私が生まれて初めて買ったCD(それまではアナログ盤)。 いわゆる「RATTの名作」と言えば「OUT OF THE CELLER」が1番人気なんだろうけど、 HMシーンの先輩格として、BONJOVIになんぞ負けてたまるか!みたいな気合充分の本作をお勧めしたい。 とにかく一気に聴ける隙の無さが良い! 非常に扱いの難しいS.パーシーの声も気にならない・・・どころか最高にCOOLにきまっている。全編に漂う男の色気・毒気も最高。 このCDを友達に貸したところ、1年以上経って、ボロボロになってご帰還なされました。 よっぽどお気に召したのでしょう(・・・っつうか、とっとと買えよ!!!)
'88年発表。若手HR/HMバンド隆盛の時代だったんで、ベテランには辛い時期だったかも。「BONJOVIを意識した作風」等と言う口の悪い人もいた。④“Media Overkill"でトーキングモジュレータ(リッチーサンボラがLivin' On A Prayerでやってるやつ)を使ったから?ちゃんとアルバム全体聴いたのかな~。前作「LOVE AT FIRST STING」のほうが明るいしポップだし、コアなファンの非難の的になりそうだが、結果的にアメリカで売れちゃったから余り攻撃されずに済んでいるような気がする。 私的には「超」の付くお勧め盤です(ウリ時代に固執してる人は除く)。 「LOVE AT ~」のポップ性+「BLACKOUT」のHM性+初期の湿り気・暗さも少々といった感じで、かなりオイシイと思うんだけど。楽曲も粒よりだし。
私もパープルの「MADE IN JAPAN」、プリーストの「・・・IN THE EAST」と並んで超オススメのLIVE盤です。 スコピに限らず、この頃のスタジオ作品は、録音技術が未熟だったせいもあり、音がショボかったり、上手く録ろうとして妙に演奏がこざっぱりしている場合が多いんだけど、 ライブとなると俄然迫力が増して、スタジオ作品より数倍カッコよくなります。(最近のアーティストは逆の場合が多いような気がします・・・) 薔薇に刀が突き刺さって、そこから蜜?が溢れているというジャケット・・・ご想像の通りですが(^ ^; とても美しいアートだと思います。スコピはジャケット見るだけでも面白いですね。
HR/HM系のサイトでこのページをご覧になる方がどれだけいるのでしょう?・・・ま、いいか。 良い物は良い!ポップで胸キュンメロディ満載、捨て曲っぽいのもあるけど多曲がそれをカバーして余りあるってなもんです! “We Built This City"“Sala"“Tommorow Doesn't~"“Desperate Heart"“Before I Go"等名曲・佳曲多し!
LAメタル四天王の一角にも挙げられたSTRYPER。 (モトリークルー、ラット、あともう1つは忘れちゃった) バットボーイズ的なイメージを前面に出すバンドが多い中、STRYPERの天使の如き清廉潔白なイメージはとても新鮮でした。 黄色と黒の縞々模様のコスチューム(工事現場か?という意見もあった)に身を包み、美しいコーラスやツインGを活かした楽曲で多くのリスナーを虜にしました。 それと、リードVo兼Gのマイケルの美しい超高音ヴォイスも一聴の価値アリです。 (デビュー当初、私は彼のことを女性だと思っていました。それぐらい容姿・声ともに美しかった!) 未聴の方にまずお勧めなのは、大躍進を遂げた3rd「TO HELL WITH THE DEVIL」です。コーラスとツインGのハーモニーが美しいヒット曲“Calling on you",これまたコーラスの使い方が絶妙な“Free"、心温まるバラード“Honestly"、殆どアカペラ状態で歌い上げる“All of me"、彼等のアグレッシブサイドにおける名曲“More than a man"等聴き所満載です。 4th「IN GOD WE TRUST」も超お勧めですが、「音が整理され過ぎていてHMとしての魅力に欠ける」なんていう意見もあったりします。その辺が気にならなければ3rdと同様の(それ以上の)STRYPER節が堪能できること請け合いです! 近々新曲(!)2曲を含むベスト盤が出るらしいので、これを機会に彼等の音楽に触れてみるってのも良いんじゃないでしょうか。
'90年発表の4thアルバム。日本でも結構話題になりましたね。初来日公演もありましたし。 従来の思わず口ずさんでしまう印象的なメロディー作りはそのままに、ギターサウンドを前面に出した骨太なサウンドになってます。 キーボード兼任の呪縛から解き放たれたかのようなA.ヴィクストロームのギターが実に爽快(特に⑥⑩)。 1stからのリメイク⑧(Get You On The Run)も素晴らしいアレンジで原曲よりも数倍メロディが際立ってます。 確かにこの骨太サウンドになると、R.アーンルンドのVoではややパワー不足を感じなくも無いけど、彼独特の“北欧ヴォイス"(良くも悪くも儚い感じ?)はTREATのトレードマークだったと思いますし、私は大好きでした。 たからこそ次作でのVo交代と音楽性の変化は大いに疑問符でした。
1. Rev it up 2. I burn for you 3. World of promises 4. Conspiracy 5. Ride me high 6. Mr heartache 7.We are one 8.Sole survivor 9. Go! 10.Ready for the taking 11.Changes 12.Get you on the run 13.Strike without a warning 14.Too wild 15.Outlaw 16.You're the one I want 17.Learn to fly 18.Still in heaven 19.Party all over 新曲(2.9.)と未発表曲(18.)を含むベスト盤。 こうして改めて聴いてみると、彼等がいかに作曲能力に長けていたかを再認識させられます。 どの曲にも心惹かれるメロディーがあって、私なんかは車のCDプレイヤーに入れっ放しで、歌いっ放しです(^^; 新曲にしても、時代に合わせてややヘヴィな音作りにはなっているけど、キャッチーなメロディは健在で、今後の活動にも期待できそう。
見た目はオカマちゃんだが、サウンドは実に漢(おとこ)らしかった。 確かに単純なロックだけど、このシンプルさが気持ちええのよね、最近。 歳取ったせいかな~? “WE'RE NOT GONNA TAKE IT"はまさにメタル・キッズ永遠のアンセム。 あのルックスからはとても想像のつかない(?)美しいバラード“THE PRICE"もGOOD!
そうそう、“曲差し替え"“曲順入れ替え"はB!誌上でもちょっとした話題になってましたね。 結果的には“Can't Get Enuff"はアメリカでヒットしたし、“Miles Away"は大ヒット。 どちらも個人的には大好きとは言えないけど、シンプルで覚えやすく、HMリスナー以外にもウケそうな出来。その点では彼らの(もしくはレコード会社の)勝利か? 1stの加工されたサウンドと比べ、割と生音に近い音作りだが、打ち込みらしきドラム(Can't Get~)、管楽器の音(Easy Come~)、ラップ調の歌(Baptized~)等、多彩なアイデアが練り込まれている。 でもやっぱり“Rainbow In The Rose"“You Are The Saint~"“In The Heart~"といった曲に彼等ならではの魅力を感じてしまうな~。