2ndアルバム『THE NAME OF THE ROSE』から、同名曲をタイトルトラックにしたEPです。 他に、同曲のカラオケヴァージョン、未発表曲の"When Only Love Can Ease The Pain"、 1st収録の"After The Love Has Gone"と"Can't Slow Down"のライヴヴァージョン、 さらにはゲイリー・ヒューズからのメッセージも含む、全6曲です。
再発盤の1st『TEN』には、その未発表曲もライヴトラック2曲も収録されているので、 そちらを持っている方は、あえてこれも入手する必要はないようですね。 でもそうじゃないかたは、もしこれを見かけたら、ぜひとも買ってほしいです。 他のEPはマニア以外にはちょっと勧めにくいんですが、これはおススメです。 なぜかって,"When Only Love Can Ease The Pain"は聴き逃すことのできない名曲だからです。 まずこれが一番の理由です。それに、ライヴトラックもなかなかの出来です。 あまりライヴっぽくないし、何故かシングルギターのようだけど、そこが興味深い。 タイトルトラックは、最悪なエディットヴァージョンなので価値なしですが、 インストヴァージョンは意外と面白いし。本当にカラオケ用には使いにくいけど(笑)。 しかも最後のシークレットメッセージは,途中,ちょこっとだけ"Through The Fire"のフレーズを, アコギで弾き語りもしていて、すごく色っぽくて、何気に何度も聴いてしまいます(笑)。 というわけで、タイトル曲を除けば20分足らずのEPですが、自分のお気に入りです。
珠玉の哀愁メロディてんこもり! 後半は勢いが落ちますが、これもいいアルバムだと思いますよ。 ①"The Robe"・②"Bright On The Blade"・⑦"Arcadia"・⑨"Battlelines"などのメタリックなギターが光る曲もカッコいいし、③"Virtual Reality"・⑤"You're In My Heart"のようなバラードも沁みるな~。 ヴィニー・バーンズのキレのあるギタープレイもかなり冴えてますね。予想以上に貢献してます。 メロディ重視の方は間違いなく気に入るであろうアルバムだと思います。
シングル"The Robe"収録曲。 なんていうか、すごく普通。 いつもとはちょっと違って、無愛想だけど骨太気味なバンドサウンドがいい感じかな。 ちなみに、オープニングリフはWHITESNAKEの"Slip Of The Tongue"にソックリ。 他にも何曲もWSっぽいフレーズを含む曲を作ってるし、ゲイリーはWS好きなのね。
3rdアルバム『THE ROBE』に加え、ボーナスディスクとして、同アルバムからの EP『THE ROBE』(5曲)とEP『YOU'RE IN MY HEART』(5曲)を収録したCDです。 本編であるディスク1は、基本的には普通のヴァージョンと変わりませんが、 曲順が日本版のオリジナルとは違うのに注意。日本版の方がいいと思うんだけどな。 で,このCDの目玉であるディスク2ですが,当然,どちらのEPも既に所持している方には必要ない音源です。 まだどれも持ってないよ~という方にとっては、一気にレア音源を手に入れることのできるお得なCDです。 といっても、恐らくお目当てであろう、アルバム未収録だった曲群は、 あくまでもカップリングらしい佳曲ばかりなので、過剰な期待は禁物ですね。
ちなみに、このCDの日本版と輸入版にもけっこうな違いがあるようで、 輸入版は両タイトルトラックのエディットヴァージョン、カラオケヴァージョンを収録しない代わりに、 EP『FEAR THE FORCE』から,タイトル曲と"Till The End Of Time(Acoustic Version)"以外の4曲, 再発する前の日本版『NEVER SAY GOODBYE』のみに収録されていた、ライヴトラックの、 "Close Your Eyes And Dream"・"Turn Around"の、計6曲が入れられています。 EP『FEAR THE FORCE』も持っていないなら、できれば輸入盤の方がいいようですね。 でも、なかなか見つからないので、ファンの方はとりあえず見つけたら買っちゃった方がいいかも。 あ、評価はボーナスディスクのみの評価です。本編は星2.5ぐらいかな。
このような個々のパフォーマンスのレヴェルアップに加え、楽曲の充実度もなかなかです。 ②"The Chronicles"・③"The Elysian Fields"は特に大大大好きだし、 ①"Rome"・⑦"The Twilight Masquerade"・⑩"When This Night Is Done"なども名曲ですね~。
ヴァースがBLUE MURDERの"We All Fall Down"、まんますぎる(笑)。 ソロ後なんかも明らかに狙ってるな、こりゃ。 ゲイリー・ヒューズの嗜好からすればあり得ることなんだろうし、"Spellboud"・"Eclipse"と同じく、 タイトルからしてその筋の曲であることを事前に匂わせてるから、まだ許容はできないことはないけど、 こうもあからさまだと、ちょっと冷めてしまうのが正直なところ。
『LIVE AND DANGEROUS』発表後にブライアン・ロバートソン(Gt.)が脱退し、 代わりにゲイリー・ムーアを招き入れ、1979年にリリースされた9thアルバム。全9曲で38分の作品。 ①"Do Anything You Want To"や④"Waiting For An Alibi"、 ⑤"Sarah"・⑨"Róisín Dubh (Black Rose) A Rock Legend"等の名曲はもちろん、 ③"S & M"・⑥"Got To Give It Up"なんかもとても好きです。 メンバーの交代はありましたが、基本的にはそれまで通りの、暖かみの感じられる、グッドなHRですね。
1枚モノのベストアルバムですが、選曲がかなりイイところを突いていると思います。 "Still In Love With You"・"Rosalie"・"Emerald"が『LIVE AND DANGEROUS』ver.というのもいいですね。 他にも、ゲイリーのソロアルバム収録の"Parisienne Walkways"や"Out In The Fields"を含む反面、 ジョン・サイクス在籍時の曲が無いのが特徴です。それともちろん、新曲"Dedication"。 素晴らしい曲がたくさんなので、THIN LIZZYをまだ聴いたことがない人は試しにぜひどうぞ。