6thアルバム。これを最後に、看板ギタリストのヴィニー・バーンズが脱退してしまいました。 そのヴィニーのギタープレイが、今作はいつも以上に冴えていて、 マイケル・シェンカーやジョン・サイクスのように滑らかで色気があり、実に素晴らしい。 スムーズでスリリングな速弾き,煽情的で揺れ幅の大きいビブラートが組み合わされたプレイが見事。 特に、②"Strange Land"・⑥"Heart Like A Lion"・⑦"Black Shadows"・⑧"High Tide"・⑪"Outlawed And Notorious"・⑫"The Soldier"におけるソロはクルなぁ~!
4thアルバム『SPELLBOUND』から、"Fear The Force"をタイトルトラックにしたEPです。 2曲の新曲、4thから3曲("We Rule The Night"・"Red"・"Till The End Of Time")の、 アコースティックアレンジヴァージョンを含む、全6曲を収録しています。
正直言って、TENはライヴバンドではないと思うし、あまりエネルギッシュでも生々しくもないです。 でも、まず楽曲自体がとてもいいですし,スタジオ版との違いが楽しめます。 ゲイリーは歌い回しのちょっとしたアレンジなんかかが利いていて、 スタジオ版よりもこっちの歌い方の方がいいじゃんってところが多いです。 特に、DISC1を締める名バラード"The Loneliest Place In The World"は最高の出来です。 ゲイリーはスタジオ版の熱唱とは異なり、トーンを落として渋く歌い上げ、 ヴィニーは、より激しく、よりエモーショナルに弾きまくり、感涙ものの素晴らしいプレイです。
尚、日本版には"Close Your Eyes And Dream"と"Turn Around"の、 アコースティックメドレーが追加収録されてるので、こっちのほうがさらに良しです。
どこか煮え切らないような気がするんだけど、やたらと耳に残る…。 う~ん、不思議な感覚。それは恐らく良い曲ということなのだろう。 でも、ゲイリー・ヒューズ自身は"The Name Of The Rose"のような曲だと言っているが、それは褒め過ぎ(笑)。 それよりも、大作になり損ねた感じが、"The Robe"を彷彿とさせると思います。
確かに地味かもしれない。でも自分にとっては最高かもしれない。 このメロディが深くまで沁み入ってくる…。特にコーラスのとこのメロディがすごくいいなぁ。 「So turn your light on, for I am waiting on you. Let the woman inside you pull me through to carry the torch…」 「To carry the torch…」