なんていうのかな、「ジャーン♪」と鳴らす単音弾き(?)のとこがすごくいい味出してる。 強烈にリズムを刻み続けるドラム、早口で吐き捨てるヴォーカルとの対比がクセになる。 中でも「Never give up!」は、直接的に耳に入り込んで来て一気にテンション上がる! ただ、インスト"Tribute To Moby Dick"から繋がるが、その曲がイマイチつまらないのが残念なとこ。
これ単体では楽しめないけど、アルバムの流れとしてメッチャ重要な位置づけの曲。 "The Sign Of The Southern Cross"が静かにフェードアウトしてから、 「キーン」ときて、「グオングオン」となり、「ピロピロ」から"The Mob Rules"へ。 "The Mob Rules"のオープニングリフの前にゃ、これを聴かないと物足りなさすぎるぜぃ!
1995年にCDとVHSのセットで発売されたライヴアルバム。VHSは16曲,CDは13曲が収録されていました。 2003年には『MASTERS FROM THE VAULTS』としてDVD化されましたが,これは9曲のみ収録の不完全版。 そして2010年。やっと全16曲を収録したDVDとしてリリースされました。自分が購入したのはこれ。 画質はVHSのコピーかというレヴェルで決して良くはないですが,それほど大した問題ではないかな。 できればCDも欲しかったんですが,オリジナル盤はかなりレアなので,今回の発売の意義は大きいかと。
さて、このライヴDVD、ほぼ完全収録ですが、"Children Of The Sea"1曲だけ欠けてるのに注意。 バンドのパフォーマンスに関しては平均くらいかな。 しかし、マーティンの調子が悪く、高音は悉くフェイクしているのがフラストレーションを感じます。 『HEADLESS CROSS』ツアー時はアクションも含めてもう少しハツラツとしていたんだけどなぁ。 まっ、それはそれとして、逆に魅力としては、この時期ならではのセットリストです。 ニューアルバムからの"I Witness"・"Cross Of Thornes"・"Psychophobia"や、 前作から唯一残留の"Time Machine"、『TYR』からの美曲"Anno Mundi"は貴重ですし、 オジー時代の"The Wizard"・"Into The Void"・"Sabbath Bloody Sabbath"・"Symptom Of The Universe"などを完奏したのも、かなり久しぶりのことですね。
いかにもゲイリー・ヒューズ好みのドラマティックナンバー。 前後を哀愁に満ちたスローなテーマで挟み込み、 メインパートはほどほどのビートとスピードを兼ね揃えています。 個人的に好きなポイントとしては、"The Fields That I Recall"部分で一瞬聴ける、 すぐにそれとわかるゲイリーのロウトーンのバッキングヴォーカルですね~。