これ、まだ登録されてませんよね?即効性が高く、とっても良質な曲ですよ。 元々はアナログ盤の『VICTIMS OF THE FUTURE』に収録されていたようですが、 CD化の際に"All I Want"に差し替えられたらしいです。 でもどう考えてもこの曲の方がずっといいでしょ~!なんで替えたんだろうな~? 今ではこのベスト盤の他に、リマスター版の『VICTIMS OF THE FUTURE』にも収録されています。
全体を通して捨て曲はないですが、前半の完成度は特筆すべきほど凄まじく、 ①"Strangers"・②"Ready Or Not"・③"Put A Little Faith In Me"・⑤"Reaper"が最高に好きです。 どれもトニーにはうってつけの曲だし、感動的で極上の音楽であります。 その中でもベストチューンは②!これは素晴らしい!いつ聴いてもどっぷり入り込んでしまいます。 後半のハード・ポップな曲が続くところは、個人的にはもひとつですが、決して悪くはないです。 何より、前半の楽曲の充実ぶりを前にしたら、文句の一つも出てきやしませんってもんです。
主役であるミシャ・カルヴィンのプレイは、とてもセンスが良くて、 それほど長くはないソロタイムの中でキッチリ魅せどころを作れているし、 その上エモーショナルですね。うむ、ほんとに実力がありますね~。 だが、それ以上に注目すべきは、そのアレンジセンスだと思います。 全く、なんてドラマティックに仕上げてくれることでしょう・・・! しっかりと各パートのアンサンブルに気を使い,展開の持っていき方に工夫をしてメリハリ,起承転結をつける。 楽曲の完成度にこだわってるし、なんか愛を感じますよ! ①"Strangers"・②"Ready Or Not"・⑩"Heaven Only Knows"等を聴けば,それがひしひしと感じられます。 うん、そうだよ、音楽ってのはこういうもんでしょ!聴いていると、そんな熱い思いに駆られます。
こういう荘厳な雰囲気の曲は、自分は否応なしに心を震わされますよ・・・。胸の底から熱くなる・・・! 流石に頭3曲の超絶的な完成度には及ばぬものの、決して聴き手のテンションを落としたりなどさせぬ! これもちゃんと練ってある素晴らしい曲で、作り手の想いが感じられます・・・! 「Look!Look!Look!Look! for the reaper!」
選曲に不満が皆無なわけではないですが、19曲もあり、入門編としては悪くないと思います。 "Secret Lover"・"Father Forgive Them"・"I'll Be With You"・"Fuel For The Fire"・"On And On"あたりも欲しかった気もしますが、これだけ一遍にIMPELLITTERIの名曲が聴けるのはお得です。 また、3曲の未発表曲(『CRUNCH』時の2曲・『SYSTEM X』発表後当時の新曲)もいい出来ですよ。 特に"Anti Social Disease"は最高に好きです!
包み込むオルガン、語りかけるようなヴォーカル、鳴り響くアコギ。すべてが優しさに満ち溢れている。 アコギソロも好きだし、終盤でだんだんフェードアウトしていってまたフェードインしてから終わるのもいいんだよね。 そして、"Your Time Is Gonna Come"とかでもそうだけど、こういう穏やかな曲でもボンゾは絶妙なオカズたっぷりに魅せてくれるんだよなぁ。