自分は『LIVE IN JAPAN』の方を先に聴いて、なんて巧いカヴァーだ!、って思ったんですが、 こっちを聴いてちょっとガクッとしました(笑)。主にピーターのヴォーカルに。 『LIVE~』の方では太いデス声で頼もしく、全体的にもVADERなりにアグレッシヴにアレンジしていて、 それが絶妙だったんですが、これは余りにも原曲をリスペクトし過ぎかなぁ、と。 お尻に"Behind The Wall Of Sleep"までくっつけっちゃってるし(笑)。 終盤までPeterはデス声は出さずに,オジーの様な妖しさを出そうとしてるんでしょうが,なんか情けない感じ…。 合間に「ジャジャッ!!!」とキメるのはすごくイイし、終盤の展開はVADERの得意とするところで流石です。
3rd『BLACK TO THE LIND』リリース後に発表されたミニアルバム。 4曲のスタジオトラック、それとボートラとして3rdから2曲のリミックス(日本版は3曲)。 しかし,その4曲の内,"Anamnesis"は日本盤3rdにボートラで収録,"Breath Of Centuries"は1stのリメイク。 そして、リミックス2曲はディスコ調な感じに仕上げられており、完全なるお遊びで正直蛇足です。 なので、このアルバムはファンなら買ってもいいと思いますが、後回しでもいいかなとも思います。
爆走曲がさらに速く激しく!凄まじいテンションで迫りくる! "Distant Dream"・"Black To The Blind"・"Carnal"・"Red Passage"なんて特にスゴイですよ。 他の曲も、ほぼ全てにおいて、スタジオ版よりもずっと好きです。 細かなニュアンスにおいてはスタジオ版に分がありますが、なんといっても、 このテンションはライヴならではでしょう!うん、やっぱライヴ盤は好きだな~。
イントロダクション3曲、(たぶん)当時新曲の3曲"Sothis"・"Vision And The Voice"・"The Wrath"、 それとカヴァーの"Black Sabbath"の7曲で構成されたミニアルバム。
これ自体はおススメですが,既にVADERのアルバムを多数揃えてる方にとっては優先度は低くなりますね。 なぜなら,"Sothis","Vision And The Voice"はリテイクされ『DE PROFUNDIS』にも収録されていますし, "The Wrath"も日本版『DE PROFUNDIS』にボートラとして収録。 "Black Sabbath"は後にカヴァーアルバム『FUTURE OF THE PAST』にも収録、 さらに言えば『LIVE IN JAPAN』ヴァージョンの方が何倍もいいですし。 ちなみに,上記のver違いの2曲は,音質が違うので印象も違いますが,曲構成自体はほぼ変わっていません。 こちらの方がより軽快で,『DE PROFUNDIS』の方が堅くて重い感じかな。もちろんどちらも好きですよ。
というわけなので、↑の方もおっしゃっているように、これが完全収録されている、 日本盤『THE DARKEST AGE LIVE '93』を買ってしまうのがお得です。っていうか,自分もそうしたので(笑)。 輸入盤『DE PROFUNDIS』を所有していた自分にとって,名曲"The Wrath"を聴けたのが一番の収穫ですね。