自分の中では、ロニーといえばBLACK SABBATHやDIOよりも、やはりRAINBOWのイメージが一番強い。だから、今日はロニー時代のRAINBOWを聴いてました。 それで、特に"Catch The Rainbow"・"Stargazer"・"Lady Of The Lake"・"Gates Of Babylon"でのこの上ないほどドラマティックに歌い上げるヴォーカルは、 ロニーのベストパフォーマンスの内の1つだと改めて思いました。本当にこの人はスゴイなぁと思います。 だけど、聴いてるうちにだんだんと実感が湧いてきて、なんだかとても悲しくなってきてしまった・・・。 HRを聴き始めたばかりの頃から愛聴してたのに、もうロニーはこの世にいないんだと思うと、しばらくは平常心で聴けそうにないです。
12日の東京、13日の名古屋、14日の大阪。3日間連続の日本公演を終えた「VOICES OF RAINBOW」。 自分は12日の中野サンプラザ公演に参加してきました。当日のセットリストは以下の通りでした。
①"Over The Rainbow / Spotlight Kid"②"I Surrender"③"Can't Let You Go"④"Death Alley Driver" ⑤"Wolf To The Moon"⑥"Black Masquerade"⑦"Hall Of The Mountain King"⑧"Catch The Rainbow"⑨"Street Of Dreams"⑩"Can't Happen Here"⑪"Power"⑫"Kill The King"⑬"Burn"
①~④がジョー、⑤~⑧がドゥギー、⑨と⑩が再びジョー、⑪からジョーとドゥギー。 前回の時とほとんど似たような選曲で、当然のことながら"Burn"を除けばRAINBOWナンバー一色。 ロニー追悼の意をこめて、"Catch The Rainbow"を当時に演っていたような、 長尺のドラマティックアレンジでプレイし切ったのは意外でした。 それと、"Wolf To The Moon"を、演ってくれたのが個人的にはとても嬉しかったです。 欲を言えば、"The Temple Of The King"も聴きたかったけど。
1983年にリリースされた7thアルバム。全10曲で43分の作品。 これも非常に良いアルバムですね。ジョー在籍時ではベストといっても良いのではないでしょうか。 ジョーのヴォーカルはさらに磨きがかかってるし、楽曲もメロディアスで良い曲が多い。 ②"Can't Let You Go"・④"Fire Dance"・⑥"Desperate Heart"・⑦"Street Of Dreams"は特に大好き。 でも,こんなに良い作品を作り,ラインナップも安定してきたRAINBOWがここで終わってしまったのは寂しい。 リッチーにはRURPLEよりもRAINBOWを続けてほしかったなぁ。
アルバムタイトル通り、1981年にアメリカのボストンで行われたライブを収録した作品。 2016年になってようやくリリース。 近年はRAINBOWのオフィシャルライヴアルバムが続々とリリースされており、ロニー時代の『LIVE ON THE SILVER MOUNTAIN』、グラハム時代の『MONSTERS OF ROCK』、ジョー時代の本作や『TAFFS AND TOFFS』等々、大体はブート起こしでしょうが興味深い作品が多数ですね。 本作も例に漏れず元はブートらしいですが、音も内容も非常に良い! それぞれのパートの音質・分離ともに抜群です。
『DIFFICULT TO CURE』リリース後のツアーということで、新加入組のジョーとボブのプレイによるロニー・グラハム時代の楽曲が新鮮であり、そして予想以上にマッチしています! 特に"Catch The Rainbow"・"Love's No Friend"なんて、2人の在籍時に負けず劣らず最高にドラマティックな出来ですよ! 全編を通してリッチーのプレイも好調だし、ドンのキーボードのサポートも良い。 過去の楽曲と新作をバランス良く織り交ぜ、さらにDP時代の"Smoke On The Water"も採り上げたセットリストも魅力的。
ジョー時代は『FYNAL VYNAL』・『LIVE BETWEEN THE EYES』くらいしか聴いたことがなかったので、こんなにも良いライヴを新たに聴けて嬉しかったです。 RAINBOWが好きな人なら、是非とも聴いてほしいですね。
1979年にリリースされた4thアルバム。全8曲で36分の作品。 Ritchie/Graham/Cozy/Don/Rogerというように、ずいぶん豪華なメンバーが揃ってます。 ①"All Night Long"・⑤"Since You Been Gone"のような、やたら明るくポップな曲や、 ④"Makin' Love"・⑥"Love's No Friend"のような、ブルージーな曲もありますが、 全体的には、ストレートで分かりやすいHRを演っていると思います。 ②"Eyes Of The World"・⑦"Danger Zone"・⑧"Lost In Hollywood"はとってもカッコいい!
1982年にアメリカのテキサス州で行われたライヴを収録したビデオ。 ラインナップはリッチー・ジョー・ロジャー・デイヴ(・ローゼンタール)・ボブ(・ロンディネリ)。 セットリストは・・・ ①"Over The Rainbow"~"Spot Light Kid" ②"Miss Mistreated" ③"Can't Happen Here" ④"Tearin' Out My Heart" ⑤"All Night Long" ⑥"Stone Cold" ⑦"Power" ⑧"Blues" ⑨"Difficult To Cure" ⑩"Long Live Rock` Roll" ⑪"Smoke On The Water"
また、所々で"Lazy"・"Woman From Tokyo"・"Child In Time"・"Kill The King"・"Maybe Next Time"などの曲の、ほんのワンフレーズをちょこっとだけ聴かせてくれたりもしてます。 さぁ,リッチーですが,プレイ,アクション共にホント自由奔放です。昔よりも活き活きとしてて,とても楽しそう。 各パートに指示を出したり,まとめ役もキッチリ果たしてて,実にサマになってます。ギタークラッシュもなかなか。 ヒジ・ケツ・ロジャー・アンプ・コード・フリスビー(?)など色々使って弾いたりもしてて面白いです。 ジョーもいい感じに声出てますし,ローゼンタールもリッチーとの掛け合いをしたり,大きな役割を果たしてます。 ロンディネリも力強く安定したドラミングで心強い。 そしてドラムソロではスティック飛ばしを連発し,素手で叩く。そして観客を煽りまくったり,やたら目立ちたがり。 視覚的には面白いが、聴覚的にはそれなり(笑)。スティックは15本も飛んで行きました(ちゃんと数えました)。 ライヴ終了後も4本は投げ入れてるし、少なくとも19本は持参してるようです(笑)。
女性コーラスが2人いたりと、昔のように硬派な感じはあまりしなく、明るく楽しそうなライヴです。 後期RAINBOWのライヴの魅力がよく分かる、ナイスなビデオです。 今は『THE FINAL CUT』とカップリングされたDVDも出てます。
『ON STAGE』と曲目はかぶりまくりなんですけど(まあ同じ時期だし当り前か)、 "Stargazer"と"Do You Close Your Eyes"を収録しているのが魅力です。 それに、アレンジが多少違ってたりもするし、違う魅力を発見できますよ。 それにしても、ライヴでのリッチーのギターってほんとに魅力的ですよね。ずっと聴いていたいくらいです。
①"Kill The King" ②"Mistreated" ③"Sixteenth Century Greensleeves" ④"Catch The Rainbow" ⑤"Long Live Rock 'N' Roll" ⑥"Man On The Silver Mountain" ⑦"Still I'M Sad" ⑧"Do You Close Your Eyes"
内容的には『ON STAGE』や『LIVE IN GERMANY』とほぼ一緒ですが.映像付で見られるというのは嬉しい。 しかも、フルコンサートをノーカットですからなお良いです。 カメラワークも良好ですね。でも個人的にはもうちょっとコージーを映してほしかったかな。 だってコージーはものすごく華があるんだもん!
いつの時代のRAINBOWも好きだけど、やっぱこの3人がいる時が一番好きだな~。 うん、見てて熱くなりますわぁ! 特に、"Catch The Rainbow"や "Man On The Silver Mountain"("Lazy"・"Blues"・"Star Struck"含む)、 "Still I'M Sad"(キーボードソロ・ドラムソロ含む)は圧巻です! RAINBOWファンなら必見!
1978年にリリースされた3rdアルバム。全8曲で39分の作品。 やはり自分は前作が最高傑作だと思っていますが、これも非常に良いアルバムだと思います。 ④"Gates Of Babylon"・⑤"Kill The King"はRAINBOWの代表曲でしょうし、 隠れた名曲②"Lady Of The Lake"や、美しいバラード⑧"Rainbow Eyes"も素晴らしい。
でもこのアルバムの曲は、ライヴでこそ輝きますね。 ①"Man On The Silver Mountain",④"Catch The Rainbow", ⑧"Sixteenth Century Greensleeves",⑨"Still I'm Sad"などは、 スタジオ版はもっさりとしていますが、ライヴ版はエネルギッシュで感動的です。 とはいえ、楽曲自体が素晴らしいからこそですものね。 そんなわけで、当然、この1stアルバムも必聴です。多少古臭いですが、味わい深いですよ。
1982年にリリースされた6thアルバム。全9曲で41分の作品。 巷の評判は良くないようですが、決して駄作なんかじゃありません。RAINBOWにハズレなし、ですよ。 パッとしない曲も無いわけではありませんが、リッチーのギターは前作よりも冴えているし、 ジョーのヴォーカルも甘ったるさが抜けて、カッコ良くなっていると思います。 ①"Death Alley Driver"のギター(&キーボード)ソロは最高ですし、 ②"Stone Cold"・⑤"Tearin' Out My Heart"・⑥"Power"・⑨"Eyes Of Fire"など、良曲だらけ。