「Kill the Christian!!! Kill the Christian!!! Kill the Christian!!! Kill the Christian!!! Kill the Christian!!! Kill the Christian!!! Kill the Christian!!!」 ・・・、ヤバい、俺が洗脳されそう!(笑)
ショッキングなジャケもまたインパクトがあって、アルバムの格を高めていると思います。 前述の89年発表のライヴアルバム『LIVE WITHOUT SENSE』にも収録された、 ②"Release From Agony"・③"Dissatisfied Existence"・⑤"Unconscious Ruins"は特に素晴らしく、 それに比べると後半が少々弱いので、尻つぼみ感もあるかもしれませんが、大好きなアルバムです。
"Don't Talk To Strangers"は大好きです。“Stand Up And Shout"・“Holy Diver"もいいね~。 でも他はあまりピンとこないかな。う~ん、残念ながらもうひとつ感じるものがなくて。 といっても、一般的に名盤といわれている作品ですし、ぜひ聴いてみてほしいです。 人によって、合う、合わないがありますもんね。
この中では自分としては、①"The Raven Ride"・②"Breath"・④"Satanic Curses"・⑤"Al-Sirat-The Bridge To Paradise"・⑥"What Would I Do?"あたりが特に好きです。 中でも、哀愁たぁっぷりに歌い込むマーティン節炸裂な曲"Satanic Curses"、 寂しげな雰囲気が沁みる秀逸なバラード"What Would I Do?"。この2曲が特にいいと思います。 ただ、後半のほうの曲がちょっと弱いのが欠点ですかね。
若手バンドにはあまり興味がなかった自分なのですが、このアルバムを聴いて、 こういうバンドがいるのなら、もっと探究してみてもいいかな、と思えました。 NWOTHM(New Wave Of Traditional Heavy Metal)というのですか、 この正統派HM復興の流れは嬉しいですし、こういうのこそが普遍的なHMでしょう。
91年発表の5th。これを最後にEUROPEは長い間、活動停止状態に入ります。 前作同様にハードポップ路線の作品ですが、音質が格段に向上し、 力強いリズム隊の音が支えていて、骨太な印象がありますね。 ①"All Or Nothing"・②"Halfway To Heaven"・③"I'll Cry For You"・④"Little Bit Of Lovin'と、 頭から明るくさわやかな良い曲を連発し、⑦"Prisoners In Paradise"や⑨"Homeland"などの バラードも素晴らしいし、締めの⑫"Girl From Lebanon"も良いですね。 何曲か中途半端な曲もあるものの、このように印象的な曲も多いので、前作よりも聴くことが多いです。 ただ、やはり中弛み感もあるので、曲数を絞ったらもっと良かったかなと思います。