この曲は、トニー・マーティンは曲作りに関与しておらず、 前任ヴォーカリストのチャールズ・ボウヤーがクレジットされていて、コーラスでも参加しています。 その為か、普段のトニーらしくない歌メロが聴けて、サビの「There's only heartache in the」の、 「heartache」で一気にハイトーンへと昇るところが非常に印象的ですね。
一発目。いきなり、テープを逆回しにしたような不思議な声からスムーズに、 「Alright! Now it's up to you!There's a rocking storm coming over you!」と繋がるイントロが面白い。 やたらテンションの高いHR。スティーヴも終始かなり叫び気味に歌っていて、それがメチャクチャいいです!
ニックのロウトーンがとても渋カッコいいですね。 ヘヴィなリフパートと対照的に静かなヴォーカルパートでは、ニックのヴォーカルの渋さが映えていて、 特に終盤の「Way down, I'm losing my faith. Double the faces, judas the kiss.」の所が大好きです。
1992年発表、GOTTHARDのデヴュー作。オーセンティックなハード・ロックンロールで、凄くカッコいい! 初期GUNS N' ROSESミーツWHITESNAKEって感じかな?ちょっと違うかもしれないけど。 ノリノリなんだけどそんなにカラッとしてるわけでもなく、渋みもあり、こういうのは非常に好みです。 中期以降とは違い、パワフルなHRでどんどん押していく構成だけど、 ⑧"Angel"・⑪"All I Care For"のようなバラードの出来だって最高です。
THE MARBLES時代のヒット曲の再録ヴァージョン。 ALCATRAZZでもリレコしてましたし、先日のVOICES OF RAINBOWで来日した際も披露されましたね。 グラハムもこの曲には思い入れがあるんでしょうね。 HR/HM耳からすれば、まったりし過ぎなのですが、何度か聴くと段々と好きになりました。
RAINBOWを脱退後、1981年に発表した、3枚目となるソロアルバム。全11曲で39分の作品。 ソロアルバムということで、やはりグラハムの趣味全開のアルバムになるのは当然か。 お得意のオールディーズ風のポップソングが目立ちますが、こういうのは自分はどうも苦手ですな。 ただ、それなりにハードな曲もありますし、次作『HERE COMES THE NIGHT』よりは、 よっぽどHR/HMリスナーの耳にも聴きやすいのではないかなと思います。 なんといっても、コージー節が満開のドラミングを楽しめるのが良いですね。
81年に行なわれたライヴを収録した、グレッグ・レイクのライヴアルバム。 グレッグがリズムギターとヴォーカルを務め、ゲイリー・ムーアをリードギタリストに、 さらに、トミー・アイアー(Key)やテッド・マッケンナ(dr)も含んだ、豪華なメンバーでのライヴです。 同年に発表されたソロアルバムからの曲がメインですが、それらの曲はどうももうひとつなので、 それより,ELPの"Fanfare For The Common Man"や"Lucky Man",ゲイリーの"Parisienne Walkways", KING CRIMSONの"21st Century Schizoid Man"・"In The Court Of The Crimson King"が聴き所。 グレッグのソロアルバムながらも、完全にゲイリーのギタープレイが主役ですね。 時にキーボードとユニゾンしながらも、ゲイリー節満開で弾きまくっています。