CHILDREN OF BODOMとしての最終作となってしまったアルバム。だが、出来は抜群!で、Blooddrunk以降の作品ではこれがベストかな。自分はCOBの本質はメロスピのような曲よりもノリのいいdeath&rollにあると思っているので、一番最後にとてもらしい作品をリリースしてくれたことに満足。メロディーとか構成とか以前に、音として気持ちいいです。
最初は地味に聴こえますが、聴き込むほどに良いアルバムだということがわかります。 一般的なメロデスよりもメランコリックな要素が強く、ちょっとセンテンストあたりを彷彿させる感じがなくもない。 全曲気持いいですが、イントロの格好良すぎる「Cathode Ray Sunshine」が最高です。 「Hours Passed In Exile」「Format C For Cortex」も大好き。
ジューダスのアルバムの中では一番好きです。コーラスの美しい「TAKE ON THE WORLD」、なんかスイスあたりの高原という感じのする「BEFORE THE DAWN」が名曲です。「EVENING STAR」も好きですね。「HELL BENT FOR LEATHER」はまさにジューダスという感じの曲。
プログレッシヴ・ヘヴィロックという感じ? 大きな波のグルーヴを感じさせる楽曲は、硬いリズムのヘヴィメタルとは明らかに別物。揺らめくようなサビの「Colony Of Birchmen」がかっこいいなあ。哀しげなメロディなのに、これまた大きくグルーヴする「Sleeping Giant」も良い感じ。アバンギャルド(死語?)な「Bladecatcher」も忘れちゃならない。それにしても「Bladecatcher」って、真剣白刃取りってこと?(笑)