92年解散後、97年に再結成しリリースした5th。 やっぱり前作『EYE TO EYE』の続きを期待して聴いてしまったので最初はかなり肩透かしを喰らった感じが強かったけど、本作でもメロディアスHR路線は貫いているし、 前作のM.ノーマンのプロデュースによる洗練された音ではなく、本来の彼等のへヴィで湿り気のある音に戻った、と解釈すればそんなに違和感は無いのでは? 日本盤ボーナストラックの"PRISONERS OF WAR" "SAURON"は初代ヴォーカリストが歌っているデビューシングルヴァージョンです。(オリジナルは入手困難)
これを聴くまでは“In My Dreams"ぐらいしか知らなくて、「あぁ、あの甘ったるいVoのバンドねぇ・・・」程度にしか認識してなかった。 1曲目のイントロでヤラレちゃいました。こんな音聴いたことが無い!さぶイボ立っちゃいました。テツさんのように、これでギターにはまっちゃった人、私の周りにもいましたよ。勿論その後悪戦苦闘の日々が続くわけですが・・・。リリースから10年以上経った今でもその魔力は衰えるどころか、増しているような気さえします。聴くべし!!!
私が生まれて初めて買ったCD(それまではアナログ盤)。 いわゆる「RATTの名作」と言えば「OUT OF THE CELLER」が1番人気なんだろうけど、 HMシーンの先輩格として、BONJOVIになんぞ負けてたまるか!みたいな気合充分の本作をお勧めしたい。 とにかく一気に聴ける隙の無さが良い! 非常に扱いの難しいS.パーシーの声も気にならない・・・どころか最高にCOOLにきまっている。全編に漂う男の色気・毒気も最高。 このCDを友達に貸したところ、1年以上経って、ボロボロになってご帰還なされました。 よっぽどお気に召したのでしょう(・・・っつうか、とっとと買えよ!!!)
88年発表の彼らの4th。マックス・ノーマンのプロデュース。 国内盤は廃盤、輸入盤でもお目にかかった事無いです。 私は、レンタルCDショップの閉店処分セールで奇跡的に発見。 前作までのマイナー臭は大分薄れ、曲・アレンジ・音質全てが格段にレベルUP。北欧らしい哀メロや美しいコーラスもありつつ、程よくアメリカナイズされてます(マックスの仕事)。 ハードな曲におけるツインGのリフワークも見事だし、感動的な“Love Is All You Need"、ほのぼのとした“Still In Love"という名バラードが入ってます。 TREAT、GLORY等に触手が伸びる方、是非聴いてみては?(再発して!)
'90年発表の4thアルバム。日本でも結構話題になりましたね。初来日公演もありましたし。 従来の思わず口ずさんでしまう印象的なメロディー作りはそのままに、ギターサウンドを前面に出した骨太なサウンドになってます。 キーボード兼任の呪縛から解き放たれたかのようなA.ヴィクストロームのギターが実に爽快(特に⑥⑩)。 1stからのリメイク⑧(Get You On The Run)も素晴らしいアレンジで原曲よりも数倍メロディが際立ってます。 確かにこの骨太サウンドになると、R.アーンルンドのVoではややパワー不足を感じなくも無いけど、彼独特の“北欧ヴォイス"(良くも悪くも儚い感じ?)はTREATのトレードマークだったと思いますし、私は大好きでした。 たからこそ次作でのVo交代と音楽性の変化は大いに疑問符でした。
「CRASH」や「BOUNCE」も秀作なんだけど、やっぱりこのアルバムを聴いちゃうと…ねぇ。 “Livin'on a prayer"のビデオのカッコよさといったら、史上最強っす! BEST HIT USA、MTV、MUSIC TOMATOをドキドキしながら観ていたあの頃。いい時代でした。 デフレパの「HYSTERIA」と双璧を成す、80年代の超怪物アルバム!!!