと"Hotel California"の歌詞と対訳が掲載されていたのだった!
歌詞本は基本邦楽(歌謡曲)のみの歌詞が載っていて、洋楽が載っていることはほぼない。
しかも20冊以上あった歌詞本の中から、この曲が入っている歌詞本だけを持っていく可能性。

やはり、これは運命でしかない。

イーグルスを知らなかった私。
『ミュージック・ライフ』を今まで買った分も含め、全て隅から隅まで読むようになったのも、これがきっかけだ。
(これが教科書や参考書だったら、もっと違ってたね / 笑)

これにより、LYNYRD SKYNYRDの悲劇や、TED NUGENT、VAN HALENというアーティストを知ることができたし、
KISSのメンバーは“実は人間だった”ってことも判った(笑)。

また、静かに始まって最後はギターソロで〆る。
このパターンの曲に、好感度30%upの体質になってしまった(笑)。

ちなみに、私はLED ZEPPELIN 「CODA」収録の"OZONE BABY"を投票していた。


EAGLES - On the Border ★★★ (2022-11-14 07:39:14)

このアルバムでもロケンローである。


2ndが売れなかった。
バンドはこれをレコード会社とプロデューサーのせいとした。
確かに"Desperado"は、リンダ・ロンシュタットが歌ってヒットさせたしね。

そもそもコンセプトアルバムなんて言い出すから・・・
は、あっちの方に置いている(笑)。

後にグリン・ジョーンズも

「アーティストは売れれば自分のおかげ、売れなければプロデューサーのせい」

この時初めて経験したと語っている。


2ndが売れなかったことで、ますますゲフィンにとって“どうでも良いバンド”になった。
自身もアサイラムをワーナーへ売り、ワーナーの重役になっていたし、大御所ボブ・ディランのマネジメントを手掛け始めていた。
なので、配下のアーヴィング・エイゾフへEAGLESを丸投げした。

このアルバムも当初は、英国&グリン・ジョーンズで始まったものの、
最初から、もめにもめた。6週間かけて結局2曲しかレコーディングできず、曲作りの為、一旦米国へ戻ることになる。
それ以降は、英国に戻ることはなかった。(英国では遊べないもんね)

ね。EAGLESってロケンローでしょ(笑)。
米国に戻ったメンバーは、エイゾフにプロデューサーの交代を要求し、エイゾフが用意したのが、ビル・シムジク。
元海軍のソナーオペレーターで音楽未経験者だが、ジョー・ウォルシュやリック・デリンジャーを手がけていた。
潜水艦に乗り込みソ連の潜水艦を耳で探索していただけあって、音を聴き分けるのが抜群上手い。
このころから24トラック録音が出始めたこともあり、ビルの耳が重宝された。
そして、メンバーが満足いくよう、何テイクのレコーディングを許可した。
(実はグリン・ジョーンズは、結構威圧的だったらしい)

そのレコーディング中にスライドギターが必要となり、バーニーの友人だったドン・フェルダーに参加を要請。
フェルダーはそのままEAGLESに加入となる。(このアルバムでは2曲参加 ①"Already Gone"、⑨Good Day in Hell)

第2弾シングルの⑩"Best of My Love"。
ラジオ局で良くかかっていたため、シングルカット候補となったが、フライは大反対。
しかし、レコード会社が無許可で発売してしまった。
しかも、ちょっと長かったんで、ぶった切ったバージョンで・・・・。

ね。レコード会社はロケンローでしょ(笑)。

しかし、この曲がEAGLES初の全米№1ソングとなる。
英国&グリン・ジョーンズで録音された2曲のうちの1曲だったことは内緒だよ(笑)。

このアルバム。以降のロック路線の過渡期と評され、あまり評価されていないが、ひょうすべがEAGLESの全アルバムで一番好きなアルバムがこれ。

理由は・・・・判んない(笑)。

ね。ひょうすべもロケンローでしょ(笑)。


EAGLES - One of These Nights ★★★ (2023-03-16 06:37:13)

全面ビル・シムジクプロデュースの4th。邦題は『呪われた夜』

なんとこのアルバム!!
メンバーだけで制作をしている。(クレジットはちょっと訳アリだけど)
メンバーの制作意欲はピークだったと思う。
※決して印税云々ではないはず。

最大の貢献者は2人。ドン・フェルダーとビル・シムジクだ!
新加入のフェルダーは、加入時の期待通り、EAGLESをロック色を強めるのに貢献しているどころか、何にでも対応できるので、一気に楽曲の幅が広がった。
EAGLESが求めていたロックを超えて一気に拡散していった感じだ。

いきなり①でっせ。
カントリーロックの欠片もない。ロックどころか、ファンク(黒)、ソウルまで行っちゃった。
リアルタイムでEAGLESを聴いていた人は、ビックリしたでしょ。きっと。

前作途中からプロデュースをしているシムジクの作るクリアな音は、当時であれば、とんでもない音質だ。
まさにFM局のオンエアーにピッタリな音質。小型軽量化されてるのに壊れない。しかも安い日本製ラジオの普及がこのアルバムの売上に拍車をかけた。
そう。彼らの売上の後押しをしたのは、日本だ!!

しかし、失ったものもある。
作りが緻密になればなる程、元々持っていた牧歌的要素は失われた。
特にバーニーの楽曲が、クリアすぎる音と相性が良くないと感じてしまう。
元々のEAGLESの音がバーニーの楽曲な訳なので、これが浮いてしまうということは、進化というより変化といった方が良いかと思う。

メンバーは、バーニーを除き、これを望んでいたので問題は全くない。
しかし、レコード会社から見れば、せっかく前作の"Best of My Love"で1位を獲ったのに、この路線変更は「おいおい。こいつら大丈夫なのか?」と思ったのではないか?
結果として、このアルバムが全米№1になったので、この路線の継続を容認されたが、もしもの場合の準備も怠ってなかった。
その準備は、バーニーの脱退、ウォルシュの加入。EAGLESの次のアルバム制作が中々進まなくなった時に発動されることとなる。

このアルバムの目玉は、何と言ってもランディー作の⑥"Take It to the Limit"。
このミディアムワルツの曲は、全米4位がピークだったものの、EAGLESの全シングルで1番の売上枚数となっている。
一世一代のランディーの歌声も最高で、ライヴでのメインとなったが、この曲によってランディー本人が脱退してしまう原因となってしまった。

ウエストコーストロックのディスクガイド『DISC GUIDE SERIES(28) WEST COAST ROCK (THE DIG PRESENTS DISC GUIDE SERIES)』において、
EAGLESはアーティストページがあるのだが、そのページで紹介されているのが1~3rdまで。
このアルバムと次作「HOTEL CALIFORNIA」は、WESTCOAST ROCK黄金期のページにDOOBIE BROTHERS「MINUTE BY MINUTE」、FREETWOOD MAC「RUMOURS」や
AOR黎明期の名盤達と同ページの扱いとなっている。う~ん。何か判る気がするけど、ちょっと複雑。


EAGLES - Their Greatest Hits 1971–1975 ★★★ (2023-03-22 07:36:57)

レコード会社は、EAGLES以上にロケンローだ。

新曲もなければ、アルバム未収録曲もライヴも入っていない。全て既発の曲で作られたベスト盤。
それ以前に、発売に関してメンバーの許可を取っていない。
当然、選曲、曲順にもメンバーは一切絡んではいない。
アルバムジャケットも『呪われた夜』制作時の最終候補オチだったもの。

この頃のEAGLESは不安要素だらけだった。
アルバム『呪われた夜』が全米1位を獲ったものの、バーニーの脱退によるボーカルハーモニーの不安。
よりによって新加入が、ジョー・ウォルシュというファンキーな自由人。
『呪われた夜』の次のアルバム制作が全然進まない。

なので、勝手に出してしまった。

そんなベスト盤なのだが・・・・

今まで出したアルバムが、全て “このアルバムの為ではないか?” と勘繰る程の出来上がりだ!
メンバーの意見を反映せずに、第3者が選んでいる事が功を奏したと思う。

EAGLESを一番知っているのは、メンバーではなく、レコード会社だったようだ。

もしも、このアルバムを持っていないが、EAGLESの「One Thease Night」までを持っていたり、
別のベストアルバムを持っているのであれば、是非、この曲順でプレイリストを作成して聴いて欲しい。


Side one
1."Take It Easy" (from Eagles)
2."Witchy Woman" (from Eagles)
3."Lyin' Eyes" (from One of These Nights)
4."Already Gone" (from On the Border)
5."Desperado" (from Desperado)

Side two
1."One of These Nights" (from One of These Nights)
2."Tequila Sunrise" (from Desperado)
3."Take It to the Limit" (from One of These Nights)
4."Peaceful Easy Feeling" (from Eagles)
5."Best of My Love" (from On the Border)


このアルバム。売りも売ったり、4,500万枚。東京都民が1人3.2枚持っている計算だ。
このベスト盤がEAGLES史上どころかアメリカ史上で一番売れたアルバムであり、全世界でも2番目に売れたアルバムとなった。
※諸説あり
レコード会社にしてみれば、これで制作中の次作がこけて、EAGLESが崩壊しても、充分過ぎる程稼ぐことができた。

でも、次作は、とんでもないアルバムをつくっちゃったんだけど・・・。


ELF ★★★ (2022-11-08 08:03:46)

DIO「MASTER OF THE MOON」の前後から、
別のアーティストのアルバムにゲスト参加しているのをポツポツ見かけた。
自身のブランド価値維持の為、“自分の声は自分のアルバムのみ”と思っていたので「珍しいな~。」と思った。
そんな中、HEAVEN&HELL名義で“ロニーSABBATH”を復活させた。


そうか!その手があったか!

ならば・・・RAINBOW・・・・

いや。これは贅沢すぎる(←妄想なのになんで?)。


だったら・・・

ELFを復活させろ!

と思った。



私がELFに来るまでの道筋(ロニー限定)は、「虹を渡る覇者」→「HEAVEN&HELL」→「バビロンの城門」→「悪魔の掟」→「L.A./59」だった。
(もしかしたら、間に「ON STAGE」もあったかも・・・)

MSG→UFO
RAINBOW→DEEP PURPLE
WHITESNAKE→DEEP PURPLE
オジー→BLACK SABBATH
ロニーSABBATH→オジーSABBATH

と過去に戻っていった私にとって、

RAINBOW→ELFへ行くのは必然。


勿論、友人達に「俺。ここまで持ってるよ」と自慢したい部分があったことは認める(笑)。

もう判るよね。1枚だけお蔵入りした。

メンツがほぼ一緒ということから、「銀嶺の覇者」は少し後回しになった。

しかし、私の嗜好が変わったことにより、今では大好きになった。


ディオの自伝によれば、ELF復活のチャンスはあったようだ。
BLACK SABBATH在籍時にディオはソロアルバムの契約を結んでいた。
SABBATHの活動の合間にSABBATHとは違った形でアルバムを作ろうと思っており、
その中でELFのメンバーで何曲かと思っていたらしい。

しかし、結果として、このソロアルバムの契約が、バンド内での不和となり、SABBATHを脱退してしまう。
(このソロ契約が後のDIOとなるのだが)

さて、このELFだが、後のRAINBOWの母体になっている。(ELF側から見た場合ね。/笑)
しかし、RAINBOWともDEEP PURPLEとも違う音だ。
所謂“様式美”を期待して聴くと、愕然となるか、大笑いしてしまうかのどちらかだ。(経験者は語る)


ELFの目標はHUMBLE PIE。
ピーター・フランプトンがいた時だから、ルックスではない(笑)。
R&B、ブルースを英国でROCKさせたサウンド。

そう。スワンプロック、サザンロックと同じ成分だ。
60年代終わりから、英国ではアメリカ南部ブームが興っていた。
エリック・クラプトン、デイヴ・メイスン、ROLLING STONES、ジョージ・ハリスンが南部音楽に傾倒していった。
それに呼応して、アメリカ南部でも、ALLMANが1969年、SKYNYRDが1973年デビューしている。


新興のPURPLE RECORDSとしてはこれは見逃せない。
だがこの路線は、DEEP PURPLEではできない。
なので、この路線をELFに託したのではないだろうか。

アメリカ南部の音を英国人が体現したバンドがHUMBLE PIEであり、そこから透けるSMALL FACES。
この音をニューヨーカーが再現する。これがELFだ。

結果的にELFは売れなかった。
しかし、DEEP PURPLEやALICE COOPERとツアーを行ったことは、ディオの血肉となった。

ELFと言えばロニー・ジェームス・ディオとなるのだが、他のメンバーも、その後活躍している。(詳しくはWikiでね)
PURPLE RECORDSって、面倒見良いのね。


ELF - Carolina County Ball ★★★ (2023-06-01 07:43:48)

国内盤及び米国盤名「L.A./59」
ひょうすべがELFと出会った最初のアルバムで1,500円で購入。

ところで、皆さんは、ライヴが終った後、何を聴きながら帰路につきますか?
やっぱり、観に行ったアーティストのアルバムを聴いて、余韻に浸りますよね?
そう。家を出てから、家に着くまでがライヴですからね(笑)。

友人4人と観に行ったDIOのライヴ。
その帰りの車の中で友人がかけたのが、このアルバム。
「なんでこれなんだよ!」ツッコミがあったものの、車内は爆笑大盛り上がりだった。
だって、数十分前には、ドラゴンと戦っていたロニーが、車内では「ブギウギ ふらいで~ナイト」って歌ってんだよ。

さて、このアルバム、クライヴ・デイビス個人にごたごたがあった為、EPICを離れ、完全にPURPLE RECORDSとの契約となった。
PURPLE RECORDSはアメリカに販路がないので、MGMがアメリカ販売を請け負う形だ。
力関係は明らかに MGM >>>> PR 。欧州と米国(日本含む)では、アルバムタイトル及びジャケットが異なる。

欧州盤「Carolina County Ball」

米国盤「L.A./59」(日本もこちら)

なんで冒頭で書いて、いちいちここでも書くかというと・・・・

知らずに買ってしまったからだ(笑)。

今作は、ロジャー・グロヴァーが単独でプロデュースしている。
時期的には、ロジャーは既にDPを脱退しており、PURPLE RECORDSのスタッフとなっていた。
前作では、ベース兼任だったロニーもここからは、ボーカル専任。
新たなベーシストとして、グレイク・グルーバーが加入し、後のRAINBOWの母体ができあがった。

こうやってまた書くから、誤解されてしまうが、RAINBOWとは全く違うサウンド。
ELFの目標は、HUMBLE PIEということを忘れてはいけない。
ロニー自らも、このアルバムを “勢いの良いFACES” と評している。
(⑦"Rainbow"なんて曲があるけど、期待しちゃだめだよ。)

曲名を見ていただければ判るが、このアルバム。地名が多い。
1st発表の後、DEEP PURPLEと全米を巡ったが、DPはチャーター機に対し、彼らは自前のワゴン車だったそうで、メンバーは、そのワゴン車で寝泊まりをしていたらしい。
つまり、ELF流のロードアルバムなんだろう。

元々ELFに南部臭はない。
1作目は、南部臭をつけるために、わざわざ南部でレコーディングしたが、結局南部臭がつかなかった。
今作は1作目に比べ、土着感が楽曲に出ているにも関わらず、英国でのレコーディングだ。
同期のEAGLESのフォーマットを導入したのか? それとも ロジャーがめんどくさくなったのか?
前者であれば、根本が違う。そもそもグリン・ジョーンズは、EAGLESを「ロックバンドとは見ていなかった」ことだ。

なんというか・・・・
凄く“ちぐはぐ”なのだ。
ニューヨーカーが作ったアメリカ南部に影響を受けたロードソングに、
ロジャーがストリングスを導入しちゃったという “ちぐはぐ”。

でも、これが唯一無二のサウンドとなり、病みつきになってしまう(人をかなり選ぶけど・・・)
これは、ロニーが歌が上手いのは勿論、バックの演奏も相当上手いのが良かったと思う。

さて、先に書いたドラゴンとの戦い。
一緒にまわったアリス・クーパーのステージが、絞首刑から電気椅子へと変更になった頃だったそうで、このパフォーマンスがロニーにはかなり衝撃だったようだ。
なので、主になったDIOで再現したのね。


ELF - Elf ★★★ (2022-12-26 21:56:00)

1972年発売の1stアルバム。

ん?72年??

イーグルスがデビューした年だ。つまり、イーグルスとエルフは同期だ。
Lynyrd Skynyrdデビューの1年前。
エルビスは、まだ生きていた(今もきっと生きてるはずだけど/笑)

彼らを見出したDEEP PURPLEは第2期。
「Machine Head」を発表し、後のライヴアルバムとなる日本公演を行った年でもある。

ELFとDEEP PURPLEの出会いは偶然が重なって実現された。
DEEP PURPLEの全米公演中、イアン・ギランが肝炎を患い入院してしまう。
全米公演が中止となり、メンバーが英国に帰ることとなるが、
新興レーベルPURPLE RECORDSのスタッフでもあるロジャーとペイスは、この空いた時間を利用し、新人探しをしていた。

なんて勤勉な2人なんだ!(ギランはしょうがないけど、後の2人は???)、

有望なアーティストがいると聞きつけ、ELFのライヴを観て、気に入った様だったが、
そのライヴには、あのクライヴ・デイヴィスも観ており、こちらも気に入った為、制作はパープルレコード。販売はEPICとなったらしい。

ELFの目標はHUMBLE PIE。
ロジャーとペイスの目標はアメリカ南部の音だった。
なので、レコーディングをアメリカ南部(ジョージア)で行っている。
南部のロックはギタリストが中心の音楽なのだが、ELFはピアノが中心。
それがホンキートンクに展開される。

あのディオがご機嫌なテンポでっせ。
1曲目からフーチークなんだから・・・。

唯一、ギリギリの様式美系タイプが③"Never More"だが、
これも、ほんのちょっとドラマティックぽい感じで、アルバム内で浮いている感じ。
ちなみにタイトルからロニーの“ネヴァ”を期待したらダメだよ。

とはいえ・・・・

1stから圧倒的な歌唱力である。
正直、メタルじゃなくても十分に通用する歌声だ。
クライヴ・デイヴィスが気に入るもの判る。

んん? ちょっと気になったので調べてみた。

1970年 エルトン・ジョン "Your Song(僕の歌は君の歌)"がアメリカで大ヒット。
1971年 ビリー・ジョエル、ソロデビュー
→レコード会社がテープの回転数を間違えてレコード化し、全く売れず。

1972年 ELF「ELF」発売

1973年 ビリー・ジョエル。クライヴ・デイヴィズの元「PIANO MAN」発売。

クライヴ・デイヴィスのターゲットはピアノロックだったのかもしれない。

もしかして・・・・

DEEP PURPLEに出会わなかったとしたら、
ビリー・ジョエルの1stが正確なピッチで販売されていたのであれば、

その後のビリー・ジョエルの位置にELFがいたかもしれない・・・・。

な~んて思いながら聴きましょう(笑)。
(でも、ビリーとも音はちがうけどね)


ELF - Trying to Burn the Sun ★★★ (2023-06-02 07:19:49)

あんなに話題になったアルバムなのに誰も書いてない・・・・。
個人的にはELFの最高傑作だと思っている。
だから、少しでも興味を持ってもらえるよう、当時のレコードの帯を紹介

~~~~~~~~~~

レインボー・リード・ヴォーカル・ロニー・ディオ 炎の熱唱を聴け!

リッチー・ブラックモアが参加したと言われる伝説のセッション。
ー とすると、これは第1期リッチー・ブラックモアズ・レインボーだ。

~~~~~~~~~~

実際に、2ndを買った時、友人から
「買うんだったら3rdだろ?。リッチーが参加してるから。」と言われた。

後のインタビューで、B!誌の広瀬氏が直接聞いたところ、ロニーはリッチーの参加を完全否定している。
しかし、現在もリッチーが参加している説が根強く残っていることも事実。
ロニーの完全否定に関しては、 “ロニーの記憶違い“ であるとの主張もある(ロニーは結構記憶違いが多いみたい)
リッチーが参加していると言われる曲も様々で、総合すると①⑤⑥⑦⑧が候補曲だ。

どう? 興味ワクワクでしょう?(←え?リッチー頼み??)

確かにリッチーが参加していたと思って聴けば、リッチーっぽい所は感じるものの、
リッチーが弾いていようが、いまいが、そもそもの楽曲の趣が全く違う。

何度も書くが、

ELFの目標は、HUMBLE PIE。

そして・・・

ロニーは頑固。

という事を忘れてはいけない(笑)。

さて、このアルバム。発売時にはELFは存在していなかった。という作品。
プロデュースは今作もロジャー。
個人的な印象は「やりたい放題」
ロニーの自伝には、この当時の英国の音楽事情が記載されていた。
クイーン、リトルフィート、ジェネシス、レナード・スキナード、ELO、イーグルスが流行っていたそうだ。

それらの要素と、ともに行動したDEEP PURPLEの要素を全部詰め込んじゃった。
それに、ミッキーのホンキートンクなピアノとロジャー得意のストリングスが炸裂!しちゃったのがこのアルバム。

なので、なんと言って良いのか例えようのない雰囲気のアルバムになっている。(良いか悪いかは別)
ちょいちょいクイーン的要素が入っているのは、ロニーなのかロジャーなのか?はたまたミッキーか?(リッチーかもよ / 笑)

かなりバラエティーに富んでいる(拡散しすぎ)のは、邪推すると

「俺は、これからRAINBOWなのか? 俺にはもっと可能性があるのではないか?」
「このままいっちゃうと、あのリッチーと組むとはいえ、こんな低賃金では・・・。もっと稼げる先はあるのでは?」

といった 「最後のアピールの場」 であり 「あがき」 だったのなのかもしれない。


ELF - Trying to Burn the Sun - Prentice Wood ★★★ (2023-06-06 06:54:23)

このアルバム。いやELF全曲の中で、一番好きな曲。
ロニーは、オールマンと表現したが、ELF流 "Free Bird" だと思っている。
でも、南部のバンドとはちょっと違う。プロデューサーがロジャーだからだ。
ノリの良いロック調のリズムの途中で、唐突に鳥のさえずりとストリングスパートが入る。
これは、サザンロックバンドには思いつかない発想だ!!
ELFの個性が判る1曲。

後半には、サザン定番のギターソロがあり、わざわざツインギター風に作られている。
Molly Hatchetのあの曲に進行が似ているが(汗)・・・、
それを隠すかのように、あっという間にフェイドアウト。
「もう少しギターソロが長ければ良かったのに・・・」と思ってしまう。


EMERSON, LAKE & PALMER - Emarson,lake & Powell ★★ (2000-09-10 01:21:00)

バンド名義でもめにもめた、EMARSON、LAKE&POWELLの最初で最後のアルバム。
EL&Pといえば、『展覧会の絵』が有名だが、このアルバムにも、ホルストの惑星より「火星」がとりあげられている。(RAINBOWの「EYES OF THE WORLD」のイントロね)
しかし、アルバム全体では、本人達(特にキース・エマーソン)は否定するだろうが、この当時チャートをにぎわしたASIA、90125YESの影響が見え、かなりキャッチーになっている。(特に②④⑤)

それよりも新日本プロレスファン必聴・必携のアイテムである!!
①「THE SCORE」は今でも新日本プロレスのテーマ曲。(この曲歌入りなんだよ)
そのせいか、世界的に廃盤なこのアルバムは、日本のみ地道に製造を続けている。
しかし、未だに3100円って・・・、しかもオビがシールだし・・・オビの裏には、「好評発売中」でRAINBOW「ファイナル・ヴァイル」DP「パーフェクト・ストレンジャー」インギー「マーチング・アウト」の文字が時代を感じさせ、泣ける。(最近CDショップに注文し、購入)
さあ!廃盤にならない様、新日ファンはCDショップに急げ!!
参考① このアルバムでコージー(POWELL)は、“ツーバスどこどこ"は、やってません。
参考② 新日ファンはこのアルバムとジェフ・ベックのアルバム「THERE&BACK」収録の「スター・サークル」を揃えれば、いつでも新日のお好みMDが作れるゾ(この曲は次期シリーズ紹介のBGM)
*アーチスト側の意向はありますが、あえてEL&Pのコーナーへ入れました。


EUROPE - Best Of Europe(1990) ★★ (2000-08-28 01:56:00)

ジョン・テンペストのヴォーカルの向上を知るにはいいアルバム。
個人的には1STが最高傑作だと思うが、是非とも今のジョン・テンペストのヴォーカルで再録音し直して欲しい。(ギターはキー・マルセロでもOKヨ!)


EXTREME - Extreme II: Pornograffitti ★★ (2000-08-28 01:37:00)

私の中でもかなり順位は上、EXTREMEのなかでは最高傑作。
しかしあえて苦言をいえば、曲が長すぎる(特にエンデイング)
これさえなければ・・・でも楽曲の完成度は高く、オリジナリティーにあふれている
そうそうこんなアルバムには出会わないだろう。


FAIR WARNING (2023-06-28 06:06:20)

ヘルゲ・・・・ R.I.P.


FASTWAY - Fastway ★★ (2003-03-22 18:13:00)

「ファストウェイ アハ アハ アイライキィッ~」
となぜか歌ってしまうこのバンド(私だけ??)の1stアルバム。
“目がチカチカするアルバム"と言ったほうが判りやすいでしょうか?
このアルバムを簡単に紹介するのであれば
「AC/DCの曲をPLAYするLED ZEEPELIN」
ストレートなROCKを“ロバプラ四天王"(←私が勝手に命名)のデヴィッド・キングが表現豊かに歌い上げるこのアルバム。
発売時「ZEPの再来」ということで一部注目を集めたが、思った程売れなかった。
70年代ブームの今こそ再評価して欲しい1枚。


G-FORCE - G-Force ★★ (2001-07-03 23:48:00)

やっぱ1曲目の「YOU」でしょう。
この間奏の時に「ロックジェネレ-ションの為のミュージックライフ・・・」とつぶやく人も少なくない(そんなあなたは30代)この曲がなければ、この世界には入らなかったかも(もう少し貯金もあったかも!!)


GARY MOORE - Wild Frontier ★★ (2000-07-17 00:41:00)

GARY MOOREはこのアルバムで、『THIN LIZZY』の後継者を
自他ともに認めさせた。いままでの典型的ハードロック+アイリッシュフォークの
融合が、私たちを古きスコットランドへといざなってくれる。
GARYは今こそこれをやるべき!! BLUESやチャカポコはお前がやるべきではない
GARY!!今ではお前にしかこれはできないのだから・・・。


GILLAN & GLOVER - Accidentally on Purpose ★★★ (2023-04-09 21:57:20)


「今かかってるの何ですか?」

「ギラン=グローヴァーのアルバムですよ。レンタルできますよ。」


レコードレンタル屋でのバイト。
店長から「なんか1枚好きなの選んで」と言われて、選んだ1枚。
つまり、初めて仕入れた1枚である。
このアルバムにした一番の理由は・・・

「自分では絶対に買わないから(笑)」

たった1枚だったが、自分が仕入れた商品。
仕入れた以上は、上手く回転させ、せめて元はとらないといけないという責任感も湧いてきた。
なので、自分がバイトで入ったときには、このアルバムを店内BGMとして流していた。

空中に放り投げたギターをつかみ損ねて、指を骨折したリッチー。
急遽DPのツアーは中止となってしまう。
その空いた時間を利用して、ロジャー・グローヴァーとレコーディングした作品。
もっと言ってしまえば、ギランのソロ契約が1枚残っていた為、契約消化のアルバムでもある。

ギランもグローヴァーもDPという家を持っていたので、まさにバンドに所属している人のソロ作品。
なので、DPとは違うサウンドなのだが・・・・

違いすぎ!!!!

どれぐらい違うかと言えば、ライナーを書いている伊藤正則氏が
書くことなくて困ってしまったのだろう、自分とDPとの出会いを書いて行間を埋めている程だ。

2人がDP参加以前に在籍していた、エピソード・シックスのような作品のようだ。と評論ではあるが、エピソード・シックスを聴いたことないんで判んない。
ただ判ることは、ギランの高音シャウトはこのアルバムではない。そしてHR/HMの範疇でもない。

だけど、これが良いのだ!

映画のサウンドトラックのような①
アフリカンなリズムの女性コーラスがのる②
唯一のROCK曲は⑥であるが、DPとは違いGillanだ。
⑧は後に映画『レインマン』のサントラにも収録。
⑨はアメリカでそこそこ売れたようだ。(それ以前にシングルカットしたことに驚きだけど)

非常にバラティーに富んでいて、店のBGMにはピッタリだし、かけると結構借りてくれる。
(地域で入荷している唯一の店だったからかもね。)

私は、上記の思入れがあるのでちょいちょいに聴いているが、
ギラン自身も、一番聴いている自身のアルバムがこれだ。


GRAHAM BONNET ★★ (2003-05-01 13:15:00)

彼の実績を簡単におさらいしてみよう。
RAINBOW時代はライヴで一度も歌詞を間違えずに歌えたことはないし・・・。
MSG時代はチンコだしてやめちゃうし・・・
ALCATLAZZ時代は自らのバンドだから3枚出しているけど、3枚ともメインソングライターが違うし・・・。特に3枚目の時は「もうギターヒーローとは組みたくない」と言っちゃうし・・・
IMPELLITERI時代は、東京ドームで音程外しまくって歌うし・・・(しかもその場面が全国放送で流れるし・・・)
「もうHM/HRは嫌いだ」ということで引退しちゃうし・・・。
そうかと思えば、BLACKTHORNEで“どんな寒い時でもこれを聴けば、窓を開けてしまいたくなる"ぐらいの暑苦しいアルバムを出しちゃうし・・・
ANTHEMでは準備期間が短かったせいもあるが、ライヴでは1点を見つめて歌ってるし、MCで「ズボンも脱ごうか?」って言ってるし。
インペリテリ再加入のインタビューで「俺が歌詞を憶えるのは不可能だ!!」と宣言しちゃって、クリスがトホホ状態になっちゃうし・・・。
いつでも私達に楽しい?!話題を提供してくれる彼・・・・大好きです。
しかし、こんな人なのに、一緒にやりたい人がまだまだたくさんいるなんて・・・・。
そういえばジョージマーティンプロデュースの作品ってどうなったの???


GREAT WHITE - Great Zeppelin: A Tribute to Led Zeppelin ★★ (2000-09-04 23:38:00)

「お前そう言えば、ペイジ・プラントのコンサートにいったんだってなぁ」
「なに?!あのれっどつぇっぺりんの曲が聴きたかっただぁ~」
「それで聴けたんかい?」
「ほぉ~。お前さんはそれで満足かい?」
「そうか、満足だったらええ。」
「ん?何泣いてるんだ?」
「そうか、辛かったか。そうかそうか」
「じゃあこれ聴いてみなさい」
「ん?これか?これは今、世界一れっどつぇぺりんをやらせたらうまい、ぐれーとほわいとのライヴあるばむだぁぁぁぁ!!」
「特にな③「貴方を愛しつづけて」⑧「さんきゅう」⑭「天国への階段」を聴いてみんしゃい」
「どうじゃ!今は亡きロバート・プラントが、そこにいる様じゃろう」
「え?!ギターが違うと言うんかい?」
「しかたないじゃろ。今はあれほど下手に弾く、ぎたーりすとはもういないぞ」
「え?!メロトロンがないんだって?」
「今、買うと高いからじゃろう。」
「後期のつぇっぺりんの曲もやってるしのぉ~。」
「ええじゃろ?もう高い銭はらって、腐ったもん食っても、しょうがないじゃろ?」
「うんうん。満足したじゃろ?」
「そうかそうか、それは良かった。」
「これからは気をつけんしゃい」
収拾が付かないのでこれまで・・・(失礼しました)


GREAT WHITE - Once Bitten ★★ (2003-03-22 18:11:00)

“心の名盤"の1枚
Y&T、SHARK ISLAND、RIVERDOGSと並ぶAAHR(←ADULT AMERICAN HARD ROCKの略。※ひょうすべ命名)の雄の本領発揮アルバム
前作「SHOT IN THE DARK」にてLA-METALとルーツロックを併せて砂糖で甘く煮詰めて、限りなく細く伸ばした曲調だったが、今アルバムでは、彼らの真骨頂であるルーツロック、大人のハードロックを展開。老若男女の腰を怪しく動かした。
やはりキラーチューン「ROCK ME」はAAHRの中でも名曲中の名曲。“勝負曲"に使った人も多いのでは・・・。(うふ)
ROLLの波に身を委ねるも良し、正座してジックリ聴くのも良し。聴き手がどんな状況でもマッチする名盤。


GREAT WHITE - Shot in the Dark ★★ (2000-06-20 23:18:00)

この当時、WHITE伝説というのがあって「WHITEと名のつくバンドに外れはない!」
WHITESNAKE GREATWHITE WHITESISTER WHITETIGER WHITECROSS などを買い漁りました。
GREAT WHITEといえば、ブルースロックという定説!?があるが、
1STのプロデュサーは、ドン ドッケンということからわかる様に、初期はLA METALを
やってました。しかし普通のLA METALとはちょっと違い。
キャッチーでありながら、繊細。ほんと糸が切れるか切れないかぐらい細い
なかでも「RUNAWAY」「SHOT IN THE DARK」「SAVE YOUR LOVE」といった
B面?がお奨め。DOKKENのメロディーに砂糖を混ぜ、細く練ったという感じ


HANOI ROCKS - All Those Glamorous Years ★★ (2000-09-04 01:50:00)

フィンランド出身、悲劇の5人組ROCK'N'ROLL BANDのBEST+マイケル・モンロー(VO)のソロからのBEST盤。
まさに初めてHANOI ROCKSに接する人向け。
HANOI ROCKSを判り易く解説すると…
81年デビュー、1ST,2ND,3RDとフィンランド及び日本でヒットし、84年9月、4枚目の「TWO STEP FROM THE MOVE」念願のアメリカデビューしたが、その年の12月8日、MOTLEY CRUEのヴィンス・ニール運転の車が衝突事故で同乗のラズル(Ds)が死亡し、解散。
まさにこれからワールド・ワイドに活躍する寸前の出来事だった。
そのHANOI ROCKSの楽曲は
HANOI ROCKS +70年代AEROSMITH=GUNS'N'ROSES
+パンク+現代風モダンリフ=BACKYARD BABYS
+現代風モダンリフ+英国エッセンス=WILDHEARTS
+L.A METAL+パンク(少々)=SKID ROW
-パンク=MOTT THE HOOPLE,SWEET,SLADE
-グラムロック=RAMONES
+日本語で歌う=ZIGGY
+KISS+NEWYORK DOLLS+日本語=THE YELLOW MONKEYS
とこの手が好きな人は絶対にハマル
今聴いても「もしラズルが生きてたら・・・」と考えてしまう。
このBESTはZIGGY(現・SHAKE HIP SNAKES)の森重樹一監修。
個人的には"Don't ever leave me"を入れて欲しかったが、マイケル・モンローのソロ「NOT FAKIN' IT」から"DEAD,JAIL OR ROCK'N'ROLL"はうれしい。(この曲はアクセルがバックコーラスおよびプロモで大活躍)
このアルバムが気に入った人は、次はオリジナルの「TWO STEP FROM THE MOVE」もネ!!


HEART - Bad Animals ★★ (2000-09-21 00:33:00)

私もHEARTのアルバムではこの「BAD ANIMALS」が一番好きです。
私はこのアルバム、レコードでしか持ってないのですが、レコード時に付いていた特典(シングル盤)は、CDでは入っているのでしょうか??


HELLOWEEN - Walls of Jericho ★★ (2001-06-14 00:01:00)

このアルバムは衝撃的だった。この衝撃はメタリカの1ST「KILL'EM ALL」以来だった。
ただメタリカの場合は「早えぇぇぇ~」だったが、このアルバムでは、「早えぇぇぇ~」に「凄げぇぇぇぇ~」に「鳥肌ぁぁぁぁぁ~」って感じだった。
初期ACCEPTの破壊力、スコピのもつメロディーを、マイケル・シェンカーとリッチー・ブラックモアが弾いている。(←ちょっとおおげさかもしれないけど、当時は本当にそう思ったんだよ!!)「ジャーマン・メタルとは何ぞや」という問いにその音で答えをだしてくれている。
とにかく聴きまくった。私の最後のレコード擦り切れアルバム。


HORIZON - The Sky's the Limit ★★ (2003-06-05 19:13:00)

上記かわちさんのおっしゃる通り、暖かく見守りたいバンドですね~。
前奏だけ聴くと「インギークローンの一派」と思われがちですが、その後が違いますね。
新譜感想でもかわちさんと違う意見でしたが、私はウリ在籍時のスコピの印象を持ちました。
あと2~3枚出せば、だいぶこなれて良い感じになるのでしょうね。(いやなるはずだ!!、なって欲しいよ~)


IRON MAIDEN ★★ (2002-09-25 09:10:00)

個人的名盤「SOMEWHERE IN TIME」時の来日公演での友人との会話
「ブルース、落ち着きがねぇな~」
「もしかして緊張してるんじゃないの」
「もっと落ち着けって!!」
「見てるこっちがハラハラするよ」
DVDにて発売された「ROCK IN RIO」を見て嫁の発言
「この歌を歌ってる人。落ち着きないねぇ~。もしかして緊張してるの?」
いつまでも変わらぬブルースでいて下さい。


IRON MAIDEN - Somewhere in Time ★★ (2000-08-27 23:08:00)

IRON MAIDEN史上最高のメロディアス盤。
『NUMBER OF THE BEAST』より加入したブルースは、IRON MAIDENに曲の広がりを与えたが、歌えるボーカリストの加入により、楽曲が一本調子になり、このバンドの特徴でもある変調もかなり減った。それでもボーカルの力量により、メロディアスに聴こえていた。
この状況に危機感を持ったスティーブが、このアルバムでブルースを曲作りから排除し『KILLERS』より加入のエイドリアンを曲作りに積極登用している。
①④⑤⑧のNWOBHMの典型的なHARRIS-SIDEと新しい方向を示唆したメロディアスな②③⑥のSMITH-SIDEにMAIDEN最速ナンバーの⑦が加わった楽曲郡をブルースの伸びやかなヴォーカルが、まさに新生"IRON MAIDEN"を示唆している。(これは近未来のエディーのアルバムジャケットでも明らか)
しかしながらこの体制は長続きせず(そりゃ~ブルースが黙ってない!)この攻撃的なアルバム以降コンセプトアルバムをはさみ、安定感を求める受身的なMAIDENになってしまった。


JOHN PAUL JONES ★★ (2003-03-22 18:10:00)

「子は鎹(かすがい)」という噺がある。
ジョンジーはバンド内ではまさに鎹だった。
後期ライヴにおいて
労働災害により高音部が出なくなったヴォーカル。
薬のやりすぎで指が動かなくなったギター。
自分のドラムに酔ってしまい、おかず連発でリズムキープができなくなってしまったドラム。
バラバラになってしまうメンバー達を繋ぎとめる鎹。それが彼の役割だった。
彼ほど“ZEP愛"を持って人はいないのではないだろうか?
そんな彼からZEPが去っていってしまう。
他の二人は、ZEPの呪縛から逃れようとしてもがいているのだが、
彼は“そこ"に居続けた。
そして18年。
彼は戻ってきた。
1枚目は“ベーシスト"ジョンジーーのアルバム
2枚目は“鎹"ジョンジーのアルバム
「ZEPはジョンジーで守っていた。」
この説はあながち間違えではない。


JOSHUA - Intense Defense ★★ (2004-02-08 22:30:00)

IMPELLITTERIにグラハム・ボネットが加入した為、追い出される形となったロブ・ロック。
JOSHUAに加入する。「ありがとうクリス。ありがとうグラハム」と思った。
過去2枚のヴォーカリストは決してヘタではない。むしろ上手い方だ。しかしパンチが足りなかった。
ロブ・ロックはハイトーンでありながら、パンチの効くJOSHUAにはピッタリのヴォーカリストだ。
1曲目から驚く。いきなりロブに低音で歌わせる。
ロブの歌の幅が広がった。
かつてジョン・ディーコンがフレディーにファルセットで歌わせ、その後フレディーの歌の幅が広がったのと同じ方法だ。
アルバム全体もスピードナンバーはなく、ミドル又はスローテンポの曲ばかりだ。だからこそロブのヴォーカルが生きる。
歌、楽曲、ギターとも文句なし。注文があるとすれば、やはりプロダクションだけだ。
JOSHUA史上これ程ハードなアルバムはないだろう。またロブ・ロック史上これ程ポップでメロディアスなアルバムはないだろう。
このアルバムこそ隠れた名盤だ!!


JOSHUA - Something to Say ★★ (2004-02-08 22:31:00)

前作「INTENCE DEFENCE」は88年。
その後MPIREを結成。そのアルバムはアメリカンハードではあったが、“センチメンタル"な部分がほとんどなかった。
もうJOSHUAはとっくに解散したと思っていた。
2001年突然新作を発表する。
購入時に裏面を見てビックリ。
PRODUCED BY KEITH OLSEN
ついに来た!!!!!一流プロデューサーだ。
さて1曲目から締まった音だ。キレがよい。
でもなんか聴いた事ある・・・。前作「INTENCE DEFENCE」収録のバラード“Remembering You"の再収録だ。
JOSHUAは楽曲重視のバンドだ。過去3枚どれも哀愁に満ちた素晴らしい楽曲を提供してくれた。
キース・オールセンはその楽曲をAOR風味に作りあげた。今までで一番ギターの音が少ない。
彼のギターのファンには不満だろう。しかしこれはこれでOK。
あのチープなプロダクションですら、あの質の高い楽曲。キースの手によりワンランク上に作られた。
ROCKファンには退屈かもしれない。しかしこの作品は、JOSHUAメロディーの完成系なのかも知れない。


JOSHUA - Surrender ★★ (2004-02-08 22:29:00)

デヴューアルバムが「俺の手は光(目)より速いゼ!!」だったのが、このアルバムでは「やめた~やめた」となっているのはおもしろい。
なにを「やめた」のか、勿論この当時の光速弾き路線からの撤退の事だ。
しかし「やめた」のは光速弾きだけで、体系はすっかり光速系になっているのには笑った。
楽曲は、ますます“センチメンタルJOURNEY"度に磨きがかかり、楽曲がコンパクトにマトメられていて聴きやすい。
B級路線から片足抜きでた感じだ。
前作のような必殺ナンバー(NOVENBER~)のような曲がないのは残念だが、どの曲もラジオなどで流れたら「おっ何?この曲?」と思うこと請け合い。
しかしツメが甘いんだな~。特にプロダクションが・・・。良いプロデューサを付ければ良いアルバムに仕上がるのに・・・。
「次作あたりで・・・」と期待してしまう1枚。
それにしても、あいかわらずキーボードの使い方が絶妙で、個人的ツボだな~。


JOSHUA - Surrender ★★ (2022-10-21 07:11:56)

トニー・アイオミの自伝「アイアン・マン」
自身初のソロアルバム「SEVENTH STAR」制作時のこぼれ話が面白かった。

このソロアルバム。当初のボーカルは、ジェフ・フェンホルトなる人物。
ブロードウェイミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」のイエス役で出演していたそうだ。
しかし、プロデューサーのジェフ・グリックスマンが「アルバムに合わない」としてクビ。
ご存知の通り、グレン・ヒューズを迎え完成をしている。

ジェフ・フェンホルトは、その後キリスト教伝道師となりTV出演。テレビ伝道師として一躍有名に。
その後のドタバタは、本を読んでもらって・・・。

ここで気になったのが“ジェフ・フェンホルト”という名前。
なんか聞いたことあるんだけど・・・。伝道師って言ってるから気のせいなんだろうな?

まっいいや。

と放置。

ある日突然、ジェフ・フェンホルトという名前が頭に出てきたので、調べたら、このアルバムのヴォーカルでした。

皆さん。このアルバムに興味湧いたでしょ(笑)。

ちなみに、彼の出演番組。番組名が「Highway to Heaven」だって。


それにしても・・・・
ジェフ・グリックスマンは、レイ・ギランもクビにしてるよね。


JOSHUA - The Hand Is Quicker Than the Eye ★★ (2004-02-08 22:28:00)

まずジャケットに笑った。
次にアルバムタイトルに笑った。
しかしメロディーは違った。
例えるなら
“センチメンタルJOURNEY"
「伊代はまだ~」ではない。JOURNEYを欧州風に泣かした感じだ。
特にB級メタル永遠の名曲②“NOVEMBER IS GOING AWAY"。無敵だ。
友人は“B級アメリカンRAINBOW"と例えた。
グラハム時代のRAINBOWだろう。アメリカマーケットを意識した作品でありながら、欧州のテイスト溢れる名作だ。両アルバムもアメリカでは思った以上に売れなかった。共通している。
しかしこの路線は日本人には絶対ツボだ。
個人的に・・・
キーボードの使い方が大好きだ。例えるならEUROPEの1stのような使い方だ。
※これを書くために、ネットでアルバムタイトルを検索したら・・・なるほど手品用語なんだ~。結構シャレっ気があるな。なんかアルバムタイトルも好きになってきた(笑)


JUDAS PRIEST ★★ (2004-05-20 13:10:00)

YOSIさんが新譜予想をおやりになられているので、調子こいて私も。
まず私のPRIESTへの考え方を申し上げます。
「POINT OF ENTRY」より、PRIESTの目は常にアメリカに向けられています。
つまり“アメリカ制覇"を目標として活動し続けているように感じます。
その根拠は、
「POINT OF ENTRY」以降、新譜を発売する度にアメリカツアーからスタートすること。
「POINT OF ENTRY」以降のアルバムは、発売当時のアメリカ市場に合わせた音作りがなされていること。
この2点です。
ここで誤解しないでいただきたいことは「アメリカ志向=ひよった」ではない事です。こんなことは彼らの音を聴けばスグ判るはずです。
さて、ロブ復帰後出るであろう新譜ですが、このロブ復帰が焦点になるのではないかと思います。
単刀直入に言ってしまえば「なぜ?グレンはロブを戻したか」ということです。
①「リッパーではアメリカ制覇はできない。」
②「PRIESTの総決算として」
①の理由が強いのであれば、「JUGUKATOR」「DEMOLITION」系統でもっとシンプルにしたアルバム。
②の理由が強いのであれば、今までの総決算的アルバム。
ではないかと考えます。
また、①②の両方の理由から、「PAINKILLER」のようにアルバムをLPレコードと考え、A面をアメリカ志向、B面を総決算的なアルバムもアリなんじゃないでしょうか。


JUDAS PRIEST ★★ (2004-05-20 13:11:00)


連続カキコすいません。長くなりそうなので2つに分けました。
さてこちらでは、個人的JPの希望新譜について・・・
個人的には「PAINKILLER」発売後、脱退前のロブの発言「次のアルバムは全曲“Freewheel Burning"になるだろう」に期待をしています。
ロブの発言をそのママ真に受けた訳ではなく、今のJPのメンバーであれば、この路線が一番合っていると思うからです。
私は「HM/HRはリズムが要。リズム隊がコロコロ変わるバンドはあまり大成しない。」という持論を持っています。
勿論これには例外はあり、SCORPIONS、AC/DCはドラムがコロコロ代わっています。
しかし、この2バンドは説明が付きます。もうお分かりかと思いますが「両バンドとも屈強のリズムギタリストがいる」という事です。
さて、PRIESTもこの例外に該当する大物バンドですが、私は上記2バンドと違う見方をしています。
PRIESTの傑作アルバムは何枚もあります。巷で名盤と言われているアルバムは「BRITISH STEEL」「SCREAMING FOR VENGEANCE」「DEFFENDERS OF THE FAITH」「PAINKILLER」の4枚でしょう。
この4枚ですが、このうち3枚はドラムが代わっています。「SCREAMING~」と「DEFFENDERS~」は双子アルバムですので除外すると・・・・。
PRIESTは「ドラムが代わった時に名盤が生まれるバンド」つまり「ドラムを代えることで、その音楽性を変えてきたバンド」と考えています。
近々の2枚。「JUGUKATOR」「DEMOLITION」が上手くいかなかったのは、リッパーの求心力といわれていますが、私はスコット・トラビスではないかと思います。
「曲調がスコットのリズムに合わなかった」ではないのでしょうか。この2枚に必要なドラムは“2バスドコドコ"や“手数の多い"ではなく、“1音で重さのだせる"ドラムだったのではないでしょうか?
これは決してスコット・トラビスがヘタといってる訳ではないので、誤解のないようにしていただきたいのですが、PRIESTは元来そういうバンドだからです。
なによりもバンド内の“絆"を尊重し、グレンが「こんな曲をやりたい。」「今アメリカを制覇するにはこの音」と判断した場合でも、“絆"を重んじる為、曲に合わないリズムを使い結果、“迷盤(問題作)"をだしてしまう。
広い方向性を持つグレンのやりたい曲が、それに似合ったドラムが加入することで、そのアルバムが“迷盤→名盤"に変わる。そんな実績を積み上げてきたのだと思います。
現在のドラムはスコット・トラビスです。
つまりスコットが加入して完成した「PAINKILLER」路線。スコットのリズムが生きそうな名曲“Freeweel Burning"路線こそが、現在のPRIESTでは、カッチリとハマるのではないでしょうか。


KAYAK - Merlin: Bard of the Unseen ★★ (2003-12-22 23:31:00)

前々から思っていたことがある。
「アーティストが過去の自身の作品をもう一度レコーディングし直すとどうなるのだろうか?」
そのひとつの答えがこのアルバムには存在する。
81年リリースの彼らの最高傑作「MERLIN」。
A面5曲のみであったが、『アーサー王伝説』をモチーフにした自身初のコンセプトアルバムは、クラシカルで壮大でありながらもPOPで聴きやすい、素晴らしいアルバムだった。
2003年発売のこのアルバムは81年「MERLIN」の5曲(①②④⑪⑫)にを新たに9曲の新曲を追加した完全版なのだ。
以前ではできなかった、完全オーケストラをバックに再現し、既発の曲もさらにPOWER UPした壮大感を醸し出している。
しかも既発の曲と新曲が違和感なく溶け込み、どれが昔の曲なのか?判らなくなってしまった。
ここまで聴きやすく、判りやすいながらも、壮大な音物語を私は他には知らない。


KINGDOM COME - Kingdom Come ★★ (2000-08-05 15:31:00)

このアルバムが今出ていたら・・・・と思ってしまう。
ペイジ・プラントで現在の実力を余すことなく発揮した巨匠2人には、
このアルバムレヴェルのことが果たしてできたのだろうか、
「ZEPクローン」と呼ばれ、パクリと失笑され、挙句の果てには
裁判まで起こされ・・・・・。
もともとZEPのアルバムはHRの部分とブリティシュ・カントリー、ブリティシュブルースを併せた曲調であり、
曲の中ではどう考えてもHRとは関係ない曲が目白押し(でもDsはドカドカだけど)
この『KINGDOM COM』はそのZEPのHRエキスのみの純粋培養に成功した。
今の巨匠2人を見てこのアルバムを否定することのできる人はいないはず。(渋谷陽一は除く)
※余談ですが、このバンドのDsは現在スコピ


LED ZEPPELIN - Bbc Sessions ★★ (2001-07-04 00:15:00)

唯一のライヴアルバム。(永遠の詩はサウンドトラックだから除く)ZEPがライヴバンドであることを認識する1枚。マストアイテム!!ただ聴けば聴くほど、今のジミーとロバートは「・・・」となること必至。
ジミー!!今あんたがやることは、あんたがたくさん持ってるライヴテープを丹念に起こしてライヴ盤を出すことを最優先にやるんだゾ!!(←できれば海賊盤で出てないヤツね!)