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アゴ 勇さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1-100
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アゴ 勇さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1-100

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THE DILLINGER ESCAPE PLAN - Irony is a Dead Scene ★★★ (2020-09-10 19:30:04)

変態パットン師匠とDEPの奇跡的な融合。

見事なまでに化学反応を起こしたコラボレーション作品。

4曲じゃ物足りない!

MR.BUNGLEも再起動し、色々なシーンに顔を出すパットンだから、またこの編成で創ってくれるでしょう。


MEGADETH - Cryptic Writings - She-Wolf ★★★ (2020-09-02 21:12:38)

当時、BURRN!誌のインタビューで、ムステインが「この曲はポール・ディアノやクライヴ・バーがいた頃のIRON MAIDENを意識して創った」と言ってましたが、

聴いた限り、どちらかと言うと、ブルース・ディッキンソン加入後のIRON MAIDENに近い印象があります。

このアルバムには良い曲がたくさんあるけども、プロデューサーのダン・ハフがこのバンド特有の攻撃性をスポイルした音作りにしている為、それが非常に残念でならない。

ただ、ムステイン、エレフソン、マーティー、メンザ、この四人のラインナップには確かにケミストリーが存在してました。


MEGADETH - Cryptic Writings - Trust ★★★ (2020-09-02 21:01:38)

この曲は、METALLICAのEnter Sandmanに対する、MEGADETHの、いや、デイヴ・ムステインなりの返答、アンサーソングだと、自分は思います。

未だにライヴのセットリストから外さないのも、ムステインの意地が感じられますね。

しかし、散々言及されてますが、ホントにムステインの声は、骨川スネ夫、いや、肝付兼太に似てますよね。


QUEENS OF THE STONE AGE - Era Vulgaris ★★★ (2020-05-24 23:06:03)

程よく気怠く、程よく混沌としていて、程よく変態。

このジャンルは極端じゃなく程よいのがベスト。

直球勝負せず、あくまでも変化球に拘りをみせている。

ストーナー・ロックの名盤といっても過言ではない。

全14曲、捨て曲らしいモノも見当たらない。

このバンド、コンスタントにクオリティの高いアルバムをリリースしてくれるので、もう安心してます。

と、思いきや!

地球に平和 人類に愛 アゴ 勇でした。


DISHARMONIC ORCHESTRA - Not to Be Undimensional Conscious ★★★ (2020-05-24 22:34:42)

2nd。

1stのグラインドコア路線から大きく脱却、一筋縄ではいかぬアヴァンギャルドデスメタルに変貌する。

この路線変更は故人的には大歓迎で、聴き手を突き放し、蹴飛ばし、縛り上げる作品なもんだから凄い。

繰り返す。凄い。

常人のスケールでは計り知れない凄さ。

サウンドが鋭利な刃物のように尖っており、無機質で血が通っていない音だ。

テレビ放送終了後のカラーバーのような怖さが存在する。

ラップまで楽曲に登場し、凄いのはそのラップも作品として浮いてなく、ちゃんとバンド独自の解釈で調和されているのだ。

クーラーをつけて涼んでいる時に、煮えたぎった熱い味噌汁を顔面にぶっかけられるような衝撃だ。

こういう売れ線無視した孤高な音楽はやはり最高である。

全くカジュアルではなく、苦業であり荒業である。

こういう作品に身を削ってまでも耳が求めてしまうのは何故なのだろう?

今作以降の作品も非常に自分のツボを刺激される作品である。


ALCHEMIST - Jar of Kingdom ★★★ (2020-05-24 21:57:19)

1st。

録音状態籠り気味で不良。

樹海を彷徨い洞窟内で絶叫するような不穏なサウンド。

ヴォーカルはデス声だったり、ノーマルヴォイスだったり、吐き捨てだったり、使い分けている。

女性ヴォーカルもアルバムの中盤で出てくる。

ギターサウンドが秀逸で、サイケ、不協和音、ノイズ、アコースティック等をを要所要所で奏でており、楽曲の展開もジェットコースター並みに、先が予測出来ない。

リズム隊もテクニカルであっちこっちアクロバティックで忙しい。

アヴァンギャルドでありながら、きちんと自己消化・自己昇華されている。

快楽脳天キリモミ凌辱SMの世界だ。

ウンコを我慢している時に、このとっ散らかった不穏なサウンドを聴いたら、多分、便失禁するだろう。

1stでこれだけのクオリティの作品を制作したとは・・・大したもんだ!素晴らしい。


CARCASS - Surgical Steel ★★★ (2020-05-24 19:59:11)

ホント、マイケル・アモットが関わらなくて良かった。

悪い意味でARCH ENEMY化しているんじゃないかと不安だったのだ。

CARCASSはビル・スティアーのギターがあれば独りで充分。

出来ればケン・オーウェンにドラムを叩いて欲しかったが、それは贅沢な要求か。

ケンのヘタな後乗りのドラムあってこそ、CARCASSの魅力が増す訳だったから。

ドラムって結構重要視されるね。

BLACK SABBATHはビル・ワードじゃなきゃ駄目だし、IRON MAIDENもクライヴ・バーのドラムじゃなきゃと未だに拘りがある。

METALLICAはラーズ、SLAYERはロンバード、EXODUSはトム・ハンティングが叩かなきゃ駄目なのである。

彼等以上に超絶テクニックを持ったドラマーはたくさん存在するが、やはりテクニックだけでは駄目なんだよね。

しかしCARCASSの復活作、このバンド特有の腐敗臭は消失してしまったが、クオリティは高いですね。

初期のCARCASSを聴いていた時に、知人のメタル愛好家の人からDQN扱いされたのも今は昔。


REENCARNACION - 888 Metal ★★★ (2020-05-24 16:46:35)

マイナスとマイナスを掛けてプラスを得んとする安易な手法が微笑ましい。

限りなくゼロに近い正数を得た。

奇盤・珍盤である。

こんなの喜んで聴いているのはローランDEATH氏とKamiko氏と自分だけでしょうね。


FLEURETY - Department of Apocalyptic Affairs ★★★ (2020-05-24 15:46:28)

2nd。

1stと2ndの間に「LAST-MINUTE LIES」というミニアルバムをリリースしている。

ピアノ、エレピ等の他に、女性ヴォーカル、サックス、打ち込み系ドラムス等が導入されている。

その為、アヴァンギャルドな要素が非常に強く、ブラックメタル本来の殺傷能力は低く、楽曲によってはポップな要素も垣間見ることが出来る。

まぁ、何でもありなアヴァンギャルドブラックでしょうか。

作品として統一性は殆どというか、全くありません。

首も吹っ飛ぶ血の海地獄な、聴いていて苦痛を伴うブラックメタルも好きだが、このバンドのこの作品はそれとは全く方法論が違うアプローチだ。


DISCORDANCE AXIS - The Inalienable Dreamless ★★★ (2020-05-24 14:49:10)

3rd。

グラインドコアのジャンルの中でも最高傑作の一つに数えられるのではないか?

振り返ることを知らぬ高らかな暴力の礼賛が恐ろしく堪能できます。

下手な向精神薬より効きますよ。

このバンド、作品をCDのプラケースとしてではなく、全てDVDのパッケージで販売しております。

パッケージ開けたらいきなり「気持ち悪い」と、日本語で書かれたインナースリーヴが目に入り、このバンドは只者じゃないなと。


NUCLEAR RABBIT - Vicuna ★★★ (2020-05-24 14:24:07)

1stですね。

破綻してます。

アヴァンギャルドでもダウナーなアヴァンではなく、ひたすらに躁状態でハイテンションで、突っ走るサウンド。

奇を衒った、人を喰った楽曲が続く。

SYSTEM OF A DOWNにも類似しているが、こちらのバンドは殆どが3分程のショートカットで畳みかける。

ベーシストが目茶苦茶テクニカル。

FAITH NO MOREやPRIMUS、そしてSYSTEM OF A DOWNが好きな方なら、間違いなく気に入ると思われ。


TIME OF ORCHIDS - Melonwhisper ★★★ (2020-05-24 13:06:17)

1st。

しかし、凄い音世界だなぁ。

苦痛と快楽の狭間を彷徨い歩いている精神状態になるな。

音楽も、それ以前に音が楽しい。

薬物不要でもトリップ可能な錯乱音楽。

数あるアヴァンギャルドメタルの中でも、レヴェルが非常に高い。


TARGET - Mission Executed / Master Project Genesis ★★ (2010-02-10 17:32:00)

おー ! TARGETだー !
実はオリジナル盤持ってます。
しかし、今回の2in1の再発に未発表のデモ音源が収録されている事を知り、購入した次第。
自分もスラッシュ化したCAPTAIN BEYONDという叩き文句見ました。
兎に角、妄想が膨らみましたよ、CAPTAIN BEYONDのスラッシュ版なんて、何にも予想出来なかったですから。
聴いた感想は、確かにMEKONG DELTAほど極端ではないにせよ、当時のスラッシュ勢の中では一際異端なサウンドでしたね。
複雑怪奇なリフの引き出しの多さやアイディアやセンスは、ちょっと他の同系統のバンドには見当たらないし、肝心の楽曲も○ですね。
強いて言えばWOLF SPIDERあたりに近いサウンドでしょうか。


DYSRHYTHMIA - Barriers and Passages ★★ (2010-02-10 16:54:00)

お~っ、こんなバンドが登録されていたとは !
3rdです。
テクニカルでフリーダムな演奏が満喫できる。
メタルから細分し、サブジャンルとしてポストメタルっぽい要素があります。
また楽曲によっては、サウンドはメタルだけど、演奏がメタルから乖離した部分もあり、そういった要素はこれから益々強まっていくんじゃないかと。
唯一無二の個性で、これからもフォローしていきます。


UNEXPECT - In a Flesh Aquarium ★★ (2010-02-10 16:33:00)

これを最初に聴いた時は本当に驚愕した。
アヴァンギャルドメタルも、遂にここまで来たかと。
一体、何時に寝て、何を喰って、どういう精神状態で臨めばこういうアルバムが創れるのだろうか ?
知人に聴かせたら、「こんなのメタルじゃないだろ !」と門前払い。
いや、これもメタルでしょう。
ただ運転中にカーステで流せる代物じゃないし、家で部屋の窓開けてこれを聴いていたら、多分、通報されるんじゃないだろうか。
花柳幻舟の前衛舞踊のバックにこれを流したら、フィットしそうな音世界。
このバンドがBURRN!の表紙を飾ったら、10冊ぐらいまとめ買いしちゃうよ。
○UNEXPECT(KO 10秒)アゴ 勇●


AUTOPSY - Severed Survival ★★ (2010-02-10 16:08:00)

これは良い !
スティーヴ・ディジョージオのバカテクベースとクリス・レイファートのド下手なドラムス、このチグハグした釣り合いが破綻しているリズム隊を聴くだけでも楽しめる。
だが、楽曲もカッコいい。
デスメタルだが、この面子で味わえるサウンドは、かなり不思議な感覚というか、とてもユニーク。
完成度や洗練を重視する人よりも、粗暴で突飛なデスメタルを好んで聴かれる方は是非 !


BETWEEN THE BURIED AND ME - Colors ★★ (2010-02-10 15:51:00)

ここ数年のデスメタル・ケイオスティックハードコアのバンドの作品で、故人的に断トツで好きな作品。
ここまで極めると、今後、大幅な路線変更でもしない限り、少なくとも同じ路線でこの作品を凌駕するものを創るのは、かなり困難かと思われる。
それ程、この作品は素晴らしい。


INTESTINAL DISGORGE - Whore Splattered Walls ★★ (2010-02-10 15:04:00)

ウンコの途中でトイレから出てきてしまったくらい衝撃を受けた作品。
そういう作品は滅多にない。
紹介してくれたKamiko氏に感謝。


INTESTINAL DISGORGE - Drowned in Rectal Sludge ★★ (2010-01-12 01:01:00)

Kamiko氏の書き込みを見て、4年前にはるまげ堂で購入したのを覚えている。
ジャケットが便器にウンコとティッシュが入ってプカ~ッと浮いている、日常、よく見る光景なジャケだが、これをジャケットにするとは・・・。よく見ると血便みたいなのも混じっているし。
去年、更迭の処女さんが我が家に遊びに来た時、このCDを流したら、露骨に嫌な顔をされたので、慌てて止めました。
ドライヴ時には間違ってiPodでこのバンドの曲が流れてしまい、嫁さんは怒り出し、子供は車内で嘔吐しそうになる始末。
これからはヘッドフォンで独りで楽しみます。
今現在、はるまげ堂で再入荷されてます。1480円だか、1580円だったか、かなりお買い得な値段ですよ !


NOMEANSNO - Sex Mad ★★ (2009-12-13 03:00:00)

2nd。
現在はEP「YOU KILL ME」とカップリングされてリリースされています。
軽快にあっという間に駆け抜けていく楽曲群。
単純なロックンロールが礎になっているが、どの曲もフックがあるのは流石だ。
ベースのブリブリ加減や圧倒的存在感からいって、MOTORHEADや日本のDOOMに感触が近いかも。
もしくは技巧に走ったZEKEのような。


NOMEANSNO - Mama ★★ (2009-12-13 02:33:00)

過少評価も甚だしい記念すべき1st。
パンクというと、音はスカスカ、テクニックは皆無といった印象が強いが、この作品はパンキッシュな初期衝動に加え、プログレッシヴなセンスもギュッと凝縮された良作であります。
尚且つ、難解ではなく判りやすい内容だと。
パンクとかプログレ云々ではなく、これこそロックかと。
後に何枚も作品をリリースするけども、全部いいです。


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman ★★ (2006-11-16 14:28:00)

オジーの1stとこの2ndは、中学時代、アナログレコードを毎日のように聴いていた。
ジェイク時代、ザック時代もそれぞれ違った良さがあるけど、初期2枚はやはり特別。
ほんの数年前まで、能天気なQUIET RIOTに在籍していたランディが、
ここまで邪悪で宗教的で様式美な楽曲を提供していることに驚愕する。
明らかにオジーとランディの間には化学反応があった。
オジー、ランディ、ボブ・デイズリー、リー・カースレイク、ドン・エイリー・・・
この面子であと1,2枚アルバムを創ってほしかった。


IRON MAIDEN - Iron Maiden - Iron Maiden ★★★ (2006-10-29 07:00:01)

デビューから今までライヴの定番。
やはり荒削りで殺傷能力満点のディアノ時代のヴァージョンが最高である。


IRON MAIDEN - Iron Maiden - Charlotte the Harlot ★★★ (2006-10-29 06:54:59)

イントロのリード・ベースで勝負あり。かなりインパクトのあるイントロだ。
ギター・リフも今のメイデンには望むことが出来ない程、鋭角的でカッコいい。


IRON MAIDEN - Iron Maiden - Sanctuary ★★★ (2006-10-29 06:35:22)

スタジオ・ヴァージョンも大好きだが、「LIVE+ONE」に収録されているライヴ・ヴァージョンは、もう失禁モノのカッコ良さ。


IRON MAIDEN - Iron Maiden - Transylvania ★★★ (2006-10-29 06:29:11)

思わず覚醒してしまう初期の名インスト。
深夜の首都高のBGMにも最適。


IRON MAIDEN - Iron Maiden - Running Free ★★★ (2006-10-29 06:23:02)

シンプルな曲ながら、ディアノ・マーレイ・ストラットン・ハリス・バーの5人が一斉に攻め立てる、メイデン流メロコア。
これも名曲。


IRON MAIDEN - Iron Maiden - Remember Tomorrow ★★★ (2006-10-29 06:13:27)

この曲はポール・ディアノのヴォーカルじゃないと魅力半減。
中盤の疾走パートには、血圧が上がり、心臓がパクつく。


IRON MAIDEN - Iron Maiden - Prowler ★★★ (2006-10-29 06:03:55)

今までのハード・ロックには皆無だった、あまりにも特異なギター・リフに昇天。
やはりポール・ディアノは素晴らし過ぎる。


IRON MAIDEN - Iron Maiden - Phantom of the Opera ★★★ (2006-10-14 02:34:23)

この曲を初めて聴いて22年、未だに色褪せることなく、新たな発見があり、飽きることのない名曲。
俺が死んだら葬式にこの曲を取り敢えず流して下さい。


CARMEN ★★ (2006-10-14 01:01:00)

1stと2ndが11月に紙ジャケで再発決定 !


CARBONAIZED - Disharmonization ★★ (2006-09-26 02:56:00)

ローランDEATH氏はお奨め出来ないと仰るので、ワタクシがお薦めしちゃおう(笑)。
これは傑作だと思います。
デス・グラインド路線から奇天烈へヴィメタルに大変貌しちゃいました。
かなりアヴァンギャルドな作りで、プログレとデスの融合というより、サイケとメタルというか・・・説明し辛いです。
風変わりな音楽が好きな方は是非。


CORROSION OF CONFORMITY - Eye for an Eye ★★ (2006-09-26 02:39:00)

このバンドのベスト・アルバムを決めるのは非常に難しい。
どの作品も若干異なった音楽性故に、それぞれ違った良さがあるのです。
これは1st。
ハードコア・パンクです。
パンクの反骨精神とロックンロールのノリを溶け合わせた感じ。
サウンドはチープで粗野だけど、聴いていて何故か微笑ましくなるデビュー作です。
JUDAS PRIESTもカヴァーしたFLEETWOOD MACのGreen Manarishiが収録されてます。


MARTYR - Warp Zone ★★ (2006-09-26 00:03:00)

2ndです。これもまた絶品。
しっかりとした構成力を備えたプログレ・デスのマスター・ピース。
かなり無機質だが、メンバー各自の感性の煌きを存分に活かしたフレッシュな響きが、
作品の途中途中に聴こえるのが最大の美点。
兎に角、ギター・リフやリズム・ワークが一つ一つ印象的で、アイディアに柔軟性があり、ネタに尽きないのが流石。
MARTYR最高。


MARTYR - Hopeless Hopes ★★ (2006-09-25 23:48:00)

カナダ発プログレッシヴ・デス・バンド、MARTYRの驚愕の1st。
細部まで凝りに凝った鋭角的なリズム・ワークといい、
激しく暴れ、のた打ち回るが、実はかなりのテクニカルで奇妙なギター・リフ&ソロ。
ベースも強烈なビートで、どれを取っても申し分ない出来。


SILENT STREAM OF GODLESS ELEGY - Relic Dances ★★ (2006-09-21 23:44:00)

一聴した時点で名盤確定。
塞ぎ込んでしまうかのような暗さ・重さはなく、
美しさ・物悲しさを際立たせながら、スピードを殺し、徹底的にスロー・テンポで迫り、
説得にかかってくる不思議なサウンド。
OPETH同様、バンドの気高さが全編に漲っている。


TAI PHONG - Taï Phong ★★ (2006-09-21 23:23:00)

切ないまでに美しい、リリシズム溢れる唯一無二の音世界。
ヴォーカル、ギター、キーボード、そのどれもが最大限にその効力を発揮し、泣きを演出している。
素晴らし過ぎる。
まさにアート。


BILLY COBHAM - Spectrum ★★ (2006-09-21 23:14:00)

故トミー・ボーリンのギターが感情豊かで情熱的なプレイですよね。
1曲目は確かにかなりのインパクトです。
何かトミー・ボーリンというプレイヤーのフィルターを通じて自由奔放に弾きまくっている。
スパークするスリルが味わい深し。


CARCASS - Reek of Putrefaction ★★ (2006-09-21 23:01:00)

あまりにも内容が残虐非道。
グラインド・コア色が濃厚なサウンドと、残虐な歌詞が最高に素晴らしい。
嘔吐もせずに大満足です。
音の形が全く掴めないプロダクションも最高ですね。


DISINCARNATE - Dreams of the Carrion Kind ★★ (2006-09-21 22:45:00)

過小評価も甚だしいジェイムズ・マーフィーの初のリーダー・バンド。唯一の作品。
疾走感と激しい曲展開に重点を置いた作りが施されたデス・メタル色が強い。
リフ・ワークこそ暴力的だが、時折聴けるメロディ・センスは独創的で傑出している。
兎に角、素晴らしいギタリストであります。


MASTODON - Remission ★★ (2006-09-21 22:16:00)

1st。
磨けば光るダイアモンドの原石のような作品。
2006年、一番期待度が高いバンドです。
メタラー・パンクス・プログレッシャー・ロックンローラー、全ての方にアピールできる演奏とサウンドであります。
次の2ndで化け、最近リリースされた3rdで更に大化けする彼等なんですが、
やるときにはヤル、メタル魂を併せ持つサウンドは既に1stの時点でアピールしまくりであります。
今、最も気になるバンドである。


ALCATRAZZ - Dangerous Games ★★ (2006-09-21 21:49:00)

1st、2ndがあまりに強烈な為、印象の薄い3rd。
1st、2ndがインパクトで勝負を賭けていたのに対し、優れた楽曲を堅実な演奏で過去との差別化を図っている。
かなり地味ながらダニー・ジョンソンのギターはきめ細かにギターのトーンを選び、
ポップなサウンドに融合させている。
決して駄作ではない。地味なだけです。薄幸な作品。


RON JARZOMBEK - Solitarily Speaking of Theoretical Confinement ★★ (2006-09-21 21:33:00)

WATCHTOWERのギタリストのソロ作。45曲入り。
しかし、全部曲が繋がっているので、アルバムで1曲として捉えたほうがいいかも。
この発想はMESHUGGAHのフレッドリック・トーデンダルの「SOL NIGER WITHIN」に近い。
全編、マジカルで変態不協和音なギター・サウンドが味わえます。
ロン・サールやマティアス・エクルンドのギターが好きな方は、是非、一聴してみて下さい。


DARK ANGEL - We Have Arrived ★★ (2006-09-21 21:23:00)

このバンドの作品では一番好きです。
低音域で固めた爆音のオン・パレード。
ダーティな色彩で塗り込められていて、如何にもアンダーグラウンドなスラッシュ。
個性的なベースの音がクリアーに聴こえるのも嬉しい。
突然、発狂するヴォーカルも最高。


BURNING TREE - Burning Tree ★★ (2006-03-15 21:36:00)

シェパードさん、登録して頂きありがとうございます。
1990年にこれだけ売れ線を無視した、時代錯誤な作品をリリースしたこと自体、非常に奇跡的で、目茶苦茶クール。
殆どの楽曲が、ルーズなノリでブルージーな色彩があり、程よいポップフレイバーがある。
逆説的な意味で、この時代に全く洗練されてないところが最高にカッコいい。


UNCLE SLAM - Say Uncle ★★ (2006-03-15 14:12:00)

やけっぱち気味に歌い叫ぶヴォーカルも含めてひたすら好き勝手にプレイしており、全く遠慮してないところが最高です。
凶暴な魂が宿ったかのようなノリを生み出している点は一聴に値します。
曲はハードコアパンク調、ミクスチャー調、スラッシュ調等とあるが、音作りに作為が感じられないので、
筋がビシッと通っている。
サウンドは、実によく練られたうどんの如し。
さり気無くも巧妙で腰の強いアンサンブルが聴き手の頭と身体を揺らす。
刺激質量はかなり高い。


WOLFSBANE - Live Fast, Die Fast ★★ (2006-03-15 13:21:00)

悲運のヴォーカリスト、ブレイズ・ベイリーの吐き棄てるような言葉の攻撃の系譜が堪能できる1st。
何か凄くローファイなサウンドだが、フロアタムとハイハットが実に効果的なドラムに絡む、
何とも野太いギターや、メーターを振り切りまくったヴォーカルは、このサウンドにとてもマッチしている。
これ以上過激だと興醒めするし、これ以下だとモノ足りない。
そのサジ加減が絶妙。名作。
当時、このバンドとWARRIOR SOULとTROUBLEは絶対ブレイクすると推測してたが、見事に外れた。


Y & T - Earthshaker ★★ (2006-03-15 12:58:00)

このバンドはホント、過小評価されてますねぇ。
1stです。名作です。
ブルージーな男の哀愁を歌わせたら、デイヴ・メニケッティは凄まじい威力を発揮します。
単調なコードに言葉のリズムを前面に出した8ビートの直球ソングでも、
この人が歌えば、巨大な説得力で精神的レベルまでカヴァーしたような熱い楽曲に変貌するんじゃないでしょうか。
しかも、メニケッティはギターも巧い。
少し身勝手な発言ですが、2代目ゲイリー・ムーアを継承できるギタリストは、
ジョン・サイクスでもジョン・ノーラムでもなく、デイヴ・メニケッティではないでしょうか。
歌もギターも飾りのない魂が爆発してます。


ZNOWHITE - Act of God ★★ (2006-03-15 12:36:00)

前作から一転して、比較的長い楽曲が多い。
兎に角、唯一無二のニコル・リーのヴォーカルと、バックのスラッシュサウンドが不思議なほど相性がいい。
轟音スラッシュなのに、何故か爽やかなリリシズムさえ味わえる、奇跡の作品。
初めて聴いた時は、極めてユニークだと思ったが、実は時代を超越して聴けるスラッシュの名作である。


ZNOWHITE - All Hail to Thee / Kick 'em When They're Down ★★ (2006-03-15 01:11:00)

最高ですね。
シンプルなリズムパターンとへヴィな音作りで展開していき、あっという間に終わる。
曲の輪郭を奏でるギターリフとベースラインがカッコよく、素直に身を任せているとトリップしそうになる。
一方で、二コル・リーが叫ぶ憂いの表情を感じさせる歌唱は、吸引力が素晴らしく、
澱みない川の流れのようなエネルギーがありますね。


IN THE NAME - IN THE NAME ★★ (2006-03-15 00:46:00)

Kamiko氏&GEORGE氏、お元気ですか ?
オーソドックスとも言える音作りだが、タイトで醒めた質感の演奏は飽くまでシャープでスリリングですね。
キャッチーでポップな楽曲もあるが、決して甘さに流されないクールな視点を感じさせ、
緊密感溢れるリアルなバンドサウンド故の鋭利な音のエッジがカッコいいですね。


DRAGON - Scream of Death ★★ (2006-03-15 00:20:00)

DRAGONはこのアルバムしか知らないのだが、これはイイですよ。
聴神経を刺激しまくりで、同時に、日々鈍らされていく脳の働きを活発化してくれる。
もう、デスメタルというカテゴリーからは独立してますね。
小手先だけでない表現から生まれる存在感の重みが、鮮烈なサウンドとなって、聴覚を刺激します。
ローランDEATH氏が仰る通り、デスメタルだけでは語れない意外で多彩な一面を垣間見ることができますね。
こうなったら、最悪な評判の1stと2ndも聴いてみたいですね。


DOOM - Illegal Soul ★★ (2006-03-14 23:55:00)

俺みたいな外タレ至上主義者を完璧にノックアウトしてくれた、
日本のアヴァンギャルドへヴィロックバンド、DOOMの6th。
悲運の天才ベーシスト、諸田コウの最後の参加作品。
もう、全曲必聴なんだが、頭の3曲、
I'm Real、Deliver Me From Reasons Why ?、Blood On The Riseと尋常じゃないテンションで痺れさせる。
中でも、Blood On The Riseはへヴィでアヴァンギャルドでありながら、キャッチーである名曲である。
4曲目の水葬を聴くと、その後の諸田氏の死を暗示しているようで、今でも悲しくなってきます。


NOMEANSNO - Wrong ★★ (2006-03-14 23:39:00)

ただのパンクと思うなかれ、ジャズやフュージョン寄りなシャープなインストゥルメントに加え、
曲によってはトロピカルで変態的な味付けを施した辺りが、最大の個性となっています。
リズム隊にはジャズ的な要素が強く、演奏力・アレンジ力共々、音楽性は相当に高い。
これぞプロフェッショナルミュージシャン集団によるプロの仕事である。
メタル耳にも十分アピールする作品であり、音楽に技術的な裏付けを求めるような人にお奨めしたい。


ANACRUSIS - Suffering Hour ★★ (2006-03-14 23:11:00)

兎に角、奇妙で愛想の全くない異端のスラッシュ。
当時、ブレイクしていたスラッシュ4天王とは、全く異質の流行とは無縁の音楽性に、バンドの美意識を感じる。
強いて言えば、初期MEGADETHに近いが、彼等よりも排他的な音。
傑作。


WRATHCHILD AMERICA - 3-D ★★ (2006-03-14 22:59:00)

BURRN!誌で、低評価だったので、当時スルーした作品。
確かにPANTERAのように、バンドとして時代を牽引するような音楽的な独創性には欠けていたが、
レイジーで意味もなく軽快な演奏が、やたらとクール。
楽しめる要素はてんこ盛りだ。
音楽的アイディアの豊かさより、個々の楽曲の質の高さに耳がいく。
スラッシュメタルの奥は深く濃い。


I.N.C. - RAZORBACK ★★ (2006-03-14 22:26:00)

スラッシュメタルというと、やたら腹にもたれる傾向が強いが、
彼等のサウンドはエッジが強いうえに、実にヌケがいい。
小気味よいスピード感がなかなかの良作。
「俺たち結構テクニックありますよ」と匂わす腰の座った演奏が実に気持ち良い。


I.N.C. - THE VISITOR ★★ (2006-03-14 21:59:00)

知る人ぞ知る、超B級スラッシュの隠れ名盤。
リスナーを摑んで離さないような切迫感や、猛然と突っ走る攻撃性も味わい深し。
ソリッドで頑固なリフレインが沢山登場して、弾け飛ぶ傑作です。
今はデッドストック状態。


EXODUS - Bonded by Blood ★★ (2006-03-06 12:36:00)

80年代スラッシュ好きの方は必聴。
スピリットの熱さ、純粋さに思わず襟を正して聴いている自分に気付く。
スラッシャーという意思を通し続けることの意気と勇気を鼓舞する作品。
ポール・バーロフの気が狂った叫びも素晴らしい。


THOR ★★ (2005-11-04 23:37:00)

せーらさん、これまた凄いマイナーなバンドを登録しましたな。
今、奴らのCDって入手可能なの ?


SATAN - Court in the Act ★★ (2005-10-01 00:30:00)

今聴くと音質最悪だなぁ、と思うが、
初めて聴いた時は、この手のバンドは当時皆、音が悪いのが当たり前だったので、気にならなかった。
で、本作品。音の悪さなど楽曲のクオリティが余裕でカヴァーしている、英国純へヴィメタルの傑作ですわ。
確かにギターのコード進行などが、初期IRON MAIDENの影響もあろうが、微妙に小技が効いているし、
しゃがれ気味のブライアン・ロスのヴォーカルも最高だ。
それに話が前後するが、楽曲のクオリティが兎に角高い。
メロディラインを生かしたスピードナンバーを、NWOBHM直系のゴツい音で飛ばしまくる。
演奏力・アレンジ力共々音楽性は相当高い。
現SKYCLADのスティーヴ・ラムゼイは、かなりのプロフェッショナルなソングライター&ギタリストだ。
過小評価されている現状が残念でならない。


GILLAN - Future Shock - New Orleans ★★★ (2005-09-27 01:00:29)

凄い !
イントロのギランの歌メロがフィンガー5もしくは、小泉今日子の学園天国にそっくりだ。
しかし、ノリの良い楽曲であることに間違いない。
バーニー・トーメも実に味のあるギターを弾いている。


SYSTEM OF A DOWN - Mezmerize ★★ (2005-09-21 03:38:00)

中学生の頃「オレたちひょうきん族」のコントの中で、
ビートたけしが煮えたぎったおでんを、嫌がる片岡鶴太郎の口の中に無理矢理押し込むというシーンがあって、
俺はそれを観て、とてつもなく大笑いしたことがある。
でも、その笑いは「お笑い」とか「コント」として大笑いしたのではなく、
笑ってしまうほど物凄いモノを観た、大笑いしてしまう程の凄みをそのシーンに感じたからなんです。
本題に入りますが、この作品を初めて聴いた時、俺は笑いました。このバンドの過去の作品を初めて聴いた時も同じく。
凄みを感じるモノやシーンに出会うと、人によっては鳥肌を立てたり、泣いたり、
ホーッとため息が出たり、感動したり様々な反応があると思いますが、
俺は笑ってしまうんです。
何がどう凄いのか自分で自分に説明するのももどかしいので、笑ってしまうのです。
この待望のSYSTEM OF A DOWNの新作・・・これが実にまた凄くて笑いました。
このバンドをリアルタイムで体験できることが嬉しいです。
今回もファニーで奇妙な緊張感と凄みが漂っている。
ユーモアとシリアス。
攻めと守り。
柔と軟。
全く異なる二つの個性と音楽が錯綜しているからこそ、作品にはダイナミズムが生まれ、奇妙な凄みが醸し出されたんじゃないかと。
恐らく、計算づくで作ってないだろう。
メンバーの心に張り付いた個性と生き方が、このバンドと作品の生命線じゃないかと。


HIGH TIDE - Sea Shanties ★★ (2005-09-21 03:00:00)

最近、頻繁に聴いてます。
驚愕で破天荒な作品。
ヴォーカリストの声質がTHE DOORSの故ジム・モリスンに酷似していて、モリスンフリークの俺は聴きながら、その声に痺れっ放し。
聴き終わった後、
充実のカタルシスと、何ともやりきれない虚無感が同時に味わえる、ブリティッシュハードロックのマスターピース。
カオスの中の一瞬が実に心地よい。


SADIST - Crust ★★ (2005-09-21 02:35:00)

これはイイですよ。
シンセを多用しているが、シンフォニックなんて代物じゃないし、所謂メロデスとも違う。
かなりアヴァンギャルドな作りになってます。
何か安心して聴けないところがSADISTの魅力ですね。
何かとんでもないことが起きるかもしれないという、そういう不安(あるいは期待)がSADISTの醍醐味ですね。
1stから4thまで持ってますが、この3rdが一番好きです。
ボーナストラックのA~HaのカヴァーTake On MeやRelax(誰のカヴァーか忘れた)は、期待ハズレでした。


WRATHCHILD AMERICA - Climbin' the Walls ★★ (2005-09-21 02:11:00)

隠れた良質のスラッシュメタル。
ハイテンポでハイテンション、しかもリズミカル。
聴いてるだけでストレス発散できます。
かなりの磨きぬかれた技術があり、ストレートに突っ走っていると、
突然、歯車が上手く噛み合わずブレイクが入ったり、スローな展開になったり、不測な展開もあるため、
耳がとにかくアルバムに最後まで集中してしまう。
METALLICAの暗さとANTHRAXの明るさが同居したカッコいいスラッシュです。


FREDRIK THORDENDAL'S SPECIAL DEFECTS - Sol Niger Within ★★ (2005-09-21 01:39:00)

心の奥底を浸す冷たい快楽を得たい時には、このアルバムが一番。
非常に異常で怖い作品だが、何度かリピートするうちに怖がることが気持ち良くなってくる禁断の力作。
疾走感の無い曲さえ、壊しまくりの暴れまくりの不協和音なギターサウンド。
フレッドリック・トーデンダルは苦行の果てに開かれる至高の瞬間を求めてギターを弾いているのか ?
必聴。
しかし、廃盤かぁ。
早急に再発を !


VOIVOD - Angel Rat ★★ (2005-09-21 01:28:00)

前作のプログレッシヴな作風から一転、かなりストレートな曲が多い。
ストレートだが、内省的で不気味なムードもあり、曲によってはキャッチーな側面も窺え、
このバンドの懐の深さをアピールする事に。
しかし、ピギーは不思議なギタリストだったなぁ。センスが違うよ。


VOIVOD - Nothingface ★★ (2005-09-21 00:53:00)

このバンドのスタジオアルバムは全作品、コツコツと集めてコンプリート達成しました。
VOIVODはホント全作品必聴でハズレ作品がないですね。
この作品から俗に言うスラッシュから脱却してます。
独特の世界観と細部まで計算された不可思議な音色と変拍子満載の名作です。
世界観を全く損なうことのない演奏とスネイクのヴォーカルは秀逸。
3曲目はPINK FLOYDのカヴァーだが、
敢えて地味なファーストアルバムからの曲をチョイスしているところも非常にバンド凄味を感じる。


DESTRUCTION - Mad Butcher ★★ (2005-09-21 00:28:00)

1987年リリースの4曲入りミニアルバム。
ツインリードギター体制になり、Mad Butcherの新録が目玉なんですが、
故人的に特筆すべきはReject Emotionsという全く無名の曲が収録されている事。
この曲は、今のところDESTRUCTION史上、一番好きな曲で、
ギターソロは言うに及ばず、テクニカルでメカニカルでインテレクチュアルなギターリフが最高に素晴らしい。
シュミーアのヴォーカルも気が狂っている。


DIZZY MIZZ LIZZY - Dizzy Mizz Lizzy - Glory ★★★ (2005-09-18 21:02:17)

初めてこの曲を聴いて衝撃を受けてからもう10年経つのか・・・。
阪神・神戸大震災、オウムの地下鉄サリン事件があった1995年、この名曲に出会った。
これは余裕で星3つ・・・いや、星10個献上してもいいくらいだ。
どことなく、ゴダイゴのガンダーラに雰囲気が似てたなぁ。


LARD - The Last Temptation of Reid ★★ (2005-09-08 07:59:00)

スラッシュメタル風のリフ中心に飛ばし、喋りまくるように歌うビアフラの高い音域のヴォーカルが煽って調子よく終わると思ったら、
終盤に15分もの泥沼といった感じの曲が用意されている。気を付けろ !
音楽的にも歌詞にもあちこちに遊び心を含んでおり、実験精神旺盛というよりは諧謔精神旺盛な屈折した名盤。


ATHEIST - Unquestionable Presence ★★ (2005-09-08 07:39:00)

問答無用のブルータルテクニカルデスの大名盤。
歪んだ新時代のデスメタルの要素と、
プログレッシヴなまでの複雑で起伏のある曲展開のかけ離れた要素を同時に受け入れた奇跡の名盤。
再発を機に、子供騙しな甘口のメロデスに物足りなくなった方は是非聴いてみて下さい。
鑑賞に値するデスメタルです。


PSYCROPTIC - The Scepter of the Ancients ★★ (2005-09-08 07:15:00)

Kamiko氏、いやぁ~、カッコいいですね、コレ。
あまりもったいぶらずに小気味よく爆走し、期待を裏切らない変則的なリズムワーク。
説得力あるサウンドなので、聴いてて全く疲れないし、
転換は激しいけれど歯切れが良く、整理されたヌケのいい音なので、聴き易かったです。
ブルデス初心者にはお奨めできないけど。
全編クールな印象なのが逆に不気味ですね。
買って正解でした。


WINTERHAWK - Revival ★★ (2005-09-08 06:51:00)

せーらさん、熱く語ってますねぇ。全く同感です。
オープニングから送り手も我々聴き手もヴォルテージ全開で、
ハードにドライヴィングしたかと思いきや、メロウな泣きのフレーズが交差していくさまは、スリルと興奮の連続。
それにしても、ジョーダン・マカラスのギターは何て表情豊かなのだろう。
ハードな曲には鮮烈な早弾きギターの妙技を披露し、
スローな曲にはムーディーな甘さいっぱいの程好く音の伸び切ったギターが聞かれる。
正に変幻自在のテクニックと抜群のフィーリングなのだ。
アレンジも見事の一言に尽きる。
せーらさんにお奨めした甲斐があった。
これほどの作品が話題にならず、フェードアウトしたのが不思議でしょうがない。


MAMA'S BOYS - Power and Passion ★★ (2005-09-08 06:10:00)

CDで持ってます。激シブなハードロックな作品ですね。
リリース当時、LAメタルが猛威を振るっていたのですが、それに感化された楽曲も何曲か存在しますが、
やはりそこはアイルランド出身のバンド、ドライにもウエットにもなる心地よいサウンドであります。
スリリングなインストナンバー、The ProfessorⅡは名曲・名演。


THIN LIZZY - Vagabonds of the Western World ★★ (2005-02-18 15:24:00)

俺はTHIN LIZZYがリリースしたスタジオ作品、1st「THIN LIZZY」から「THUNDER AND LIGHTNING」までコツコツ揃えコンプリートしたが、
このバンドの作品は駄作が一枚もない。
まぁあくまでも故人的な好みもありますが。
あまり触れられることのない、初期のトリオ時代ですが、この頃から既に感情の全てを打ち込んだ故フィル・ライノットの熱い歌唱が堪能できる。
アイルランド民謡やアイリッシュ・トラッドとも通じる、泣きの要素が本作には盛り沢山です。
あくまでメロディ重視の姿勢で貫くそのスタイルや個性は、トリオ時代に既に確立されています。
一人黄昏時に聴くとハマるんですよ。この3rdは。


LOVE/HATE - Wasted in America ★★ (2005-02-18 15:03:00)

1992年発表の2nd。
彼らはこの2ndで急激な進化と成長を見せる。
基本路線は崩すことなく、オルタナティヴ的な要素やパワーグルーヴなどを取り入れ、更に押すばかりではなく、引くアレンジも使い分け、ヴァリエーション豊かな楽曲作りを行うことに見事成功している。
スケールのでかいバンドになったと痛感し、これは日本でもアメリカでもブレイクだろうと推測していたが、泣かず飛ばずの悲惨な結果に。
全12曲、捨て曲なし ! と言い切りたい。


BLIND ILLUSION - The Sane Asylum ★★ (2005-02-18 14:32:00)

現PRIMUSのレス・クレイプールと、元POSSESSEDで同じく現在はPRIMUSに籍を置くラリー・ラロンデが在籍していたバンド唯一の作品。
1988年発表。
このアルバムは凄い。
スラッシュメタルだが、ベイエリア・クランチ系でもハードコアとのクロスオーヴァー系でもなく、
MEGADETHが標榜したインテレクチュアルスラッシュでもなく、SLAYERを更に過激にしたデスラッシュでもない。
カテゴライズが難しいスラッシュ、いや、この作品はスラッシュメタルの臨界点を踏み越えてしまっている。
彼らは、「さあ、どうだ !」とばかりにスピードやヘヴィネスで勝負するスラッシュではない。
かなり特殊。
レスのベースはこの頃から変幻自在だし、ラリーのギターは屈折しまくり。
それを平然と演奏している。
この作品の特徴は、各楽器の微細な音色を大切にしているように思える。
兎に角、ギター・ベース・ドラムスの演奏が異彩を放ち、時折、ジャズやプログレの素養を感じさせる。
ヴォーカル兼ギターのマーク・ビィエダーマンもギターが巧いし、カッコいい歌い方をする。


PROUD - Fire Breaks the Dawn ★★ (2005-02-18 13:49:00)

80年代北欧メタル。バンド唯一の作品。
80年代の北欧メタルと言えば、まず、EUROPE、TNT、更にSILVER MOUNTAIN、マイナーなとこでBISCAYA、MADISONなどが活躍していたが、
俺はこのPROUDが群を抜いて好きだったなぁ。
NWOBHMを彷彿とさせる幾分荒めなメタルの部分と、北欧特有のリリシズム溢れる叙情的な部分という、
両極端な側面を持つ、マニア受けするタイプの作品ですよね。
今現在聴くと時代を感じさせる楽曲もあるけど、ストレートなハードチューンから幾分複雑な展開を聴かせるナンバー、
更に叙情的な楽曲も何曲もあり、各楽曲の方向性は実に多種多様でありながら、そのいずれも高いクオリティを誇っていることに驚く。
俺も2nd、3rdとバンドの今後の発展を注目してました。
ホント、曲作りのセンスは非凡だったし、幅広い感性を持っていたので、本作たった1枚で消滅したのは残念でならない。


ELECTROCUTION 250 - Electric Cartoon Music From Hell ★★ (2005-02-18 13:19:00)

このバンドを登録しようと思ったら、Kamiko氏に先を越された。
流石Kamiko氏、ナイス登録。
Kamiko氏やカズチンさんの仰る通り、超テクニカルだが、何故かフルで聴き通せる。
確かに難解な演奏だが、所々で聴き手を小馬鹿にしたフレーズが出てくるので、楽しいし、和めるのだろう。
STEVE VAIの「FLEX-ABLE」やFREAK KITCHENのマティアス・エクルンドのソロを彷彿とさせる部分も多々あるし、
THE DILLINGER ESCAPE PLANをファニーにした印象。
かなり変態度高し。


AVERSION - Fit To Be Tied ★★ (2005-02-16 00:24:00)

2nd。1992年発表。
スラッシュとハードコアの融合。
全12曲、すべての曲がカッコいい。
殆ど3分以下の曲が多く、あっという間に終わる。
しかし、中毒性大。
初期METALLICA、ポール・ディアノ時代のIRON MAIDEN、ハードコア時代のCORROSION OF CONFORMITYなどが好きな方は是非聴いてみておくれ。
1曲目のHungはスラッシュメタル史上、故人的にベスト10、いや、ベスト5に入るほどの失禁モノのカッコよさ。


CAPABILITY BROWN - Voice ★★ (2005-02-04 20:31:00)

「VOICE」というタイトルが全てを物語ってます。
コーラスが完璧な内容と水準の高さを持っています。
そのハーモニーの見事さ、素晴らしさがこのバンドの命であると云っても過言ではない。
リュート、バラライカなどの民族楽器から、メロトロン、シンセなどを縦横無尽に駆使し、
アカペラ・二重唱・三重唱と巧みに使い分けるヴォーカルコンビネイションが最高。


CORROSION OF CONFORMITY - Wiseblood ★★ (2005-01-20 00:55:00)

俺はこの作品を中古ショップで480円で購入しました。
しかし、カッコいい楽曲のオンパレードですね。
ミディアムテンポな曲が多いが、決して中だるみしないし、途中途中にファストな曲を導入することにより、メリハリがあり飽きない。
このバンドは初期のハードコア時代も、3rdのモダンへヴィネス路線も、それ以降のドゥーミーでストーナーな路線も、
全て質が高いですね。
これが480円なんて、ホント得しました。


OLD - Lo Flux Tube ★★ (2005-01-19 02:53:00)

兎に角最高の一枚。
ひたすら病的。
不協和音の連続。
ノイズの洪水。
ハードコアのようでハードコアにあらず。
グラインドコアのようでグラインドコアにあらず。
ヴォーカルは山塚アイを彷彿とさせるキチガイ。
意外とTHE BERZERKERが好きな人にはハマる音像かも。


PSYCHOTIC WALTZ - Into the Everflow ★★ (2005-01-19 02:32:00)

1993年リリースの2nd。
発表当時、かなり愛聴していました。
このバンドは頻繁にQUEENSRYCHEやDREAM THEATERと比較されていましたが、
上記2バンドが当時、希望的メロディを演奏していたのに対し、このバンドは内省的で不穏なメロディ作りをしていた。
テクニカルだが、FAITH NO MOREやSOUNDGARDEN、ALICE IN CHAINSといった、
当時、猛威を振るっていたバンドからの影響も強く、それらの影響を巧く咀嚼することが出来た数少ない成功例の作品かと。
興味ある方は、中古ショップに行きましょう。500円ほどの値段でよく見かけます。
1stも今作に負けず劣らずの出来です。


CONFESSOR - Condemned ★★ (2005-01-19 01:47:00)

Earacheレーベルからのバンド唯一の作品。
兎に角、不思議なバンド。
まずヴォーカルは元SANCTUARY、現NEVERMOREのウォーレル・ディーンを彷彿とさせるが、
ウォーレルより艶がないというか、エモーショナルじゃないし、無機質で非人間的な声で、かなり気持ちが悪い。
それが最高。
そしてドラムス。相当テクニックがあると見た。MESHUGGAHやMARTYR、ATHEISTの複雑怪奇なドラムが好きな人には堪らないだろう。
Earacheリリースだが、疾走曲は殆ど無い。
かと言ってドゥームでもない。
でもギターのリフは間違いなくデス&スラッシュのリフそのもの。
ホントに個性的。面白いバンドだ。
カテゴライズ不要。


SECRECY - RAGING ROMANCE ★★ (2005-01-15 04:32:00)

不思議なバンドでしたね、SECRECY。
ヴォーカルのピーター・ダーティンって人は力量があるのに、わざと下手に唄ってたり、音程を外して唄ったりして、
俺はそんなユニークな部分に惹かれました。
ドイツ出身ですが、HELLOWEENやその後続バンドとは全く異質な独特なパワーメタルを演奏してます。


SANCTUARY - Refuge Denied ★★ (2005-01-15 04:19:00)

大好きでしたSANCTUARY。
たった二枚のアルバムで空中分解した薄幸のバンドでした。
この1st、プロデューサーがデイヴ・ムステインなので、何所となくMEGADETHっぽい雰囲気もありますが、
俺が当時ビックリしたのが、ヴォーカルのウォーレル・ディーンです。
美形なんですが、よく見ると髪の毛が異様に長く、非常にミステリアス・ガイです。
唱法も凄かったですね。ジェフ・テイトに当時頻繁に比較されていましたが、
ジェフよりもかなりヒステリックで、気持ちの悪い歌声で、ある種異常なヴォーカルでした。
②Termination Forceの有無を言わせず強引に畳み掛ける構成は今聴いても素晴らしい。


SUICIDAL TENDENCIES - The Art of Rebellion ★★ (2005-01-15 03:46:00)

恐らくバンド史上、最もキャッチーな作品じゃないだろうか。
MEGADETHで例えると「YOUTHANASIA」的なポジションか。
初期から追い続けてきたコアなファンは敬遠するかも。
しかし、楽曲がイイのだ。
全12曲ハズレ曲がない。
ロッキー・ジョージのギターもロバート・トゥルジロのベースも文句なしにカッコいいし、
マイク・ミューアの気の抜けた歌メロも健在である。
③Nobody Hearsや⑤Monopoly On Sorrow、⑨I'll Hate You Betterなどは新境地を開拓した成功例だったと思う。


DOOM - Illegal Soul - Blood on the Rise ★★★ (2005-01-13 14:49:09)

この6thアルバムの楽曲は全てカッコいいが、
中でも3曲目のこの曲は個人的にかなりポイント高し。
テクニカルでありながら幾分キャッチーな部分が良い。
隠れた名曲。


DOOM - Incompetent... - Killing Time ★★★ (2005-01-13 14:43:59)

この曲は凄いです。
終始、諸田コウのベースが縦横無尽に暴れまくる。
終盤の疾走するところは正にアヴァンギャルド。


PAIN OF SALVATION - BE ★★ (2004-12-23 00:49:00)

正直、今年のナンバーワン作品。
このバンドのファンじゃない人達が聴いたら多分、退屈の一言で終わりでしょう。
今作もかなり暗く、ある意味ダウナーな仕上がりであります。
しかし、へヴィでプログレッシヴで若干サイケデリックな音世界はハマルと抜け出せないモノがあり、バンドの鋭い先見性が窺える。
やりたい放題の傍若無人の域に到達したような感じが伝わってきます。
後は初来日公演が決まれば言うことなし。


BLOOD FARMERS ★★ (2004-09-29 00:12:00)

Kamikoさん、俺も気になっていたんですよ、BLOOD FARMERS。
とりあえず明日、ユニオンに行ってみます。


AWFUL TRUTH - The Awful Truth ★★ (2004-08-26 16:22:00)

このバンド、知っている方はいらっしゃるだろうか・・・。
あのGALACTIC COWBOYSの前身バンドである。
邦題は「恐るべき真実」
トリオ編成。
プログレの静寂、スラッシュの激しさ、重さ、冷めたセンスを併せ持ったバンドの唯一の作品です。
トリオ編成ならではのインプロヴィゼイション、ストレートなパワーはライヴ感に満ちており、正にノー・ギミック。


MONSTER MAGNET - Dopes to Infinity ★★ (2004-08-19 03:18:00)

アルバム毎に作風に微妙な変化が生じる不思議なバンド。
ハードでサイケデリック色も勿論あるが、手数が多く剛腕なドラミングと、
まるでマーシャルの機材をフルに使いまくってフィードバックその他荒技で攻めまくるギターが特徴。
各曲の少しアシッドなポップ性が、荒々しい素地と結合してドライな感覚を醸し出している。
怪しいバンドだなぁ。


NOMEANSNO - Why Do They Call Me Mr. Happy? ★★ (2004-08-19 02:54:00)

へヴィネスとテンションの高さという点で本作は群を抜く。
時に咆哮し或はナチュラルでエモーショナルな唱法も絡めて強弱の付くヴォーカルに、
下降し迫るようなギターリフとテクニカルなランニングベースが絡み合い一体化していく様は圧巻で、
一種の脅迫観念に近いものもある。
聴き応え、歯ごたえ共に十分。
このテのバンドにありがちな力一本で押し切る単調さが全くないのも見事。
1993年リリース。


PRONG - Force Fed ★★ (2004-08-19 02:36:00)

多分1stか2nd。
後によりタイトなスラッシュメタル・サイドに移行する彼等だが、
本作はノイズ&ジャンク的な混沌が印象的で、よりオルタナティヴ的な側面が濃い。
中途半端な情緒性を排したマシーナリーな演奏がいいんですよね。


CORROSION OF CONFORMITY - Animosity ★★ (2004-08-19 02:20:00)

今でこそ、渋いドゥーム・ストーナー系の音を出している彼等の2nd。
独自のコア路線を目指していた古強者であり、グシャグシャの音像でひたすら猪突猛進するのみ音楽性は文句なしにカッコいい。


FORCED ENTRY - As Above, So Below ★★ (2004-08-06 20:10:00)

1991年発表。
テクニカルスラッシュメタルバンドです。
当時、B!誌で平野氏だけが猛烈プッシュしていた。
メロディよりもテクニカルなリフに次ぐリフを見本市のように披露していた。
非常に思い出深いバンドです。
1曲目のBone Crackin' Feverからテクニカルスラッシュの醍醐味が味わえますよ。