70年代アメリカンハードロックもこの系統のひとつだった。 VAN HALEN KISS AEROSMITH CHEAP TRICKの登場により、その定義は変えられてしまい JOURNEY、STYX、FOREIGNER、KANSAS、の元プログレ勢、新人のBOSTONの大ヒットにより、無国籍化してしまう。 なので、サザンロックは、70年代アメリカンハードロックの生き残りであり、継承者だと思っている。
ドラムのトミー復帰後のアルバム(詳細MAMA'S BOYS参照) このアルバム直前、ジョン(B・VO)の喉にドクター・ストップがかかり、歌い続けることができなくなった為、キース・マレール(エアレース~ライオンハート)を加入し、4人編成となる。 新ヴォーカリストを加入させたことにより、楽曲の幅が広がり、またトミーの病気の為、中断せざるを得なかった、アメリカツアーの影響もあり、かなり産業ロック的になっている。 しかしそこはMAMA'S BOYS、産業ロックにアイリッシュフォーク、ブリティシュロックを混ぜ、ゲイリー・ムーアばりの泣きのギターソロで、見事オリジナルに仕上げている。 このアルバムが売れなかったのが、おかしいぐらいの名盤。 特に①なんて、DOKKENの「IN MY DREAMS」クラスの名曲 個人的にはPATのヴァイオリン・ソロがなかったのが残念。 奇跡を待ちつづけるんだ 努力を惜しまずに生き残るんだ 奇跡を信じて 炎を燃やし続けるんだ 奇跡をあきらめず 夢を追いつづけるんだ 今こそ新しい明日がやってくる ①「WAITING FOR A MIRACLE」より・・・Song for TOMMY McMANUS
アイルランド出身のマクナス3兄弟のワールドデビュー作。(84年作) 古き良きBRITISH ROCK(BLUES)にアイリッシュフォークを混ぜ、グラム・ロックを隠し味とし、独創性を出している。(雰囲気がDIZZY MIZZ LIZZYに似ている) 注目すべきは②「RUNAWY DREAM」 PAT "PROFESSOR"McMANUSのバイオリン・ソロがGOOD(しっかり泣いてるよ!)。 彼らは、あのクソSTINGに2時間、雨の中待たされた、SUPER ROCK 85に参加後、アメリカツアー中にドラムのトミーが白血病を再発し、活動中止。 奇跡的な復活後、ヴォーカルを加入し、「GROWING UP THE HARD WAY」「RELATIVITY」発表後、トミーの死去に伴い、解散。 現在PAT、JOHNの兄弟は、CELTUSというバンドで、アイリッシュ・プログレをやっている。(機会があったら聴いて下さい。) 是非とも、リマスタ再発を願う1枚。
LA—METALブームの火付け的存在のアルバム(全米NO1) ①②⑥⑦⑨とラジオでかかり易いナンバーと楽曲の粒がそろっている。 このアルバムの注目はやっぱりラストナンバーの⑩「THUNDERBIRD」この曲に思い入れのある人も多いのでは・・・ 「hello you,Yes it's me You can't come back,You're fry free」 泣ける!!!!
“クサメタル"、“恥ずかしメタル"と言われるのが嫌で、自ら“HOLLYWOOD METAL"と名乗ったイタリア産メタル。楽曲的には、ジャーマンメタルをもっと大袈裟に表現した。シンフォニック・メタルを展開させている。旧同盟国だけあって、これがまた日本人の琴線に触れるんだな~。(そういえばジャーマンも・・・) ついには「RAIN OF A THOUSAND FLAMES」において、クラッシック音楽に歌メロを乗せるという、日本じゃCMソングかヴィーナス「KISSは目にして」(→古い?)ぐらいしか使わない究極技を繰り出し、リスナーに“恥ずかし鳥肌"を立たせるという、聴覚+感覚に訴える作戦を実行し、見事勝利した。 さて、このバンド。曲の根底が驚く程単調である。それにシンフォニーやコーラス、ナレーションを織り込んで複雑にしている。だから一緒に歌いやすい。しかしライヴでは、アルバムの表現を100%だせるかといえば、現時点では無理であり(お金も人もいるからね~。会場も大きくならないと採算がとれないし・・・)、このあたりはQUEENにも通じる所である。ライヴにてどのようにするのかとても楽しみである。 物語的には、「RAIN OF A THOUSAND FLAMES」時点において、圧倒的な力を見せた敵に対し、必殺の剣エメラルド・スウォードを失った主人公。がんばれマイティー・ウォーリアー、氷の戦士。サーガを救うのは君だけだ
“心の名盤"の1枚 Y&T、GREATWHITE、RIVERDOGSと並ぶAAHR(←ADULT AMERICAN HARD ROCKの略。※ひょうすべ命名)の雄のデビュー&ラストアルバム。 LAーMETALが若者の音楽とすれば、AAHRはじっくり聴かせる大人のハードロックです。なかでもこの鮫島は、LA-METAL、BAD BOYS ROCK'N'ROLL、そして欧州系ハードポップが美味くMIXされ独自の世界を作ってます。 このアルバムを聴いた後、LA-METALの次はきっとこのジャンルが流行ると思ってました。 しかも、あのアクセルローズが“影響を受けたヴォーカリスト"でこのバンドのヴォーカル、リチャードブラックを挙げていました。 このように話題性あり。曲良し。演奏能力あり。歌上手し。捨て曲なし。カヴァー有り。独創性ありながら聴きやすいアルバムでしたが、ルックスが並の為、売れませんでした。 う~ん怖いですね~LA-METALムーヴメントは・・・。 その結果、この1枚で解散。ホントに惜しいバンドでした。 *隠れファンの方多いよね?(特に30代中盤以降も方)
88年。ソロ12枚目。通算19枚目 ここでもメンバー紹介から。 TED NUGENT(VO,G) DAVE AMATO(G) CHUCK WRIGHT(B) PAT TORPY(Ds) JOHN PURDELL(Key) 久しぶりに権三が全曲ヴォーカルだ!! アトランティックに移籍してから、どうも“売れ線"を強要されてきた権三。 どうやら会社に見放されたらしい。前3枚とは全く迫力が違う。 権三独特の“疾走感"はあまり見られない。その代わり“間"をたしなむ余裕を感じさせる1枚。 唯一の共作⑩"THAT'S THE STORY OF LOVE"が昔の権三を感じさせる。よくわかってるじゃないか!JON BON JOVIとRICHE SAMBORAとやら(笑)。
踊り担当?!のデイヴ(彼の場合ヴォーカルじゃあなくてヴォイスなんだよねぇ~)が抜け、歌えるヴォーカルサミー参加後の初アルバム。サミーの加入により、楽曲の幅が広がり、ヴァン・ヘイレン初のバラードも収録された好盤・名盤。 エディーとサミー競走意識が、このアルバムでは如実にでている。すべての楽曲がスリリングでエキサイティングな内容になり、聴く者を飽きさせない。 デイヴ時代の定番“捨て曲"がないのもGOOD!!! AMERICAN ROCK定番中の定番。
ポリープの手術前のデビカバのソウルフルでブルージーな声が聴ける名盤中の名盤 当然、曲調がブリティシュ・ブルースの為、アメリカでは売れず、イギリスと日本のみ 人気になったアルバム。 やっぱおいらの中ではWSのライヴの1曲目は「Walking In The Shadow Of Blues」でしょう。(やっぱ古いネ) ラストの「We Wish Well」ライブ終了後、客電が付いた時に流れる曲 1分強の短い曲だが、バラードの名曲(デビカバの声が渋すぎる!!!)