ちょっと前に2nd『Powergames』と3rd『Mind Over Muscle』はCDで再発(輸入盤)されたはずなのですが、彼等のオフィシャルHPでは「今のところCDでは公式にリリースされていない・・・」となっています。 ということは、上記の2枚はブートでなのしょうか?それとも、本人たちが知らないだけ???
88年発表の彼らの4th。マックス・ノーマンのプロデュース。 国内盤は廃盤、輸入盤でもお目にかかった事無いです。 私は、レンタルCDショップの閉店処分セールで奇跡的に発見。 前作までのマイナー臭は大分薄れ、曲・アレンジ・音質全てが格段にレベルUP。北欧らしい哀メロや美しいコーラスもありつつ、程よくアメリカナイズされてます(マックスの仕事)。 ハードな曲におけるツインGのリフワークも見事だし、感動的な“Love Is All You Need"、ほのぼのとした“Still In Love"という名バラードが入ってます。 TREAT、GLORY等に触手が伸びる方、是非聴いてみては?(再発して!)
92年解散後、97年に再結成しリリースした5th。 やっぱり前作『EYE TO EYE』の続きを期待して聴いてしまったので最初はかなり肩透かしを喰らった感じが強かったけど、本作でもメロディアスHR路線は貫いているし、 前作のM.ノーマンのプロデュースによる洗練された音ではなく、本来の彼等のへヴィで湿り気のある音に戻った、と解釈すればそんなに違和感は無いのでは? 日本盤ボーナストラックの"PRISONERS OF WAR" "SAURON"は初代ヴォーカリストが歌っているデビューシングルヴァージョンです。(オリジナルは入手困難)
2005年発表のLIVEアルバム。 1. Intro 2. Firefall 3. I'm On Fire 4. Don't Come My Way 5. Sauron (incl. Jamtlands'song) 6. On Top Of The World 7. Powergames 8. The End Of The World 9. Woman In White 10. Prisoner Of War 11. Child Of The Night 12. Heavy Christmas 13. Mind Over Muscle(Soundcheck recording) 2002年~2004年にかけて地元で収録した音源らしいです。 オリジナルメンバーで活動中なので、必然的に初期の楽曲が多いです。 そんな中で、EYE TO EYEから3. I'm On Fireを演っているのが面白いです。 演奏は安定しており流石ベテラン、といった感じ。
初期のスラッシュメタル的なアグレッションは薄れたものの、メロディアスなHMとして十分に楽しめる1枚。 ただVoに関してはもうちょっと「歌い込める」タイプの方がいいかなぁ。“SOUNDS GOOD TO ME"のような軽めの歌だといい感じなんだけど、ハードな曲では煮え切らないと言うか、パワー不足の感が・・・ ジェフさんのGは流石の一言に尽きます。
近いうちにまた『幻』になるでしょうから、未聴の方は今のうちに押さえておきましょう。 確かに北欧勢によくみられるD.PURPLE直系のHRで、SILVER MOUNTAINみたいに突出したところ(すさまじいGとKeyの演奏とか)は余り無いかも。 しかし“HOWL IN THE SKY"“SUMMERLOVE"は北欧メタル史を語る上で外せませんね。 磨けばもの凄く輝きそうな原石って感じがまた堪りません。(結局、磨かれる事無く消滅してしまいましたが・・・)
空白の数年、彼らが地道に活動を続けていたのが分かる充実の内容です。 一曲目“See You In Black"のへヴィなイントロが流れた瞬間、ゾクっとしましたね。ブルームの歌う「喪服姿のお前が見たい」って歌詞も最高。続く“Harvest Moon"は一転メロディアスで、バックダーマのあの甘くノッペリしたボーカルが見事に嵌る。以降もブルームとバックダーマの2人のボーカルを生かした佳曲群が見事なコントラストを描く。 「MIRRORS」からの隠れた名曲“In Thee"で締めるところも心憎い。
もしBONJOVIが「SLIPPERY WHEN WET」をこの世に送り出していなかったら、今の音楽界はどうなっていただろうか? 現在こうしてHR/HMの情報が比較的安定して入手できるのは、全てとは言わないが BONJOVIが80年代に大ブレイクした恩恵をかなり受けていると思わざるを得ない。 B!誌が毎月読める、「POWER ROCK TODAY」が毎週聴ける日常が存在したであろうか? そんな大げさな、と若いHMマニア達は思うかもしれないが、それほどBONJOVIを頂点としたHR/HM隆盛は音楽界全体を呑み込まんとする勢いだった。MVTでのプロモーションヴィデオ(PV)放送が作品の売れ行きを大きく左右していた80年中期、「YOU GIVE LOVE A BAD NAME」「LIVIN'ON A PRAYER」の楽曲の良さも然ることながら、それまでのHRのマイナー臭を一蹴する華のある、自分も参加したい!と思わせるアトラクティブなPVは一気にファンの裾野を広げ、他のミュージシャンへ大きなチャンスをも与えることになった。 同時期にWHITESNAKE、EUROPE、STRYPER、WHITELION等がブレイク、はたまたAEROSMITHが大復活を果たしたり、アメリカ外でも「北欧のBONJOVI」「独のBONJOVI」といった宣伝文句で登場するバンドも現れた。 勿論、こうした彼等ののブレイクの下地には、先人達の開拓があり、それを支えてきた先輩HMマニア諸氏がおられた事は言うまでも無い。 しかしBONJOVIは間違いなく、時代を味方につけ、新たな時代を創った男達なのである。
「CRASH」や「BOUNCE」も秀作なんだけど、やっぱりこのアルバムを聴いちゃうと…ねぇ。 “Livin'on a prayer"のビデオのカッコよさといったら、史上最強っす! BEST HIT USA、MTV、MUSIC TOMATOをドキドキしながら観ていたあの頃。いい時代でした。 デフレパの「HYSTERIA」と双璧を成す、80年代の超怪物アルバム!!!
91年発表のライブ盤。邦題『狂熱のライブ・イン・ヨーロッパ』 2ndアルバム『SIGN IN THE SKY』ツアー時に収録されたものだが、この時点で既に次作『GO ALL THE WAY』でも歌っている新Vo(名前忘れた)に交代している。 地元スイスでのLIVEということもあり、観客の反応は上々。 音質的にはギターの音が引っ込んでしまったり、テープのノイズが入っていたりと褒められたものでは無いけど、臨場感はある(音質のよいブートレックみたい?)。 7曲(輸入盤は6曲)しか入っておらず、ミニアルバムと言っても良いくらいの内容。それで\2500は高いなぁ・・・と当時は思った。 発表のタイミングも何かヘンだったし、すぐ廃盤になったし、中古市場でも余り見かけない。今となっては結構レアかも。