自分もBLAZING BLASTさんと同じく、タイトルを見た瞬間、 思いっきり、"Screaming For Vengeance"と"Love Bites"を組み合わせてるだろと思いました。 でも、曲はまるで"Living After Midnight"みたいな明るい感じですね。しかも、凄く出来が良い!
あれ、意外に低評価? 『TOYS IN THE ATTICK』・『ROCKS』に続くこのアルバムも、なかなか良いと思いますよ。 タイトルトラックの"Draw The Line"は気だるそうなリフとハイなヴォーカルが織りなす名曲だし、 "Kings And Queens"もドラマティックで感動的。 それ以外にも、ブルース・ロックンロールな良い曲が多く、ワイルドでカッコいい!
"Dude (Looks Like A Lady)"と同じくホーンが効果的に使われていて、アレンジが冴えていると思います。 曲調はポップですが、ギターソロはハードで、わずかにベースソロもあるし、飽きさせない曲展開です。 あと、「Don't, don't~♪」のところの歌い回しが、非常にスリリングで大好きですね。
なかなかブルージーな渋いアルバムで、ちょっと地味かもしれません。 "Toys In The Attic"・"Walk This Way"・"You See Me Crying"の3曲は名曲だと思います。 他の曲は個人的にはいまいちグッとこないんですが。 次作の『ROCKS』の方が好きですが、これもなんというか、面白いアルバムだと思います。
2010年に続き、再び「VOICES OF RAINBOW」として、ジョー、ドゥギーと共に来日公演を行なってくれました。 ジョー、ドゥギーの90分のステージの後で「ALCATRAZZ featuring GRAHAM BONNET」名義で、 90分のライヴパフォーマンスでした。東京公演のセットリストは以下の通りです。
①"Assault Attack"②"Island In The Sun"③"God Blessed Video"④"Love's No Friend" ⑤"Stand In Line"⑥"Eyes Of The World"⑦"Will You Be Home Tonight"⑧"Only One Woman" ⑨"Big Foot"⑩"Jet To Jet"⑪"Skyfire"⑫"Since You Been Gone"⑬"Dancer" ⑭"Lost In Hollywood"⑮"All Night Long"⑯"Long Live Rock'N'Roll"
尚、アンコールの最後の2曲は、ジョーとドゥギーと一緒に歌ってました。 THE MARBLES時代の相方である従兄弟の死を悼み歌った"Only One Woman"や"Dancer"はサプライズ。 個人的に凄く期待していた"Stand In Line"が、鐘の音で始まった瞬間はテンション上がりました!(笑) さすがに歌はけっこうヘロヘロだったけど、熱かったから気にならなかったです。 "Horishima Mon Amour"や"Desert Song"も演ってくれたらもっと良かったなぁ。 ALCATRAZZ名義とはいえ、当時のメンバーはグラハム以外にはいないし、 3rdからは1曲もやらないしで、結局はソロのようなものですけどね。
リードギターは泣きまくるし、リフでもオブリを交えて聴かせてくれるし、最高の曲です。 名曲揃いのアルバムで、特に前半の楽曲の出来は目を見張るものがあるのですが、 その中においても、この曲はキラリと光ってますね。 でもちょっと気付いたのですが、リフはWHITSNAKEの"Would I Lie To You"にそっくりですね。
う~ん、自分も意味がよくわからなくて前から気になってて、辞書で調べたことあります。 通常「suffer」は「suffer from~」で「~(病気などに)苦しむ」の意味で,自動詞として使いますよね。 こんな風に他動詞として使う場合,「~に耐え忍ぶ,~を経験する,容赦する,(すること)を許す」などの意味らしいですが、この曲では「You suffer me」,「Why did you suffer me?」,「How could you suffer me?」などという風に使われてますから,「あなたは俺を許す」とか「なぜ許したんだ?」,「どうしてそんな風に許せたんだ?」みたいな感じですかね~。 もしくは「我慢する」の方なのかな?でも「俺を我慢する」っておかしいですよね? 散々調べましたが、正直自分も未だに確信が持てないので、なんとな~くでとらえてます(笑)。 できれば、英語に詳しい方、合ってるかどうか教えていただけると嬉しいです。
94年の4th。ジェフ・ウォーターズがギターのみならず、ベースとヴォーカルも務め、 ランディ・ブラック(Dr)と2人でレコーディングしたアルバムです。 そのジェフのヴォーカルは太い声質でしっかりとしていて、リードヴォーカルとして充分安心して聴けますし、 個人的には、前作『SET THE WORLD ON FIRE』で歌っていたアーロン・ランドールよりも好みです。
さて、内容はといいますと、前作と同じく、スラッシュ的な要素はほとんど存在していなくて、 メロディアスさと抒情性を含んだ、幅広いタイプの楽曲を収録しています。 ②"King Of The Kill"・⑧"Second To None"・⑭"Fiasco"のようなスピードメタルがカッコよく、 ⑤"Only Be Lonely"や⑪"In The Blood"、⑫"Catch The Wind"などの哀愁チューンもイイですね。 ③"Annihilator"や⑥"21"のリフ、④"Bad Child"のメロディも素晴らしい。 ただ、上の皆さんがおっしゃるように、①"The Box"はちょっと残念ですが。 ジェフ・ウォーターズのセンス、実力を堪能できる、とても良いアルバムですよ。