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アゴ 勇さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 101-200

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アゴ 勇さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 101-200

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RIOT V - Restless Breed ★★ (2004-06-23 12:33:00)

あくまでも個人的趣味でしかないのだが、自分の中でRIOTの頂点と言えるアルバムが本作品。
RIOTの歴代ヴォーカリストの中でも故レット・フォリスターが断トツで好きなのである。
ジャニス・ジョプリンをメタリックにした何かを威嚇するような歌唱、下世話だがルックスも抜群にカッコいい。
名曲Warriorもオリジナルのガイ・スペランザ・ヴァージョンよりレットの唄うWarriorのほうが何だかジーンときてしまうのだ。
本作は1曲目のミッドテンポのHard Lovin' Manからレット・フォリスター節を充分堪能できる。
そしてハイライトはレットが単独で書いた2曲目のC.I.A.だ。
夜のニューヨークの摩天楼の裏側に潜む狂気を唄っているのだろうか・・・。
兎に角、破滅的な歌詞なのだ。
この曲はRIOTの全カタログの中で5本の指に入るほど大好きな曲です。
マーク・リアリが単独で書いたパワーバラードRestless Breedも泣けるよなぁ。
この作品、夜にウイスキーを飲みながら、部屋を暗くして一人で聴くのがベスト。


WARGASM - Why Play Around ★★ (2004-06-22 12:15:00)

誰も登録する気配がないので、自分が語ります。
1stです。
スラッシュメタルのホントに隠れた名作です。
直線的で攻撃的で更に尖ったスラッシュ色と、
ひたすら重く怒りに満ちた力強いハードコア色が完璧に融合している。
軟弱な者は一切寄せ付けようとしない男臭さを感じる一方、
初期MEGADETHのような「気に入らないヤツはついてこなくていいよ」というクールでドライで無愛想な一面も醸し出している。
8曲目Le Cou Couのようなクラシカルなインストも演奏できちゃう、フットワークの軽さも◎


OPETH ★★ (2004-06-07 23:39:00)

ライヴDVD皆さん御覧になりましたか ?
これぞ金払って観る価値のあるプロのライヴですよ。
自分は数年前のTOOLの来日公演以降、ライヴ観戦が億劫になってきていて御無沙汰なんですが、OPETHが来日したら観に行きたいですね。


PRONG - Cleansing ★★ (2004-06-03 00:36:00)

SWANS風の強迫的へヴィジャンクサウンドにハードコア・スラッシュメタルのエッセンスを加えた演奏が特徴か。
エッジの効いたハードなギターリフと、タイトなリズムを刻む重いドラムスのコンビネーションが素晴らしい。
所謂インダストリアルメタルと呼ばれるタイプのバンドの99%は、PRONGの前では日向の縁側の雪のように消えちまうよ。
先鋭的で強烈だ。


PAT TRAVERS - Makin' Magic ★★ (2004-06-03 00:16:00)

パット・トラヴァースのソロ2作目。
パットは元々はカナダ出身だが、音作り完全にブリティッシュ然としており、
四方八方に飛び散るギターソロ、複雑な曲展開を主軸にしつつ、緻密な音作りを施したパット特有のハードロックが本作でふんだんに楽しめます。
特にソロは絶品。
ドラムに現IRON MAIDENのニコ・マクブレイン、更にグレン・ヒューズと元THIN LIZZYのブライアン・ロバートソンがゲスト参加。


BUDGIE - In for the Kill ★★ (2004-06-02 23:58:00)

4th。
名盤ですよ、ホント。
独特のうねるような細かいリフを生み出すギターと、ユニゾン、あるいはハーモニーへ絡むベースラインのユニークさ、
そして奇妙に甘ったるい高音域のバーク・シェリーのヴォーカルなどは、このバンドならでは。
このバンドは1stから6thまでは全部名盤だと。


BLACK SABBATH - Sabotage ★★ (2004-06-02 23:19:00)

「SEVETH STAR」は未聴なんですが、他の全てのBLACK SABBATHの数多いスタジオ作品の中では一番この作品が好きだ。
A面にHole In The Sky、Symptom Of The Universe、Megalomaniaといった比較的有名な曲があり、勿論好きな曲ばかりだが、
B面のThe Thrill Of It All、Supertzar、Am I Going Insane(Radio)、The Writといういぶし銀の脇役のような曲の充実振りが半端じゃない。
Hole In The Skyが突然終わり、アコギインストのDon't Start(Too Late)が始まるのも非常にクールだ。
曲によっては、キャッチーな部分もあるが、そこに見え隠れする妖気・毒気・狂気といったモノを感じずにはいられない。


BLACK SABBATH - Sabotage - Supertzar ★★★ (2004-06-02 12:45:25)

宗教色が強い。
全盛期の麻原彰晃が信者をマインドコントロールする為に、
暗くて狭い部屋に閉じ込め、1日中流しっぱなしにしそうな曲。
「SABOTAGE」の中では一番好きな曲。


MERCYFUL FATE - Don't Break the Oath ★★ (2004-06-02 12:03:00)

キング・ダイアモンドが奇怪なメイクを施している為、ともすれば色モノ扱いされるかもしれないが、
実に妖しくも美しい暗黒メロディに満ち、前作同様、楽曲そのもののクオリティが非常に高い。
キングの声は好き嫌い分かれるというか、嫌いな人のほうが多いんじゃないかと。
しかし、このヴォーカルがあってこそ、究極のオリジナリティを有していたバンドと言える。


MEGADETH ★★ (2004-05-14 23:25:00)

Kick The Chairダウンロードしました !
ipodで繰り返し聴いてますが、
ポーランド参加ということで往年のスラッシュを期待しないほうがよいかも・・・。
Kick The Chair一曲聴く限り「RUST IN PEACE」に近い印象を受けました。
兎に角、新譜が楽しみです。


HELMET - Meantime ★★ (2004-04-23 13:15:00)

切れ味鋭く、整合感すらあるものの、
ひしゃげててノイジーな響きを放つところもあるギターリフの音作りは独自性に満ち溢れたそれまでになかったもので、かなりのインパクトを放った。
また高度な音楽理論に裏打ちされ、時折ジャズのコード進行が忍び込む曲展開も、
コアなサウンドであることから、そうしたものとは無縁と思われがちなだけに、驚きや意外性を感じさせた。
そのリフや曲を支え、引っ張るリズムも強力。


ALICE IN CHAINS - Facelift ★★ (2004-04-23 12:51:00)

リリース当初の評判はそれほど大したことなかったと記憶している。
しかし、ミディアム調のへヴィなサウンドで塗り込まれたその内容は確かに一聴して派手さには欠けていたものの、
聴く者をジワジワと自分達の世界に引きずり込むだけの磁力を秘めております。
あと、彼等はれっきとしたメタルバンドだと自分は思います。


BE BOP DELUXE - Sunburst Finish ★★ (2004-04-23 02:04:00)

3rd。
ハードロック、プログレ、ファンク、ポップをはじめとするあらゆる音楽を一つにまとめ、
万華鏡で覗いたようなポップでカラフルな面とペシミスティックな面が同居した不可思議な空間を持つサウンドが聴ける。


BE BOP DELUXE - Modern Music ★★ (2004-04-23 01:54:00)

SF趣味、青くさい文学青年ぶり、プログレッシヴな感性とポップなメロディを次々と生み出す作曲能力と優れた才能を持つバンドの4th。


ANGEL WITCH - Angel Witch ★★ (2004-03-08 23:49:00)

NWOBHM当時を象徴する名盤。
本作で展開されているのは、基本的にBLACK SABBATHからの流れを感じさせる引き摺るようなヘヴィさに重点を置いたサウンドだが、
そこに独特の疾走感を加え、非常にソリッドかつドラマティックな音楽性を実現。
中でもバンドのテーマ曲とも言うべき1曲目は圧倒的な完成度を誇る名曲。
METALLICA、MEGADETHなど、後続に与えた影響の絶大さという意味でも重要な作品。
故人的にはIRON MAIDENの1stと同等のインパクト。


WHITE SPIRIT - White Spirit ★★ (2004-03-08 23:27:00)

ニューカッスル出身の5人組。彼等唯一の作品。
格別に古典的ハードロックの要素が色濃く、NWOBHM版DEEP PURPLEのニュアンスでマニアに愛されたバンドだった。
随所にリッチー・ブラックモアの影響を強烈に感じさせるヤニック・ガーズのギターワークが躍り、
オルガンを多用したキーボードワークが響いて、
伝統的なブリティッシュハードロックの叙情性を新世代なりのスピード感溢れる楽曲スタイルと掛け合わせた魅力的なスタイルに昇華している。


SCATTERBRAIN - Here Comes Trouble ★★ (2004-03-08 22:57:00)

1st。
サウンド的にはファンク、メタル、ジャズ、クラシック等々ありとあらゆる種類の音楽を取り入れたミクスチャー系になるのだろうが、
本格的にジャズを学んできたというメンバーが揃っているだけに、演奏の水準も高く、諧謔と皮肉を上手く使ったセンス溢れるユーモアが全編から感じられる、非常に知的な音楽だと。


CAPTAIN BEYOND - Captain Beyond ★★ (2004-02-15 12:52:00)

SF仕立てのドラマティックな展開で全編を組曲のようにつなげたトータルな構成が非常に巧みで、
KING CRIMSONなどのプログレ系アーティストからの影響も感じられる。
変則リズムを生かしたブレイクと金属的なギターの響き、そして決してシャウトしないロッド・エヴァンスのクールなヴォーカルの組み合わせは、
とてもこれが1stとは思えないほど完成度の高い様式美を生み出している。
彼等はコーラスも重視しており、歌ものとしての整合感も十分持っている。


VANDENBERG - Alibi ★★ (2004-02-15 12:22:00)

VANDENBERGの残した3枚の作品はどれも素晴らしいが、
この3rdでも情感たっぷりに美旋律を奏でるエイドリアンのギタープレイは孤高の輝きを放っている。
WHITESNAKEやMANIC EDENよりも彼の本質が表れていると信じて疑わない。


VANDENBERG - Vandenberg ★★ (2004-02-15 12:16:00)

アップテンポで切り込んでくるハードチューンToo Lateに見られる攻撃性と、
アコースティックギターの静謐な調べが胸に沁みる名バラードBurning Heartに代表される叙情性を兼ね備えた、優れたハードロックアルバム。


VANDENBERG - Heading for a Storm ★★ (2004-02-15 12:09:00)

2nd。
ハードさとポップさを絶妙にブレンドした爽やかな音像に欧州独特の哀愁を感じさせるメロディが見事に溶け込んだサウンドはまさに絶品。


ALICE IN CHAINS - Alice in Chains ★★ (2004-02-14 00:48:00)

アルバムの完成度は前作に及ばないが、重量感と比類のない陶酔感を同時に聴く者に与えるオリジナリティ豊かなヘヴィサウンドを体現している。
時に見せる呪術的と表したいほどの世界の広がり方は、もはやメタルとかグランジという呼称の内に収まるべくもなく、
秀れて今日的な彼等の感受性を伝えていた。


SOUNDGARDEN - Superunknown ★★ (2004-02-14 00:35:00)

ハードロック、へヴィメタルからの影響を孕んだ初期のSOUNDGARDENらしさを継承しながらも、より洗練された音作りを見せ、
メロディと楽曲により注意を払ったアプローチを見せ、よりロックバンドらしいロックバンドになっています。
彼等は音楽に非常に貧欲な連中でしたね。


DAMAGEPLAN - New Found Power ★★ (2004-02-13 22:55:00)

早速購入。
音の粒をギュウ詰めにしたかのように重厚で、音圧すら放つリフの音作りは、グルグル回転するかのような錯覚を与える。
ハードコア色をより明確に打ち出したSUPERJOINT RITUALも好きだが、このDAMAGEPLANも全体的に相当コアな印象を与える作品に仕上がった。
5曲目のFuck Youは最高。


OPETH - Still Life ★★ (2004-02-13 22:29:00)

ゴシックの真髄を克明に伝える大傑作。
極端なまでにスピードを抑え、タメを効かせたスローテンポでジワジワ畳み掛けてくるアプローチは嵌ると抜け出せなくなる。
ギターのフレージングなど随所に印象的なメロディを挟み、耽美的かつ陰鬱なムードを放ちつつ極めて劇的に突き進むサウンド。
深遠なドラマ性を孕んだ音楽性。
バンドの気高さが全編に漲っている名盤。


MORBID ANGEL - Blessed Are the Sick ★★ (2004-02-13 22:11:00)

2nd。
このバンドは音に対する執着心が凄い。十分聴き手にも伝わってくる。
細かい技や早弾きを披露するギターは細部にまで神経を巡らせ、
ピート・コマンド・サンドヴァルのブラストにしても、単に速いだけの粗さがなく、修得後の整合感みたいなものがある。
名作です。


URIAH HEEP - Look at Yourself ★★ (2004-02-13 21:56:00)

名実共にURIAH HEEPの名を世界に知らしめた3rd。
リフやスライドギターをフューチャーしたLook At Yourself、アップテンポのTears In My Eyes、隠れた名曲Shadows Of Grief、
ブリティッシュハードロックの名作バラードと言われるJuly Morningなど、完成度の高い作。
ハイトーンのコーラスとキーボードを主体としたアンサンブル重視の音楽性。
シンセやオシビサのパーカッションによるアフリカンリズムの導入といった実験も成功している。
個人的にお薦めはI Wanna Be Freeの終盤の故デヴィッド・バイロンの絶叫。


PRAYING MANTIS - Time Tells No Lies ★★ (2004-02-13 21:19:00)

戦慄のマンティス、1st。
美しいメロディに彩られたドラマティックなハードロックが満載。
甘いヴォーカルとコーラス、そしてツインギターを核とする流麗なサウンドもまた絶品。


METALLICA ★★ (2004-02-05 10:22:00)

GEORGEさん、そんな心の貧しい輩は相手にしないで、放置しておきましょう。
そのうち、勝手に処分されますから。


BLACK SABBATH - Master of Reality ★★ (2004-01-29 08:18:00)

ハード一辺倒でない多様な曲が入っているのがポイントじゃないかと。
ある時はギターとベースの重いリフでゆったりと進行し、ある時は流れるように滑走していく。
このあたりは、まさに彼等の真骨頂。
一方、トラッドを彷彿させるアコースティックなナンバーもあり、内面の錯綜振りが如実に表れている。


CYNIC - Focus ★★ (2004-01-29 08:04:00)

デスメタルバンドの一種と見做されることも少なくないが、ヴォーカルに若干そうした色を残しつつも、
実際にはある種プログレッシヴな味わいすら感じられる先鋭的なサウンドがここでは展開される。
各メンバーの高度な演奏能力に裏打ちされたテクニカルなインストパートと浮遊感漂うメロディが、細密に練られたアレンジの下、
見事に一体化したその音楽性からは、DREAM THEATER辺りにも相通ずる世界観を垣間見ることも可能。


BAKER GURVITZ ARMY - The Baker Gurvitz Army ★★ (2004-01-29 07:51:00)

GUN、THREE MAN ARMYという英国ハードロックの中堅バンドで活躍したエイドリアンとポールのガーヴィッツ兄弟が、
元CREAMの名ドラマー、ジンジャー・ベイカーを加えて結成した1st。
THREE MAN ARMY時代から際立っていたリリカルなメロディの妙と、へヴィに歪むサウンドを巧みに組み合わせた完成度の高いサウンドを展開している。


MINISTRY - ΚΕΦΑΛΗΞΘ (Psalm 69: The Way to Succeed and the Way to Suck Eggs) ★★ (2004-01-29 07:41:00)

極限にまで高められ圧縮されたパワーとエナジーをこれでもかというくらい、聴き手に投げつけてくる。
ダブ的な空間処理が素晴らしい。


DREAM THEATER - Awake ★★ (2004-01-29 07:33:00)

前作におけるクリアで爽やかな音像とは正反対ともいえるギターのエッジを効かせたモダンなアプローチのサウンド。
ジェイムス・ラブリエのヴォーカルスタイルもその澄んだハイトーンヴォイスを活かした、伸びやかに歌い上げるものばかりではなく、
低音部を強調したパンチの効いた唱法や囁くような歌い回しなど、非常にバラエティに富んだものになっています。
自分も最初驚いたが、今では大好きな作品です。


PRIMUS - Pork Soda ★★ (2004-01-29 07:13:00)

レス・クレイプールの爬虫類的なヴォーカルと超人的なベーステクニック、変幻自在なアレンジ力を駆使した屈折しまくりのサウンド。
パンクからジャズ、ファンク、ハードコア、プログレといった様々なファクターが混然として頭の中を駆け巡る。


LIMELIGHT - Limelight ★★ (2004-01-28 22:43:00)

彼等が在命中に残した唯一のフルアルバム。
初期のRUSHの影響が特に楽曲展開やソロの構成法に強く感じられる。
だが、それだけに頼らず、曲間のブレイクで突然二声でハモったコーラスがフューチャーされるなど意外な展開も見られ、度肝を抜かれる。
メロトロンを使用した物悲しいバラードMan Of Colours、スピードナンバーMetal Manなどは何回聴いても飽きないし、新たな発見がある。


TYTAN - Rough Justice ★★ (2004-01-28 22:25:00)

実力派ヴォーカリスト、カル・スワンの堂々たる歌唱とメロディアスなサウンドが、このバンドの最大の売りでした。
ギターのリフを中心に据えたメタルサウンドは当時の典型的なスタイルですが、カル・スワンのヴォーカルには既に光るものがあり、
今聴いても楽曲がハイクオリティなので、色褪せることはないです。


SEPULTURA - Arise ★★ (2004-01-28 22:14:00)

91年発表。
スケール感を増大したSEPULTURAの姿を堪能できる仕上がりです。
少し味付け程度にシンセサイザーのノイズなどが使用されている部分もあり、楽曲は起伏を持たせていますが、
シンプルな構成になっており、あくまで厚いリフでスピーディーに展開していく。
ヌケのいい音像だが粘り気のある感触もあります。
スラッシュメタルを代表する作品の一つ。


SENTENCED - Amok ★★ (2004-01-27 19:32:00)

メロデスというか、普通のへヴィメタルとして通用すると。
いかにもヨーロッパ系のメタルって感じのリフが満載で、バックグラウンドで鳴り響く、SEと化してしまった低音のヴォーカルさえ気にならなければ、結構楽しめる。
このバンドの場合は、リフの組み立てが中心にあり、「僕たちメロデス一派で、メロディ満載です」的な変な押し付けがましいメロディラインがないのもなかなか好感触であります。
あと一歩で明るくなってしまいそうなギターリフを、さりげなく陰のあるヨーロピアンテイストで聞かせるアレンジも秀逸。
大好きです。


JEFF BECK - Wired ★★ (2004-01-27 18:40:00)

前作でのアプローチを更に具体化したソロ第2弾。
ヤン・ハマーやナラーダ・マイケル・ウォルデンという、フュージョンのテクニシャンまでがゲスト参加。
複雑に重なり合うリズム隊をバックに、切れ味鋭いベックのギターが宙を舞うかのように響き渡る。
究極のギターアルバムと断言したい。


JEFF BECK - Blow by Blow ★★ (2004-01-27 18:33:00)

BECK,BOGERT & APPICEの解散から約2年後にソロとしてカムバック。
当時流行していたフュージョンの先端をいく、ジャズとロックを交差させた画期的なサウンドスタイルが大いに話題を呼んだソロ第1弾。
フィル・チェン、リチャード・ベイリー、マックス・ミドルトンをバックに、空間的なギターサウンドを展開。


LED ZEPPELIN - Led Zeppelin Ⅳ ★★ (2004-01-24 01:32:00)

前作でのハードサイドとアコースティックサイドの配分が、この作品ではよりスムーズに行われ、Black Dog、Rock N'Roll
というハードナンバーとStairway To Heavenという際立った美しいナンバーが理想的なバランスで並んでいる。
細かな録音テクニックにも注目したい。
個人的にラストのWhen The Levee Breaksは超名曲だと。


LED ZEPPELIN - Led Zeppelin Ⅱ ★★ (2004-01-24 01:15:00)

彼等の出世アルバム。
ブルース指向は幾分後退したが、徹頭徹尾のハードな感覚で貫かれたサウンドは、現在でもその輝きを少しも失ってない。
Whole Lotta Loveは絶対必聴。


LED ZEPPELIN - Led Zeppelin ★★ (2004-01-24 01:09:00)

ブリティッシュへヴィロックの王者、LED ZEPPELIN衝撃のデビューアルバム。
YARDBIRDS以来のブルースを根底に、完璧なヘヴィロックアルバムに仕上げている。
ロバート・プラントの驚異的なヴォーカル、ジョン・ボーナムのパワフルなドラムスも聴きもの。


THE OBSESSED - Lunar Womb ★★ (2004-01-16 02:00:00)

ダークな雰囲気の作品だが、スローな展開の曲以外にもファストな曲も織り交ぜ、
アルバム1枚を通して飽きの来ない作りに仕上っている。
ドゥームメタルだが、かなり動的要素が多い。
WINOのカリスマ性が滲み出ている。


WATCHTOWER - Control and Resistance ★★ (2004-01-16 01:52:00)

完璧なメンバー間のコンビネーション、息を飲む曲展開、多彩なリフに見え隠れするメロディ・・・マジカルな音世界を生み出している名盤。
DREAM THEATERと比較しても劣る部分など一つもない。


WATCHTOWER - Energetic Disassembly ★★ (2004-01-16 01:43:00)

1st。
ナント、ヴォーカルは後にDANGEROUS TOYSを結成するジェイソン・マクマスター、ギターは後にDON DOKKENに参加するビリー・ホワイトである。
各メンバー個々のテクニックが半端じゃないほど凄まじく、
MEGADETHが有名になる前に、既にインテレクチュアルなスラッシュを標榜していたことは、特筆に値する。


AMEN - We Have Come for Your Parents ★★ (2004-01-16 01:25:00)

全て無駄を省いたシンプルなサウンドをバックに、裸に近い状態をさらけ出してロックしている。
背筋がゾクゾクするほどスリリング。
クオリティの高さはかなりのもの。
これぞまさしくケイシー・ケイオス率いるAMENの本領。


AMEN - Amen ★★ (2004-01-16 01:19:00)

パンク寄りの過激なエネルギーとメタルサウンドの融合。
疾走感溢れるビートとノイジーな感覚、更に退廃的なフィーリング、ロックの本質が味わえる作品。
MOTORHEADがモダンへヴィネスを演奏しているような印象。


BLUE OYSTER CULT - Tyranny and Mutation ★★ (2004-01-16 01:07:00)

バンドの各メンバーの個性の強さが程よく絡み合って、まさしく退廃的な雰囲気を醸し出しており、
ハードロック・へヴィメタル・パンクロックという枠の中では捕らえ切れない魅力があります。
ヒューマニックな感情がダイレクトに伝わってくるリアルな作品。


BLUE OYSTER CULT - Secret Treaties ★★ (2004-01-16 00:59:00)

より明確にバンドらしさが表れた3rd。
ストイックなハードロックに徹したアプローチは、重厚な躍動感さえ漂わせている。
収録曲の中では、何といってもラストのAstronomyが圧巻。


RUSH - Signals ★★ (2004-01-16 00:40:00)

前作と比べると大幅に様相を変えた1枚。
派手でハードなサウンドは鳴りをひそめ、
二ール・パートの詞は深い思索の中へ、サウンドはシンプルなものへ変化している。
ベン・ミンクのヴァイオリンをフューチャーしたLosing Itは名曲だと。


RUSH - Moving Pictures ★★ (2004-01-16 00:31:00)

RUSHの最高傑作と云われている作品。
作風は前作の延長線上であるが、アレンジ、録音技術ともに一段と切れを増しており、重量感溢れる作品に仕上がっている。


RUSH - Permanent Waves ★★ (2004-01-16 00:26:00)

アメリカ、イギリス、カナダでRUSHブームを巻き起こした出世作。
高度な演奏技術を伴ったThe Spirit Of Radioが大ヒットしちゃうんだから凄い。
個人的には2曲目のFreewillのイントロの出だしに痺れる。


RUSH - Hemispheres ★★ (2004-01-16 00:20:00)

バンド最盛期の作品。
ゲディ・リーのヴォーカル、演奏内容もNO文句。
驚異的なマルチプレーを中心とするトリオとは信じがたいサウンドを展開している。


RUSH - Caress of Steel ★★ (2004-01-16 00:15:00)

2つの組曲を収録、しかも内1曲はアナログ盤でいうとB面全体を占めるというスタイルで前作「FLY BY NIGHT」のエッセンスを、
更に拡大させた1枚。
商業的な成功は収められなかったらしいが、続く「2112」への布石として、重要な位置を持つ初期RUSHの好盤であることは確か。


MEGADETH - Peace Sells... But Who's Buying? - Wake Up Dead ★★★ (2004-01-10 23:55:50)

初めて聴いた時の衝撃といったら、それはそれは凄かった。
METALLICAのBattery、SLAYERのAngel Of Deathと並ぶ、
スラッシュ全盛期の名曲。


MEGADETH - Risk - Insomnia ★★★ (2004-01-10 23:30:01)

アルバム1曲目にこの曲はインパクト絶大。
インダストリアル風味のバンドの違った側面を堪能できます。


MEGADETH - Youthanasia - Addicted to Chaos ★★★ (2004-01-10 23:24:53)

もう・・・このバンドのすべての曲の中で一番好きな曲です。
絶望感がひしひしと伝わってきます。


椎名林檎 - 無罪モラトリアム ★★ (2004-01-03 03:33:00)

1st。
発売当時、まさかこんなにブレイクするとは思わなかった。
裏声なんだか叫んでいるのか、よく分からない声で熱唱している。
若気の至りでバカなことをやるには度を越していた。
大好き!名盤!


ATOMIC ROOSTER - Death Walks Behind You ★★ (2003-12-01 13:44:00)

B級のわりに知名度だけはあるATOMIC ROOSTERの2nd。世間の評価は3rdのほうが上だが、全作品中死ぬほど重いこの2ndが好きだ。後にHARD STUFFを結成するジョン・デュ・カンとポール・ハモンドの参加が大きい。タイトル曲はバンドの代表曲で、多くのヘヴィメタルバンドにも影響を与えた。


CORONER - No More Color ★★ (2003-11-28 03:47:00)

テクニカルなリフを刻みまくってくれるギターを先頭に、ドラムスとベースが一丸となるスラッシュ独特の統合感というか、
音の壁が聴く者の前に立ちはだかり、バンドが聴く側を選ぶような雰囲気を持つ独特な作品。
好きです。


ARCH ENEMY - Burning Bridges ★★ (2003-11-28 03:39:00)

比較する事が正しい事なのかどうか分からないけど、個人的にはどうしてもIN FLAMESと比較してしまうこのバンド。
期せずしてIN FLAMESと同時にリリース。
IN FLAMESが、丸っこくてトロリとした味なら、
このバンドは、角張っててのどにつっかえるようなバンドと思う。
メロデスという以前に、へヴィメタルらしい威圧感があり、尚且つ攻撃的。
しかも叙情的で感動的。
Silverwing一曲のために買っても損はしないと。


MORDRED - Fool's Game ★★ (2003-11-28 03:29:00)

ベイエリアのスラッシュシーンの中でも異色のアルバム。
異色というのは、スラッピングの入ったベースです。
しかし、これがなかなか気持ち良い。
キレのあるギターもグッド。
メタル寄りのファンクじゃ、ちとメタル耳には辛いが、本作はファンク寄りのメタルなので、SLIPKNOTやKORNが好きな方にもオススメしたい。


LOUD - D Generation ★★ (2003-11-28 03:19:00)

全くGEORGEさんと同感なんだけども、発売当時、元B!誌の平野氏が一人でプッシュしていたので、平野派だった自分は当然買ったのですが、
買って正解でしたね。
QUEEN風のコーラスワークにへヴィなリフ、オリエンタル・エッセンスも加味しての力作ですよ。
メタル、ゴシック、王道ハードロック、ニューウェイヴなどが混然一体となった不思議な、それでいてブリティッシュロック然としたサウンドです。
しかし、リスナーはどっちつかずな音楽性に困惑してしまったのか、メタル&ハードロックファンにもパンク&ニューウェイヴファンにもソッポを向かれた。
いいバンドでした。


SYSTEM OF A DOWN - System of a Down ★★ (2003-11-28 02:59:00)

コード進行はヘンだし、メロディもヘン。
やってることは、ジャズっぽいとこもあれば、新種のプログレというか、
モダンへヴィネスというか、ミクスチャーというのか、
何と表現したらいいのか判らない新しい衝撃がありました。
音楽的常識に捉われず、好き勝手やってます。
痛快。


GALACTIC COWBOYS - Space In Your Face ★★ (2003-11-28 02:50:00)

2nd。
このバンドがただのメタルバンドじゃないと思い知らされるのは、突然出てくる奇麗なメロディとコーラスにある。
美しいと言っても、水晶のようなきらびやかな美しさと違い、土着的な美しさというか、人の暖かみのある美しさと言った表現が似合うと思う。
これはヨーロッパのバンドでは味わえない地平線の続くアメリカ大陸の味だと思う。
これこそ兄貴分のKING'S X同様、この2バンドに深く関わっているプロデューサーのサム・テイラーが追い求める音世界かと。
これだけのヘヴィネスに上質のメロディを乗せられるこのバンドのセンスも流石。


GALACTIC COWBOYS - Galactic Cowboys ★★ (2003-11-28 02:43:00)

1st。
分厚いディストーションのギターの音にブリブリのベース、ヘヴィなリフに乗っかる心地好いコーラス。
その他名曲&心に染みるフレーズ多い作品。
初めて聴いた時はビックリした。


THE OBSESSED - The Church Within ★★ (2003-11-28 02:36:00)

WINOのヴォーカルが野太く、力強く、情感たっぷりで、しかも渋い。
おまけにギターもツボを心得たリフが得意ときてる。
華やかなロックの裏にある、男の体臭を感じられるロック。
日の当たらない地下室が似合うそんなロックを尺度1:1で演ってくれる、そんな魅力のある作品。


TROUBLE - The Skull ★★ (2003-11-28 02:28:00)

2nd。
ツインギターが重いリフと意外にメロディアスなフレーズを聴かせてくれる。
LAメタル全盛の時代に、そういったバンドの華やかさとは全く反対の暗く宗教的な雰囲気を持った作品。
10分を超える大作もあり、1stと比較してドラマティックな展開が増えてます。


TROUBLE - Psalm 9 ★★ (2003-11-28 02:20:00)

このバンドは一連のサバスフォロワーの中では一歩も二歩も抜きん出ている。
このバンドの魅力は、ヘヴィで動きの多いリフとメロディアスなツインギター、カスレ声で歌うヴォーカルである。
曲に動きが多くフックがあり、印象的なリフと歌メロは聴いていて素直に気持ち良い。そして、この作品の最大の魅力は、ドゥーミーでありながら70年代ロックのかっこ良さを体臭として漂わせるところにあると思う。


RUSH - A Farewell to Kings ★★ (2003-11-21 00:31:00)

本作で初めてメロディ楽器としてシンセサイザーが導入されたアルバム。
ゲディ・リーの哀愁を帯びた歌が聴ける一方、ラストのCygnus X-1では、スペースオペラタッチの世界が披露されていて興味深い。
ハッキリ言って、捨て曲無し。


THIN LIZZY - Black Rose ★★ (2003-11-21 00:25:00)

フィル・ライノットの旧友であるゲイリー・ムーアが参加。
アイルランド民謡をベースにしたメロディアスなサウンドに変身、ハードロックというカテゴリーを超えた素晴らしい作品。


KING CRIMSON - USA ★★ (2003-11-21 00:12:00)

ツアーで録音されたテープに、エディ・ジョブソンがスタジオでヴァイオリンとピアノをダビングしている。
Asbury Parkでのエネルギーに溢れた即興演奏をはじめ、収められた各ナンバーの充実振りは、筆舌に尽くしがたい。


KING CRIMSON - Islands ★★ (2003-11-21 00:06:00)

メンバーを一新して製作された本作は、バンドにとって過度期的作品となった。
デビュー以来、フリップと共にバンドの代名詞的存在であった作詞担当のピート・シンフィールドはこの作品を最後にバンドと決別する。
サウンド的には更にインプロヴィぜーションの比重が増し、抽象性とリリカル加減が微妙で空ろなバランスの元、美しく散りばめられている。
隠れた名作。


KING CRIMSON - In the Wake of Poseidon ★★ (2003-11-20 23:53:00)

レコーディング途中にイアン・マクドナルドら主要メンバーの脱退が相次ぎ、そのため演奏はロバート・フリップを中心としたセッション的色彩が濃い。
しかし、内容的には前作のサウンドを確実に踏襲、キース・ティペットのピアノなど新たな魅力も加わり、水準は完全に保たれている。


PANTERA - Power Metal ★★ (2003-11-19 13:04:00)

フィリップ・アンセルモ加入第1弾。
しかし、モダンへヴィネスの帝王と云われる現在のPANTERAの音楽性とは大きな隔たりがある。
ここで聴かれる音は、今の彼等しか知らない人達には、想像もつかないほど笑ってしまうくらいJUDAS PRIEST直系の実直なパワーメタルである。
引き合いに出されるバンドもMALICEやWILD DOGSなどで、彼等にもこんな時代があったのかと、微笑ましくなる若々しい作品。


KATE BUSH - Hounds of Love ★★ (2003-11-18 02:02:00)

次元を超越した愛を歌うことを見事具体化した作品。
母親のような暖かさを感じさせる美しい作品で、Running Up That Hill、Cloudbustingといったシングルヒットも生まれた。


KATE BUSH - Lionheart ★★ (2003-11-17 23:15:00)

2nd。
正直、前作ほどの衝撃はないが、それでもオーケストレーションの音を作った荘厳なサウンドをバッグに唄うケイト嬢は、
英国の気品と伝統を感じさせ、その異常なまでの成長振りに驚愕する。


IT BITES - Once Around the World ★★ (2003-11-17 21:48:00)

2nd。
装飾音、骨太のビート、明快なメロディなどが際立っている快心作。
ギター兼ヴォーカルのフランシス・ダナリーの内から沸き上がってくる情感が、
バンドの唯一無二の音楽性を決定付けてている。
必聴。


KATE BUSH - Never for Ever ★★ (2003-11-17 21:26:00)

3rd。
邦題は「魔物語」
この作品においてケイト嬢は誰にも到達できない領域、聖域にまで入り込んでしまった。
ケイト嬢の完璧主義は相当なもので、
ヴォイスを楽器として最大限活かしたアレンジが成されていて、
バックを固めるプログレ系一流スタジオミュージシャンもケイト嬢を立てて素晴らしい演奏を聴かせてくれる。


PRIMUS - Brown Album ★★ (2003-11-17 19:40:00)

6th。
ファンクのリズムとチョッパーベース、ヘヴィメタルの豪快かつ華麗なギターテクニック、パンクの生々しいエネルギー、
更にはプログレッシヴロックの緻密な楽曲構成を融合した傑作。
レス・クレイプールのベースはバチバチと輪ゴムをはじくような音を立てながら理解不能なリズムを刻み、
まるでそのベースを真似ているかのようにパーカッシヴかつリズミカルに演技がかった歌を吐き出す。
そして、ドラムのハーブはアリーナ・ロック風のフィル・インを叩き出しながら、ベースから生み出される混沌を辛うじて追いかける。
このリズム隊をバックにラリー・ラロンデのギターは、サイケデリックな金切り声をあげながら頻繁にコントロール不能に陥っていく。
良くも悪くもファンクメタルをプログレと同次元の自己満足の世界へと導いている。


MIND FUNK - Mind Funk ★★ (2003-11-17 18:52:00)

1st。
同時期にデビューしたSAIGON KICKと同じく、いわゆるジャンル分け不可能な音。
大きなくくりでいえばハードロック、へヴィメタルに入るのは間違いないんでしょうが、それでもやっぱりはみ出してしまうくらいスケールが広い。
正直言って、この音が気に入ればかっこいいと思えるし、気に入らなきゃなんとも思わない、それくらいしか表現しようがない。
それほど分類が難しいし、このバンドについては、分類不可能なのかもしれない。
自由奔放で躍動感に溢れたBig House BurningやBlood Runs Red、切ないSister Blueなど、良い曲が多数収録。
ドラムスは、何とあのCELTIC FROSTにいたリード・セント・マーク。


STEVE VAI - Flex-Able ★★ (2003-11-17 17:50:00)

バラエティかつエキセントリックな内容を誇る、実験的な要素盛り沢山のマジカルな作品。
初めて本作を聴いた時のインパクトは、それは凄かった。
ヴァイの作品の中では、本作が一番好き。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith ★★ (2003-11-17 17:32:00)

全米ブレイクした前作の延長線上の作品だが、
前作がドライなサウンドに対し、本作は英国独特のウェット感がある。
低迷している英国へヴィメタルシーンに対して、メタルゴッドとしての意地を見せた傑作。


BLACKFOOT - Marauder ★★ (2003-11-17 17:17:00)

サザンロックとハードロックの見事なまでの融合作品。
ブルーズをベースにした熱く、土臭く、艶があり、それでいて緊張感のあるサウンドは大きな魅力。
オープニングのGood Morningは気持ちいいヘッドバンギングチューンで、そのままラストのSearchin'まで一気に聴かせる。


DIO - Dream Evil ★★ (2003-11-17 13:07:00)

ヴィヴィアン・キャンベルに代わり、クレイグ・ゴールディが新加入した作品。
クレイグは本作品の中で全9曲中8曲の作曲に携わっており、
その参入のせいか、全体にこれまでのクセの強さを払った、比較的聴き易い内容に仕上がっている。
個人的には本作が一番好き。


WISHBONE ASH - Argus ★★ (2003-11-17 12:59:00)

ブリティッシュロック史に残る不朽の名作。
ツインリードギターの完璧なまでの完成度。ただ事じゃない。
The King Will ComeからThrow Down The Swordの構成の素晴らしさには感動。


WISHBONE ASH - Pilgrimage ★★ (2003-11-17 12:53:00)

2nd。
ジャズのスケールなどを多用しながらも、英国らしさをたっぷりと含んだ攻撃性が、とても心地よい仕上がり。
このバンドの数あるアルバムの中でも最高にスリリングな内容を持っている。
2曲目のThe Pilgrimは名曲。
マーティン・ターナーのヴォーカルも味わい深い。


KATE BUSH - The Dreaming ★★ (2003-11-17 11:46:00)

ケイト嬢の作品の中でも最もアグレッシヴなアルバムであり、異常なまでの才覚を発揮したと言える1枚。
何と、当時72トラック録音も実現。
恐るべきリズム感覚と驚異の表現力によるヴォーカルが交差し、怖いぐらいの感性を披露。
この後彼女が精神病院に入院したと噂されたのも、よく判るような気が。


KATE BUSH - The Kick Inside ★★ (2003-11-17 11:26:00)

16歳にして当時PINK FLOYDのデヴィッド・ギルモアにスカウトされ、19歳にしてデビューしたケイト嬢。
Wethering Heights(邦題:嵐ヶ丘)は衝撃的だった。
この瞬間からケイト伝説は語られはじめた。
神秘的なハイトーンヴォイスで歌われる、その独自の感覚はまさしく天使と小悪魔!


THE WHO - Who's Next ★★ (2003-11-17 11:10:00)

ライヴでは表現しきれなかった、別の意味でのエネルギーを、計算高いサウンドアプローチによって実現させたアルバム。
プロデューサー、グリン・ジョーンズのアイデアによるシンセサイザーの導入などにより、バンドのサウンドが完璧なまでに確立。
シングルカットされたWon't Get Fooled Againは名曲。


RUSH - 2112 ★★ (2003-11-17 10:54:00)

後に彼等のシンボルマークとなる「レッドスター」をあしらったジャケットを持つ1枚。
その前半は、女流SF作家アイン・ランドの小説を元にした組曲で、これは、RUSHスタイルの土台を築いた重要でスリリングな作品。
本当の意味でのバンドのスタートは、ここから始まった。


RUSH - Fly by Night ★★ (2003-11-17 10:47:00)

新ドラマーにニール・パートを、プロデューサーにテリー・ブラウンを迎えた実質上のファーストアルバム。
この作品では①Anthem、⑤Fly By Nightといった好ロックナンバーに加え、
④By-Tor & The Snow Dogという組曲も収録。RUSHスタイルの原形を聴くことが出来る。


PRIMUS - Sailing the Seas of Cheese ★★ (2003-11-17 10:33:00)

日本でのデビュー盤の3rd。
レス・クレイプールの6弦ベースのスラップ、タッピングなどの反則技炸裂な作品。
ドラム・ベースの変態バカテクリズム隊と、フランク・ザッパフリークのこれまた変態ギタリストのラリー・ラロンデが織りなす技が次々と披露されている。
アルバム全体が軽快なノリでまとめられていて、軽い気持ちで聴ける。


PRIMUS - Frizzle Fry ★★ (2003-11-17 10:26:00)

2nd。
彼らの作品の中では比較的ハードロック色が強い1枚じゃないだろうか。
お茶らけた小曲をつなぎに使ったり、アルバムのイントロ・アウトロに仕掛けをしてあったり、一筋縄では行かない雰囲気をすでに漂わせている。
未だに国内盤が出ていない。


MORBID ANGEL - Heretic ★★ (2003-11-13 05:45:00)

情念の魔神、激重音楽の帝王、デスメタル界のカール・ゴッチ、MORBID ANGELの8th。
一般論や、道徳、倫理、安易な庶民感覚、一般的な価値観、小五月蝿い教条、教養、権威などに対して「無用」の札を貼り付ける偉大なるバンド。
大量の自我の放出された作品。
人間の生の持つ業や特殊性、実存、いわば本質あるいは真理を聴き手に判り易く伝えてくれる。


MOTORHEAD - No Sleep 'til Hammersmith ★★ (2003-11-13 05:24:00)

津波のように押し寄せるベース、
手刀で切り払うかのようなギター、
聴く者の耳に噛り付くドラム、
そして生まれつき声帯にディストーションがかかっているような、沼の底の澱みのごときヴォーカル。
落ち着きのない飲んだくれ3人の心をかく乱しまくる快演。


KORN - Korn ★★ (2003-11-13 05:01:00)

これほどまでに救いのない歌はそうおいそれとお目にかかれるものではない。
人生の荒みを堂々とまるっきり正面から描写している。
訴え、嘆願しているのだが、訴えるにも強く叫ぶ力すらもはやないという、ぶっきらぼうにすら感じられる程の情けない歌唱はまさに、
悲哀すら越えて、ひとつの無情の境地に至っている。
見事な非力力唱です。名盤。


TYPE O NEGATIVE - Bloody Kisses ★★ (2003-11-13 04:49:00)

夜の音。いや、夜と昼とが逆転しているような音世界。
白と黒、男と女、陰と陽、善と悪、それらはいずれもかりそめの相対関係でしかないことをヴォーカルのピーターは知らしめる。
背骨にそって舌を這わされているような肉体的愉悦と苦痛の裏表反転、
実は一体化した快感原則の真理へと肉迫しようと試みている。
ネトッとしたピーター独特の舌使いが歌唱表現に奥行きを与えている。