1978年に発表された、ライヴアルバムの名盤として有名な作品ですね。 上のみなさんがおっしゃるように、本当に素晴らしいライヴアルバムで、 スタジオ版を軽く上回るテンション、そして完成度を誇っています。 独特な味わいのあるフィルのヴォーカル、気持ち良くスウィングしているダウニーのドラミング、 抜群のコンビネーションでリフ・メロディを奏でるツインギター(特にロボの泣きのギターが最高!)。 全てが噛み合っていて、THIN LIZZYの魅力を余すことなく伝えてくれるアルバムです。 中でも、"Still In Love With You"。この名曲、名演は多くの人に聴いてほしいと強く思います。
トリオ編成としては最後の作品となった、1973年発表の3rdアルバム。 60年代終わり頃のようなサイケやブルーズ,ロックがミックスというか,ごった煮されたような内容で, まだ独自の音としては消化しきれてなく,4人編成期以降のようなバンドの特徴は確立されてない印象です。 しかし、フィルの独特のヴォーカルスタイルは既に完成していて素晴らしいですし、 エリック・ベルは多彩な楽曲に対応した、センス溢れるギタープレイを聴かせてくれています。 中期以降とは違う、初期Lizzyの渋さを味わえる、聴いていて面白いアルバムですね。 尚,オリジナルは全8曲ですが,再発盤は"Whiskey In The Jar"を含む4曲を追加収録したverもあります。
これといった超強力な曲は無いかもしれませんが、ヴァラエティ豊かな楽曲を並べていて、 そしてその全てが良い曲なので、最初から最後まで気持ち良く聴けますね。 明るいロックナンバー①"Pilot Of My Dreams"・⑥"Welcome To The Party"、 哀愁メロディが染みる⑦"The Thrill Of It All"・⑪"You Can't Live Your Life In A Day"、 ルースでファンキーなノリのある④"Don't Wait Up"・⑧"Hotter Than The Sun"、 カントリーっぽい⑨"This Forgotten Town"、極上バラード③"Love Worth Dying For"。 本当に良い曲ばかりだし、ダニーの歌いっぷりが相変わらず最高ですね。
BLACK SABBATHが活動停止状態に入った後の1996年に、 トニー・アイオミがグレン・ヒューズとレコーディングしたアルバム。 元々リリースの予定はなかったようですが、ブート対策として2004年にオフィシャルとしてリリースされました。 尚、『EIGHTH STAR』はそのブートに当たります。 その際には、ドラムテイクはDAVE HOLANDからJIMMY COPLEYに差し替え、 リテイクも施したようですが,デモらしい中途半端感などは皆無で,素晴らしい事この上ない出来です!
アイオミ印満載のギターリフにグレンのソウルフルな歌唱。もう期待通りですね! ブリティッシュHR/HMの誇りに満ちていて、こういうのはホント大好きです。 ヘヴィリフが耳にこびりつく①"Gone",⑥"Time Is The Healer"や、 哀愁ナンバー②"From Another World",④"Don't Drug The River",⑧"It Falls Through Me"等名曲多数!