オーケストラとの共演が楽しめて、それぞれの楽曲がまた違った魅力を発揮していますね。 新曲"Moment Of Glory"は感動的だし、インストアレンジした曲も激しく美しい。 ゲストヴォーカルもなかなかいいんじゃないかなと思います。 できればクラウスが全部リードをとってほしかったけど、これはこれで悪くないですね。 それに、個人的には、大好きな隠れた名曲である、 "Send Me An Angel"・"Lady Starlight"をとりあげてくれたのがとても嬉しいです。
とても抒情的ね…。頭からコージーの重~いバスドラ,スネアが響き渡る。この始まり方,メッチャいい! そして、やっぱこの曲を崇高にしてるのはトニー・マーティンのヴォーカルだと思う。 ヴァースではキーボードが静かに包みながらも歌メロを前面に強く押し出してて,とにかくメロディ勝負! そして、それはこれだけの表現力を持つマーティンだからこそ任せられることですね。 ロニーが力強く歌う"Heaven And Hell"の前半部を思わせますね。 ただ,それとは違い,この曲は途中から一気に展開を変えたりせず,このまま最後まで押します。 その分、2ndコーラス後では何処となくシンフォニックで印象的なメロディ、 3rdコーラス後にはギターソロを挟み、マーティンも歌い回しを変えたりと、 色々パターンを変えて工夫していて、最後までドラマティックで崇高な雰囲気を保っています。 もうここ何ヶ月間かは、気が付いたら毎日のように、 「Look through the people, and on through the mist to the hill of the headless cross♪」って歌っちゃってますよ(笑)。フルで歌っちゃうこともしばしばです(笑)。 あと、「Sing me a song. You're a singer♪」って歌いだしちゃうことも多いな~。 このどちらの曲にしてもそうですが、ここまで頭にこびりつく歌メロってのは滅多~にないですよ、ほんと。
意外にもといったら失礼かもしれませんが、キャンディス嬢、成長してますね~。なかなか頼もしい。 リッチーは殆どアコギに終始し,エレキは"16th Century Greensleeves"と"Writing On The Wall"2曲のみ。 どちらにしてもあまり長々とソロを弾きまくるわけではないので、 DPやRAINBOW時代のような派手なプレイは期待しないほうがいいかと。 それと、ヴァイオリンがけっこう随所でフィーチュアされてて美しいです。 あくまでもBLACKMORE'S NIGHTの音楽で,落ち着いた雰囲気を存分に楽しめる良質なライヴアルバムです。