なんていうのかな、「ジャーン♪」と鳴らす単音弾き(?)のとこがすごくいい味出してる。 強烈にリズムを刻み続けるドラム、早口で吐き捨てるヴォーカルとの対比がクセになる。 中でも「Never give up!」は、直接的に耳に入り込んで来て一気にテンション上がる! ただ、インスト"Tribute To Moby Dick"から繋がるが、その曲がイマイチつまらないのが残念なとこ。
といっても全編そんなテンションな訳でなく,③"One Step Over The Line"の様な味わい深いスローチューン, いつものドイツ語R&Rの⑦"Wachturm"の様な曲が、アルバムにいい具合に変化をつけています。 ⑧"Tapping The Vein",⑨"Back To War",⑩"Hunting Season"などもスラッシュの名曲ですね。
しかし,なんか中途半端な曲もありますし,締めのイマイチな長尺曲がテンションを下げてしまうのも残念な点。 これは結構好きなアルバムなのですが,自分としては,次作『GET WHAT YOU DESERVE』の方が好きです。 あちらはアンディの持ち味を殺してしまってはいるものの、なんか自分のドツボにハマるんですよ。 SODOMの中どころか、スラッシュメタル全体でも1,2を争うほどの愛聴盤になってます。
ドラマティックな哀愁HR③"No Way Out",ガッツィーな疾走曲④"Hot On Your Heels", インギーらしい小インスト⑤"Abduction",ノリのいい⑥"On The Rox",メランコリックな⑨"Serenade"が良い! それ以外は、いかにもな、ルースでラフなR&Rを基調にしたLAメタル的な曲で、つまらないけど。 といっても、これだけ好きな曲があれば十分なので、結構気に入ってるアルバムなのです。
1995年にリリースされたEP。『OUT OF MY TREE』からシングルカットされたタイトルチューン他、 "Jelly Roll"・"She Knows"・"Standing At The Crossroads"のライヴトラックを収録。 タイトル曲はやたら明るくキャッチーな良曲ですがアルバム版と同じなので、注目はライヴトラック。 "Jelly Roll"は、BLUE MURDERでもJOHN SYKES名義でもライヴアルバムに収録されているので、 新鮮味はないものの、どれもちょっとずつアレンジが違いますし、やはり名曲ですね。 BLUE MURDERの2nd『Nothin' But Trouble』収録のアコースティックナンバー"She Knows"と、 SYKESの1st『OUT OF MY TREE』からのパワフルチューン"Standing At The Crossroads"は貴重。 音質・プレイ共に良好ですし、ファンなら買って損なしのミニアルバムでしょう。
バンド名をBLUE MURDERからSYKESに変更しての1作目。 ①"Soul Stealer"・②"I Don't Wanna Live My Life Like You"・⑤"I Don't Believe In Anything"・⑨"If You Ever Need Love"などを筆頭に、佳曲揃いのアルバムです。 超名曲的な存在はありませんが、サイクスらしい良さがある曲を並べています。 もっと強烈な作品を期待したいところではありますが、十分良質のアルバムだと思います。